リアルジャパンプロレスが3月20日(金)東京・後楽園ホール(午後6時30分開始)にて「BURNING TIGER」を開催、全6試合がおこなわれる。対戦カードは以下。

■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■開催日:3/20(金)
■会場:後楽園ホール (東京都)


(新井 宏)

▼メインイベント シングルマッチ60分1本勝負
初代タイガーマスク(リアルジャパン)vs曙(全日本プロレス=初参戦)

▼セミファイナル 6人タッグマッチ60分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)&スーパー・タイガー(リアルジャパン/第7代レジェンドチャンピオンシップ王者)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢/初参戦)組vs鈴木みのる(パンクラスMISSION)&折原昌夫(メビウス)&タカ・クノウ(チーム太田章)

▼第4試合 タッグマッチ30分1本勝負)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&アレクサンダー大塚(AODC)組vs佐藤光留(パンクラスMISSION)&エディ・フレンチ(フランス/初参戦)

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
大仁田厚(大仁田軍団)&保坂秀樹(大仁田軍団)組vsグレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
百田光雄(リキエンタープライズ)vs間下隼人(リアルジャパン)

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&力(ちから/フリー)vsグラン浜田(フリー)&若翔洋(Yamaishi Pictures)
※出場選手は怪我その他諸事情により変更となる場合があります。

▼メインイベント シングルマッチ60分1本勝負
初代タイガーマスク(リアルジャパン)vs曙(全日本プロレス=初参戦)



リアルジャパンにとって、今年は2005年の旗揚げから10年となるアニバーサリーイヤーである。その第1弾となる後楽園大会には、記念イヤー到来を飾るにふさわしい豪華カードがラインアップされている。なんといっても目を引くのが、初代タイガーマスクと曙の一騎打ちだ。ジュニアヘビーで一世を風靡しプロレス界の流れを変えたタイガーマスクと大相撲の元横綱がリングで、しかもいきなりシングルマッチで闘うことになるとは、いったい誰が予想できたか。

正真正銘の初対決だが、両者にはかつて師弟の絆があった。曙がK−1で闘っていた時代、初代タイガーに打撃の技術を教わっていたのである。レスラー転向で逆に接点はなくなったが、曙はプロレスで格闘技を超える実績を残した。2013年には全日本プロレスで三冠ヘビー級王者に君臨。今大会参戦後の全日本3・22博多では秋山準&大森隆男組の世界タッグ王座挑戦が控えている。4年ぶりの世界タッグ王者返り咲きを狙う曙にとっても、初代タイガーとの遭遇は勢いをつけたい試合だろう。いったいどんな闘いになるのか、両者の体格やスタイルからしても予想は非常に難しい。

初代タイガーは言う。「相撲の怖さは一瞬の馬力。貴闘力もすごいものがありますが、横綱(曙)はもっとすごくて、まともに食らったら普通の人ならたまったもんじゃない。数カ月前に試合を見たんですけども、落ち着いてきている。慣れてきているなと。これってものすごく怖いことなんですね。私のような体で横綱と闘うには、やはりスピードと空中殺法を復活させること。空中を飛んで思いっきりぶつかっていくのを復活させるしかないと思います」

初代タイガーはあえて、この試合で空中殺法を前面に出すつもりでいるのだろうか。「タイガーマスクと言えば空中殺法」のイメージがあるが、本人もよく指摘する通り、基本はあくまでもストロングスタイルである。そのなかで必要に応じて空中技を駆使していたのが80年代の初代タイガーだった。曙のパワーに対抗するにはスピード&空中殺法…だとすれば、近年では見たことのないような初代タイガーが披露されるのかもしれない。

対する曙にもボディースラムがある。あれを食らったらひとたまりもない。また、必殺のヨコヅナインパクト(パイルドライバー)も。果たして、歴史的一戦で待っている結末とは…。

曙の参戦により、引退を示唆した貴闘力の存在も引っかかる。昨年4月の代々木大会で衝撃のプロレスデビューをおこなった元関脇・貴闘力。しかし、わずか3戦でプロレスから身を引くことを宣言。とはいえ曙との対戦には興味を示しているようで、今後の動向が気にかかる。これに対し曙も、「チャンスがあれば」と前向きだ。

しかしながら、すべては初代タイガーとの“歴史的一戦”を終えてから。初代タイガーマスク、曙、貴闘力、そして大仁田厚も――。すべては一本の線で結ばれているのか。3・20後楽園での初代タイガーvs曙は絶対に見逃せない!

▼セミファイナル 6人タッグマッチ60分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)&スーパー・タイガー(リアルジャパン/第7代レジェンドチャンピオンシップ王者)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)組
vs
鈴木みのる(パンクラスMISSION)&折原昌夫(メビウス)&タカ・クノウ(チーム太田章)



メインに引けを取らない大注目カードが、セミファイナルの藤波辰爾&S・タイガー&小笠原和彦組vs鈴木みのる&折原昌夫&タカ・クノウ組である。というのも、リアルジャパンマットで初めて藤波と鈴木が激突するのだ。藤波と鈴木の対決といえば、いまから10年前の2005年8月、新日本プロレスのG1クライマックス。このときは藤波が腕十字を切り返しての丸め込みで3カウントをゲットした。あれから10年、旗揚げ10年のリアルジャパンで初対戦ということになる。両者ともリアルジャパンに何度も上がっているがこの時期に“このリングで初遭遇”というのも因縁深い。超刺激的コンタクトになるのは確実だ。

しかも鈴木はNOAH3・15有明コロシアム大会で丸藤正道を破りGHCヘビー級王座を奪取したばかり、鈴木軍で方舟撃沈を成功させている。この勢いのまま、リアルジャパンではいったいなにを起こすのか…。藤波がターゲットとなれば、盾になるべきは“レジェンド王者”スーパー・タイガーだろう。タイガーが藤波に向けられるであろう鈴木の視線をずらし“師弟対決”にもっていくことができるのか。恩返しの気持ちを捨てて打倒・鈴木をめざす。タイガーの出方ひとつで試合の方向性が決まるかもしれない。

また、かつて故・橋本真也さんと激闘を展開した小笠原和彦が初参戦。鈴木&折原&クノウ組という異色トリオとの対戦も興味深い。鈴木と折原がチームで出陣というのもワクワクさせられる組み合わせだ。“世界一性格の悪い男”と鈴木がされる一方で、折原も気持ちの強さでは双璧と言っていい。ラフファイトのイメージが強い折原だが、実はレスリングの実力者であることはプロレス通なら周知の事実である。ここに総合格闘家のクノウが入るのだから、ビジュアル的にもその強さは伝わってくる。クノウは2007年6月のIGF旗揚げでプロレス参戦。以降、IGFとリアルジャパンを股にかけプロレスのリングでも闘っており、チームワークが必要とされるこの試合形式でどんな働きを見せるのか。 いずれにしてもただでは済みそうにない、大荒れ必至の6人タッグマッチである。

▼第4試合 タッグマッチ30分1本勝負)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&アレクサンダー大塚(AODC)組
vs
佐藤光留(パンクラスMISSION)&エディ・フレンチ(フランス/初参戦)



U・ドラゴン&A・大塚組vs佐藤光留&E・フレンチ組のタッグマッチは、さまざまな国のサブミッションスタイルがミックスされた試合になりそうだ。カギを握るのは、これが初参戦のエディ・フレンチである。エディはフランス出身の31歳。ヨーロッパを転戦しメキシコにも渡った。現地でメキシコ流のサブミッションであるジャべを習得し、日本ではIGFにも参戦。実はリアルジャパンの合同練習にも積極的に参加しており、出場を熱望していた。それが今回、念願かない参戦が実現。ドイツで対戦したことがある佐藤光留がパートナーとなれば、サブミッションの競演がひとつの見どころとなる。対戦相手の大塚ともガッチリしたレスリングが期待できるだろう。さらには昨年のIGF北朝鮮興行で一騎打ちを行った相手であるU・ドラゴンとのジャべ対決も注目したい。

知名度は劣るエディがカギを握るというのは、そういうことなのだ。エディの参戦により、リアルジャパンのカード編成がより厚みを増すのではなかろうか。

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
大仁田厚(大仁田軍団)&保坂秀樹(大仁田軍団)組
vs
グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)



大仁田軍団がふたたびリアルジャパンマットに来襲する。3月6日に声明文として出された大仁田厚の強引な乗り込み宣言に対し、団体サイドは受け入れるべきか、また受け入れた場合どの選手を対抗させるか、協議を重ねた。結果的に大仁田の要求を呑む形で参戦が決定。対戦相手には、グレート・タイガー&ブラック・タイガーの初タッグが選出された。

かねてからブラック・タイガーがグレート・タイガーとのタッグを熱望していたのだが、大仁田軍団の参戦決定から白羽の矢が立てられた形である。大仁田にとって“黒虎タッグ”はおいしい獲物になるのか、それとも次なるターゲットに向けての通過点に過ぎないのか。有刺鉄線などの凶器が飛び出せば、それはグレート・タイガーにとってプロレスの洗礼となる。初代タイガーを破った実力者ながら、その適応能力はまったくの未知数。“邪道”vs“暗闇”の対決で、なにが生まれるのか注目したい。

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
百田光雄(リキエンタープライズ)vs間下隼人(リアルジャパン)



“6時半の男”百田光雄が“息子”力の試合直後に登場、リアルジャパンの若手、間下隼人とシングルマッチをおこなう。この試合は、キャリア45年の“力道山二世”にキャリア8年目の生え抜きが挑む図式になっている。間下の飛躍はリアルジャパンの未来に必要不可欠。前大会(12.5)ではグレート・タイガーにシングルで挑んだが惜しくも涙を飲んだ。そして百田は自然と“力道山三世”力と間下を比べることになるだろう。百田をどれだけ慌てさせることができるのか。間下の今後を占う意味でも重要な一戦となる。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&力(ちから/フリー)
vs
グラン浜田(フリー)&若翔洋(Yamaishi Pictures)



リアルジャパンマットのオープニングを飾るのは、S・ライダー&力組vsG・浜田&若翔洋組のタッグマッチ。この試合では“力道山三世”力に注目が集まるだろう。力はこれまでリアルジャパンのリングには4試合参戦。そのうち3試合は浜田絡み(対戦2回、タッグ1回)だった。言ってみれば、浜田はリング上の師匠的存在だ。今大会参戦後の3月30日(月)にはメビウスの新木場1st RING大会で“父”百田光雄とのシングルマッチが決まっている。この試合で親離れする力は、今後フリーとして活動することになっている。ある意味リアルジャパンでの試合は父子対決に向けての前哨戦。いまだ自力での勝利がない力だが、ここで勢いをつけることができるのか。また、若翔洋とのパワーにもどれだけぶつかっていけるのか。そのあたりも注目のポイントだ。

見どころの多さからしても、10周年を迎えるリアルジャパンの本気度がうかがえるマッチメーク、必見の大会であることは間違いない。初代タイガーと曙の激突、藤波と鈴木の刺激的遭遇。大仁田軍団の来襲、さらには力道山の遺伝子が父子で登場などなど。3・20後楽園で、あなたは歴史の目撃者になる!



■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■開催日:3/20(金)
■会場:後楽園ホール (東京都)



2015-03-17 17:35 この記事だけ表示

リアルジャパンプロレス 3/20(金)後楽園ホール大会の第3試合にタッグマッチで出場が決まった大仁田厚から声明文が到着!

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大仁田の声明文(原文ママ)

聞くところによると、なんでも今日、リアルジャパンがカード発表の会見を開いたそうだな。タイガーさんが横綱とシングルで対戦するって?何度も当たったオレだから言えるが、横綱の圧力は半端じゃないぞ。せいぜいペシャンコに潰されないように頑張ってくれや。くれぐれも健闘を祈る。……なんてな、こんな社交辞令のエールを送るために邪道・大仁田厚がわざわざ声明を発表するわけがないだろう!!

オイ!タイガーさんよぉ、オレとの決着はどうなったんじゃ!?昨年12月のリアルジャパン後楽園と正月のレジェンド後楽園で、たしかに邪道軍はスコアの上で連敗を喫した。だがなぁ、アンタとオレの間で白黒ついたわけじゃないだろ。そんなんで勝ったつもりか、タイガーさんよぉ!?

まぁ今回、横綱とシングルが決まって、必死にコンディションを整えているんだろうから、タイガーさんのことは見逃してやってもいい。そのかわり、リアルジャパンの事務方に告ぐ。かくなる上は、20日の後楽園でオレと貴闘力のカードを組め!さもなくば、実力行使でメインのリングを乗っ取るから覚悟しておけ。

オイ、貴闘力よぉ、オマエもプロレスはもう引退するなんて眠いこと言ってんじゃねぇぞ!後楽園でオレと闘え!!
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■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■開催日:3/20(金)
■会場:後楽園ホール (東京都)



2015-03-13 21:27 この記事だけ表示

■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■開催日:3/20(金)
■会場:後楽園ホール (東京都)



■初代タイガーマスク(冒頭あいさつ)

「お集まりいただきましてありがとうございます。2冊本を発売しました。『「リアル不動心」 メンタルトレーニング』(講談社)は、講談社で半年間に2500冊発売されるわけですが、その中のベスト8に選ばれた本です。3月8日のプリンシプルでこの本の紹介をさせていただきます。『初代タイガーマスク Ultimate Guide』(ダイアプレス)はリアルジャパンの今までの軌跡をまとめました。

内容としては今までの本の中で一番凄いんじゃないかと思えるぐらいで、ビックリしてます。6月には大発表もありますので、タイガーマスクはいつまで経ってもやめられないなと。反対に凄い練習に力が入ってくるなと。そういかざるをえない状況になってしまいました。今回の横綱戦も企画させてもらって。どこまでいけるかやってみようと思っています。本の内容はまるで違います。こっち(リアル不動心)は僕が武道を作ろうと思っていることに関連していて、こちら(Ultimate Guide)はプロレス界にこれからもっとどんどん貢献していこうという内容で、両方が備わっての僕ですから。体も調子がいいですし、この1年間全力を尽くしてやっていこかなと。引退させてくれないなと。練習量も今までとまるで違います。ハッキリ言って倍になっています。これを倍から3倍に増やせればいいかなと思いますね。

この間は広島と小倉で試合をやってきましたが、両方とも超満員で、凄くいい試合ができました。お客さんにさすがだなと言われるような内容になっていた状態だと思うので、今回も全力でいきたいと思います。横綱と全力で戦っていきますので、いい試合をさせていただきたいと思います。天龍戦以来の…天龍さんも引退をされますけど、あの試合以来のいい試合をやってみたいなと。そういう覚悟でいます」

※3・20後楽園ホール大会の対戦カードについて 「もちろん横綱と1対1で。これは自分の限界を懸けてやりたいなと。タイガーマスクが復活をするために、最大限ファンに対するお礼をするためにやりたいなと思います。変な話ですが、命を懸けて、体に鞭を打ってやっていきたいなと。そのための練習はしています。それから、セミファイナルは藤波さん&スーパー・タイガー&小笠原先生対鈴木みのる&タカ・クノウ&ブラック・タイガー。これもストロングスタイルを守ってきた仕事のできる人たち、実力のある人たちを厳選しました。いい試合をやってもらいたいなと。これからのプロレスのために尽くしてもらいたいなと思う試合です。それからタッグマッチで、ウルティモ・ドラゴン&アレクサンダー大塚対佐藤光留&エディ・フレンチ。エディ・フレンチはストロングスタイルもできる選手です。

なぜこの選手を抜擢するかというと、興義館での合同練習に参加していて。総合格闘技やキックボクシングのチャンピオンクラスの選手がここに集まって練習しているわけですけど、エディも一緒に練習しています。とにかくリアルジャパンに上がりたいということで、いろいろと調査してみて、この選手だったら間違いないなと。練習量もありますので、この選手を抜擢しました。いい試合になってくれれば幸いです。あとはグレート・タイガー、スーパー・ライダー、折原昌夫、百田光雄、グラン浜田、間下隼人、若翔洋、そして力君も出ます」

■スーパー・タイガー

「今回、藤波社長、小笠原先生とタッグを組んで、鈴木みのる選手、タカ・クノウ、ブラック・タイガーと戦わせてもらいます。今までは正直鈴木みのるさんにある程度のところまで自分を引っ張ってもらった恩も感じていますが、前々回タッグを組ませてもらって、僕自身ももう1つ殻を破りたいと思いました。その部分でも、どうしても鈴木みのるという男を越えていかなきゃ僕自身はプロレスをやる資格もないんじゃないかなと。プロレス界でまだまだ上を目指そうと思っている中で、恩義があるからといって、『鈴木さん、またお願いします』というぬるい気持ちでこれからの戦いに臨んでいくつもりはさらさらないです。そして、まだまだプロレス界のトップを目指していくためにも、今は肉体改造にも取り組んで、ヘビー級としてのスーパー・タイガーをこれからお見せしていきたいと思います」

■初代タイガーマスク(S・タイガーの発言を受けて)

「スーパー・タイガーに足りないものは経験でしたけど、体力も足りないと。総合格闘技をやって、体重を大幅に減らされて、例えば70キロ台でやらされたりとか、あるいは90キロに戻ったりしていましたが、もう開き直れと。プロレス一本で行くということはないけれど、100キロ以上にして。今は105キロぐらいまで行ってますけど、力強さをプラスしないと言ってきました。本人もそれに目覚めてくれたようで、蹴りの威力も数倍違ってきているし、スピードも体重が増えたから安定するところもありまして、そういう到達点にきているかなと。大きいからといって能力が落ちるわけではまったくないです。もともと100キロ以上でやっていく素質を持っている選手なので、そこを期待していきたいなと思います。中途半端なスーパー・タイガーをやめて、しっかりとしたスーパー・タイガーになりなさいと伝えましたが、それに向けて本人も邁進しています。試合当日のスーパー・タイガーの体付きと蹴りのスピードに注目して試合を見たいと思います」

■質疑応答

――今後は格闘技をやらない?
S・タイガー「いや、僕の中ではプロレスも格闘技も一緒なので。ただ、ヘビー級として無差別級でやりたいなと。そういう意志で階級関係なく、本物の戦いに進んでいきたいと思います」

――無差別級ならばありだと?
S・タイガー「そうですね」

――藤波選手、鈴木選手、タカ・クノウ選手と個性的なメンバーの中で食われない自信はある?
S・タイガー「鈴木さんを外して、タカ・クノウ選手、ブラック・タイガー選手はここにあるベルト(レジェンドチャンピオンシップ)を通してタイトルマッチもやっています。藤波社長も小笠原先生も『俺が目立ってやろう』という意識がある中で、僕自身の心の変化、体の変化を思いっきり皆さんに見せつけていきたい。そういった部分でも、僕は鈴木みのるに何ができるのか。それが今回のテーマだと思っています」


■曙

「本当にこのような、夢にも思っていないような機会を作っていただき、本当に光栄でございます。さっきから何を言おうかと思っていたんですけど、とにかくいい試合をプロとしてするのは当たり前。リアルジャパンさんのお客さん、そしてタイガーマスクさんが納得いくような、満足度100%の試合をやりたいと思っています」

■初代タイガーマスク(曙の発言を受けて)

「身の引き締まる思いになるような言葉をいただいて、最高に幸せです。僕も全力でかかっていきますので、悔いのないようにトレーニングをして、試合にぶつかっていき、ファンに対しても悔いがないような試合をやりたいと思います。横綱の怖さはよく知っているし、弱点もよく知っています。今はのびのびと試合をやっていますが、本領を発揮した時の横綱の強さは凄いものがあって。ここでコーチングしたこともあるんですが、1ラウンドで桜木(裕司)が6回倒されたことがあるんですけども、その速さなど皆さんが気づいてないことがたくさんあると思います。私のような体で横綱と戦うには、やはりスピードと空中殺法を復活させること、空中を飛んで思いっきりぶつかっていくのを復活させるしかないと思いますので。その練習もキッチリとやらないと痛い目にあうでしょうから、覚悟はしています。天龍戦に匹敵するような試合だとイメージしていますので、一生懸命頑張って、いい試合をファンの皆さん見せたいですし、横綱にも失礼のないように、堂々とぶつかっていきたいと思います」

■質疑応答

――貴闘力選手とのトレーニングで相撲対策はできている?
初代タイガー「貴闘力から聞いていますし、直接練習をやったことがあるので知っているんですが、横綱の伸びが凄いんですね。張り手がズドーンと伸びてくる。それと、相撲の怖さは一瞬の馬力。貴闘力も凄いものがありますが、横綱はもっと凄くて。まともに食らったら普通の人ならたまったもんじゃないだろうなと。怖さはよく知っています」

――お互いのプロレスラーとしての印象は?
曙「僕は1つしかないんで。レジェンドの中の大レジェンドですよね。こう戦いとかいうのはまったくないです。自分が相撲界で新弟子として上がって行った頃の千代の富士さんのような、プロレス界の大横綱なんで。とにかく思いきりあごを引いて、歯を食いしばって、思いっきり当たっていくだけですね」 初代タイガー「コーチングした時期からわかっていたんですけど、素質が凄いと。おそらくもし相撲をやっていなければ、ボクシングでも世界チャンピオンになっていたと思うんですね。そのぐらいの素質があって。その後、プロレスしているのを見て、数ヵ月前に見たんですけど、落ち着いてきているなと。慣れてきているなと。これって物凄く怖いことなんですね。慌てる部分がなくて、プロレスに馴染んできているっていうんですかね?リラックスした状態で出てくる技術というのは相当怖いものがあるなと思います」

――曙選手をコーチしていたのはいつ頃?
初代タイガー「ドン・フライと試合をやった前ですね」

――その頃から才能は十分わかっていた?
初代タイガー「ビデオに残しておきたいぐらいでした。物凄いですよ。みんなイメージはまったく湧かないと思いますけど、本当の恐ろしさは凄いですから。1回公開練習でもしてもらえばいいなって。あの頃のスピードは未だにありますか?」
曙「どうですかね?」
初代タイガー「皆さん想像できないかもしれないですけど。桜木が6回ダウンを取られましたからね。桜木も調子がいい状態だったんですけど。それが出たら相撲取りは物凄い怖いなと。もちろん組むことはまったくしないですし、それが無謀なことは僕もわかっているので。でも、やり甲斐はあるなと思いますね」

――弱点があると発言していたが、そのヒントは?
初代タイガー「弱点のヒントは…優しすぎる」

――その発言を聞いて?
曙「そうですね。ありがたい言葉をたくさんいただいて光栄です。ただですね、今先生が言ったように、4、5年前の話なんで。やっと自分はプロレスファンが何を求めているかとか、三冠を取った時からやっとわかるようになりましたんで。その時より違うものを見せられるんじゃないかと。プロレスラー曙として見せられるんじゃないかと思うし、失礼とか何でもないんですけど、後に大事な試合が控えているんで。これがちょうどいいバロメーターだと思うんで。この試合でどこまでできるか。そこで絶好調の姿を見せられれば、2日後の世界タッグのタイトル戦に向けて物凄い自信が付くと思うので。それがあって、この試合の話が来た時はぜひやりたいなって思いました。今度いつできるかわからないし、強い印象をリアルジャパンのリングに残していきたいと思います」

――直接この試合とは関係ないが、リアルジャパンマットで活躍している貴闘力選手がラブコールを送っているのは耳に入っている?
曙「入ってますよ、もちろん。同じ業界なんで」

――それを聞いた率直な気持ちは?
曙「正直言えば、チャンスがあれば。僕はどんな勝負からも引き下がらないし、やりたいと言ってくれる人がたくさんいるうちが華だと思っているし。ちゃんと応えたいとは思っています。最初から気持ちは何も変わりないです」

――先に初代タイガーマスクと戦うことになったのは?
初代タイガー「それは貴闘力が休憩時間がほしいというので。その代わり、今も練習してまして。その仮想敵は全部曙さんですね。その練習をやっています」

――今回の試合が曙vs貴闘力の布石になる?
初代タイガー「なると思いますね」

――曙選手もそう考えている?
曙「僕はそこまでまだ考えてないんですけど。今言ったように、そこまで考えてくれるんであれば、余計にこの試合が大事になると思います。ここでいい印象をリアルジャパンのお客さんに残さないと二度と上がれないんで。タイガーマスクさんが納得するような試合内容に。さっきから言っているんですけど、もう1回上がってもらいたいなと思ってもらえるように。この試合が全てだと思っています。そこから貴闘力さんとやるかやらないかは考えたいと思います」

――貴闘力選手は参戦予定にないが、現状は?
初代タイガー「今は充電期間です。何試合かやって足らないところも全てわかってみたいですし、店がちょうど増やそうとしている時期というのもありますし。でも、練習は一生懸命やってます」

――曙選手のプロレスの先生は誰にあたる?
曙「僕はみんな先生だと思っています。さっき話があったように、ここでも練習をしたことあるし、和術慧舟會にも練習に行ったし、いろんな団体にも上がっているし。今は全日本プロレスの一員として頑張っているんですけど、やっぱりいろんなところに行って、いろんな人のアドバイスをもらって、自分で活かせるものを活かしてきたつもりだし、余計なものを省いてきて、現在のプロレスラー曙があると思います」

――今まで続いてきた大仁田厚選手との戦いは?
初代タイガー「大仁田とはスタイルが違うので、自分がダメになっていきそうなイメージがあるんですね。1年に1回か2回ぐらいだったら思いっきりぶつかっていきたいですけど、スタイルを崩すと練習する気がしないんです。今回の横綱戦は凄い練習する気がしているんですよ。例えば空中戦を今回は10発ぐらい飛んでやろうかなという気持ちになっていますが、大仁田戦の場合は飛ぶよりも殴ってやろうかなという気持ちになるしかないし。毎回ずっとやっていると、自分がダメになりそうな感じがするんですけど。かといって、大仁田は凄く認めてますよ。タイガー・ジェット・シンよりも凄いんじゃないかって。素晴らしい選手だと思いますね。それはそれで置いといて、今回は横綱戦に全力でという感じですね」

――曙選手は今後もリアルジャパンに参戦していきたい?
曙「ありますよ。僕が思っているのは、たぶん引退するまでは勉強するつもりだし、リアルジャパンさんのリングに上がって、また一皮むけられるんじゃないかなって自分でも思っています。チャンスさえあれば上がりたいです」

――初代タイガーマスク選手からは空中殺法でしょう撫したいという発言があったが?
曙「今まで当たったことのないような試合が…もちろん当たったことのない選手なんで、自分の頭の中では想像つかないですよね。ただ、言えるのは自分のことに集中しています。自分のプロレスさえやれば、何とかなるんではないかって自分では思っています」

――シングルマッチで対戦することが決まった時の気持ちは?
曙「タイガーマスクさんと試合ができるだけで嬉しかったです。シングルでもタッグでもね。聞いた時は『はい、わかりました』って」



■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■開催日:3/20(金)
■会場:後楽園ホール (東京都)



2015-03-12 15:32 この記事だけ表示