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――リアルジャパン初参戦が決まって、現在の心境から聞かせてください。

「いろんな意味で緊張感をおぼえていますね。やっぱり佐山先生の提唱するスタイルというものも今回初めて自分は体感するわけですから、未知の部分もありますし。自分がいままでやってきたものとどう違うのか、自分がやってきているものがどう通用するのかと考えると、本当に気を引き締めていかないといけないと思うので、自分なりのプレッシャーは感じているつもりですね」

――初参戦となる6・29後楽園のカードが、ウルティモ・ドラゴン&倉島信行&松本崇寿組vsタカ・クノウ&小笠原和彦&青木篤志組と発表されました。青木選手としては、初参戦のカードが6人タッグマッチになったことに関してはどうですか。

「全員が実力者ですよね。実力ある選手の中に自分が入っているということがどういうことなのか。それを考えないといけないと思います。ただ試合をすればいい、試合をこなせばいいというものでもないし、もちろんそのつもりもありませんから、この実力ある選手たちの中で自分がどう対応していくか、自分がなにをしたら通用するのかということを考えないといけないと思います」

――この中で絡みのあるのはウルティモ選手のほか…。

「実は松本選手とハードヒットで試合をしたことがあるんですよ。シングルマッチでした。タカ・クノウ選手とはむかし、IGFでシングルをやっています」

――なるほど。それにしても珍しい組み合わせが満載のカードですよね。


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「そうですね。みなさんいろんなバックボーンがあって違うので、この中での自分はなんなんだってことですよね。レスリングをやっていたというのはもちろんありますけども、それだけでは通用しないのももちろんわかっていますので」

――敵味方問わず、意識する選手は?

「この中でしたら、まったく初めての倉島選手が気になっていますね。前に見たときに、倉島選手の気持ちの強さとか実力の部分とかを見ていて、この人はすごいなというのを感じたことがあったので、今回初めて肌を合わせられるということで、それに対してどうしていくかというのは楽しみであり、ちょっと恐いというか、そういう部分もありますね。あとは、小笠原先生ですね。まったく初の絡みであって、やっぱり空手の実力は見ても聞いてもいますし、同じチームだけども小笠原先生がどんな試合をしていくのか、どんな実力を持っているのか気になります」

――青木選手としては、この中でなにを見せたいですか。

「一番は、自分のいままでやってきたプロレスというものがどういうものなのか。そして、新しいもの、なにを自分が吸収できるか、それが自分の目標というか課題というか、そう思っています」

――ルチャあり、格闘技ありのカードですね。

「そうですね。みんな全員やってきたことが違う人たちの集まり、全然が別だと思うので。全員のスタイルが違う、考え方も違う、いろんなものがある中で、だけどやっぱり試合になれば(全員が)勝ちにいく。そこで佐山先生の言うストロングスタイルというものをみんなが持って挑んでいくということを考えると、じゃあ自分にできることはなんなのか、足りないものはなんなのか、ということがすごく大きな課題になるので、それを試合までにしっかりと考えて対応して、それを試合に出していきたいですね。終わったときは終わったときで、自分になにが残るかというものをしっかり考えていきたいですね」

――このメンバーでは、青木選手がもっとも純プロレスなのかなと。

「そうですかね。まあ、そうですね。日本のプロレスと考えてみたら、自分なのかなとも思いますけど、リアルジャパンのリングではヘタしたらボクはまったく違う流派というか、そういう部分もあるので、そこがどうなるかというのも自分では気になるところでもありますね」

――そこが見所にもなりますね。

「ハイ」

――全日本代表、EVOLUTION代表、それとも個人として参戦しますか。

「ボクは今回、個人のつもりでいます。ただ、スーパー・タイガーがいるという縁もあるので、タイガーのメンツも保たないといけないですから(笑)。そういう意味ではチームメートのためにという気持ちもなくはないですけど、あくまでボクは一個人として、プロレスラー青木篤志としてというのが一番ですね」

――いま名前の挙がったスーパー・タイガー選手は、リアルジャパンで諏訪魔選手と対戦したのをきっかけに全日本へ参戦するようになりました。そこから青木選手もスーパー・タイガー選手と組むようになりましたね。

「ハイ。本当にリアルに強い選手ですよね。技術だとか気持ちだとか強い選手なので、見ていてボクとしては頼もしいというか。一緒にやっていても楽しい選手なので、いいですね」

――現在は組む機会が多いですけども、対戦は?

「対戦は1回ありましたね。まだ(EVOLUTIONの)チームに入る前に全日本で対戦したことがあります。やっぱり、強かったですね」

――そのときなにを感じましたか。

「教わってきたことが違うので、そういう意味ではスタイルの違いを非常に強く感じましたね。でもだからといってなにが悪いわけでもなく、それはスーパー・タイガーのスタイルですから否定もしないですし。ただそれを彼が追求してやっていってくれれば、もっとすごい選手になるなと思っています」

――そのスーパー・タイガー選手が所属しているリアルジャパンですが、リアルジャパンへのイメージは?

「緊張感のある試合。すごい緊張感のある大会ですね。いままで自分がやってきたものの中で、いろんなことを経験してきましたけど、お互いが実力あって踏み込んではいけないラインとかをお互いが知っているとその緊張感が必ず生まれると思うし、本当の実力を持った人たちが集まるリングだなというのは感じていましたね」

――リアルジャパンは初代タイガーマスク選手の団体です。

「やっぱりボクらからすれば(初代タイガーは)ヒーローですから。なによりも格闘技の実力と、そういった格闘技の世界を創ってきた方ですよね。マスクを被っているのは伊達じゃないというか、本当の実力を求めてる方なんだなというのが、すごくわかります」

――リアルジャパンはストロングスタイルの復興をテーマにしています。

「そうですね。ストロングスタイルがなにを表しているかというのは、たぶん言葉じゃわからないと思うので、やっぱり肌を合わせてリアルジャパンのリングで闘って、道場で汗を流している選手たちと交わえることが自分にとってストロングスタイルとはなんなのかと感じられるいい機会だと思っています」


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――青木選手が出場する試合や大会全体から感じてみたいと?

「そうですね。なんでもそうですけども、中に入ってみないとこういうのはわからないので」

――そのリアルジャパンで頂点に君臨しているのがレジェンドチャンピオンシップです。現在、大谷晋二郎選手が王者で、6・29後楽園大会では船木誠勝選手が奪回をめざし挑戦します。このベルトに興味はありますか。

「現段階ではまだわからないですね。結局、今回が初めてなので、そこのベルトに(挑戦)というのがどういう意味を持つのかというのもまだわからないですし。ただ、興味はありますね。やっぱり、ストロングスタイルを追求するリングで一番のベルトですから、そこのチャンピオンになることがどういうことなのかというのはやっぱり見てみないとわからないし、やっぱり、そこでなにを自分が感じるかが大事なので、まずはこの団体に踏み込んでいけることがまずは第一歩ですからね」

――このベルトは初代タイガーマスク選手が欠場中、船木選手が関本大介選手らとの激闘を通じて価値を上げてきたタイトルです。また、階級別ではなく、過去にはジュニアの選手も巻いていますし無差別級のタイトルと言ってもいいと思います。そこに青木選手が参入しても違和感はないかと思いますが。

「ホントですか(笑)。それではその試合を見てみないと」

――今後もリアルジャパンに参戦していけばベルトも視野に入ってくるかもしれないですね。

「そうですね。まずは今回の6人タッグで、ボクが埋もれるか出ていけるか。そこが非常に重要になってくると思いますね」

――今回の試合をきっかけにしたいですか。

「そうですね、やっぱり一回呼んでもらってその後に要らないなと言われたらイヤなので。そこはもちろん、しっかりと気を引き締めて挑んでいかないといけないと思ってます!」

(取材・文:新井宏)



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【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2017-06-27 14:42 この記事だけ表示


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6.29(木)リアルジャパン後楽園ホール大会で、ヒールの格の違いを見せつけてやる!邪魔な魔世軍は潰す!

――リアルジャパン4・17後楽園大会で初のトリオを組んだダーク軍団ですが。

折原「実際に組んでみて、この3人が気持ちの上でしっくりきてるかどうかはまだわからない。全員がリアルジャパンでずっと闘ってきたアクの強いルードであって、オレがオレがっていう3人でしょ。しかしながら、新しい敵が来てそれどころじゃないと。ここは一時休戦して、ちゃんとした悪がいるんだというところをちょっとヤツら、魔世軍にわからせてやろうかと。ヤツらは自分たちが黒い軍団だとか言ってるけど、オレらが“黒”だから。そのためにも、今回この3人が期間限定みたいなかたちになると思うけど組んだんだよね。お客さんに言いたいのは、今度の大会(6・29後楽園)はプレミアがつくよ、見といた方がいいよと。この3人が組む機会ってなかなかないからね」

――ダーク軍団は期間限定?

折原「もちろんだよ。まあ、あとの2人との意見は違うかもしれない。それぞれが別々の意見を持っていると思う。みんなそれぞれがリーダーと思ってるはず。でもいまは、あとから来たヤツが黒い軍団とか言ってるから、それを排除するための期間限定なんだよね。これからずっとこの3人が仲良しこよしでやっていけるとは思ってないから」

――あくまでも魔世軍の排除が目的だと。

折原「そう。そこをハッキリさせておきたい」

グレート・タイガー「リアルジャパンのリングで誰がヒールをやってんだ? リアルジャパンのヒールのスタートは折原だ。オレもブラック・タイガーもヒールをやってる。そこへ横から入ってきて、寄せ集めのヤツらがリアルジャパンのリングでヒールだからとか、デカい顔するなんてふざけんなって」

――そこの部分では意見は一致している?

グレート「それだけだよね」

ブラック・タイガー「リアルジャパンに外敵が入ってきたんだったら門番っていうのがいるべきじゃない。でも実際はいないじゃない、門番的な選手が。それをね、オレらがやってるんだよ。ベビーフェイスじゃない。ヒール、ルードだけど、門番をやってあげてる。リアルジャパンはオレたちにおんぶに抱っこだよ」

――では、6・29後楽園でのダーク軍団vs魔世軍は、目的にあったカードになりますね。

ブラック「もちろん。魔世軍を排除します」

グレート「(魔世軍は)終わりですよ、ここで」

――ただ、前回の大会ではダーク軍団の方が先に試合をして、初登場の魔世軍はその後に現われました。正直、ダーク軍団よりも魔世軍の方が目立っていたと思います。

折原「それ、ちょっとカチンとくる言い方だよね。そういう見方が一般的なのかね。オレらはべつに自分の意志さえ表現できればメインだろうが第1試合だろうが関係ないから。メインじゃなきゃイヤだとか、センターじゃなきゃイヤだとか、そんなのにいちいちこだわってないから。3人とも、それぞれ意味のある試合ができれば試合順は関係ないと思ってるはず。この前、アイツらがオレらよりも上の方で試合をしたというのは全然問題ない」

――魔世軍はほかの試合にも介入してきましたよね。

折原「みたいだね。オレは気にしてないけど」


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――ほかの選手にマスクを手渡して勧誘のような行動をとっていましたが。

折原「ふーん。ここに来る前、この2人にオレはさんざん怒られたんだ。怒られたというか、文句を言われたんだよ。この前、会見のときにオレが道場で襲撃されたと。そのときに、後楽園に魔世軍のマスク被ってTシャツ着てこいって一方的に言われた。1人じゃ、何もできねえじゃねえかって、この2人のタイガーに言われたんだ。まあ、あの時、向こうは2人いたけども、今回はオレたち悪党で力を合わせて一気にぶっ潰してやろうと思ってるよ。ホント、さっき怒られたんだよ、酒飲みながらね。喧嘩になりそうだったよ」

グレート&ブラック「(苦笑)」

グレート「この3人で、ヒールとしてのレベルの違いをアイツらに見せてやるよ」

――会見で、折原選手が一方的にやられたことが歯がゆかったと。

グレート「そういうところでいいところ見せてやるくらいの余裕がほしかったよ」

ブラック「まあ、向こうも必死なんだよ」

グレート「向こうも上がるリングがほしくて自分たちをアピールしているんだろうけど、次の試合、29日の後楽園でリアルジャパンに出るのはもう終わりだ」

――魔世軍を率いているのは青柳総裁ですが。

グレート「総裁って名乗っていいのは星野総裁(故人)だけだよ」

折原「おもしろいこと言うね!」

グレート「そこからしてパクるんじゃねえって。オリジナルでいけって」


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――グレート・タイガー選手が総裁を名乗っていいのは星野総裁だけだと。なにか意味深ですね。

折原「グレートの言うとおりだね」

グレート「総裁と言えば星野さんのビッシビシ!なんでね」

折原「そうだよ」

――青柳総裁はビッシビシ!してないと。

折原「オレはむかし、正直なところお世話になってるし、さんざん蹴られたからね。あのときの館長は強かったよね。でも、この前ね、2人で襲ってきたってこと自体が弱くなってるってことだし、あのときの館長だったら1人でくるだろ。だから、悔しかったけど、リングのまわりでメガホン持ってワーワーやってたむかしのオッサンと一緒なんじゃないかなと思ったね。いまさら、なにがしたいんだろうね?」

ブラック「誠心会館が新日本とやってたときのギラギラしたものがない」

――ブラック・タイガー選手から新日本の言葉が出てきたのも意味深ですね。

ブラック「ブラック・タイガーはもともと新日本で生まれたから」

――このチームと29日の後楽園大会で直接対決。ダーク軍団が折原&グレート&ブラック組、魔世軍が五号アレク&七号KENSO&二号(with青柳総裁)組。二号が正体を明かしていませんが。

折原「(二号は)この前いたヤツと違うの?」

――どうなんでしょうか?

ブラック「二号ってことは古い選手ってこと?」

――そのあたりもまったくわかりません。二号は前回、リングには登場しましたがカードには入っていませんでした。

ブラック「試合はしていないんだ」

――この6人タッグマッチはヒール同士の闘いになりますが、リアルジャパンにヒール軍団はひとつでいいですか。

折原「もちろん、オレはそう思ってる。でもここ(ダーク軍団)はひとつじゃないから。ルード、ルード、ルードの集まりであって、決してひとまとまりではないからね。こうして彼ら(グレート&ブラック)と一緒に酒を飲んで話すのも初めてだし、オレたちがルードだって言って入ってきたヤツらを倒すのが目的だからね。オレたちがルードでずっとやってきたわけだし、グレートが言うように、そんな簡単につとまるポジションじゃない。さんざんいろんなことやってきて相当強い方向性をもって、時を重ねてきてるからさ、オレたちは。苦い思いもしてるし、コイツら(グレート&ブラック)の中身だって相当の実力があってからマスクを手に入れたわけだから。マスクを被れば、黒ければ強いってことにはならない。だから今回は、アイツらを排除するためにチームを組む。このチームは、チームであってないようなものだからね。本来は、それぞれが敵同士。だから早めに勝負をつけて、また元通りにこの2人とも争わないといけないとも思うしね」

――魔世軍とはなにをもって決着になりますか。単純に3カウント取れば終わりと言えますか。

折原「3カウントだよ。それしかないでしょ」

ブラック「3カウントは当たり前の話で、存在を消しますよ」

折原「さすがブラック、恐いねえ」

ブラック「存在を、消す」


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――折原選手は、青柳総裁を引っ張り出すとも言っていましたが。

折原「ウン。オレは引っ張り出すと言ったかもしれないけど、3人だ、4人だでグダグダやるんであれば、はじめから1人でこいと。それくらいの勇気がなければお終いだってこと。引っ張り出すまでいかないでしょ。このインタビューをやる前にちょっとブラックが言ってたんだけど、そんなにルードがやりたいんだったら、オレたちの下につけばいいんじゃないかって」

折原「グレートもそれには賛成してたし。オレたちにつくんだったら、まとめてもいいと思うけど」

――傘下に入るのであればOK?

折原「そうだね。それでヤツらの仕事が増えるわけじゃないけどね。お客さんに見えないところで頑張ってもらえばいいんじゃない」

――なるほど。ところで6・29後楽園のメインはレジェンド王座のタイトルマッチ、大谷晋二郎vs船木誠勝です。レジェンド王座にダーク軍団が絡んでいく可能性は?

折原「大いに興味あるよね。というか、オレら3人、それしかないでしょ」

ブラック「そうだね。レジェンドのチャンピオン、それを狙ってこのリングに上がってるからね。あとは佐山タイガー(初代タイガーマスク)ですよ。そのために上がってるから」

――折原選手は第2代レジェンド王者でした。

折原「オレ、いろんなところでベルト取ってんだよ。DDTでも初代王者だし、いろんな団体でベルト取ったんだよね。ずっと嫌われ者やってきて、一時ベルトを手にしちゃうとそれでいいってなっちゃうんだよ。それをずっと防衛していくことは考えないし。ただ、手を離れるとまたほしくなる。その繰り返し。破壊と再生だよね。オレはそう思ってる。ルードにベルトが来ることで、その価値は高まると思ってるから。それによって相手のリンピオも力をつけてくると思う。ほかがどう思ってるかは知らないけどね。でもそのベルトはいま大谷が持ってる。シングルのベルトは折原にしてもグレートにしてもブラックにしても、だれか1人しか巻けないから、仲良く見えたとしても実際には殺伐としたものがあるよね」

――(軍団内で)挑戦権を巡る闘いが始まるかもしれない?

折原「それいいね。今回の試合ではオレが一番目立つつもりでいるし、ここの2人もそう思ってるだろう。客にもルードはオレだってこともアピールできるだろうからね。まずは魔世軍をぶっ潰して、ベルトを狙う闘いにもっていきたいよね」

ブラック「そのためにも魔世軍を排除しないと(ベルトに)絡んでいけないからね」

――青柳総裁もかつてはレジェンド王座に挑戦したことがあります。

3人「え、そうなの?」

――スーパー・タイガー選手が王者時代、2014年1月19日の浜松大会でした。

折原「取れなかったんでしょ。それで軍団つくってこられても困る」

――ブラック選手は2011年10・25後楽園、グレート選手は2014年4・16代々木でレジェンド王座に挑戦しました。こちらも当時の王者はスーパー・タイガー選手でした。また挑戦したいとの希望はありますか。

グレート「今回、魔世軍とキッチリかたをつけて、そうなれば必然的にオレたちがタイトルマッチに絡んでいくかたちができてくるでしょ。とりあえず目先の邪魔な魔世軍を潰してからだね」

ブラック「そうだ」

折原「ベルトといえば、リアルジャパンに黒いベルトがあったのおぼえてるかな? 折原昌夫、ブラック・シャドー、タイガー・シャーク。リアルダークというチームで黒いベルトをつくりあげたんだよね。なんだったらこの3人が組んだ記念として復活させるのもおもしろいかなと思うね」

グレート「まあ、ケガをして引退したおじいちゃんが寄せ集めでつくった軍団がいられる場所じゃないってことを次の試合でわからせてあげますよ」

ブラック「館長が試合をするわけじゃないから置いといて、アレクとかKENSOの個人は認めるんだけども、マスクマンとして一緒になってなんの意味があるのかと疑問に思う」

――ただ、魔世軍の出方次第では、対戦するダーク軍団がベビーフェースとして見られるかもしれませんが…。

折原「うん、実はさっきも3人でそれを話してたんだよね。今回アイツらとやることでずっとやってきたことが一晩でひっくり返ってオレたちがいいもんになっちゃうんじゃないかってね。でもグレートもブラックもオレたちのイメージはそんなに薄くないってことでね、やっぱりオレたちが(リアルジャパンのヒールを)ずっと引っ張ってきたわけだから」


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――ダーク軍団にブーイングが飛ぶような試合にする?

折原「どちらの方にブーイングが多いかは、今回はルード対ルードだからわからないけど、勝負をつけるためには反則ではダメ。ホンモノの実力を持った2人がタイガーのマスクを被ってるわけだし、ここはピンフォールを取りにいきたいよね」

ブラック「次のアレク、KENSOにはブーイングないよ。二号が誰かわからないけど」

グレート「逆にアレクとKENSOに聞いてみたいね。オマエらマスク被ってヒールだっていうけど、どういう気持ちでやってるのか」

ブラック「そうだ。それにしても青柳総裁はいったいなにがやりたいの?」

折原「それがわからない」

――折原選手を含め、何人もの選手にマスクを差し出してますよね。誰を狙って、誰がほしいのか、見えてこない部分があります。

折原「カネじゃあ集まれないよ」

ブラック「魔世軍って名前からして悪そうだけど」

折原「オレには(首の)ケガもあるから一試合一試合を大事にしていきたいんですよ。ホントに大事に大事にしていきたいので。グレートはグレート、ブラックはブラックで佐山タイガーやベルトを狙ってるから暴れながらも方向性がしっかりある。でも、アイツらはまったくわからない。だからこそ、29日の試合で終わりにしたいんだよ」


【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2017-06-26 15:35 この記事だけ表示


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負傷欠場に追い込まれた因縁の相手・船木誠勝と9ヵ月ぶりに再戦!
「僕の身体を壊した船木選手の蹴りに怖さはないです」

 大谷晋二郎は昨年のリアルジャパン9・10有明で船木誠勝と対戦。重い蹴りを食らって脳しんとうを起こしながらも何とか勝利をもぎ取り、レジェンド王座を奪取した。この試合の影響で1ヵ月の欠場を強いられたが、復帰後は自らの頭突きで流血を喫したタカ・クノウ戦(12・7後楽園)、同期対決となった高岩竜一戦(ZERO1の3・26靖国)、強烈なキックを耐えきったスーパー・タイガー戦(4・27後楽園)を潜り抜け、3度の防衛に成功。そして、V4戦として6・29後楽園で船木とのリマッチが決定した。


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 欠場に追い込まれた因縁の相手との再戦は、大谷にとってもある意味で“雪辱戦”となる。そんな大一番を前に、大谷に現在の心境を聞いた。

■「リアルジャパンでは“戦場”に来たような感覚になる」

――3度目の防衛戦となったS・タイガー戦は激しい試合になりました。ベルトを奪取した船木戦と同じく、きつい蹴りで途中から記憶が飛んだそうですね。

大谷 この団体に来ると、なんでか記憶が飛ぶことが多いんですよ。でも、記憶が飛んだ試合で全部勝ってますから。気付いたら、僕の元にベルトがあるという。本当にここの団体で戦うと、「ベルトを奪い取った!」「命懸けで守った!」という気持ちになります。試合後には「死に物狂いで戦った」という思いが感じられますよね。カッコ良く言えば、リアルジャパンで戦う時は“戦場”に来たような感覚になります。


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――試合後、S・タイガー選手について「タイガーを名乗るには相応しい相手」だとおっしゃっていましたね。

大谷 これは戦ってみて本当に思ったことです。僕が考えていたS・タイガー像を……これは強がりじゃなく、遙かに超えていたんで。僕もプロレスファンですから、タイガーと名の付く仮面を被る選手のプレッシャーはわかりますからね。

――試合中に顔面ウォッシュを2回も繰り出しました。普段から立て続けに連発することはありますが、間を空けて出したのは初めてじゃないですか?

大谷 これも不思議なもんで、「ウソ!?」って思うかもしれないですけど、僕に2回出した記憶がないんですよ。2回目に出した時も、僕は1回目だと思って出しているんです。

――作戦としても、試合の組み立てとしても、ありえない動きですからね。それだけガムシャラにやっていたと?

大谷 終わった後、いろんな人に「珍しいね」と言われましたけど、「何のこと?」って。あの時は頭が完璧に飛んでいたんで、周りに言われて初めて「2回目だったのかも?」と思ったんです。だから、間違いなくS・タイガーが出させたんですよ。いい意味で、みんなの期待を裏切ることがこのリアルジャパンのリングでは起きる気がします。「こういう試合になるんだろうな?」「こういう結果になるんじゃないかな?」というものを毎回僕自身も裏切られるんですよ。タカ・クノウ戦だってあんな内容になるとは思ってませんでしたから。

――グラップリング世界王者のクノウ選手がまさかのスワンダイブ攻撃を出したけれど失敗してしまい、その気持ちに応えようした大谷さんが頭突きを入れたら、自ら流血してしまって。

大谷 でも、その思ってもみない展開をプラスにできるエネルギーがこのリングにあるような気がします。そういったハプニングをプラスにする、マイナス面をプラスにするエネルギーが。ただ、それが一番発揮されるのは、僕がベルトを巻いている時じゃないかと。そう勝手に僕は解釈してます。だからこそ、誰が何と言おうと、あのベルトは僕が持っていかなければいけない気がするんですよね。

――S・タイガー選手は試合後に大谷さんのチョップから故・橋本真也さんを感じたと言ってました。

大谷 僕は橋本真也を感じさせてやろうと思ってやっているわけではないです。でも僕がフィニッシュにしている袈裟斬りチョップにしても、イヤというほど食らってきたし、イヤというほど見てきました。だからこそ、僕は今、フィニッシュに使えているんだと勝手に思っているんですね。そういった意味で、橋本真也を感じたんであれば、間違いないのかなと。僕が橋本真也を感じさせようという気はないですけど。

■「変な遠慮はしないでほしい。あるがままの船木誠勝の蹴りを受け止めます」

――そんな激闘を経て、迎えた4度目の防衛戦の相手は船木選手になりました。9ヵ月ぶりの再戦となります。改めて前回の試合を振り返ると、船木選手の印象はどうでしたか?

大谷 誰もが認める実力を持っているし、いろんなものを集約して僕は「強い」と思いました。だからこそ、この人にちゃんと記憶がある中で勝った時に、プロレスラーとしても、人としても成長ができる気がするんですよね。それで、ちょっとひねくれた言い方になるけど、敬意を表して、「僕の成長の踏み台になってもらいます」と会見で言ったんです。

――前戦では船木選手の蹴りを食らって首を痛め、1ヵ月間の欠場を余儀なくされました。そんな選手と戦うことに怖さはないんでしょうか? デットボールを受けた野球選手はバッティングフォームを崩すなんて言いますし、交通事故にあうと、車が運転できなくなるなんて話もありますが。

大谷 これは信じられないかもしれないですが、僕はまた食らってみたいんです……なんて言うのは変かもしれないですけど。あの試合で脳しんとうを起こして、試合の途中に右足と右腕がまったく動かなくなったんです。そんな中でスープレックスをかけたら、変な形になってしまったんですね。そこまで僕の体を壊した蹴りはどんなもんなんだろうかと。あの日の試合をほとんど覚えてないんで、その蹴りをもう1回食らって、壊されるほどの男なのか? それとも次こそは受けきってみせる男なのか? それを計ってみたいなって。怖さはないんです。食らいたくないとか、そういう気持ちは一切ないです。

――大谷さんが欠場したのもかなり珍しいことですよね。

大谷 プロレスラーになってもう25周年になるんですけど、1ヵ月の欠場ってほとんどないんです。欠場したのって、新日本時代に北朝鮮で鼻骨骨折した時と、ZERO1で肩を骨折した時と、それぐらいしか覚えてないんですよね。

――2008年に肩を負傷した時も欠場は1ヵ月ほどでした。

大谷 だから、長期欠場はほとんどないんですよ。そこまでしてくれた船木誠勝、さあ、今一度それができるならやってみろと。ないとは思うけど、変な遠慮はしないでほしいですよね。あるがままの船木誠勝の蹴りを受け止めて、そして僕は記憶がハッキリした状態で、ギブアップないし3カウントを奪ってベルトを防衛したいですね。

――1ヵ月欠場している間に、初出場初優勝を目指していたZERO1の天下一ジュニアトーナメントやBASARAのタッグトーナメントも不参加になってしまいました。やはりその悔しさもありますか?

大谷 もちろんありますよ。試合がなくても会場に毎回行って、選手の頑張っている姿を見ていました。長期欠場の経験がほとんどないから、戸惑ったというのは正直な気持ちですね。試合ができない状況で会場に行く。イメージ的には、本当にデビューしたばかりのヤングライオン時代ですよ。大谷、高岩、石澤、中西、永田、小島、天山、西村、金本……そんな人間たちがオープニングマッチ2試合の枠を争っている時代まで遡りました。会場に行っても「ああ、試合がない……」っていう悔しさ。それに懐かしい感じさえしましたから。そういう新鮮な気持ちを思い返させてくれた意味では、逆に感謝もあるかもしれないです。

■「挑戦の順番待ちをしていて、あなたたちは満足なんですか?」

――記者会見ではリアルジャパン全体の意識改革をしたいともおっしゃっていました。

大谷 僕は「大谷が持っているあのベルトがほしい」と思われる試合をしたいんですよ。よそ者がベルトを持って何回も防衛してるんですよ? その中でも1回他団体のZERO1で防衛戦までやっちゃってるんですよ? 僕の勝手なプロレス観なら、僕がリアルジャパンの選手だったら「ふざけるな、大谷!」って会見に乗り込んで噛みつくかもしれない。まあ、船木選手も言ったように、人生観というか、考え方の違いなのかもしれないけど、リアルジャパンの人たちは佐山サトル(初代タイガーマスク)先生のご指示を待っているわけでしょ? 要は順番待ちしているわけじゃないですか。そんな優等生レスラーに僕は負けちゃいけないと思うし。そこはリアルジャパンに強く言いたいところですよね。そういう雰囲気は僕がベルトを持っている間に必ず変えたい。「順番待ちしていて、あなたたちは満足なんですか?」って。僕だったら毎回噛みつきますよ。タイトルマッチで負けても、すぐに「次は俺だ」って言い続けるぐらいですよ。

――大谷さんはリング上で思ったことを言葉にして観客を巻きこんでいくタイプです。反対に船木選手はそんなヒマがあったらすぐに蹴飛ばすっていう冷酷なイメージです。本当にタイプが違いますけど、だからこそ戦いが面白いんでしょうね。

大谷 そう思います。僕は今まで2回、船木選手と戦ってますけど、勝手なイメージですが、どっちも噛み合ってないんです。まず噛み合うわけがないんです。試合開始のゴングから試合が終わるまで全て噛み合って、いわゆるいい試合だなって終わってたら、たぶんお客さんは次も見たいって思わない気がするんです。僕は何回やっても噛み合わないと思います。最初から最後まで噛み合うようだったら、戦うのをやめたほうがいいかもしれないぐらい。僕は25年やってきましたけど、誰が何を言われても変えないですから。それが“大谷晋二郎のプロレス”だと思っているので。大谷プロレスと船木プロレスの戦いっていう感じがしますね。

■「佐山さんが『俺がいかなきゃ』って思うぐらい本気にさせたい」

――過去3大会連続でリアルジャパンのメインイベントを締めてきましたが、会場の雰囲気はどうですか?

大谷 客層がZERO1と違いますよね。うちは幅広い世代のファンがいるんですけど、リアルジャパンは大人の方たちが多いイメージです。スーツを着ている方が多いような……。言い方は悪いですけど、お金を自由に使える大人の人たちなんで、うちの会場にも引っ張って来れたらなって。「そこまで言うんだったら、お前の団体にも行ってやるよ」って思ってもらえるようなチャンピオンになりたいですね。

――試合後の大谷さんのマイクアピールが印象的で。試合が終わって、席を立つ観客にも声をかけて、こっちを振り向かせようとしてますよね。

大谷 当たり前じゃないですか。これも大谷プロレスの1つなんですけど、僕の場合は終了のゴングが鳴っても終わりじゃないんですよ。終わって、リングでメッセージを伝えさせてもらう。マスコミの皆さんにもメッセージを伝えさせてもらう。そして、控え室に入って扉を閉めまでが大谷プロレスなんです。お客さんが試合を見終わったら帰ろうとするのは当然のことですけど、「ちょっと待て。大谷晋二郎というプロレスラーに限ってはまだ終わってないんだ」という投げかけですよね。

――ZERO1として他団体と対抗戦をやることも過去にはありましたが、大谷さんが1人で乗り込んできているというシチュエーションが刺激的に感じます。

大谷 あまりないシチュエーションではありますよね。普段じゃ味わえない刺激がありますからね。試合が終わった後……例えば、タカ・クノウ選手もスーパー・タイガー選手もうちのリングに上がっているわけですよ。リアルジャパンのリングは刺激があって、僕の思ってみない展開になって、なおかつ、ネクストがあるという。ここで終わりじゃなくて、なおかつまだ続きがあるって。そういう意味では、僕もここのリングに来る時は緊張感があるし、毎大会僕も成長できているような気がしますよね。

――リアルジャパンのファンから大谷さんを支持する声も増えてきました。

大谷 徐々に徐々にリアルジャパンを大谷色に染めていると思っているので、もっともっと防衛を重ねて、「リアルジャパンのチャンピオンは大谷だ」とみんながすぐにイメージできるようにしたいですね。そこまで行かないと。それで、夢の話になりますが、勝手にこんなこと言っていいかわからないですけど、もう佐山さんが「俺がいかなきゃ」と思うようになったら……。それが1つの目標かもしれないですね。

――初代タイガーマスクとの戦いも視野に入れていると。

大谷 もちろんそれで終わりじゃないですけどね。体調云々はありますけど、佐山さんをそこまで本気にさせたいですよ。「俺がいかなきゃ。やばいよ、乗っ取られるよ」ってなった時が1つのゴールなのかなと思いますね。でも、いつかたとえベルトを落としてしまったとしても、僕はこのリングに求められれば上がり続けたいです。

――記者会見では、最近の大谷さんの印象を聞かれた船木さんから「少しですけど、パフォーマンスの部分が出てきている」という発言がありました。確かに大谷さんは試合中も試合後もいろんな言葉を発しています。それは自分自身を鼓舞するような部分もあるんでしょうか?

大谷 もちろんありますよ。やられてもやられても立つと。「負けてたまるか!」って口に出しちゃうんですけど、「負けてたまるか!」と言ったからこそ立てる時も当然ありますからね。過去、新日本時代に長州さんに凄い怒られたことなんです。「試合中に言葉を発するな」と。でも、僕は何を言われても止めませんでしたからね。そうやって大谷プロレスが出来上がってきたと思いますし。「こんなもんか、大谷」って自分を鼓舞しているところは当然あります。

――今は44歳。大谷さんが新日本のジュニアで活躍していた頃、長州選手や藤波選手がこのぐらいの年齢でした。さすがに自分の衰えを感じることもありますか?

大谷 リアルな話、疲れが昔に比べたら全然取れないです。そういうところがあるけど、僕は「今の自分を必死に生きたい」という気持ちがあるんで。「もうダメだなあ」「歳食ったなあ」「疲れが取れないなあ」って僕は口に出さないですね。今は聞かれたから言いましたけど。あえて口に出さないようにはしてます。

――船木選手が指摘した試合中のパフォーマンスも、ちょっと強がってやっている部分があるんですね。

大谷 まあ、プロレスラーは強がってナンボですからね。強がらなかったらできなかったことが、強がったからできたというのは当然ありますから。だから、今回もそんな大谷プロレスで戦いたいですね。

(取材・文:村上謙三久)



©REAL JAPAN


【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2017-06-26 15:23 この記事だけ表示