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2月17日(水)、リアルジャパンプロレスが東京・興義館において記者会見をおこない、初代タイガーマスク同席のもと、3・24後楽園ホール大会におけるレジェンド選手権試合、<王者>関本大介vs<挑戦者>長井満也を発表した。


リアルジャパンプロレス 3月24日(木)後楽園ホール大会『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD W』(試合開始18時30分)
▼メインイベント
レジェンド選手権試合
<第9代王者>関本大介(大日本プロレス)vs<挑戦者>長井満也(ドラディション)
※第9代王者、初防衛戦。





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●会見には初代タイガーマスクがタイトル戦決定について、王者・関本大介と挑戦者・長井満也が出席、試合への意気込みを述べた。

初代タイガー「関本選手と長井選手の試合ですけども、前回(12・9後楽園)、関本選手が船木(誠勝)選手と大変な試合、これぞストロングスタイルという代表的な試合をやっていただいたんですが、次回つづく選手としまして長井満也選手がいます。私たちが一番期待している選手です。ストロングスタイルの牙城を守ってくれる人たちがストロングスタイルの試合をしてくれる、最高の試合をしてくれる、このことにかけてますので、それにふさわしい挑戦者ということで、長井選手が挑戦してくれます。必ず、前回にも勝るとも劣らない、いい試合をしてもらえるということを念頭に置いて、この試合を組んでます。期待してください、みなさんも。ストロングスタイルの牙城を残れるかどうか、これに全部かかっていると思いますので期待してください。よろしくお願いします」

長井「今回自分が挑戦させてもらえるのをOKしてくれたリアルジャパンさんに感謝します。自分が今年プロレスデビュー25周年になって、自分もレスラーとしての残りの時間とか試合の数とかを考えると、完全燃焼したい、自分が燃えられるような試合をしたいと思うようになり、そこで、ボクは前から関本君と試合をやりたいなと思っていたので、前回の後楽園ホール、その関本君が船木さんと熱い試合をしてチャンピオンになったので、誰も挑戦の手を上げる前に、自分が一番最初に手を上げさせてもらいました。当日は、ファンの人に喜んでもらうのはそうですけど、プロレスラー長井満也、自分が満足できる試合をおこないたいと思います。よろしくお願いします」

関本「大日本プロレスの関本です。去年の12月、船木さんに勝つことができてレジェンド王者になることができ、そして、長井選手がその後リングに上がってきて、ボクをしっかりと見つめて、挑戦させろと言われました。自分はその熱意に応えたいと思いました。だから、3月24日、後楽園ホール大会ではチャンピオンとして、長井さんの長井選手の気持ちをしっかり受け止めて、レジェンド王者を防衛したいと思います。よろしくお願いします」

初代タイガー「2人の間に挟まれているだけでもワクワクします。長井ちゃんが挑戦したいという意向を伝えてきたとき、それじたいがうれしくてうれしくてしょうがなかったです。長井選手、あるいはウチのストロングスタイル継承を守ってくれる選手、ウチにしかいないようなストロングスタイルとプロレスを融合したような選手たちというのは、なかなかウチにしかいないんですけども、その選手のひとりを育てることができる、2人が育っていくことができる。前回のストロングスタイル代表的な試合をやっていただいた関本選手に対してもお礼を言いたいし、船木選手に対してもお礼を言いたいし、いま2人がここにいるだけでワクワクしてくる状態が続いています。いかにこのストロングスタイルの牙城を守っていけるかどうか。その牙城を観客のみなさんも見られるということが、本当に大変幸せだと思います。リングの闘いのなかにあるんだと。闘いのなかなんだというストロングスタイル。闘いを見にきてください。この2人の白熱を見にきてください。それを声を大にして言いたいと思います。2人の特別な感情というのは、(髪の毛をかける)カベジェラ・コントラ・カベジェラの試合になるかもしれないので、よろしくお願いします。(長井のほうを見て)ウン? まあいいか。そのくらい熱意のこもった試合になりますので、ある意味では船木選手、前回の試合に勝るとも劣らないような試合展開になってくることを期待していますので、ぜひ、ぜひ、いい試合をいただけるものと。長井選手の蹴りの力も2倍くらいになっていると思いますので、そのくらい速いと思いますので、関本選手も油断しないように頑張っていただければ。それがいい試合になっていくと思いますので、期待してやまない。もう胸がワクワクしてる試合です。頑張っていただきたいと思います」


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――前回の関本vs船木が非常に素晴らしい試合だったが、その試合と、王者・関本選手の印象は?

長井「いやもう、ボクはむかしから関本選手のすばらしさは知ってるし、それで、いまってこう、それがボクの目指すスタイルになるかもしれないですけど、どっちかというとプロレス会場でどこどこの団体の誰ですって自己紹介をしてくれる若い子がいるんですけど、ボクからしたらキミがプロレスラーなのっていうような子が最近多い気がするんです。それこそ街中でその辺のにいちゃんとケンカしたら負けちゃうような。ボクのなかのプロレスラー像っていうのはそうじゃなくて、それを考えると、関本君というのはリングに上がって体を見せただけでもコイツはレスラーなんだ、コイツは強いと。技を受けるときも強い気持ちで正面から受けるし、自分から攻めるときも迫力があるし、だからボクは、そういうボクがプロレスラーだと認めている人とプロレスの激しい試合をしたいです、ハイ」

――最初の挑戦者に長井選手が決まったことについて。

関本「まず去年の12月にベルトを取ったときに長井さんが長井選手がリングに上がってきて、自分を見つめるその目を見て、あ、これは本気だと感じました。気持ちが伝わってきました。以前も何度か闘ったことがあったんですけど、不透明決着に終わったりしてたので、その目を見てですね、こんどは男と男の勝負ができると、ハイ」

――初防衛戦の相手にふさわしい相手?

関本「その通りです」

――長井選手は過去に2度レジェンド王者(第4代&第6代)になっているが最初の王者時代、2度に渡り関本と闘い2度とも両者リングアウトに終わっている(2010年11・7相模原&11年2・18代々木)。こんどのタイトル戦は決着戦の意識もある? それとも過去とはまったく異なるもの?

長井「ボクも年齢とキャリアを重ねて成長してると思うし、関本選手もいまの日本のプロレス界のトップまで上がってきている選手だと思うので、3度目ですけどボクのなかでは過去の2回を引きずるとか、それに比べようという気持ちはないです、ハイ」


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――関本選手のコメントのなかでの「不透明決着」とは、その両者リングアウトを指している?

関本「そうですね、ハイ」

――こんどは立場を変えての対戦だが。

関本「まあ、王者としてその試合に臨みます」

――長井選手は25周年とのことだが今年やろうと思っていることは?

長井「ボクは25周年、正直自分が選手としてこんな長くできるとは思ってなかったので、まあ特別自分で25周年の興行というか大会を打つということはいまのところ考えてはいないです。ただ自分がドラディション所属で、こういうふうにリアルジャパンさんのリングにも上げていただいているので、そこで25周年の自分のなかで記念になるような試合が1試合か2試合させていただければいいなとは思ってます」

――今回のタイトル戦はそのうちのひとつでもある?

長井「そうですね、今年一年のスタートだと思います」

初代タイガー「(2人の意気込みを聞いて)関本選手は王者としての風格としても当然、前から若い選手ですけど、伸びてくる選手だと思ってましたけども、当然伸びてきたということです。長井ちゃんに言いたいのは、たとえば、強い選手がリングの上で強さを作っていって輝くのは当たり前なんですよ。それができるのがリアルジャパンプロレスなんで。見た目だけでドタバタやっているのが輝ける選手、プロレスラーだと思っている世間があるとしたらそれは大間違いなんですね。強い選手が光り輝く、これがリアルジャパンプロレスの一番の本道なので、その点では長井ちゃんは前から本当に期待している選手なんですよ。それは表面上のことはワーッと悪役ぶったり迫力があったりですけど、本当は動きなんですよ。その動きを、蹴りのスピードをもっと倍にしてもらいたいし、倍になるだろうし、もっと老獪なテクニックもあるだろうし迫力もあるだろうし、違う面で関本選手はもう迫力は持ってるし、その実力という点ではお互いが均衡している世界のなかで、長井ちゃんに上がってきてもらいたい。上がらなければリアルジャパンのリングではないということですね。ストロングスタイルはそういうものです。強さがなければリング上にはきてはならない、資格がない。これをもって光り輝いてほしい。(長井の頭を見て)長井ちゃん光り輝いて、あれ…。光輝いてる方面で光り輝いてほしいと思いますね。それがリアルジャパンのリングだということを証明してもらいたいですね。お客さんもそう思ってもらいたいですね。その迫力ある実力と迫力ある関本選手のプロレス、根性って言うんでしょうか。そういうものなにも言うことはない。先ほども言ったように2人がいるだけでワクワクしてくるようなそういう期待感でいま胸いっぱいです。ボクが胸がいっぱいのように、お客さんもその心意気がわかってくれれば胸いっぱいになれると思います。すごくいい試合になると思いますよ。以上です」


対戦カード

<メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[第9代王者]関本大介(大日本プロレス)vs[挑戦者]長井満也(ドラディション)
スーパー・タイガー(リアルジャパン)、スーパー・ライダー(リアルジャパン)、藤波辰爾(ドラディション)、船木誠勝(前王者(第8代)/フリー)、ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)、アレクサンダー大塚(AODC)、折原昌夫(メビウス)田中稔(WRESTLE−1)、グラン浜田(フリー)、タカ・クノウ(チーム太田章)、長谷川秀彦(フリー)、間下隼人(リアルジャパン)、 “力道山3世”力(リキエンタープライズ)、LEONA(ドラディション)

他出場選手及び対戦カードは、後日追加発表いたします。
※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。


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■大会名:『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLDIV』
■開催日:3/24(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)


2016-02-22 20:20 この記事だけ表示

リアルジャパンプロレス12・9後楽園ホール大会直前
船木誠勝vs関本大介の一騎打ちを堪能するための2つのポイント
スーパー・タイガーと諏訪魔の刺激的初遭遇の先にある可能性とは?

 12月9日、東京・後楽園ホールでリアルジャパンプロレス年内最後の大会となる『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD V』が開催される。

(取材・文:村上謙三久)




●船木誠勝vs関本大介を堪能するための2つのポイント

 

メインイベントはレジェンド王者となった船木誠勝の初防衛戦。「ギリギリの試合がしたい」という新王者に対し、挑戦者として名乗りを挙げたのが大日本プロレスの関本大介だ。

 

「船木の技」対「関本の力」。タイプの違う2人の戦いは刺激的だが、この一戦を楽しむ上で2つのポイントを挙げたい。

 

1つは「過去の関係」。世代も歩んできた道のりもまったく違う船木と関本の間に、2011年12月に全日本マットで実現した1度きりの直接対決以外接点はないと思われていたが、船木が一時現役生活を離れ、役者として活動していた時に秘めた関係があった。

 

2005年に公開された映画『真説タイガーマスク』。哀川翔が主役を務めたこの作品で、船木はタイガーマスク役を演じている。引退して5年が経ち、格闘技生活から完全に離れていた船木は、タイガーマスクの動きを再現すべく、佐山サトル本人に師事して特訓を行った。場所は大日本プロレス道場。その相手を務めたのが関本だった。1999年にデビューした関本が大日本のデスマッチ戦線でちょうど頭角を現し始めていた時期のことだ。

 

子供の頃からプロレスファンだった関本は、“U系”も好きで、パンクラス時代の船木の試合も見ていた。一大ムーブメントを作り上げたパンクラスをけん引する船木の姿は、学生時代の関本から見て、光り輝いていたに違いない。そんな船木との練習はとにかく緊張したという。

 

船木はこの映画に出演したのが縁で、リアルジャパンプロレスの旗揚げ会見に出席。その関係が10年後のリアルジャパン参戦に繋がった。つまり、リアルジャパン旗揚げ直前に、初代タイガーマスク、船木、関本が一緒にトレーニングを積んでいたのだ。旗揚げ10周年記念イヤー最後の大会で、この2人がメインイベントで対戦するのはとても運命的である。

 

もう1つのポイントは試合に直接関係のある「浴びせ蹴り」だ。上記した全日本マットでの直接対決(2011年12月1日、名古屋国際会議場大会における『世界最強タッグ決定リーグ戦』公式戦、船木&河野真幸vs関本&岡林裕二)で、関本は船木の浴びせ蹴りを不意打ちで食らい、KO寸前に追い込まれた。

 

船木は今回の試合に向けて、「打撃で攻める」と明言している。当然、浴びせ蹴りも狙っていくはず。実際にベルト奪取を果たした9・18後楽園でのスーパー・タイガー戦でも、浴びせ蹴りが勝利の決め手となった。「浴びせ蹴り」がどこで放たれ、関本がどう対応するのか。これが勝負の分かれ目になる可能性が高い。一瞬で決まる技だけに、一秒たりとも見逃せない戦いになりそうだ。

●スーパー・タイガーと諏訪魔の初遭遇が持つ可能性

 

セミファイナルでも注目の対戦カードが実現。元レジェンド王者スーパー・タイガーが初参戦の全日本プロレス・諏訪魔とタッグで対戦する。S・タイガーはアレクサンダー大塚と、諏訪魔は佐藤光留とそれぞれ組んで激突するが、両者にとってこの試合は“出直し”の一戦となる。

 

S・タイガーは2013年12月に長井満也を破ってレジェンド王座を戴冠。船木に敗れるまで4度の防衛に成功し、1年9ヵ月間ベルトを保持していた。それ以前にも2012年7月から8ヵ月間王者だった時期があり、まさにS・タイガーにとっては“虎の子”と言えるベルトだ。そんな王座から陥落してしまったのは、大きな後退を意味する。万全ではないコンディションだったとはいえ、船木に完敗を喫したインパクトはそれほど大きい。

 

ベルトを失った以上に大きいのは、リアルジャパンをけん引する立場を船木に奪われてしまったことだろう。初代タイガーマスクの欠場という非常事態の中、リアルジャパンを背負って立とうと決意したはずなのに、通行手形であるレジェンド王座を失ってしまった。
 今回は再び高みを目指すためにも大事な再起戦。そこでS・タイガーは自ら外部との対戦に活路を開こうと団体側に働きかけ、諏訪魔との対戦が決まったのだ。

 

一方、諏訪魔も外部との戦いで辛酸を舐めたばかり。新たな刺激を求めて、昨年から藤田和之戦実現に動いたものの、舌戦ばかりが続いて泥沼化。天龍源一郎の粋な計らいで、11・15両国で行われた引退興行のセミファイナルでやっとタッグ対決(諏訪魔&岡林vs藤田&関本)が現実のものになったが、肝心の戦いは噛み合わず、激しいブーイングを浴び、パートナーを務めた大日本勢の名が大きく上がる結果となった。
 そんな状況でも、諏訪魔は対他団体の継続を決意。そこで決まった最初の試合が今回のリアルジャパン参戦だった。S・タイガーの格闘家としての実力も決して侮れない。藤田戦に引けを取らない危険な対決となる。

 

この試合はさらにその先を見据えた戦いでもある。2人ともメインイベントを強く意識。S・タイガーは当然、レジェンド王座返り咲きを目指しており、諏訪魔もこのベルトに興味を示した。両者とも内容でメインを食ってやろうと虎視眈々と狙っている。
 諏訪魔は前述した天龍引退興行で関本と対戦しており、大日本の12・20横浜大会ではタッグ結成も控えている。かつてはアジアタッグ王座を懸けて争った両雄のライバル関係が一気に燃え上がる可能性も……。もちろん船木も全日本マットでしのぎを削った仲だ。そこにS・タイガーも加われば、リアルジャパン、全日本、大日本の3団体を股にかけた抗争に発展する可能性もある。ただ、今後に繋げるためには、なにより今回の試合が激しい戦いにならなければならない。S・タイガーにも、諏訪魔にも、溜め込んだ鬱憤を晴らすような大暴れを期待したい。

●全試合注目の試合が目白押し

 

その他の対戦カードも全て注目の試合が組まれた。第4試合は藤波辰爾&柴田正人&LEONAvsグレート・タイガー&エディ・フレンチ&那須晃太郎の一戦。藤波は持病でもある椎間板ヘルニアに加えて脊柱管狭窄症も併発して、9月に腰を手術し、11月に復帰したばかり。ほぼ毎大会出場しているリアルジャパンでも9月大会を欠場しており、半年ぶりの登場となる。

 

鋭い蹴りとラフファイトを巧みに使い分けるG・タイガー、レスリングとルチャを融合させた変則的な戦いを見せるフレンチ、イキのいい蹴撃ファイターの那須と相手はくせ者揃い。まだコンディションが万全とは言えない藤波にとってやりづらい3人となるが、ここで心強いパートナーとなるのが息子のLEONAだ。急遽欠場した藤波に代わり、ドラディションの10月シリーズでは連日2試合出場のダブルヘッダーを経験。精神的に一回りも二回りも大きくなった。また柴田もリアルジャパンマットで存在感を強めており、頼りになるはず。藤波だけでなくパートナーの2人の動きにも注目したい。

 

第3試合はウルティモ・ドラゴン&田中稔vsザ・グレート・サスケ&折原昌夫のタッグマッチ。プロレス界で頂上を極めた実力のあるジュニア戦士が揃ったこれ以上にない豪華な試合だが、折原は6月大会で古傷の首を痛めて、9月大会を欠場しており、半年ぶりのリアルジャパン復帰となる。約3年ぶりの出場となるサスケとのコンビで、ウルティモ&稔の実力者タッグを破り、復帰戦を勝利で飾りたいところだが……。

 

第2試合は5分3ラウンド制という変則的な試合。関節技を得意とするタカ・クノウと長谷川秀彦が対戦する。クノウは2010年に開催された第3回世界グラップリング選手権で日本人初の王者になった猛者。一方、長谷川は元全日本サンボ王者であり、元DEEPウェルター級王者で、今年6月にリアルジャパンマットでプロレスデビューを果たしたばかり。世界レベルの関節技の取り合いがこの試合の見所となるが、同時にプロレスへの順応能力も見比べたい。

 

そして、第1試合ではスーパー・ライダー&間下隼人vsグラン浜田&“力道山三世”力のタッグマッチ。間下と力は対戦するたびに意識した戦いを繰り広げており、今回も激しいぶつかり合いでのっけから場内を盛り上げてくれるはずだ。
 今年最後のリアルジャパンプロレスでも熱く激しい“ストロングスタイル”が体感できることは間違いなし。ぜひ会場に訪れて、その目で目撃してみては?


対戦カード

【全対戦カード】
<第6試合 メインイベント レジェンド選手権 60分1本勝負>
[第8代王者]船木誠勝(フリー)
vs
[挑戦者]関本大介(大日本プロレス)

<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
諏訪魔(全日本プロレス)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

<第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)&柴田正人(フリー)&LEONA(ドラディション)
vs
グレート・タイガー(国籍不明)&エディ・フレンチ(フランス)&那須晃太郎(フリー)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&田中稔(WRESTLE-1)
vs
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)&折原昌夫(メビウス)

<第2試合 シングルマッチ特別試合〜5分3ラウンド制>
タカ・クノウ(チーム太田章)
vs
長谷川秀彦(アカデミア・アーザ)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&間下隼人(リアルジャパン)
vs
グラン浜田(フリー)&“力道山3世”力(リキエンタープライズ)

<特別エキシビジョン 2分×2R>
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
朝倉雅也(神戸)

※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。

■大会名:『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLDIII』
■開催日:12/9(水)
■会場:後楽園ホール (東京都)

2015-12-07 19:14 この記事だけ表示

[レジェンド王者]船木誠勝が関本大介戦への決意を告白
「得意の打撃で“肉の壁”関本選手を斬りにいく!」

 12月9日、リアルジャパンプロレス『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD V』後楽園ホール大会が開催される。年内最後の大会でメインイベントを飾るのはレジェンド選手権試合。9月大会で王座を獲得したばかりの船木誠勝が、大日本プロレスの関本大介を挑戦者に迎え、初防衛戦に臨む。決戦を控えた船木にタイトル戦に臨む決意と、現在のプロレス観を聞いた。

(取材・文:村上謙三久)




●「映画でタイガーマスク役をやった時が初遭遇」

――対戦カードを発表した記者会見で「関本選手は苦手なタイプ」と仰っていましたね。

船木 やっぱりちょっと未知数なところがあって。今までにあんまりやったことのないタイプというか。大きい選手とはやってきたんですけど、関本選手は身長からするとジュニアじゃないですか。だけど、あの体型というのは今までにないタイプですね。

――同じパワーファイターでも、全日本マットで対戦した諏訪魔選手とは違いますよね。

船木 違うと思います。逆に自分より背が低くて体重のある相手だと、ハイブリッドブラスターで持ち上げるのが難しいんですよね。苦戦するんじゃないかというイメージがあります。

――関本選手とは、2011年に『世界最強タッグ決定リーグ戦』の公式戦(12・1名古屋大会での船木&河野真幸vs関本&岡林裕二)で1度だけ対戦経験があります。

船木 岡林選手を蹴った感覚はあるんですけど、関本選手と絡んだ記憶があまりないんです。

――直接対戦はしなくても同じリングに立つことはよくありますが、関本選手の試合はご覧になっていますか?

船木 結構見ますね。正直、あまりやりたくないなと。何でも跳ね返してしまいますしね。

――関本選手は現在34歳で、デビュー16年。プロレスラーとして脂が乗っている時期です。

船木 今が最高な時じゃないですかね。業界の中で注目されているレスラーのひとりだなという感じがします。実は、彼のことを2005年に知ったんです。映画『真説タイガーマスク』でタイガーマスク役をやった時に練習相手をしてもらったんですね。大日本プロレスの道場でやっていたんですけど。

――船木さんが現役復帰をする前に役者として活動されていた時期ですね。

船木 佐山さんの指導で、関本選手を相手に1、2週間ぐらい練習をやったんです。その時に「凄い体をしてますよね」っていう話を佐山さんとしてたんですけど、それが初対面ですね。その後、2010年にプロレス復帰をしてから、彼の試合を見るようになって、「ああ、あの選手がこんなに活躍するレスラーになったんだな」って。


●「異種格闘技戦のような試合になると思います」

――戦うとなると、やはり打撃から崩しに行く作戦でしょうか?

船木 それしかないですよね。やっぱり正面から組み合ったとしても、完全に力負けすると思いますから。打撃を入れながら崩していかないと無理だなという感じがします。

――ああいう体型の選手を蹴っていると自分も疲れるのではと思うんですか。

船木 あまり鍛えている部分は狙えないですね。こっちがしんどくなっちゃうんで、要所要所で効く場所を狙っていかないと。頭を蹴っても倒れなそうな感じもしますからね。どこまで自分の打撃を受けきれるのかなという興味もあります。今まで戦ってきた選手のほとんどが自分の打撃を強烈だと言っていましたんで。

――考え方を変えれば、いつも以上に思いっきりいけると。

船木 そうですね。今回に関しては「力」対「技」というのが一番表現しやすい試合になると思います。

――船木選手がいくら蹴っても、あの強烈な逆水平チョップとの打ち合いになってしまうときついでしょうね。

船木 正直、打ち合ったら無理でしょう。まあ、自分はスタイル的にも打ち合いには持ち込ませないので。そういう意味で言うと、ちょっと異種格闘技戦のような試合になると思います。どれだけ体が丈夫だと言っても、人間なんで急所があるものなんです。普通の人であれば1発で倒れるものが、もしかしたら3発、4発、5発をかけないと倒せないかもしれないですけど、そこは根気強くやっていくしかないですね。

――狙えるなら短期決戦もありえますか?

船木 突拍子もない技がハマれば、短期決戦はありだと思います。ただ、それなりに警戒はしてくると思うので、どうですかね? 打撃で短期決戦という作戦はあんまり通用しない気がします。


●「セミを意識したらやられてしまうんで、関本選手しか見えないです」

――きつい戦いが想定されますが、それが楽しみな部分もありますか?

船木 そうですね。フリーになったので、やったことのない試合をドンドンやっていきたいという気持ちがありますんで。今年最後にこの試合が出てきて、いい仕事終わりじゃないですけど、勝って年を越したいなという気持ちがあります。

――レジェンド王座のベルトを獲った時に「何歳までもできないギリギリの試合をやりたい」と仰っていましたが、まさにそういう戦いになりそうですか?

船木 はい。今日、たまたまドリー・ファンク・ジュニアやマスカラス、ザ・グレート・カブキさんと組むんですけど(取材日は12月1日)、おそらく自分の場合は、今のスタイルでやっていくと、70歳までリングに立つことはできないと思うんです。ここまできたら、いつリングに上がれなくなってもいいような、悔いのないような試合をしていきたいですね。試合数が減った分、一戦一戦記憶に残るような感覚でやっていますんで。

――セミファイナルでは、スーパー・タイガー選手と全日本プロレスの諏訪魔選手がタッグで対戦することになりました。お二人とも船木さんと縁のある選手ですが。

船木 それこそ関本選手を含めて、タイトルに絡む可能性がある実力者が増えていけばタイトルも光ってくると思うんですよね。そういう意味では、諏訪魔選手のリアルジャパン参戦は大賛成です。

――「試合内容で勝負したい」という意識もあるようなのですが、それを受けて船木さんは?

船木 自分が一番いい試合をしたいというのはみんな思うことなんで。自分の場合、そういうことを考える時代からかなり経っているのでね。今はとにかく頑張って、最高の感覚で試合ができれば、ファンの人たちも楽しんでくれるだろうという気持ちでいます。メインを食うとか、セミに負けないとか、そういう感覚ではないです。

――やはり自分との戦いという気持ちが強いと?

船木 そうですね。他の試合に目を向けてたら、おそらく相手にやられてしまうと思うんで、関本選手しか見えないです。


●「レジェンド王座は自分のためにあるベルトじゃないかなって」

――レジェンド王座のベルトを巻いた時、最初は「実感がない」と仰っていましたね。

船木 正直、スーパー・タイガー選手がベルトを持っているなとは思っていたんですが、どういう防衛戦をやっていたのかをまったく知らなかったんで。自分がリアルジャパンに参戦した時にタイトルマッチは1回も見てないんです。そういうところで、「このベルトはどんな存在なんだろう?」と思ってました。

――ベルトを取って3ヵ月経ちましたが、自分に馴染んできた感覚は?

船木 なんか自分のためにあるベルトじゃないかなって。それぐらいに今は思っています。写真で見たら本当に似合ってたんで、凄く愛着がありますね。昔、初代タイガーマスクが巻いていたベルトのデザインと近いじゃないですか。全日本では三冠王座も獲ったことがあるし、ZERO1の世界ヘビー級王座も巻いたんですけど、どこか「他人のベルト」という感覚があって。でも、今回は「自分のベルト」という感じがするんです。

――船木さんがリアルジャパンに参戦し始めてから2年が経ちました。初代タイガーマスク選手とのタッグ結成、長井満也選手や藤原喜明選手との再会、そしてレジェンド王座奪取とドラマティックな試合が続いてきましたが、船木さんの目から見て、この団体はどんな印象ですか?

船木 やっぱり自分が15歳からやっていた新日本の源流を受け継いでいる団体だなと思いました。自分が20歳で新日本を辞めて、20年経ってプロレスに戻って来たんですが、その空白の時間がリアルジャパンには感じないですね。40歳の時に久しぶりに全日本プロレスに復帰して、武藤さんの団体だったんですけど、まったく自分の知らないプロレスが行われてたんですよ。浦島太郎みたいな感じでやってたんですけど、リアルジャパンは昔のままの源流があるなと思いました。

――全日本やWRESTLE−1での船木選手も異質な雰囲気がして良かったですが、リアルジャパンに出ると、物凄くハマるというか。

船木 なんかしっくり来るんですよね。それはたぶん、お客さんも見ててそう感じていると思います。それはタイガーマスクという存在が大きいと思います。

――現在、初代タイガーマスク選手は欠場中で、船木選手はことあるごとに「帰ってくるまで団体を守りたい」と仰っています。それだけ思い入れが強いんでしょうか?

船木 自分も46歳ですけど、30年以上前のタイガーマスクの記憶が未だにありますからね。佐山さん自身も最初はタイガーマスクをやりたいと思ってマスクを被ってなかったはずなんです。でも、それがこういう形になって、いろんな人の気持ちを動かしている。人の運や縁を感じますし、不思議だなって思います。


●「“プロ”と“モノマネでやる遊びのプロレス”は違うんです」

――リアルジャパンは“ストロングスタイルの復興”を旗印にしていますが、船木さんが思うストロングスタイルとはどんなものなんでしょう?

船木 自分が思うのは、“本当に強い人がやるプロレス”だと思っています。強くなるための練習をして育ってきた人間が行うプロレスだと思っていて。

――初代タイガーマスク選手が打ち出す考え方には共感できると?

船木 はい。それがプロレスだと思っているし、そうであってほしいですよね。じゃないと、胸を張って「自分はプロレスラーです」と一般の人に言えないと思うんです。今はお笑い芸人がプロレスをやったり、そういうイメージが強くなっているんで。でも、「プロ」と「モノマネでやる遊びのプロレス」は違うんです。本当に強い人がやることなのか。それとも強くない人が型でやっているのか。その差だと思いますね。

――プロレスに復帰して6年になりますが、いろいろと見てきて、そういう考えに至ったと?

船木 今の結論ですね。「別に強かろうが、強くなかろうが関係ないだろう」と言う人もいっぱいいると思うんですが、やっぱり戦いですから。「試合」って打っているわけですから、本当に戦い方を知らない人が型だけでやるもんじゃないと思うんです。そこは絶対に守っていきたいなと思いますね。パフォーマンスができることを最優先するんであれば、ダンサーとか、お笑い芸人とかの方がよっぽど上になっちゃうと思うんです。その人たちとの差が何かと言ったら、自分たちは戦いを見せているわけですから、強さだと思います。少なくとも、レジェンド王座に絡む相手はそういう人を選んでやっていきたいですよね。

――フリーに転向された際に「勝負するのは50歳まで」と仰っていましたが、今後はどういう戦いをしていきたいですか?

船木 できれば「若い人に倒されたい」です。ただ、自分も「倒されたい」だけでやるわけにはいかないですからね。今の自分ができる“最高”というものを常にキープしていきたいんで。それに対抗して自分を倒せる人に出てきてほしいなと思います、素直に。本当にお客さんも納得して、世代交代ができるような……。あと3、4年でそうなればなと。それが自分の理想ですね。

――ベルトを奪取した時に、前王者であるスーパー・タイガー選手との再戦を見据えた発言がありましたが、彼がそういう存在になる可能性もありますか?

船木 今だと「まだだな」という感覚があって、自分の中には勝てる自信がありますね。彼のプロレス自体が固まっていないような印象があります。スーパー・タイガーという影に潰されているような気がして。あの人の中身が出てきたら、もっと強くなりますよね。また挑戦してきてほしいです。


●「今も進化していて、昔の自分に勝てるような気もするんです」

――現役としてのゴールを見据えている中で、それでも自分が進化しているという感覚もありますか?

船木 進化はしていると思います。若い頃と比べたら、体力的には絶対に昔の方がありますけど、昔の自分に勝てるような気もするんですよ。その頃は知らなかった技や戦い方があって、今だからこそわかるものがあるんです。経験って凄い大事だなと思いますよ。ずるさで昔の自分を封じ込めれる可能性はあると思います。ドンドン無駄がなくなってきているんですよね。昔はいろんなことをやったりしましたけど、できなくなった分、本当に得意なところに集約するというか。そういう感覚ですよね。あえてあれもこれもという風にはしないようにしてます。

――復帰された直後よりも充実しているように見えます。

船木 今は自分がわかってきたというか。以前のように「どうしたらいいんだろう?」とか、「これをやった方がいいのかな?」って手探りでやっていた時はしっくりこなかったんですよね。

――今後、戦ってみたい相手はいますか?

船木 やっぱりやってない人ですね。ノアとか、新日本の選手にはほとんど触ってないんで。この間、アレクサンダー大塚選手の20周年大会でノアの選手とチラッと絡みましたけど(10・28後楽園ホール大会。大塚&モハメド ヨネvs船木&杉浦貴)、やっぱり新鮮ですよ。組むのも新鮮だし、やるのも新鮮っていう。自分もそう思うということは、ファンの人はもっと思っているはずなんです。これも組織の問題になると思うんですけど、門は常に開けておいてほしいです。諏訪魔選手が今回リアルジャパンに出ただけでも、カードに厚みが出ますから。そういう風にいろんなところにいろんな選手が出ていった方がいいと思うし、自分のその中に入りたいです。

――まさにリアルジャパンは開かれたリングで、様々なタイプの選手が出場していますから、こういうタイミングで船木さんが王者になったのも巡り合わせかもしれないですね。最後に関本戦に向けて、ファンの皆さんにメッセージを。

船木 初防衛戦なんで緊張してますけど、ベルトを守って来年を迎えたいという気持ちが強いです。自分の得意な打撃で“肉の壁を斬る”という、そういう気持ちで関本選手を斬りにいきたいと思います。応援よろしくお願いします。


対戦カード

【全対戦カード】
<第6試合 メインイベント レジェンド選手権 60分1本勝負>
[第8代王者]船木誠勝(フリー)
vs
[挑戦者]関本大介(大日本プロレス)

<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
諏訪魔(全日本プロレス)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

<第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)&柴田正人(フリー)&LEONA(ドラディション)
vs
グレート・タイガー(国籍不明)&エディ・フレンチ(フランス)&那須晃太郎(フリー)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&田中稔(WRESTLE-1)
vs
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)&折原昌夫(メビウス)

<第2試合 シングルマッチ特別試合〜5分3ラウンド制>
タカ・クノウ(チーム太田章)
vs
長谷川秀彦(アカデミア・アーザ)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&間下隼人(リアルジャパン)
vs
グラン浜田(フリー)&“力道山3世”力(リキエンタープライズ)

<特別エキシビジョン 2分×2R>
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
朝倉雅也(神戸)

※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。

■大会名:『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLDIII』
■開催日:12/9(水)
■会場:後楽園ホール (東京都)

2015-12-04 21:42 この記事だけ表示