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初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
2009年12月10日(木)『REVIVAL』後楽園ホール
 開場17時30分/開始18時30分

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【構成・文:安田拡了】

この日、ストロングプロレスの本能を見よ!

「プロレスはこうなんだというメッセージを出したいし、ストロングプロレスという宝石を後輩たちのために残しておきたい」と、強さを求めるプロレスの復活を訴えてきた初代タイガーマスク(佐山サトル)。リアルジャパン12・10後楽園ホール大会は、その言葉通り今年の締めくくりにふさわしく、激しいものになりそうだ。初代タイガーが長州力、藤波辰爾と組んで、これまで苦々しい思いをさせられてきた強敵・高山善廣とタッグ対戦することになったからである。しかも、初代タイガーは苦手な高山と闘うというのに嬉々として燃えまくっている。これはいったい、なぜ!?  また、こんな初代タイガーに触発されたのか、スーパー・タイガーほか、リアルジャパンの選手たちが熱くうごめき始めている。

昔のプロレスは加点主義だから面白い!

いまさら初代タイガーのストロングプロレスに対する熱い思いを語るまでもないだろう。「プロレスはこうなんだ」というメッセージをこれまでリアルジャパンで見せつけてきたからだ。
おそらく初代タイガーは、いまのプロレスを昔に戻そうなんてことは考えてはいない。リアルジャパンでやってみせればいい、と思っているはずだ。

20数年前にバリバリやってきた初代タイガー、長州、藤波らのプロレスといまのプロレスとは格段に質が違う。

だからといって昔にもどそうとしても難しいだろう。いまの若い人たちは小さい頃からの学校教育や家庭教育が変容してきて効率主義がいかにも素晴らしいものだと教えられてきたからだ。
効率主義は無駄がないから良いとされてきた。しかし、そういう教育が減点主義、偏差値主義の日本にしてしまったのだと思う。何かをやろうと思っても失敗すると減点されてしまうから、思い切ったことができない。だから、可もなく不可もなく、そこそこのものをやっていればいいとなってしまう。

そんなことで面白いものを生み出せるわけがない。
昔は無駄がたくさんあった。しかし、だからこそ将来、役に立つ人材が生まれ、学問にしても奥が深かった。昔の人は無駄の長所をわかっていたのだ。

話が長くなったが、プロレスだって同様である。
昔はスクワット3000回以上。いまだったら「ヒザを悪くするから効率が悪い」というので500回がいいところだという。
しかし、3000回という回数はヒザには負担が大きくて無駄に思えるが、レスラーに一番必要な肝(きも)が養える。肝とはへこたれない根性であり、勝とうという執念の強さだ。
もうひとつ。20数年前の(新日本)プロレスは考え方が、いわば加点主義だった。かつて長州や藤波が敵対し、火花を散らしていたのを「この敵対心を生かそう。闘わせよう」と、わざと激突させたことによってプロレス界が盛り上がり、結果的に全盛時代を作ってきたのである。

ところが、いまの減点主義プロレスの発想であれば「闘わせると試合がぶち壊れてしまうから、なるべく2人は試合を組まないようにしよう」となる。
無駄と加点主義。
それが初代タイガーや長州、藤波ら不動のスターを生み出してきたのだ。



高山、絶体絶命の危機かも!?

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<第6試合 メインイベント 6人マッチ60分1本勝負>
初代タイガーマスク(RJPW)&藤波辰爾(ドラディション)&長州 力(リキプロ)
vs 
高山善廣(高山堂)&長井満也(ドラディション)&関本大介(大日本プロレス)

 メインは初代タイガー、長州、藤波のドリームチームに高山、長井、関本の大型頑強チームがぶつかる。ドリームチームの3人はこれまで他団体(ドラディション)のツアーで絶好調ぶりを見せつけてきたが、リアルジャパンでは初めて組む。
初代タイガーはこのタッグを発表した時、嬉々とした顔だった。よほど気に入っているということだ。

「3人で全国を回ってきて、自分が水を得た魚のように動き回れるのがわかった。今まで探していたもの(ストロングプロレス)がここにあったと確信していただける大会になる。高山にも仕返しをしたいし、高山も苦戦するはず。ナチュラルですごい試合ができると自負しています。いまのレスラーに(我々が)何を主張しているのか、わかってもらえる試合になる」(初代タイガー)

やっぱり!
肉体の大きさ、パワー、テクニックにおいてプロレス界のトップを走りつづけ、三冠、IWGPなど業界のベルトを総なめにしてきた高山善廣には、過去、苦々しい思いをしてきた。なんとか攻略する手立てはないものか。そう思い続けてきた初代タイガーだった。
そんな時に、ドリームチームが誕生し、ツアーを組んだ。すると、思いもよらなかった強みを発見したのだ。

名レスラーは本能的な勝負勘で動くものだ。当然、長州や藤波はお互いに何も言わなくてもタッグというものを知り尽くしていて、その場その場の状況をみてタッチをしたり、相手の攻撃をカットしたり、その絶妙なセンスで相手チームを圧倒していった。

初代タイガーは、この3人のチームをもってすれば、プロレス業界トップの高山を潰すことができるし、ナチュラルで凄い試合に発展するに違いないと踏んでいるのである。

6人タッグだけに相手チームは高山ひとりではない。テクニック良し、体格良しの長井満也(ドラディション)と、若さと頑強な肉体でぶち当たってくる関本大介(大日本プロレス)2人が脇役で固めている。

しかし、3人で組めば相手が強ければ強いほど大きなチーム力が発揮されることも初代タイガーはわかっている。

面白いことになった。
初代タイガーはあくまで高山狙いでいくだろう。そして長州と藤波は初代タイガーの高山攻略を巧みな連係で成功させるようにもっていくことだろう。

勝ち負けは大切だが、個人的には初代タイガー、長州、藤波の、胸のすくような軽妙かつ駆け引きを見てみたい。
高山善廣、今度ばかりは絶対絶命!?


スーパー・タイガーの全力疾走を見よ!

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<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
鈴木みのる(パンクラスMISSION)&スーパー・タイガー(RJPW)
vs 
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)&和田城功(リキプロ)
前回の試合後、スーパー・タイガーは挑発されてマイクを握った。それをパートナーの鈴木みのるに「マイクを握るくらいだったら、まだやれるじゃねえか。余力を出し切れっていうんだよ!」と罵られた。

格闘技とプロレスの両輪をやっていると噂されているスーパー・タイガーが鈴木とパートナーを組んでいるのは、鈴木からプロレスを学びとるのが目的だ。しかし、これまで鈴木プロレスの間とかテクニックなどに目がいっていて、その根本がわからなかったという。

鈴木の言葉にハッとした。
(俺は大切なものを忘れていた! それはテクニックがどうとかということじゃない。全力を出し切って闘う姿勢だったんだ!)

 これまでスーパー・タイガーは、早くリアルジャパンの柱にならなければという思いで、必死にプロレスを学んできた。バトラーツの石川にも学び、多くのプロレステクニックも身につけてきた。だが、何かが足りない。その何かがわからないまま、悶々としてきたのだ。キャラクターとしての色も大事だ。そういうことも考えてきた。
「僕がやらなければいけなかったのは全力疾走だった。もちろん、プロレステクニックは必要。だけど、それ以前に全力でぶつかるということ。そういう精神でいかなければ、何も生まれないんだということに気づきました」

 全力の精神。簡単なことだが、いまの若い人たちはなかなかそこに気づかないもの。それも効率主義教育の弊害かもしれない。

 さて、今回、スーパー・タイガーの相手はザ・グレート・サスケ(みちのく)と和田城功(リキプロ)。和田は今回で3度目の参戦。指導を受けてきた長州や保永に恥をかかせるわけにはいかない。だからかもしれないが。のっけから狙いをスーパー・タイガーに絞る発言をしている。「スーパー・タイガーは格闘技がベースにあるが、それがプロレスの技術が出し切れていない。それを出してもらいたい」

 こういわれるとスーパー・タイガーもいきり立つ。もとより全力疾走のつもり。その相手が決まったというべきか!


非常識なリアルダークの要求と初代タイガーの思惑!

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<第4試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
アレクサンダー大塚(第3代レジェンドチャンピオン/AODC)&石川雄規(バトラーツ)&稔(フリー)
vs 
折原昌夫(メビウス)&タイガー・シャーク(RJPW)&ブラック・シャドー(フリー)


ビギナーの方にはややこしい話だが、折原昌夫、タイガー・シャーク、ブラック・シャドーの「リアルダーク」は9月11日の大会で、最強トリオといわれたウルティモ・ドラゴン、グラン浜田、稔のタッグチームを撃破した。図に乗った「リアルダーク」は勝手に制作した「R.D.W.Cタッグ王座」ベルトにもかかわらず、これを正式認定しろと要求したばかりか、なんとリアルダークの者を「レジャンドチャンピオンシップ」(王者:アレクサンダー大塚)に挑戦させろ、と要求してきた。

非常識きわまりない! 

こんなリアルダークに今回、リアルジャパンが提示したカードはタイトルマッチでもなんでもなく、アレクサンダー大塚、石川雄規、稔のタッグチームとの対戦だった。
「なんでタイトルマッチをやらないんだ。なんでシックスメンなんだ。あれだけお客さんの前でアピールして、俺たちのやってることが茶番に見える。舐めてんじゃない。今回はとりあえず試合はしてやるが、(チャンピオンもいるので)恥をかかせてやる」
 と激高する折原。

 すると、レジェンド王者のアレクも黙っておられない。何しろ、レスラーになって初めて獲得したベルト。ベルトの価値を高めるのは王者である自分の役目だという使命感を持っているからだ。

「逆に、タイトル挑戦をやめますというくらいケチョンケチョンにやっつけてやる。リアルダークに僕のテンションを上げてもらったのは感謝しますよ」(アレク)
 こうなってくると計算されつくした初代タイガーの思惑が見えてくる。その思惑とは、「ちゃんと会社を納得させたいのなら、リアルダークは相手と真っ向勝負の試合をやって納得させてみろ」というもの。

まんまと両者のテンションが上がった。あとは、試合次第!

ちなみに大塚、石川、稔組はかつてのバトラーツ勢。お互いの長所を知り尽くし、固い結束が特徴だ。いかにリアルダークが乱暴狼藉、傍若無人とはいえ、一筋縄ではいくわけがない。これはエキサイトな一戦になる!?

大御所2人のルチャ対決と“変人”佐藤光留

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<第3試合 タッグマッチ 60分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs 
グラン浜田(フリー)&ケンドーナカザキ(RJPW)

 佐藤光留(パンクラスMISSION)がウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)と組んでグラン浜田、ケンドー・ナカザキ組と対戦する。佐藤は2度目の参戦だが、今度はルチャの大御所ウルティモと組んで、さらに大御所のG浜田組と対戦することになった。

 パンクラスで格闘技をやってきている佐藤だけに、ミスマッチか?と思ったが、よくよく佐藤に聞けば、「ルチャは憧れだった」というから、ひょっとしたら佐藤の無鉄砲なルチャを見られるかもしれない。

もっとも「佐藤がルチャをやる? う〜ん、メイド服のコスプレで入場してくる変人レスラーだけにやりかねない」と、関係者はあくまで心配げだが…。まあ、常識的には佐藤はケンドー・ナカザキとグラウンドレスリングの攻防をしていき、ウルティモと浜田がルチャ対決という図式か。

もしも、変人佐藤が付け焼刃でルチャをやったとしても、試合の見ごたえという点ではウルティモと浜田の大御所2人によるルチャ対決があるので、ご安心を。


091210_realjapan_23.jpgスーパー・ライダー復活記念日になるか!?
<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW)
vs
山本裕次郎(チーム太田章)

第二試合はスーパー・ライダーvs山本裕次郎(チーム太田章)。
山本はリアルジャパン参戦の頻度が高い。今年8月のバトラーツではスーパータイガーと対戦。時間切れ引き分けをしており、実力も評価されている選手なのだ。その山本が9ヶ月ぶりに出場するスーパー・ライダーと対戦することになった。

リアルジャパンは激しいストロングプロレスの色を持っているが、所属の選手が総合のリングに上がって活躍するなど、格闘技色の強い団体でもある。スーパー・ライダーはご存知のようにバリバリの格闘技畑。山本も関節技とレスリングがベースだけに、この試合は格闘技色の強い試合になる。

ベテランだが9ヶ月もリングを離れていたスーパー・ライダー。復活記念日になるか!?


生抜き“虎の子”久しぶりの一騎打ちの理由とは?

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
間下隼人(RJPW)
vs
斎藤彰文(RJPW)

第一試合は間下隼人と斎藤彰文の一騎打ち。かつてはお馴染みの前座カードだったが、途中、タッグチームを組ませて修行もあったりして、久々の一騎打ちとなった。

最近のプロレス界における前座試合は、まだ基本が出来ていないのに、技に頼る若手選手が多くなっている。若いうちから技に頼っていると、プロレスに深さがなくなってくる。昔の前座のプロレスは、少ない技でいかに相手を潰すことができるか、というのがテーマだった。だから、少ない技で倒すための動きの工夫をしたものだった。そういう努力がベースとなって、数年すると一気に強くなったものだ。

リアルジャパンは他団体のプロレス思想とは違う。間下も斎藤もベテランのマネをするのではなく、気持ちの強さと工夫だけで強くなるベースを原点の前座時代に作って欲しいものだ。試合ではその熱いところを見てみたい。このカードをリアルジャパンが復活させたのは、おそらくそういう意味もあるのだろうから。

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【会見コメントアップ!】初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 11.27(金)記者会見

初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 
12月10日(木)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30

★11/27(金)記者会見詳細記事はコチラ!

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091210_realjapan_21.jpg■佐藤光留
「よろしくお願いします。12月10日のリアルジャパン後楽園大会に出場することになりました、佐藤ミツル改め佐藤光留です。……あまりウケなかったんですけども…10年経っても(名前を)同じ間違いをされる選手として、ウルティモ・ドラゴン選手と組み、グラン浜田選手&ケンドー・ナカザキ選手と戦うこととなりました。前回、初参戦でシングルマッチで戦い、急遽相手が変わり、試合には負けてしまいました。あれからどう自分が変化したかというのを出して、全力で勝ちに行きたいと思います。よろしくお願いします」

――ウルティモ・ドラゴン選手と初めてタッグを組みますが、スタイルの違いをどう思われますか?

「総合格闘技がひとつのジャンルとして確立してる。その中で10年、パンクラスでやってきまして、元々、数あるプロレス団体の中からプロレスのスタイルとしてパンクラスという団体を選んで、その団体が総合格闘技というモノを創り出した。その流れにいた自分なんですけども、パンクラス以外にルチャ・リブレに大変興味がありまして、高校時代はアマチュアレスリングや柔術の試合に出た時も、勝った負けたより“マヒストラルができなかった”とか、そういうことを反省して先生に怒られたりしてました。パンクラス時代、鈴木さんの試合を観に行って、ウルティモ・ドラゴン選手とご挨拶をさせていただいたことがあり、非常に感激した記憶があります。そのウルティモ・ドラゴン選手とタッグを組めるということで、スタイルの違いはありますけども、逆に言えばパンクラスのスタイルもルチャ・リブレのスタイル、2つもあるということです。目標は1つ、チームの勝利。それに向かって、様々なスタイルを駆使して相手チームを攻略していきたいと思います」

■初代タイガーマスク(佐藤のコメントを受けて)
「両者の違いが凄くありすぎて心配してましたけども、佐藤選手のその思想を聞いて、“これは上手くいくかな”と。いい試合ができると思います。」

■和田城功
「今回でリアルジャパン、3度目の参戦となります。前回は隣の佐藤選手とシングルで戦わせていただいて、その試合を観られていた渡部館長から“スーパー・タイガー選手と戦ったらいいんじゃないか”と推薦していただいて、今回こういうカードになりました。そういうことなんで、スーパー・タイガー選手とガンガンやり合って、佐山先生が日頃おっしゃっているナチュラルなプロレスを表現したいと思います」

■スーパー・タイガー
「今回、サスケ選手&和田選手と戦うことになりました。サスケ選手とは前回も戦いましたけど、偉大な選手なので、気後れしないように自分の持ち味を出していきたいと思います。和田選手とは、いつか戦いたいという気持ちが僕の中にありました。長州選手の遺伝子を受け継ぐ和田選手と、僕が本来持っている格闘技のスキルを存分にプロレスの中で発揮できるんじゃないかなと思ってます」

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■質疑応答
――非常に濃いメンバーでのタッグマッチですが、和田選手は鈴木みのる選手をどうお考えでしょうか?
和田「お客様は当然、鈴木さんとサスケさんの絡みを期待されると思うんですけども、自分とスーパー・タイガー選手がどこまで2人の存在感に消されず、よりインパクトを残せるか、上回れるかを意識したいと思います。ガンガンやり合いたいです。鈴木さんは、自分がレスリングを始めて横浜高校に出稽古に行っていた時に、レスリング場に写真が貼ってて、“いつかプロレスラーになって戦いたいなあ”と思ってて、同じルーツの選手ですし、試合ができるということは大変光栄だと思います」
――和田選手はスーパー・タイガー選手のどういったところに惹かれてガンガンやり合いたいと考えてるんでしょうか?
和田「マスクの下に隠してる格闘技のスキルはもの凄いモノがあるので、それがまだ正直、プロレスのリングで完全に発揮してないと思います。それを発揮していただいて、自分も長州さんに教わったプロレス、保永さんに教わった技術、石井さんに教わった技術で、それに対抗していきたいなと思います」
――スーパー・タイガー選手、格闘技のスキルが発揮できてないという耳に痛い言葉がありましたけど、どうですか?
スーパー・タイガー「それはもう、自分自身も感じていて。でもやっぱり相手あっての試合なんで、今回、和田選手がそういう思いでブツかってきてくれるということは、僕もそれに対して思いをブツけられるんで、新たに覚醒できるチャンスなんじゃないかと思ってます。注目していただいて、今まで以上のモノを出せるように頑張っていきたいと思います」
――スーパー・タイガー選手、9月の後楽園大会で鈴木選手にかなり怒られてましたが、その部分に関してはいかがですか?

スーパー・タイガー「前回の反省もありますし、そういう部分を今回生かしていければなと思ってます。ただ鈴木選手と組んで、一戦一戦、確実に僕の中で変わってる部分がありますから、まだまだ鈴木選手には怒られると思うんですけども、自分の力に変えて、それをリングで表現できるように頑張っていきたいと思います」

――佐山選手、ご自身が育てたスーパー・タイガー選手と長州選手が育てた和田選手が闘うことについて、なにかご感想をお聞かせいただければ。

初代タイガー「うーん、スーパー・タイガーはまだ育ちきってないというか。格闘技の方は完全に育ちきっちゃってるけども、プロレスにおいては非常に苦しんでいる状態。誰もが通る道なんで当たり前なんだけども、格闘技とプロレスは全然違うんで、それを今、痛感してるんだろうと思います。凄く難しいですね、プロレスって。何て言うのかな、非常に難しいモノがある。そこを如何に潜り抜けるかという。そこを経験することは非常にいいことだと思うんですね。最初からポンポーンとできると面白くないですから。それに対して、和田選手の場合は長州さんを始めいろんな方にプロレスを教えていただいて、結構出来上がっちゃってる。長州さんのお弟子さんと自分の弟子が戦うからどうのこうのという問題ではなく、スーパー・タイガーには戦いを通じて、いっぱい吸収してもらいたいなと思います。僕はちょっと武道を創ることが精一杯で、そればかりに時間を取られてますので、プロレスは全然見てない状態。2月に本が出来るんですが、これが思想の本でして、10年掛かりで創ってる本ですから、それで迷惑掛けちゃってるけどね。ホントはスーパー・タイガーのプロレスの方も見てあげたいんだけど、格闘技の方を見るのが精一杯で。パンチがどうした関節技がどうした、タイミングはどうだ、足の運びはどうだと、そんなことばっかりやってる選手にプロレスが簡単に出来るかといったら、なかなか出来ない。そこんとこを鈴木選手に教わりながら、和田選手にも教わって、一生懸命いい試合が出来れば。学芸会のような試合をしたら僕は怒りますけども、ナチュラルで悪い試合なってるんで、怒る理由がない。あとはナチュラルでいい試合をしてくれればいいだけ。怒られても、彼が今の道を進んでいることに非常に満足してます。あとは思いっ切り楽しんで来なさい、ということです。次のカードもいっぱいいいモノがありますので、この中の試合にも絶対に負けないような戦いを見せてもらいたい。間下と斎藤の試合も誇れる試合ですし、折原昌夫の試合も誇れる試合ですし、アレクサンダー大塚の試合もそうでしょう。藤波&長州&初代タイガーが組む試合もプロレスの醍醐味を見せてくれる。この中にスーパー・タイガーが溶け込めるかどうか。絶対にそうしてもらいたいし。でも、一歩間違えたら大変な選手になりますよ。もちろん和田さんも、佐藤さんもそう。片意地張ることなく、頑張ってもらいたいなと思います!」


『REVIVAL』
12月10日(木)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30
■決定対戦カード
▼シングルマッチ
スーパー・ライダー(RJPW)
vs
山本裕次郎(チーム太田章)
▼タッグマッチ
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)、佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
グラン浜田(フリー)、ケンドー・ナカザキ(RJPW)
▼タッグマッチ
鈴木みのる(パンクラスMISSION)、スーパー・タイガー(RJPW)
vs
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、和田城功(リキプロ)
■既報対戦カード
▼第1試合
間下隼人(RJPW)
vs
斎藤彰文(RJPW)
▼6人タッグマッチ
折原昌夫(メビウス)、タイガー・シャーク(RJPW)、ブラック・シャドー(フリー)
vs
アレクサンダー大塚(AODC/第3代レジェンドチャンピオン)、石川雄規(バトラーツ)、稔(フリー)
▼メインイベント6人タッグマッチ
初代タイガーマスク(RJPW)、藤波辰爾(ドラディション)、長州力(リキプロ)
vs
高山善廣(高山堂)、長井満也(ドラディション)、関本大介(大日本プロレス)
■チケット VIP席(特典付)12,000円、RS席8000円、A席6000円、B席5000円
■問 KIAI PROJECTリアルジャパン事務局03−3833−3662

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【“鈴木みのるvsサスケ”の異色対決再戦決定!スーパー・タイガー、和田城功、佐藤光留マジモード!】全対戦カード発表!/リアルジャパンプロレス記者会見

初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『REVIVAL』
12月10日(木)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30

★11/27(金)記者会見コメント全文はコチラ!

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091210_realjapan_18.jpg 27日、東京・興義館で初代タイガーマスクが記者会見を行い、リアルジャパンプロレスにとって2009年最後の大会となる12・10後楽園ホール大会の追加対戦カードを発表した。

 すでに初代タイガーマスク、藤波辰爾、長州力vs高山善廣、長井満也、関本大介という超豪華メインイベントをはじめ、3カードが発表されていたが、今回は残る3カードが追加され、全6試合が出揃った。

 今やリアルジャパンの常連選手となった鈴木みのるは、今回もスーパー・タイガーを従え、ザ・グレート・サスケ&和田城功と対戦する。スーパー・タイガーと和田が会見に出席し、試合に向けて意気込みを語った。

 来年1月に引退することが決まっている和田にとって、リアルジャパンのリングに上がるのは3度目にして最後になる。興義館館長の渡部優一から「スーパー・タイガーと戦ったらいいんじゃないか?」と推薦され、今回の対決が決まっただけに、意識も高い。

「彼とガンガンやり合って、佐山先生が日頃おっしゃっているナチュラルなプロレスを表現したい。お客さんは鈴木さんとサスケさんの絡みを期待されると思うんですけど、自分と彼が2人の存在感に消されず、よりインパクトを残せるか、上回れるかを意識したいと思ってます」

 もちろん、スーパー・タイガーにとっても気持ちは同じだ。

「いつか戦いたいと思っていました。和田選手が受け継いでいる長州選手の遺伝子と、僕が本来持っている格闘技のスキルを存分に発揮できるんじゃないかと思っています」

 当然、タイガーマスクと長州力の弟子たちによる代理戦争という見方も出てくるが、初代タイガー自身はそれを否定。純粋な戦いとして期待感を示した。

「スーパー・タイガーは格闘家としては完全に育っているけど、プロレスにおいては苦しんでいる状態。誰もが通る道なんで当たり前なんだけども、そこをいかにくぐり抜けるかが大事です。和田選手は長州さんを始めいろんな方にプロレスを教えていただいて、出来上がっている。長州さんのお弟子さんと自分の弟子が戦うという問題ではなく、スーパー・タイガーには戦いを通じて、いろんなものをたくさん吸収してもらいたい」

 まだまだ完璧とは言えないが、初代タイガーとしては若手の成長をヒシヒシと感じている。「学芸会のような試合をしたら僕は怒りますけども、彼らの戦いは“ナチュラルで悪い試合”なっているんで、怒る理由がない。あとは“ナチュラルでいい試合”をしてくれればいいだけなんです。怒られても、彼が今の道を進んでいることに非常に満足してます。あとは思いっ切り楽しんで来なさい、ということだけですね」と更なる成長に向けて、檄を飛ばした。

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 また、ウルティモ・ドラゴンと組んで、グラン浜田&ケンドー・ナカザキと対戦する佐藤光留(パンクラスMISSION)も会見に出席した。佐藤は前回大会に続き、2度目の参戦となる。その時は和田とシングルで対戦したが敗北。名誉挽回を狙っての試合となるだろう。「前回からどう自分が変化したのかを出して、全力で勝ちに行きたいと思います」と、とにかく結果を狙いに行くという。

 しかし、パンクラス出身ということで、ウルティモや浜田などのルチャスタイルと噛み合うのかが不安視されるが、佐藤自身は「ルチャ・リブレにはもともと興味があって、高校時代にレスリングや柔術の試合に出た時も、勝ち負けより“マヒストラルができなかった”ことを反省していて、先生に怒られてました。ウルティモ選手とはスタイルの違いがありますけど、パンクラススタイルとルチャのスタイル、2つともあるということです。目標はチームの勝利。それに向かって、様々なスタイルを駆使して相手チームを攻略していきたいと思います」と自信を覗かせていた。

 さらに、スーパー・ライダーvs山本裕次郎のシングルマッチも併せて発表された。なお、試合ボイコットをちらつかせて、リアル・ダークが独断で制作したタッグベルト『R・D・W・C』(リアル・ダーク・レスリング・チャンピオンシップ)の認定を迫っている件について、初代タイガーは「自分たちで創って自分たちで満足していてもしょうがない。内々でお客さんを沸かせるためにやっても意味がないんです。僕がやりたいのはプロレスの復活だから。頑張っているのは分かるけど、茶番をさせるわけにはいかない。誰も気が付かないですから。堂々とやって、凄いタイトルにしてみろと。ホントに凄いベルトになったら認めるよ」とコメント。リアル・ダークの3人に奮起を促した。初代タイガーの気持ちを動かすには、もう一歩踏み込んだ戦いを見せなければいけないだろう。

 リアルジャパンマットには様々な選手が集まり、勢いづいてきている。奇しくも、会見が行われた27日は初代タイガーにとって52回目の誕生日だったが、ここで気を抜くわけにはいかない。ストロングスタイルの復興を果たすべく、リアルジャパンの戦士たちが12月10日、2009年の総仕上げに入る!


『REVIVAL』
12月10日(木)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30
■決定対戦カード
▼シングルマッチ
スーパー・ライダー(RJPW)
vs
山本裕次郎(チーム太田章)
▼タッグマッチ
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)、佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
グラン浜田(フリー)、ケンドー・ナカザキ(RJPW)
▼タッグマッチ
鈴木みのる(パンクラスMISSION)、スーパー・タイガー(RJPW)
vs
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、和田城功(リキプロ)
■既報対戦カード
▼第1試合
間下隼人(RJPW)
vs
斎藤彰文(RJPW)
▼6人タッグマッチ
折原昌夫(メビウス)、タイガー・シャーク(RJPW)、ブラック・シャドー(フリー)
vs
アレクサンダー大塚(AODC/第3代レジェンドチャンピオン)、石川雄規(バトラーツ)、稔(フリー)
▼メインイベント6人タッグマッチ
初代タイガーマスク(RJPW)、藤波辰爾(ドラディション)、長州力(リキプロ)
vs
高山善廣(高山堂)、長井満也(ドラディション)、関本大介(大日本プロレス)
■チケット VIP席(特典付)12,000円、RS席8000円、A席6000円、B席5000円
■問 KIAI PROJECTリアルジャパン事務局03−3833−3662

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