GHC歴代王者に川田も参戦する「グローバル・リーグ戦’10」
NOAH最強レスラーが、5・2武道館で決定する!
(構成・文:新井 宏)


 旗揚げから10年を迎える今年、NOAH最強のレスラーが決定する。「グローバル・リーグ戦’10」には、現王者を含め、歴代のチャンピオン、そしてチャンピオンクラスの実力者がズラリと顔を揃えた。

★『グローバル・リーグ戦 ’10』の各試合及び優勝決定戦である、5/2(日)日本武道館大会の詳細とチケット申込はコチラ!

杉浦貴(現GHCヘビー級王者)、力皇猛(元GHCヘビー級&現GHCタッグ王者)、佐野巧真(グローバル・タッグリーグ戦優勝)、秋山準(元GHCヘビー級&元GHCタッグ王者)、バイソン・スミス(元GHCタッグ王者)、佐々木健介(元GHCヘビー級&元GHCタッグ王者)がAブロックで、丸藤正道(元GHCヘビー級&元GHCタッグ&元GHCジュニア&元GHCジュニアタッグ)、森嶋猛(元GHCヘビー級&元GHCタッグ)、モハメドヨネ(現GHCタッグ)、斎藤彰俊(元GHCタッグ)、高山善廣(元GHCヘビー級&元GHCタッグ)、川田利明がBブロックにエントリーされた。いまのところGHCタイトルにこそ縁のない川田だが、三冠ヘビー級王座をはじめ数々のタイトルを獲得してきただけに、エントリーには異論のないところ。むしろ、実績十分な川田の参戦から、よりいっそう“グローバル”な意味合いをもつリーグ戦となることは間違いない。

意外にも、NOAHにおいてヘビー級によるこのような総当りリーグ戦がおこなわれるのは、まだ2度目である。まさに、満を持してのシングル最強決定戦と言えるだろう。3・28パシフィコ横浜から5・2日本武道館にかけておこなわれる公式戦は、すべてがタイトルマッチ級の豪華カード目白押しだ。

それぞれのブロックによる最高得点者が5・2武道館のメインイベントで決勝戦をおこなう。当日には公式戦の最終試合も組まれているため、レスラーにとっては連戦を強いられ、より厳しい闘いとなってしまうが、直前まで誰が勝ちあがってくるのかわからないのも楽しみのひとつ。武道館では杉浦vs秋山、力皇vs健介(以上Aブロック)、森嶋vs高山、彰俊vs川田(以上Bブロック)の4試合が組まれている。最後の1点をめぐる攻防がギリギリまで展開されそうだ。

まさに、誰が上がってきてもおかしくはない今回のリーグ戦。ここではまず、初のシリーズ参戦となる川田利明に注目してみよう。三沢光晴さん追悼大会から井上雅央、森嶋とのシングル対決を経て、いよいよNOAHの本陣に食い込もうとしている川田。全戦出場ではないとしても、これまでのようなスポット参戦ではなく、リーグ戦への出場である。初の公式戦は4・10後楽園におけるモハメドヨネとの一騎打ちだった。ここで川田は30分時間切れのドロー。試合後、川田は以下のようなコメントを残している。

「時間が少なくなってきてることに気づかなかった。こういうリーグ戦が久しぶりなのもあって、時間の読み方ができなかった。自分の思ってたのと5分くらいズレがあったね。もう少し早く仕掛けるべきだったのかなと。自分の知らない間にまわりが成長してる。全日本時代からスタイルが変わっている選手もいるし、その辺をちょっと考えないと。いろんな団体に上がってきたけど、NOAHに関しては場数が少ないので、場数をこなさないと無理かなっていうのがあるかもしれない」

 勝ちを拾えなかったことも手伝ったか、若干弱気にも受け取れるコメントだった。が、今後のリーグ戦を見据えて注意すべき点がハッキリと見えた試合であったのも事実。川田ほどの実力者だけに、対戦相手全員がマークしてかかってくる。それだけに、全試合気の抜けない闘いがつづく。果たして川田は、5・2武道館で決勝のリングに上がっているのか。もし決勝に進出した場合、誰が相手でも新鮮な組み合わせになるのは確実。GHCヘビー級王者の杉浦なら、事実上のタイトルマッチといっても過言ではないだろう。

 Aブロックに入った杉浦は、左腕骨折を克服してのリーグ戦突入だった。そこに不安がないわけではないが、杉浦はリーグ戦開催が発表されるやいの一番で参戦に名乗りをあげた。次期挑戦者決定戦として優勝者を待つのではなく、王者としてのエントリー。杉浦もまた、全選手からターゲットにされてくる。チャンピオンだからこそ、負けたらなにをいわれるかわかったものではない。それでも、杉浦はトップの責任からあえて過酷な闘いに打って出た。考えてみれば、杉浦はプレッシャーのかかる対他団体をきっかけに頭角を現しチャンピオンの座に就いた。潮ア豪からGHCヘビー級のタイトルを奪取して以来、後藤洋央紀、真壁刀義といった新日本相手に防衛を重ねてきた。常にベルト流出の危機を背にしてきたのだが、彼の場合、重圧をむしろ楽しんでいる感さえある。この姿勢が杉浦への期待感を膨らませ、信頼を勝ちとっているのだろう。それをそのまま持ち込んだのが、今回のリーグ戦といえそうだ。

 期待感といえば、秋山準待望論なるものもリーグ戦の注目点だ。「グローバル・タッグリーグ」では“佐野最強説”がそのまま制覇につながった。ファンの期待が結果になって現れたのだが、こんどは秋山に大きな期待がかけられている。まだまだ老け込む歳ではないという声も、佐野のときと同様のイメージがある。丸藤相手に1・24後楽園で見せた“復活劇”が、そのきっかけ。秋山の闘いぶりからも、目が離せない。
 さて、GHC関連の歴代王者が集結したリーグ戦において、もっとも多くのカテゴリーでベルトを巻いているのが、丸藤正道である。そのうえ、現在は新日本のIWGPジュニアヘビー級王座を保持している。その丸藤は初戦4・10後楽園で公式戦ではないものの、負傷明けの潮ア豪とシングルで対戦した。丸藤はこの試合でも天才ぶりを遺憾なく発揮。相手の右腕を徹底的に攻撃し、しかもそのバリエーションの豊富さでタップリとプロレスを堪能させてくれた。闘う相手には予想のできない入り方でダメージを奪い、観客には芸術的ともいえるムーブでビジュアル的により大きな印象を与えていく。勝負と作品の両面でプロレスを展開していく丸藤。体格的にはジュニアでも、優勝候補筆頭のひとり、といっていいだろう。

 丸藤とのシングルで復帰した潮アはリーグ戦への参加は回避したものの、復活への手ごたえは感じられた内容だった。徹底的に右腕を攻められ敗れたのだが、そこにこだわり、試合後のコメントからは心が折れていない様子も伺えた。欠場者の多い現在だけに、潮アカムバックはうれしいニュース。5・2武道館ではどんなカードでリングに上がるのか。GHCヘビー級王座奪還に向けてのスタートになるかもしれない。
「いつも以上の力を感じますよね。オレの心も大興奮だよ!」

 これは、4・10後楽園のメインで秋山を破り公式戦を白星発進させた佐々木健介のコメントだ。この発言が、今回のリーグ戦を象徴しているのではなかろうか。全戦がタイトルマッチ級の組み合わせとあって、“いつも以上の力”を出さなければ過酷な連戦は乗り越えられない。同時に、それを制してこそ、NOAH最強を名乗るにふさわしいともいえる。大興奮間違いなしの5・2武道館で、頂点に立つのは誰だ!?     


プロレスリング・ノア『The First Navigation’07』最終戦
1・21(日)日本武道館大会

【本日(1/5)発表!】

<特別試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負>

★力皇 猛、丸藤正道、KENTA vs 高山善廣、鈴木みのる、SUWA

【既存発表済みカード】

<GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

★[第11代選手権者]三沢光晴 vs [挑戦者]森嶋 猛

■大会詳細とチケットのお申し込みはコチラ!

 

※大会詳細とチケットのお申し込みはコチラ!

<GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
★丸藤正道[第10代選手権者]vs三沢光晴[挑戦者]


<GHCジュニアヘビー級タッグ選手権合 60分1本勝負>
★杉浦貴&金丸義信[第4代選手権者] vs NOSAWA論外&MAZADA[挑戦者]


<特別試合 6人タッグマッチ60分1本勝負>
★力皇猛 &モハメド・ヨネ&KENTA vs 高山善廣&鈴木みのる&佐野巧真