初代タイガーマスク 佐山サトルが、居合術、体術、ヨガ、座学(精神学、
儒教、陽明学)、礼儀作法を教える “精神武道”伝授道場を設立!
新生武士道掣圏真陰流『神楽坂スタジオ』設立披露会を
4月26日(火)『神楽坂スタジオ』にて開催した!

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【冒頭挨拶】
■佐山サトル総監
「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。私の夢が叶って道場ができあがりました。実は4月1日にオープン予定でしたが、あの東日本大震災があり、自粛の意味も込めまして、今日まで延ばしていただきました。本日は粛々とやっていきたいと思います。簡単にご説明しますと、精神的な道場。後から詳しくご説明しますが、これが掣圏真陰流の姿です。誰もこの姿に接していないので、どういうことをやるのか分からないと思いますが、今日皆さんには全て知っていただきたい。皆さんのお力でこの道場に息吹を与えてください。そして、この道場を真の精神武道の世界にしてください。ぜひご協力お願いします。

 昨今、精神とは言いましても、物質世界から精神世界に移行しなくてはならないと訴える人がかなりたくさんいます。しかし、その精神世界をどう実践していくのかということになりますと、掣圏真陰流はそれを教えるために作ったと言ってもいいぐらいです。一昔、タイガーマスクブームが起こりましたが、私はあえて取材をすべてお断りさせていただいて、あそこの世界には自分は入りたくないとずっと言っていて。NHKさんだけは経緯もありまして、取材を受けさせていただきました。

 日本は昔から備えている持ってる精神性の素晴らしさ、それをどうやって復活していくかということが、この道場に懸かっていると思います。私はリアルジャパンプロレスや藤波さんのドラディションさんの興行でで、あるいはリキプロやIGFさんの興行で、プロレスというものに全力をかけて、プロレスを全盛期に持って行こうとしています。そして、もう1つ、自分の道があって、そのステージがこの道場であり、日本国です。日本国を必ず復活させたい。この考えで私はこの道場と、それに向けての意志を作ってきたつもりです。ぜひご協力ください。皆さん、この道場に息吹を与えてください。

 この道場の案内をしますと、総面積は約100坪。武道の中では一番最高だとされている畳を使っていて、80畳あります。サンドバックは全部で11個あって、後ろにあるサウナの中にはサンドバックが3つ置いてあります。サウナの中で汗をかきながら練習をするという方法もあります。
 この道場の一番の趣旨は“精神武道”ですから、居合をやりますが、居合も人を斬るための居合いではなくて、自分の心を鍛えるための居合をやっていきたいと思います。そのご説明もしていきます。

 ここに掲げた『侍』という字は、キックの藤原先生に書いていただきました。そして、イギリス調シガーバーもあり、外(ベランダ)にも席があります。両方でシガーが吸えて大変いい場所です。『虎』というバーなんですが、この字も藤原先生に書いていただきました。 精神世界ですから、居合、体術だけでなく、精神術、陽明学、歴史、そういったものをここにある100インチのプロジェクターで教育しながら行動を起こしていきます。そして、体術として総合実戦格闘技も、本格的にではありませんが、精神を鍛えるために教えていきます。すべて礼儀作法と共に教えていくものになります。

 全て精神を最初から無意識に心の中に入れていきたい。子供たちの礼儀、大人たちの礼儀、そういったものを作っていきたいと思っています。この教えは真摯に本格的に作ってあります。
 この道場は1年前から構想してきて、本日出来あがって僕らは本当に感激しています。凄い執念で、どうしたら日本が良くなるのか、どういう行動を続ければどういう科学になるのか、どういう教え方をすればいいのか、徹底的に考えてきました。その自信作です。本日は最高の道場開きにしたいと思っています。これは歴史の第一歩だと思います。皆さんぜひこの道場に息吹を与えてください。本日はありがとうございます」


■渡部優一副総監
「本日はありがとうございます。副総監を務めさせていただきます渡部優一でございます。自分が師匠の下に入門したのは、まだ師匠が三軒茶屋でシューティングのジムをやっていた頃で、あれから26年という月日が流れました。おそらく累計で3000人近く師匠が育てた弟子がいると思うんですが、その中でも、隣に座っている田中総師範ともども一番古い部類に入っております。今は自分も田中も地元で道場を持ち、生徒を持ち、生徒からは先生と呼ばれる存在になりましたが、どのような立場になっても、師匠の前に出れば弟子なものですから、時々、自分も師匠(佐山総監)や田中に悩みや相談をすることがあります。そんな時、師匠に言われたのは、“いいか、あの総合格闘技のない時代に、人気絶頂だった(初代)タイガーマスクを辞めて、シューティングを始めた。俺はまともじゃない。そこに入ってきたお前達もまともじゃないんだ。狂ってるんだ。だから、そんな風にまともにものを考えて悩むんじゃない”と非常に明快に言っていただいて、本当に勇気づけられました。自分なりに“狂”という字を考えてみたいんですけど、改めて見ると獣辺に王という字なんですね。勝手に解釈したんですけども、動物の王様はやっぱり狂っているんだと。やはり師匠は虎なのかと、勝手に思ったんですけども。そんな狂った虎の遺伝子を持つ者として、いつも師匠に言われているのは、“武道は手段。武道という手段を通して人を育てて、国に貢献していく”と。そういった道を作れるようにこれからも頑張って参りますので、応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました」


■田中健一総師範
「押忍。総師範の田中健一です。私の方も去年10月、千葉の船橋の方に道場をオープンしまして、頑張ってる次第でございます。佐山先生と共に、リングの中で強い人間を育てるのではなく、リングを降りた時に、真の武士道精神を持った、日本人としての強さを持った人間を私は育成していきたいと思います。神楽坂スタジオ、並びに興義館、そしてスーパータイガージムをよろしくご鞭撻のほどを申し上げます。本日はご来場ありがとうございました」

■桜木裕司師範
「押忍。桜木裕司です。こちらの道場に指導員として常駐します。佐山先生の下に付いて、私も14年経ちました。その中で培ってきたもの、それを全てこちらの道場で、指導者として教えていきたいと思います。肉体的な強さのみを求めるのではなく、人としてどうあるべきか、日本人としてどうあるべきか、そういう姿を一生懸命教えていきたいと思います。いろいろとよろしくお願いします」

■瓜田幸造師範
「押忍。瓜田幸造です。本日はありがとうございます。僕も桜木師範も、まだまだ修行中であります。生徒の皆さんに教えながら、僕らもまだまだたくさん勉強することもありますので、一緒に学んでいけたらと思います。よろしくお願いします」

■間下隼人指導員
「間下隼人です。桜木師範と同じく、こちらに常駐させていただくことになりました。指導員としてしっかりと責任を持って、一生懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

■斎藤彰文指導員
「斎藤彰文です。私も今回初めて指導員という形に正式になりました。私もまだまだ未熟ですが、一緒に勉強して、学んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします」


【質疑応答】
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■佐山サトル総監
――講義は佐山総監が全て教える形になる?
「僕が教えます。ここからスタートして、弟子たちが育っていって、弟子たちも全部できるようになっていくという。格闘技道場ではなく、真の武道道場なので。まず僕が教えていきます。」

――子供は何歳ぐらいを対象にする?
「小学校1年生ぐらいのクラスから、中学高学年まで教えます。勉強はないかもしれませんが、礼儀作法とか、居合とか、体術を教えます。礼儀から全てが始まると思いますので、それらを教えていきます」

――敷居が高いと感じる人もいるのではないかと思うが?
「皆さんに説明するためにこういう形にしましたが、もっと分かりやすく何項目にもわけてやりますので、それはご心配なさらないでほしいです。分かりやすいように教えてきたいと思います」

――女性も歓迎する?
「しっかりとした母親こそが、偉大な子供を作ると思いますので、女性は大歓迎です」

――今後は全国展開を目指す?
「はい。“精神武道”、これを日本のために広げていきたいと思います。それだけのものを作れたのではないかという自負は少しあります」

――改めてどういう人間にこの道場の門を叩いて欲しい?
「ありとあらゆる人に門を叩いて欲しいです。精神基底というのをなくされている国ですので、精神基底を一から学んでみたい人は多くいらっしゃると思います」

――来月5月24日に武道掣圏の後楽園ホール大会が行われるが、この道場で学んだ人がこういう舞台に上がっていくことになる?
「この道場に限ってはスパーリングなどはやりません。プロは本部道場(本郷・興義館)で練習します。軽いスパーリングぐらいはやっていいかもしれませんが、ほとんどそういうことはやらないで体術を覚えてもらう形です。精神的な学校みたいなものですね。大会出場の目的ではありません」

――道場ではなくスタジオという名前にした意味は?
「最初はなんとか弟子を強くしたくて精神分析学を学んでいったんですね。フロイトやユングから始まりまして。本当の目標って何かなと探した時に、武士道があるじゃないかと気づきまして、ずっと研究に入っていきました。精神学と大脳生理学とかを考えた時に、プログラムのようなものも作ってきて。さらに歴史の話もやっていると、堅いイメージを持たれてしまったので、もっと柔らかいイメージで、本当に真摯にやっていきたいんです。神楽坂スタジオというのはイメージからして女性も入りやすいでしょうし、女性も意志さえあれば簡単に入ってこれますので。そういった意味で「神楽坂スタジオ」とさせていただきました」

――計画的には何人ぐらいの会員を受け入れる予定になっている?
「できれば多くの人に精神術を学んでいただきたいので。何百人、何千人ぐらいはいけるんじゃないかと思います」

――初代タイガーマスクとしての活動はどうなる?
「今回の震災について考えて、なにか出来ることがないかなと思うと、この道場で精神を強くしていくには時間がかかりますよね。だけど、タイガーマスクだと時間はかからないので、僕の身体が動くうちに日本全体に何か希望を与えていきたいなと。本当に性根を入れ直してこれをやっていきたいなと思います。僕には意地もありますので、藤波さんとかを手伝いながら、また良い(プロレスの)時代を迎えていきたいなと思っています」

【閉会の挨拶】
■佐山サトル総監
「この10年間、そして集約されたこの1年間、精一杯この道場を作ってきました。何回もいいますけれど、ここに息吹を与えていただきたい。我々は前進します。このスタイルを全世界の皆さんのものにしていきたい。不動心を与えていきたい。それを実際にやっていくので、皆さんよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」
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 4月26日、『新生武士道掣圏真陰流 神楽坂スタジオ』設立披露会が開催された。
 今回披露された『神楽坂スタジオ』は神楽坂通りの中心に位置し、毘沙門天で有名な「善國寺」の目の前にある「神楽坂テラス」の3階に設立された。総面積は約100坪で、80畳にも及ぶ畳には最高級品を使用。サンドバック(合計11個。うち3個はサウナ内に設置)、トレーニングマシン、プロジェクターなども完備。見学スペースの他、同階にはシガーバーである『Bar虎』も設けられている。

 この道場を「私の夢が叶ってできあがった」と称した佐山総監は「長年構想してきた理想の道場ができあがって、本当に感激しています。どうしたら日本が良くなるのか? どういう教え方をすればいいのか? 徹底的に考えてきました。私の自信作です。これが歴史の一歩だと思います。皆さん、ぜひこの道場に息吹を与えてください」と挨拶した。

 道場で教えられるのはこれまで幾度となく佐山サトル総監が語ってきた『武士道』だ。桜木裕司師範や準師範の間下隼人らが在駐し、佐山総監が中心となって講義を行う予定になっている。
「今、日本は精神基底がなくなっていますが、一から学んでみたいという人はたくさんいると思います。ありとあらゆる人にこの道場の門を叩いて欲しいですね。体術は教えますが、スパーリングのような激しいことはやりません。分かりやすく教えていきます。本当に真摯にやっていきたし、もっと柔らかいイメージにしたくて、“スタジオ”と名付けました。これを日本のために広げていきたいなと。それだけのものを作れたんじゃないかという自負は少しありますね」

 道場では座学(儒教や陽明学)、礼儀作法、居合術、体術はもちろん、ヨガやピラティスのコースも作られ、男性だけでなく女性や子供など老若男女問わずたくさんの人に掣圏真陰流の教えを説いていく。
「修斗の時もそうでしたが、一番難しいのは最初。なにをやっていいのか? 佐山が何をやりたいのか? それを理解してもらえたらと思います」

 披露会には掣圏真陰流の渡部優一副総監、田中健一総師範、桜木裕司師範、瓜田幸造師範、間下隼人準師範、斎藤彰文準師範が出席。また、プロレス・格闘技界の藤波辰爾、長井満也、高岩竜一、折原昌夫、若翔洋、長谷川秀彦をはじめ、佐山総監と親交の深い真樹日佐夫氏、新間寿氏、藤原敏男氏、参議院議員の榛葉賀津也氏、大相撲の高見盛精彦氏など豪華な顔ぶれが来賓として参加した。

 また、東日本大震災の被災地を訪問する計画があることを以前より語っていた佐山総監だが、今回の披露会で被害の大きかった岩手県・宮古市の田老地区を訪れる方向で調整していることが明らかになった。これは新間氏の「これまで幾度となく津波に襲われた田老地区を末永く後援したい」という呼びかけを受けて計画されているもの。被災者が苦しんでいるPTSDの治療を行うため、現地の医者と話し合いを重ねているという。
 当然、初代タイガーマスクとしての活動も計画中で、「震災について色々と考えてきましたが、この道場で精神を強くしていくには時間がかかりますが、初代タイガーマスクなら時間がかからないので、僕の身体が動くうちに、何とか日本全体に希望を与えていきたい」と今後の展望を語った。

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『新生武士道 掣圏真陰流 神楽坂スタジオ』
■ 住所 東京都新宿区神楽坂5−1神楽坂テラス3階
■営業時間 10:00〜22:00
■電話番号 03−5227−1004(予約・問い合わせ)
■ HP www.bushido-seiken.com
※料金システム、入会方法の詳細は上記HPをご覧ください。
■料金システム(月会費) 武士道コース10,000円、キッズコース5,000円、ヨガ・ピラティスコース10,000円
※ヨガ・ピラティスコースは5月9日(月)よりスタート。写経、着付、茶道クラスも随時開催予定。
■入会手続きに必要なもの 入会金、月会費2ヵ月分、本人確認証、金融機関通帳+届出印または申込人名義キャッシュカード&認印
※オープニング入会キャンペーンを7月31日(日)まで実施。
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『武道 掣圏』第一回武術大会
■日時 5月24日(火)開場17:30開始18:30
■会場 東京・後楽園ホール
■決定対戦カード
▼無差別級
桜木裕司(掣圏真陰流興義館)
vs
若翔洋(フリー)
■出場選手 佐藤光留(パンクラスMISSION)、宮沢誠(MAXジム)、立原基大(UMW)、山本裕次郎(チーム太田章)、岡田孝(UMW)、間下隼人(掣圏真陰流興義館)、斎藤彰文(掣圏真陰流興義館)、百々拳人(実武道会館)、山根聖也(竜司team)、竹嶋健史(バトラーツ)、吉間順一(MAXジム)ほか
■チケット VIP席(特典付)10,000円、RS席8,000円、S席6,000円、A席4,000円
※会場内に『東日本大震災』チャリティー募金箱を設置させていただき、大会の収益金の一部と共に、『東京都共同募金会』様を通じて、『東日本大震災』義援金としてお渡しさせていただきます。


■佐山サトル総監
「延期になった『武道 掣圏』第一回を5月24日に開かせていただきます。第零回大会を以前やりましたが、この大会はその延長線でございます。私が武道を創ろうとしてきたこの30年間、40年間の集大成が表れる試合であります。試合と言いましても、“表に出るようなエンターテインメント”という試合ではなくて、“心の内側に入れるためのエンターテイメント”だと思います。普通のエンターテイメントではないということは、0回大会を見ていただいた皆様にはよく理解してくれているなという印象を凄く受けます。0回大会が非常に好評でしたので、第1回大会はさらに凄いことになっていく……そういう世界を創り上げてみせます。

 もちろんプロレスの世界でも、格闘技の世界でも、しっかりとしたものを創り上げてきたつもりですが、この武道というのはそれとまったく異なる世界です。本物の武道がどこにあるのか。今ある武道が本物ではないということではないんですが、私の中にある本物の武道というのはどこにあるのか、それを追求してきました。

 その世界では、精神の強化、心の強化というものから全てが始まっています。それがこの武道の本当の姿です。“試合ではなく心の強化”。これに徹したいと思います。
 そして、新しい道場が今月の26日に、神楽坂のメインストリートにオープンします。もう看板とか出てますので、知っている人は知ってるんですけど、約100坪で、武道で心を強化するための道場です。格闘技の道場ではないし、プロレスの道場でもないし、心を強化する武道の道場であるということです。

“心とは何か?”ということを語りますと、えてして宗教だとか、ちょっと危ない世界ではないかとみんなによく言われるんですけど、そういうものでないということは、ご存じの方はご存じだと思います。

 しかし、精神世界についてほとんどの日本人は理解がない。これに挑戦していかなくてはならないです。私は宗教家ではありません。はっきり言って科学者です。そういうことを言っちゃいけないか(苦笑)。

 突然に何かをされると、凄い情動が表れます。しかし、武士道とは不動心です。不動心を養うためにはどうすればいいか。それがこの道場のキーポイントになります。先ほど言いました情動というのは第4期まであります。
 第1期。皆さんが学校に行く時、ヘビを見たとします。第1期というのは『瞬間期』で、“ああっ!”とビックリする。

 それから、第2期。これは『興奮期』です。つまり、闘争か、逃走か。戦うか、逃げるか。ヘビと戦う人はいないでしょうけれど。
 第3期。これは『重圧期』といいます。帰った時に、“またヘビが出たらどうしようかな”と重圧が来ます。これが格闘家の試合前や、今回の震災で“また地震が来るんではないのか?”とか“また1期に戻るのではないか?”という感覚ですね。
 第4期というのは『変調期』。これは鬱病やストレス障害などという状態になってきます。
 脳を思い浮かべてみれば分かるんですけど、視床下部の方に海馬というのがあって、その先に扁桃体というのがあるんです。その扁桃体から副腎皮質刺激ホルモンというのが出て、副腎で糖質コルチコイドに変わって、それからアドレナリンになって、自律神経を変えていきます。その自律神経が、被災地の方はバランスを崩したりするんですね。

 何かもう一度問題が起こると、自律神経のバランスが悪くなって、目が寄ってしまったり、手に汗をかいたり、心臓がバクバク言ったり……。皆さんも経験あると思いますが、だから驚くんです。この第4期を全て経験した結果でトラウマになるんです。

 自律神経は2つしかないのですが、交感神経が優位になってバランスを崩します。しかし、もう1つ副交感神経があります。催眠……つまり変性意識は、この副交感神経を上げることです。これが不動心なんです。禅の世界も、瞑想の世界も、催眠療法の世界もすべて同じです。

 これは科学的なテクニックの根拠によって表しているんです。先日、東京スポーツに“佐山が被災地を助ける”と出ました。確かに助けたいです。はっきり言って行きます。でも、あの新聞の記事を見た人に“佐山さん、ひどいことを言いますね”と言われました。なぜか分かります? 催眠というのをバカにしているんですね、日本の場合は。これは日本だけです。催眠を異物のものだと考えるという。“佐山、催眠はやめた方がいいよ”ともう何人にも言われてます。違うんだよと。催眠術ではないんだよと説明してるのに、そんな風に言うなんて、僕をバカにしているというか、催眠をバカにしているというか。本気で言っているのに、それを分からない人たちがたくさんいます。だから、僕はこの武道でやることを分からない人はたくさんいると思います。しかし、これに挑戦していきます。

 私は被災地に行ってそういう人たちを助けるし、PTSDの治療も催眠は得意としてます。催眠術ではないということですね。精神的なことをやるのも武道の役目の1つだということです。

 皆さんがもし敵に囲まれて、銃撃戦になった時。ビビッた状態で、“ああ、怖い”なんていう情動の中で戦うことができるでしょうか? 冷静な判断をして、視野を広げて、何事も無かったように平気で銃を打てるような状態。それは人殺しという意味ではなく、国民を守るために打てるような状態とか、そういうのをしっかりするべきなんですね。これは武道の世界です。

 武道だとわかりやすいのは、刀を持ったりとか、槍を持ったりとかの世界ですけど、今、アメリカでは進歩していて、アーチェリーの選手は脳波を測りながら練習しています。脳波を測ると、集中波とリラックス波が出ます。トレーナーは機械で同時に2つの脳波を見てて、“今は調子いいですね”とか“集中波は出てますけど、リラックス波は出てないですよ”と、全部管理しながら練習しています。二流選手は集中波は出ますけど、リラックス波は出ません。一流選手は両方出ます。157種類の脳内ホルモンがありますが、その1つが脳内に入っていって集中する。リラックス波は皆さんご存じ通り、セロトニンもしくはドーパミンとか、そういったものが出てきます。いろんな物質が混ざり合って出てくるわけですね。それをコントロールするというのが我々の武道の世界だということです。

 なぜ礼儀が大切か? そんな武道の精神世界についてどうのこうの言っても、無意識の中には、これはユングの世界の話ですが、半分以上は普遍的無意識、集合的無意識、そういうものがあります。
 今は被災地の方々を日本中の人が皆さん助けてあげようと思っているはずです。これは日本人だからです。インドネシアやスマトラ島の時は、助けてあげたいけどこれほど親身にはなってないと思います。サッカーの試合があるなら日本代表を応援するでしょうし、高校野球であれば出身地のチームを応援するだろうし。人間も猿ですから、共通的な無意識、群れ意識というのはどうしてもあるんです。そこが強くなければならないです。

 これは宗教もそうです。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、そういうものも普遍的無意識の中で揃っています。そこに、“こういう歴史があって、こういう礼儀作法があるから、私たちはこういう風に強くなれるんだ”というものがあります。この礼儀作法も武道です。
 そして、義を持つこと。自分の正義を持つこと、これも武道です。そして、その普遍的無意識の中で作っていくと。先ほど言った術……禅とか瞑想は全てそうですが、そういうものを使って行うのが武道です。

 それを治療することもできます。先ほど話した回路ですが、それが逆流しておかしくなると、ノルアドレナリンとなって脳を溶かし始める。こういう状況が人間にはあるわけですね。そして、それを治療することも同じ回路ですから。だから、私は療法ができるんです。

 催眠というものをバカにしたりとか、私をバカにしたりとか、本気で言ってくるんですが、僕に救われている人というのはいっぱいいると思いますよ。ストレス障害、PTSD、何人も救ってますよ。それをなぜ分からないというのか。これは本当に日本の恥ずかしいところですよ。恥部です。

 皆さん、“俺は強くなりたい”“不動心を持ちたい”と心かげると思います。持ちたいと思うのは、催眠だって一緒ですよ。私は催眠にかかりたくない、治療をしてもらいたくないと思う人に催眠なんてかかわるわけがない。番組で“私に催眠をかけたら100万円”とかやっている人間たちはいますけど、ああいうのは恥です。

 とにかくそういう世界で、普遍的無意識が強くなるかならないか、それが懸かっていると。催眠というものも意味が強いということです。催眠という言葉が悪いんですね。自己変性意識というか、そういう名前で呼んだ方がいいかもしれません。これが私のこれからの挑戦です。武道も全てそうです。挑戦です。

 そして、道場の練習では居合いが入ります。居合いというのも、人を斬るための居合いではなくて、自分の心を強くするための居合いだということです。日本の普遍的無意識を全てそこに集合させて、居合いを作るわけですね。人を斬る刀であれば斬っちゃえばいいわけですね。これが居合いの本法だと思っている人もいますが、人を斬るためのものではなくて、しっかりとした自分が、そのまま内側に入っていくというのを精神的に作るための居合いです。こういう居合いをやります。

 格闘技の方は体術の方ですね。総合実戦格闘技を我々はやっているわけですから、そのトレーニングも行います。あと、勉強もやります。歴史の勉強はもちろん、礼儀作法もやりますし、陽明学もやります。士禅という形で禅もやります。ヨガなんかもやります。

 皆さん、私とこういうような話をするのは初めてだと思いますので、驚かれていると思いますけど、私はこの間、30時間のセミナーもやってきましたし、脳が何でこうなるのかを全部理解しているつもりです。それから歴史のこともすべて理解しているつもりです。今度は歴史の真実の本もこれから出すことになります。ある先生と一緒に出します。

 5月24日の話に戻りますが、今回は桜木と若翔洋さんが一騎打ちします。これも礼儀の世界、心の内側の世界を趣旨としてやるわけです。私は8角形の試合場の中でジャンケンをやるのでもいいと思ってます。選手は勝つと思わなきゃダメですけど、礼儀作法から、普遍的無意識を背負って試合場に向かっていき、試合が終わった後にまた帰っていく姿、これの方が重要だと思います。僕は相撲が大好きなんですけど、これが相撲が忘れてしまったことじゃないでしょうか。それは精神世界だったということです。選手は勝つことを考えて、礼儀作法も両方ともやる。もちろん勝った場合に、今のスポーツのように喜んだりするとその場で失格になります。それから、礼儀作法を間違えた時も失格になります。

 それから、我々の伝統である侍が持つ刀。金打(きんちょう)はお互いに仲を違えないぞということを意味します。武士に二言はない、約束を違えないぞという合図です。これで誓わせて、試合場に臨ませます。これも大きな特徴の1つです。

 リング下に落ちたら負けというのは、別に勝負にこだわっているからではありません。なぜそうなるかというと、総合格闘技において、寝技はまた別にやればいい。立ち技においては、足腰を強くさせたい。ヒッティングと立ち技のグラップリングに関して、最も強いところをこれによって育てていきたい。お相撲さんは足腰が物凄く強いです。ちょっとスタミナは問題ですけど、足腰は強いし、瞬発力も凄いです。もし、お相撲さんがグローブを付けて、こういうルールでやったらどうなるでしょう? ヒッティングに長け、グラップリングにも強く、足を表に出されない足腰の強さを持っていたら。押さえ込まれたら負けというのは、押さえ込みまでを総合格闘技の重要な部分とするからです。3秒間で1本とするのも、“早いんじゃないですか?”“違うんじゃないですか?”と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこまでを強くすることによって、立ち技が強くなるんです。相撲のように、どこか手を付いたら負けとかいうと、まだ立ち技の分類に入ってますから、まだここから逃げることができます。それを逃がさないまでにすることが掣圏のルールだということです。それは総合格闘技において強さを発揮させる……最も強いものがここに表れてくるという趣旨です。これは実戦上のもので、単にやっているわけではありません。

 今回出場していただける方は、その思想を持って出ていただける方ばかりです。礼儀作法、刀礼とかも進んでやってくれる方ばかりです。ややっこしいなとか思うんじゃなくて、この雰囲気を味わいたいなという人ばかりです。こういう人たちを育てていきたい。

 戦いを育てるのは、桜木や瓜田、うちの師範ができます。もう何千人もいます、そういうのは。でも、精神を育てることができるかどうか。そこが問題になってきます。こういう儀式というかな、こういうものに則っていくのが第1回の掣圏大会です。本当に期待して見ていただきたいです。記者の皆様にも趣旨を分かっていただいて、記事にしていただきたい。東京スポーツさんにあれだけ書いていただけたのにかかわらず、“ひどいことを言いますね”と言われる日本を変えていきたい。

 被災地にPTSDの方々がいらっしゃったら、今すぐは仕事が忙しいのでいけない状態ではありますが、行くとしたら、1人15分〜30分ずつでドンドン安定させてあげたい。そして、東京にいて、今回の被災でPTSDならびにストレス障害になられている方も、僕はいつでも受け付けますので。ただし、ファンで僕に会いたいからとか、催眠をやってみたいとか、そういう気持ちで来るのは絶対お断りです。本当に被災地の方にはボランティアでやります。

 第零回大会も凄く充実した試合だったわけですが、これはプレッシャーをかけるわけじゃないですけど、第1回大会はさらに充実した試合になると思います。そして、その真意を見てください。第0回大会はビールやお酒を飲めないような雰囲気になってしまったと。いい意味で緊張感が出て、大変ビックリされた方がいっぱいいると思いますが、さらにそういう世界になっていきます。それから、申し訳ありませんが、記者の方々もカメラマンの方々も正装で来ていただきたい。そういうものも普遍的無意識の中でしっかりしたい。礼儀作法とか、マナーとか、服装だとか。女性関しては歩き方の問題だとか、いろんな部分で世界に恥じることのないような日本人にしていきたい。そういう世界を僕は作りたいというこどです。これはTPOですよ。普段は皆さんもどんな格好でも構わないですけど、そういうところに出る時だけはそういう風にしていきたいということですね。

 道場はかなり広いですね。最高の畳を使わせてもらっています。器具も充実していまして、サンドバックは11個あります。そのうち3つはサウナ室の中にありまして。まあ、40度の設定ですけれど。非常に充実した道場です」


■質疑応答
――第零回大会からルールは変更される?
「いろんな方からいろんな意見を聞いたんですが、そのままいこうじゃないかと。変えてしまうと、また一から練習が変わってしまうので、そこはこのままいこうじゃないかということに決まりました。ただ、サブリングは硬かったんで、それはもう少し柔らかくします。安全性を考えて」

――今回は桜木選手が試合をするが、愛弟子としてどういう試合を期待する?
「期待は挨拶や態度ですね。心・技・体がしっかりしたものであると。日本武士道を背負っているものであると、その子孫であるということを堂々とさせるような態度で試合をやってもらいたい。本人はこういう風に考えてはダメですけど、僕は勝ち負けはまったく関係ないと思っています」

――興義館と神楽坂の新道場との棲み分けは?
「興義館はプロだけです。新道場では強いスパーリングをやりませんし、プロの選手が激しくやってもみんな引いてしまうので、そういうことは一切避けて、精神的なことをあちらでやります。興義館には本が並ぶと思います。精神的なことの難しい本ばかりだと思いますが、ここは研究室にします。昼間はプロが練習して、夜は研究室になります。博士号を持っている方とかに来ていただいて、会合をやったりとか。もちろんセラピーはどちらでもできます」