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 3日、リアルジャパンプロレスの初代タイガーマスク、新闔会長、榛葉賀津也コミッショナー、平井丈雅代表が帝国ホテル・中華料理『北京』レセプションルームで記者会見を行い、12月7日(木)に『原点回帰』プロレス大会を後楽園ホールで開催(実行委員会主催)すると発表した。

■納谷デビュー戦に激怒 プロデュース大会開催を決意

 かつて新日本プロレスで様々な大企画を実現させた“過激な仕掛け人”新濶長がプロデューサーを務めるという今大会。このプロジェクトが生まれたキッカケは、9・14後楽園ホール大会で行われた“大鵬三世”納谷幸男のデビュー戦から感じた“怒り”だった。

 新濶長は納谷のデビューに大きな期待を持っていた。今のプロレス界の現状を憂えてきた新濶長にとって、この試合は言わば「お釈迦様が地獄に垂らした一本の糸」。かつてのプロレスを取り戻すキッカケになると考えていた。そのため、直前に行われた金沢合宿にも同行。営業面でもバックアップしていた。


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 そして迎えたデビュー戦。新濶長の思いはズタズタに引き裂かれた。対戦相手となった雷神矢口のセコンドには邪道軍、魔世軍が大挙して陣取り、何度も試合に介入。場外戦では集団暴行を働き、リングサイドは大混乱に陥った。納谷がそのポテンシャルを発揮する場面もあったが、有刺鉄線バットや毒霧、パウダーなどが乱れ飛び、反則暴走が続いた。

 リングサイドで試合を見守っていた新濶長は激怒。納谷の勝利で一応の決着がついたものの、気持ちは収まらず、その後の試合を見ずに会場をあとにしたという。「やってしまった後悔よりも、やらなかった後悔の方が何倍も重い。途中で私は榛葉コミッショナーと一緒にリングに上がるべきだった。『この試合を中止します。1試合挟んで、改めてあとで再戦させます。リングサイドから全員立ち退け』と言ってやるべきだった。そういう後悔の念があります」と悔しさをにじませた。

 そこまでの怒りが湧いてきたのも、デビュー戦という晴れ舞台がいかに大切なのかを知っているからこそ。「タイガーマスクは何百万人に1人の素質を持った選手でしたが、彼のデビュー戦に関わったのは、私にとって誇りであり、喜びですよ。未だに『タイガーマスクを作った男』と私はどこに行っても説明されます」と胸を張った新濶長は、「デビュー戦は一生に一度だけ。納谷幸男は大鵬3世であって、そういう血筋を引いた人がデビューするということだったら、レスラー同士も一緒に励まして、何とか彼のデビュー戦を盛り立てようという気持ちにならないのかと私は思った」と疑問符をつけた。

 大会終了後、新濶長はすぐに平井丈雅代表に状況を確認。こんな試合になってしまったことを叱責し、一時は「今日限りでプロレス人生を終わりにする」という覚悟まで持った。その後、初代タイガーマスクと何度も話し合いを持ったが、「新間さん、簡単なことです。原点回帰です」という言葉を聞き、自らがプロデューサーとして原点回帰の大会を開催すると決意した。  本来ならば12月にリアルジャパンの大会が行われる予定だったが、今後の興行は一旦白紙に。『原点回帰』プロレス大会実行委員会主催、リアルジャパン協力という形で今回の大会は行われる。

■S・タイガーのレジェンド王座戦と納谷のデビュー第2戦が決定

 現在、決まっているのは、スーパー・タイガーのレジェンド王座防衛戦と納谷のデビュー2戦目が行われていることのみ。終わった試合をなかったことにはできないが、「人生一度しかないデビュー戦をああいう形で終わらせてしまった納谷幸男に、もう一度デビュー戦を組みたいと私は思いました」と、新濶長の心情としては“本当の意味での納谷デビュー戦”となる。対戦相手は未定で、これからリストアップしていく予定。

 新濶長は「しがらみも全部切って、蜘蛛の糸も全部切ってしまって、原点回帰を今一度皆さんとともにやっていきたい」と断言。これまでのリアルジャパンの戦いに一旦区切りを付け、継続参戦してきた選手にも大なたを振るい、出場するレスラーはストロングスタイルに順応できるメンバーに厳選する予定だ。その他、団体オフィシャルのグッズ以外の販売禁止、レスラー以外の控え室入室絶対禁止の厳正化なども打ち出した。

 新濶長は「鍛えに鍛えた肉体が6m40(四方)の中で真剣に戦うことがプロレスであります」と改めて定義。「力道山が日本に持ってきて、アントニオ猪木、ジャイアント馬場が育てた、そして、タイガーマスクが世に広めたこのプロレスが原点回帰するよう取り組んでいきたい」と意気込んだ。

 新濶長の熱い言葉を受けて、「これだけ怒った姿を見たのは初めて」という榛葉コミッショナーも「花のあとは実がなり、また種ができる。もう一度ストロングスタイルの種を蒔いて、リアルジャパンのリングからその芽を大切に育てていけるように、コミッショナーも努力をさせていただきたいと思います」と全面バックアップを約束した。


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■初代タイガーは新濶長の判断を歓迎

 会見に同席した初代タイガーも「12月7日からのリアルジャパンプロレスは変わります。改革を行います」と決意をにじませ、「新間さんが怒ったというのも、私にとってはビッグチャンスであります。納谷幸男の試合に対しても怒っていましたが、私からしてみれば、プロレス界全体に対して怒っていると思います」と真意を説明した。


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 ストロングスタイルの復興をテーマに、自らもリングに上がって激闘を重ねてきたが、全ての選手がリアルジャパンの想い描く試合をできるわけではない。興行を定期的に行うためには、方向性とは相反する要素を取り入れる必要も出てくる。「私がストロングスタイル、ストロングスタイルと言いながらも、『ストロングスタイル以外がいっぱいあるじゃないですか』とかなり言われていました。しかし、それで(ストロングスタイルの試合以外)お客さんが沸いたりもしていました」と矛盾も抱えていた。

 「ちゃんとした幸男の実力をリング上で出すために、そういうものは必要なかった。ストロングスタイルとそうじゃないものが混じり合ってしまった。それをやるしかないような現状があるんです。でも、新間さんが怒って無くそうじゃないかと言ってくれたので、僕も凄くホッとしています」と話した初代タイガーマスクは、「僕もやろうと思っていたけれど、いろんな兼ね合いやしがらみがあってできなかった。それを新間さんがバチンと断ち切ってくれたような気がします」と新濶長の判断を歓迎した。

 初代タイガーはこれまでも過剰化・複雑化が進み、根本にあるべき「戦い」が希薄になっているプロレス界の現状に苦言を呈してきた。「プロレスは受けるから凄いんだという言葉もありますが、ストロングスタイルは違います。一発で決める技を持っている。それがストロングスタイルの練習で培ってきた選手たちがリング上で行う姿であります。それは実力がないとできません」と改めてその思いを語った初代タイガーは、「プライドがあるプロレスというものはどういうものか。皆さんにお伝えしていきたい」と宣言。体調面を考慮して試合出場は見合わせてきたが、プロレスのあるべき姿をファンにリング上から言葉で説明する案が浮上した。

 また「タイガーマスクとして戦っていた全盛期の時も、一番怖かったのが猪木さんの目であり、山本(小鉄)さんの目でした。いつもビクビクしながら試合をやっていました。練習もそうでしたね」と語り、当時の猪木たち同様に、前座の試合内容に目を光らせ、場合によっては鉄拳制裁も辞さない構えを見せた。

 集まった記者団に対し、熱い言葉で“原点回帰”を訴えた新濶長。この大会が来年以降のリアルジャパン、さらにはプロレス界に影響を与える可能性は高いだけに、大きな注目を集める興行になりそうだ。


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(取材・文:村上謙三久)



■大会名:初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス大会
■日時:12/7(木)
■会場:後楽園ホール

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2017-10-05 16:55 この記事だけ表示


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9月14日(木)に後楽園ホールにて開催される、リアルジャパンプロレス佐山サトルプロデュース 初代タイガーマスク黄金伝説『LEGEND OF THE GOLD [』の全対戦カードが決定した。

“大鵬三世”納谷幸男のデビュー戦では、新間寿会長並びに、初代タイガーマスク佐山サトル総監の強い希望により、“昭和の新日本プロレス”伝説のレフェリーを北沢幹之が務める。

<メインイベント レジェンド選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負>
[第12代王者]船木誠勝(第12代王者/フリー)
VS
[挑戦者]スーパー・タイガー(リアルジャパン)


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<セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
タカ・クノウ(チーム太田章)&間下隼人(リアルジャパン)
VS
関本大介(大日本プロレス)&LEONA(ドラディション)


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<第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
“大鵬三世”納谷幸男(デビュー戦/リアルジャパン)
VS
雷神矢口(邪道軍)
※レフェリー:北沢幹之様


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納谷幸(第48代横綱大鵬関を祖父、元関脇貴闘力関を父に持つ)
男生年月日: 1994年8月17日/血液型:B型、出身地:東京都/身長:197p/体重:130kg、
出身校:埼玉栄高校/格闘技歴:相撲、総合格闘技

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)
VS
魔世軍5号&魔世軍2号(with青柳総裁)


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<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&ヒート(フリー)
VS
TAJIRI(初参戦/フリー)&小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)


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<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)
&岩本煌史(初参戦/全日本プロレス)
VS
戸井克成(フリー)&山本SAN(COMBO)
&力(リキ・エンタープライズ)


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<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)VS柴田正人(フリー)


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※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります


■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 佐山サトルプロデュース 初代タイガーマスク黄金伝説2017 『LEGEND OF THE GOLD VIII』
■日時:9/14(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2017-09-11 14:05 この記事だけ表示


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「今ならやれる自信がある。自分から(佐山)先生にお願いしました」(納谷)

「オヤジ(貴闘力)にやられた恨みは息子に返す」(矢口)

<シングルマッチ 30分1本勝負>
納谷幸男(リアルジャパン)
vs
雷神矢口(邪道軍)

納谷幸男(デビュー戦)
生年月日:1994年8月17日/血液型:B型、出身地:東京都/身長:197p/体重:130kg、
出身校:埼玉栄高校/格闘技歴:相撲、総合格闘技
(第48代横綱大鵬 孫、元関脇貴闘力 長男)

リアルジャパンプロレスの9・14後楽園ホール大会でデビューする“大鵬三世”納谷幸男(なや・ゆきお)の対戦相手が邪道軍の雷神矢口に決定したと、リアルジャパンが8月22日に発表した。これを受け8月23日(水)、東京・興義館にて記者会見がおこなわれ、初代タイガーマスク(佐山サトル)、納谷幸男、雷神矢口が出席、試合に向けてコメントを出した。

雷神矢口「佐山さんよ、タイガーさんよ、大仁田厚の電流爆破、早く答えを出してくれねえかなあ、もう時間がねえんだよ。オレは今日は、その答えを得るためにここに来た」


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初代タイガーマスク「本日の記者会見は幸男との対戦の会見ですので、その答えを出すことはないと思います。かねてより矢口選手の幸男選手への挑戦への声明ですけども、ずっと断っておりました。金沢で合宿をしてまして、妙成寺で合宿をしており、スーパー・タイガーとのトレーニングで最終的に自信をつけたということで、幸男から連絡があり、お受けします、デビュー戦の相手として十分やっていけますと、自信あるコメントをいただいたので、今日この場で記者会見をすることになりました。この報告について今日は進めていきたいと思います」

納谷幸男「佐山先生が仰られたように、今回合宿をさせてもらって、矢口選手から対戦と言われてたなかで、自分としては、凄い自信がついて、自信を持った状態で今ならやれるという、自信を持って今回、先生に自分の方からやりたいと、お願いをしました」


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矢口「まあ、巨人、大鵬、玉子焼きね。昭和の一時代を築いた素晴らしい偉大なる大横綱、大鵬親方をオレは尊敬してるよ。こうやって見た限りは、その遺伝子を120%受けてると思うよ。オレも期待してるし。でもね、強さは、強さだけは世襲制じゃないんだな、これはな。強さっていうのは、どんだけ本人が努力してるか、そして、努力だけじゃダメだよ。どんだけ修羅場をくぐってきたか。そうだろ? その面で25年のこのキャリア。この俺様、そしてこないだもね、アメリカで初の電流爆破やってきて、オレがフォールを奪ったよ。この修羅場をくぐり抜けてきた、このオレと、彼だったらね、まあ、雲泥の差だよね。オレと対戦するのは100万光年早いんだよ。だけどまあさ、おもしろいじゃん、大鵬の孫。そして、この試合に勝ってね、初代タイガーマスク、大仁田厚、最後の電流爆破をなんとかね、オレは勝ち取らなきゃいけないわけだから。まあ結果は、当日楽しみにしといてくださいよ」


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初代タイガー「なんだか、記者会見場に(有刺鉄線)バットを持ってくるのはなにかと思いますけども」

矢口「だってこれはオレのアレだから。まあ、武器じゃないからね、これはね。オレの象徴だからさ。初代タイガーマスクさんがマスクを被ってるのと一緒だよ」

初代タイガー「幸男に勝った時点で自分が大仁田とやる挑戦権を得るというふうなことをおっしゃってましたが、そういうのをお受けしたことはまったくない。幸男が勝てるかどうかは本当に無謀な闘いのような気もしますが、幸男の男気で対戦を決めたわけです。この気持ちだけを受け取っていきたい。その裏にある挑戦権をどうのこうのというのは、自分はした覚えはない、ということです」

矢口「まあそれからね、彼が自信があるとか言ってるけど、ねえ、オマエまださ、プロレスラーじゃないんだから。試合してからプロレスラーなんだからよ。オマエまだプロレスラーの卵だろ。卵だったら卵らしく、オレがキッチリ料理してやるから。うまい玉子焼きをオレがつくってやるよ。どうだ、平井君(司会のリアルジャパン代表)。うまいだろ? 巨人、大鵬、玉子焼きだよ。それからこのバット、タイガーマスクなんだかんだ言ってるけど、オレはオレで特訓積んでるんだよ。アンタら金沢で特訓積んでたかもしれないけど、オレはこのバットをアイツのドテッパラにジャストミートできるように、あのミスタージャイアンツのバッティングコーチを受けてきたよ。おい、オマエ、知ってるか? ミスタージャイアンツ知ってるのか? プリティ長嶋っていうんだけどよ。これで、巨人、大鵬、玉子焼き。今回のテーマ、オレのなかでは昭和だ、昭和。昭和の闘いを見せてやるよ。いまみたいなスマートなプロレスじゃねえぞ。昭和のドロドロしたゴツゴツした闘いだ。ま、そういうこと」

――どのような特訓をして自信をつけた?

納谷「すべてにおいて強化できたなという」

――矢口の試合を見たことは?

納谷「見たことは、ありますね」

――バットを持っているようにストロングスタイルとは真逆のスタイルだが?

矢口「真逆!? なにが真逆なんだよ? ストロングスタイルってなんだよ? 強いか弱いかだろ。リングで勝つことがストロングスタイルなんだよ。オレ流のストロングスタイル。ストロングスタイルだろうがアメリカンだろうが、邪道スタイルだろうが、オレは関係ない。オレはオレ流の闘いをやる。そんなのはアンタらが勝手に言ってるだけだよ。リングに上がったら、そんなもん関係ねえんだよ、新人だろうがなんだろうが。リングに上がった時点でプロレスラー、ってことは全力で叩き潰す。それだけだ」

――矢口のスタイルに対抗できる自信を掴んだ?

納谷「そうですね」

――矢口の試合には凶器使用OKの試合が多いが、今回は?

初代タイガー「凶器OKなんていうのはたぶんプライドが許さないでしょう、矢口選手の。ただし、幸男の一発の蹴りの重さを見て衝撃が走ると思います。喧嘩になろうとなんになろうと、教えたことを、この4年間の中で培ったものをリングの中で出してくれると思います」

――通常ルール?

初代タイガー「通常ルールで臨みます。矢口選手が挑戦に来たときは、とんでもないと思ってましたけど、またプライドとしてバットも使わないでしょうし、記者会見場にバットを持ってくるとはどういうことかとも。いま自分たちは危惧してます」

矢口「オレにとってはこれは凶器じゃないんだよね。ホントに凶器といったら電流爆破だよ。それ以上の凶器はない。こんなもんは凶器じゃないから。言っとくけどオレはね、格闘スタイルもできるし、それから長州力、天龍源一郎、谷津嘉章。コイツらとの闘いも血反吐を吐きながらやってきたから。そして大仁田厚との電流爆破だ。どんなスタイルだろうとオレは恐くないんだよ。まあ一番、闘いにくい相手をオマエは選んだってことだよ。それからオマエのオヤジに対してもオレは、ずっと心のなか思ってるよ。オマエのオヤジに対する恨みは、オマエ自身にぶつけたいと思ってるからな。覚悟しとけや」

初代タイガー「ただひとつ条件がありまして、レフェリーをこちらで決めさせてもらいます。やはり安全対策をどうしても取らないといけないと思いますので、この状態は。しっかりした、そういうもの(凶器)を使わせないことをしっかりできるレフェリーをこちらで認定して、やらせてみたいと思います」

矢口「いいよ、レフェリーは、アンタらのリングだから。だけど、セコンドはこっちは連れていくからな。セコンドに誰を連れていくかは、まあお楽しみだよ。セコンドはいいだろ、なあ」

初代タイガー「レフェリーはのんだということで」

矢口「いいよ」

――矢口はセコンドを連れてくるとのことだが納谷のセコンドは?

初代タイガー「自分たちの仲間が全部入ると思います。ここ(興義館)で各界のチャンピオンたちが練習してますので、その子たちが入ってくれると思います。セコンドには負けないように。セコンド勝負というものも考えられますので」

矢口「久々にセコンドも含めてのね、バチバチの睨み合いが、緊迫した闘いが見られると思うよ」

――納谷は自信があるとのことだが、矢口からは「血の海に沈めてやる」とのコメントがあった。恐怖の気持ちはない?

納谷「まったくないです」

――流血戦もウエルカム?

納谷「そういうわけではないですけど」

初代タイガー「流血戦とか、ヒドイ状態になったら止めます。今回はちょっと趣旨が違うので、いくら幸男が大丈夫ですと言ってもこちらとしては、やはり、止めます」

矢口「いいよタイガーさん、止めてくれよ。止めたらレフェリーストップでオレの勝ちだからね。そうだろ?」

初代タイガー「それは場合によって」

矢口「ルール上」

――矢口と対峙、コメントを聞いてあらためてどんな印象?

納谷「なにもないですね」

矢口「なにもないのかよ、対戦者に向かってよ。そんな失礼なことあるか、オマエ。ワクワクしますとかよ、ドキドキしますとかよ、なあ。どうなんだよ、デビュー戦でよ。こんな素晴らしいことないだろ、オマエ。雷神矢口と闘うんだから。そう思わない? ねえ。そこらへんのグリーンボーイと闘うわけじゃないんだからさ。オレだったら楽しいね。オレのデビュー戦だったら初代タイガーマスクだったらすげえうれしいよ」

――なにもないとは、それだけいまの自分に余裕がある?

納谷「そうですね」

――貴闘力に恨みがあるとのことだが、貴闘力(プロレス)デビュー戦のこと?

矢口「デビュー戦も次の試合もそうだよ。あの野郎、やりたいだけやってよ、パッと逃げちまって、そうだろ。せっかくデビューしたんだったらさあ、最後までやれって。焼き肉屋忙しいのか? おかげでオレが焼き肉食いに行けなくなったじゃないかよ。なあ。試合絡まないから。あんなうまい焼き肉を。宣伝してやってんだぞ。ありがとうございますだろ、オマエ。オヤジの焼き肉屋の宣伝してんだから。まあ、リング上での恨みはリング上 で返す。オヤジの恨みは息子に返す。これは鉄則だから」

――貴闘力デビュー戦時は納谷は練習生。大仁田を納谷が抑えている間に、貴闘力が矢口を破った。

矢口「そうなんだよ。コイツ(納谷)が手を出したおかげでオレが負けたんだよ。だから腹立ってるんだよ」

――納谷の父(貴闘力)に対する恨みだけではない?

矢口「当たり前だよ。だからオレがやりたいって言ってるんだ、コイツと。コイツはね、プロレスデビューするって聞いたからさ、真っ先にオレにやらせろって言ったんだよ。そういうこと」

――そのときのことをおぼえてる?

納谷「おぼえてないですね、あまり。詳しく、どういう状況だったか」

――セコンドとして見ていて試合の印象もない?

納谷「印象?」

――ない?

納谷「そうですね」

矢口「まああんときはまだヒョロヒョロのね、ガキだったと思うから。いま、(体重)何キロあるんだ? 何キロあるんだよ? 言えよ、自分の口でよ」

納谷「130キロくらい」

矢口「オレとおなじだよ。ぶつかり合いの言い闘いができるんじゃないの。まあ、義を重んじる、この初代タイガーマスクの心意気をね、オレが汲んで、オレもオレなりに義を重んじて、この闘いを闘う。ということはつまり、オレはオレ流の闘いで全力でオマエを叩き潰す。これがこのリアルジャパン、初代タイガーマスクに対する、オレなりのまあ、心遣いだな。だからオマエを全力で叩き潰すから。まあ楽しみにしてろよ。オレには秘策はたくさんあるからな。これ(有刺鉄線バット)だけじゃねえぞ。関節技もあるから。まあ、一筋縄ではいかないデビュー戦を、そうだなあ、オマエの心と体、ここに思いっきり傷をつけてやる。オマエがこのまま潰れるか、あるいはプロレス界を背負って立つ第一人者になるか、それはオマエ次第だ。オレはオマエを全力で叩き潰す。それだけだ。その悔しさをバネに、オマエが大きくなるかどうか、そういうこっちゃ」

――納谷は佐山も認め、育てた逸材であることに間違いないと思うが、矢口もそこらへんのグリーンボーイと闘うのとは違うとコメントした。勝算、勝つ自信は?

「まあさっき言ったように、キャリア25年とグリーンボーイの闘いだ。いくら素材がいいものを持ってても、修羅場、これが勝敗を左右する。いくら初代タイガーマスクの弟子だといっても初代タイガーマスクを超す存在ではないはずだよな。そして大鵬親方を超す、その実力もまだないわけだよ。簡単だろ。オレがいたぶって、いたぶって、悔しさを思いきりリング上でコイツの心に刻み込んでやる。これがオレの愛情だよ。まあ、オレは余裕だから。コイツが軽く考えてるんだったら大間違いだと見せてやるから。たぶんいまアレだよ、内心ドキドキしてるよ。いやあやべえなあって。やべえ相手選んじゃったなって。そうだろ? どうなんだよ? 言っとくけど、オレはスマートな闘いはしないからな。オマエをぶちのめす体格をオレは持ってるんだ。こんなレスラー、ほかにいないだろ。どうなんだよ? オマエも言えよ、ほら。対戦相手に、オレはここに来てやってるんだろ、言えよ!」
納谷「もちろん勝つ自信がなければ(佐山)先生の方に自分の口からお願いにいくことはないと思います。もちろん勝つ自信はあります」


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矢口「ふざけんじゃねえよ、オマエ! オイ!オイ!立てよオラ! オマエ、なに自信があるだよ」


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矢口が立ち上がり納谷につかみかかる。胸ぐらを掴みバットを突きつけると、初代タイガーが割って入る。


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初代タイガー「バット使うんじゃない。バット使うんじゃないよ」

矢口「オマエその口、おぼえとけよ、オラ!でけえ図体しやがってよ!」


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初代タイガー「バット使うなよ」

矢口「大鵬の名前を使うな! 100万光年早いんだ、コラ! わかったか! どけ、コラ!」


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矢口が退場。

――合宿はいつからいつまで?

納谷「(8月)18日からで、月曜日(21日)に帰ってきました」

――どういうトレーニングを?

納谷「基本的には体力強化を。10キロくらいのコースを走ったり。砂浜です」

――かなり下半身に負担がかかるような感じ?

納谷「ハイ」

――合宿で技の習得は?

納谷「それも当日、見ていただければ」

――練習はしていた?

納谷「ハイ」

――矢口は全力で潰すと言っていたが、どういう気持ちでリングに上がるつもり?

納谷「自分はいつも通り、平常心ですね。感情的になるとかそういうのはないので」

――胸ぐらを掴まれバットを突きつけられたが、至近距離で矢口をどう感じた?

納谷「圧力はありました。自分もそれに負けてはいないと思うんで」

――矢口は恨みがあるとのことだが。

納谷「ボクには恨みはないです。恨みをもってきても、こちらとしてなにか変わるとかはないです」

――矢口の試合は映像で見た?

納谷「何度か(会場で)見たことはありますね」

――凶器を使うスタイルでも自信がある?

納谷「そういう試合になるかどうかっていうのはわからないですけど、普通に、自信はあります」

――自分のどの技が有効かというイメージがある?

納谷「蹴りだったり、パワーでも勝てる自信はあります」

――精神的に揺さぶらされ、勝負が始まってる感じはする?

納谷「緊張してないんで、しっかり練習して試合の日までにしっかりと身体もつくって、当日を迎えるだけだと思います」

――貴闘力のデビュー戦でセコンドについたとき後々、矢口とやるとは思わなかった?

納谷「そうですね」

――因縁を感じたりする?

納谷「こっちからはないですね」

――デビュー前に祖父(大鵬)の墓参りや報告はする?

納谷「できれば、機会があれば」

――試合前に?

納谷「そう、ですね」


納谷幸男(なや・ゆきお)
生年月日:1994年8月17日、23歳
血液型:B型
出身地:東京都
身長:197p
体重:130s
出身校:埼玉栄高等学校
格闘技歴:相撲、総合格闘技
(第48代横綱大鵬 孫、元関脇貴闘力 長男)


■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 佐山サトルプロデュース 初代タイガーマスク黄金伝説2017 『LEGEND OF THE GOLD VIII』
■日時:9/14(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2017-08-25 19:02 この記事だけ表示