リアルジャパンプロレスは27日、都内で記者会見を開き、12月12日(火)に行われる「リアルストロングスタイル頂上決戦」(東京・後楽園ホール)の下記追加対戦カードを発表した。

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【プロレス部門発表】
<セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負>
★折原昌夫(第2代レジェンドチャンピオン/メビウス)&  X 
VS 池田大輔(風天)&イナズマジュンジ(フーテン預り)

9/20(水)リアルジャパンプロレス大会で、フーテンの特攻隊長・佐々木恭介(vsアレクサンダー大塚)のセコンドについた、フーテン代表の池田大輔そして、イナズマジュンジがリアル参戦に名乗り。迎え撃つのは、「本来の、折原昌夫のカラーに戻る!」と宣言する第2代レジェンドチャンピオンである折原昌夫。注目のタッグパートナーは、「12/3フーテンの下北沢興行で、彼の気持ちを確かめに行く!」と謎賭け。池田代表は、静かに鋭く「ウチは、乱入は禁止ですよ。」と。一体その人物とは?

【格闘技・掣圏真陰流部門】

<第9回政権真陰流トーナメント参戦決定選手>※組合せは後日発表!
★滝沢 充(スーパータイガージム群馬)
★加藤 誠(ピンクタイガーモンスター軍)
★飛鳥一撃(ターザン後藤一派)
★菅田清仁(東海南体育協会) 20061128-00000002-spnavi-spo 00300399 00000

第9回掣圏真陰流トーナメント参加の4選手も発表された。掣圏真陰流興義館 渡部優一館長の愛弟子で、2回の優勝経験(第3回&7回)を持つスーパータイガージム群馬の滝沢充のほか、常連で、最近2回は目の負傷で参戦できなかったピンクタイガーモンスター軍の加藤誠、正道会館出身で、空手歴約20年、現在はターザン後藤一派でプロレスラーとしての活動も行う、飛鳥一撃、そしてスーパータイガージム東海代表の大原友則(シューティング第2代ウェルター級チャンピオン)推薦の菅田清仁(第7回6/7出場で1回戦で滝沢に判定負け)だ。

【既存発表対戦カード】
<メーンイベント>
★初代タイガーマスク
vs 鈴木みのる(現・三冠ヘビー級選手権者/パンクラスMISSION)

<第1試合 ZERO1−MAX提供試合>
★日高郁人(ZERO1−MAX)
vs 高西翔太(ZERO1−MAX)

 (取材・構成:中村カタブツ君、都内本郷の掣圏真陰流本部道場『興義館』にて)

 旗揚げから一周年を迎えたリアルジャパンプロレス。プロレスと武道の融合という、革新的な大会として注目されてきたわけだが、ここ最近は世界初公開の日本刀による試合があったり、初代タイガーマスクによる丸藤正道戦、鈴木みのる戦といった最高のプロレスが出現したりと、人気もウナギ昇り! この団体だけにしか醸し出せない強さと摩訶不思議さが人々の心を掴んで放さないわけだ。そんなリアルジャパンの魅了を、初代タイガーマスクこと佐山聡代表がここに語り尽くす。いま、リアルジャパンプロレスの真髄がここに浮き彫りにされる!

【リアルジャパンプロレス大会概要】

★大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『リアルストロングスタイル始動』

★日 時:9月20日(水)18時30分開始

★会 場:後楽園ホール

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──リアルジャパンプロレス旗揚げ1周年おめでとうございます!
佐山 ありがとうございます。いまホントにやりたいようにやってます(笑)。
──やりたいようにやって、そして盛り上がってますよね(笑)。特に今年3月の丸藤正道戦、6月の鈴木みのる選手とのタッグ戦はカードといい、内容といい素晴らしかったですね。
佐山 やっぱり彼らは“ナチュラル”が出来ますから。私のプロレスに対する一番の義は、プロレスを元に戻す。ストロングスタイルを取り戻すということですから。それはつまり“ナチュラル・スタイル”ということになりますね。
──その“ナチュラル・スタイル”こそがリアルジャパンプロレスの核になる部分だと。それはどういったものですか? 
佐山 だから、初代タイガーマスクのイメージですよ。ガチガチのストロング・スタイル。これだけは言っておかないといけないけど、初代タイガーマスクはルチャではなかったですから。飛び技のイメージが強いかもしれないですけど。
──ダイナマイト・キッド戦とかは完全に潰し合いでしたからね。
佐山 それが本当のプロレスなんですよ。迫力で観客を引きつけるプロレス。それを取り戻すということですね。だから、ファンに「よく飛んでましたね」って言われるけど、飛んでないですよ。飛んでるように見えるだけで、攻撃がジャンプだっただけですね。


──その片鱗が丸藤戦で見えましたね。二人の攻防でグングン盛り上がっていって、久しぶりに熱くなりましたから(笑)。
佐山 私もいい汗かきましたけど、丸藤選手もいい選手ですからね。“ナチュラル”で動けて、無駄な動きがなくて、理にかなった跳び技があって。
──「彼はダイナマイトキッドの再来」って試合後に言ってましたね。
佐山 そうそうそう(笑)。


──で、あの時ほど佐山さんに痩せてほしいなって思ったことはないんですよ、ここ最近は諦めてたんですけど(笑)。
佐山 あのね、私は20年前から痩せるって言ってるの(笑)!
──20年前!? じゃあ、頼みますから痩せてくださいよォ。
佐山 でもね、いま私はプロレスと平行して武道を極めるために、戦闘生理学の研究をしてるんですね。これは脳を使うわけで、脳に必要な栄養は何かというとブドウ糖。
──つまり砂糖ですね(笑)。
佐山 だから、仕方ないんだよね。ふふ。
──もぉ、分かりました(笑)。で、次の鈴木みのる戦ですが、マスクを剥がされたりして、あの時の佐山さんは怒ってましたよね?
佐山 全?然。私が本気で怒ったらあんなものじゃないから。本気になったら、お客さん引いちゃうからね。あの時、リング上で「おい! 鈴木!」ってやったでしょ? 
──「あ、本気で怒った」と思いました。
佐山 私はお客さんが引かない程度にやらないと、と思ってたからね、あそこは(笑)。
──それでもお客さんはちょっとだけ引いてましたからね(苦笑)。だから、本気で怒ったと思ったんですよ。
佐山 全然全然(笑)。


──あれでセーブしてたんですね(苦笑)。そういうのも含めてリング上で凄いものを見せてますよね。しかも、リアルジャパンの底知れないところは、きっちりとしたプロレスを見せる一方で、武道色もあると。
佐山 それが私の本業ですからね。まあ、もっと本業は思想のほうなんですけど(笑)。
──まあ、それはいまは。で、佐山さんの居合い術の披露があったり、撃剣試合(刃引きした日本刀を使用した世界初公開の戸山流居合い術の真剣勝負)があったりという。
佐山 これが本当の日本なんですよって。居合いというか、日本にはこういう強いものがあったんだよっていうのを気付かせてあげたいんですよ。
──それが発展したのが撃剣試合なんですね。
佐山 そうですね。あれは素人にはわかりにくかったかもしれないけど、玄人が見ると凄い面白いんですよ。刀が入る時のカッ、カッっていう音が良かったよね。でも、わかりにくい。素人がわかるのは西洋の鎧甲を着て、カーン、カーンって音がしたら、ウワ凄いって思うんだろうけど。
──刃引きしてビニールコーティングしてましたからね。予想してたのはカキーン、カキーンって音だったですから。
佐山 そうそう。それがカッ、カッだからね(笑)。でも、戸山流の人たちは凄いから。稽古の時も木刀で思い切り打ち合うんだけど、よく見てると刀の反りを利用して弾いていくんですよ。刀の反りって斬るためのものと思ってたら、受けにも使えるっていうのもわかるんですよ、あれを見てると。でも、当たったら大ケガもしくは死ぬかもしれないのによくやるよね、怖い人たちですよ(笑)。
──じゃあ、竹刀を使った剣道とはまったく違うものなんですね。
佐山 まったく違う。だから、剣道の高段者ほど日本刀だと切れないっていうことがあるわけ。
──そういうものも、よく見ていくとわかるわけですね、リアルジャパンは。
佐山 そういうことです!
──でも、普通に見てても十分に面白いんですよ。だって、滅多に目に出来ないものが次々と飛び出してきて、そして最後に丸藤戦、鈴木戦のような最高のプロレスで締めるという、他団体では絶対マネできないものが詰まってるわけですからね(笑)。
佐山 ただ、それもいい選手がいるからできるわけですよ。
──つまり“ナチュラル”ができる選手がいてこそだと。

 

【さて、次からはリアルジャパンプロレスの真髄である“ナチュラル”について初代タイガーマスクが解き明かす!】 


佐山 でも、その“ナチュラル”を伝えるのは簡単じゃないんですよ。ウチに出ている選手には「こうこうこうで、こうなんですよ」ってことは言いますよ。でも、頭では理解できても、身体がついていかない部分があったわけ。対処しきれないわけですよ。
──いつもやってるプロレスとは違うわけですね。
佐山 そう。ストロングスタイルを生きてきた人間じゃないと分からないんでしょうね。もちろん丸藤選手、鈴木選手はできますよ。旗揚げ戦に出てくれた大谷(晋二郎)選手、石川(雄規)選手、アレク(サンダー大塚)選手、あとはオリちゃん(折原昌夫)も。
──折原さんはリアルジャパンでも、ヒールに徹してて、“ナチュラル”な感じがしないいんですけど、実はできると。
佐山 できるね。一回、オリちゃんとはね、地方の興行で“ナチュラル”をやったんですよ。その時にできるなって思って。聞いてみたら、アマチュアレスリングのチャンピオンだったっていうし、彼は元々、全日本プロレスで“ナチュラル”をやってたんですよ。
──よく全日は、新日と比べて受け身の凄さで見せるプロレスとか言われてますけど。
佐山 そんなの関係ない。マスコミが勝手に言ってるだけで、みんなできますよ。
──新日、全日をくぐった選手はやっぱり違うんですね。
佐山 それが本来の日本のプロレスだからね。いまマスコミの悪い影響で、観客も試合の流れがどうのこうのって話してるでしょ?
──ボクも言っちゃいますね(苦笑)。
佐山 それがダメ! 試合に流れなんかないんですよ。一発の関節技で決まるし、一発のジャーマンスープレックスで決まりますよ。迫力があって、お客さんが息を飲んで試合を見つめるのが本来のプロレスですよ。それを流れとか、どこか演劇的に見てるから、そういう言葉が出るわけですよ!
──そうですね。いまは流れみたいなものを意識して見るのがクセになってますから。
佐山 じゃあ、そんな流れがもしあったとしてもいくらでも壊しちゃうことは、私たちにはできますよ。プロレスは戦いだから。戦いに流れなんてないんですよ。
──それが“ナチュラル”ということなんですね。
佐山 それだけじゃない。ガチンコができて、高い身体能力があって、瞬時の判断力も要求される。全部ができないとできないんですよ。
──ホント難しいですね。
佐山 だから、なかなかいまは選手がいない。でも、丸藤選手とか、鈴木選手たちはできますから、オリちゃんもね。彼はこれから育てていきますよ(笑)。


──非常に楽しみにしてます(笑)。いまの話を聞いて、最近のリアルジャパンの面白い理由がわかってきましたね。ただ、昨年と今年っていうのは色あいが少し変わってますよね。去年4月のプレ旗揚げ戦とかは。
佐山 大田区でやったヤツ?
──いえ、お台場のメディアージュでやった興行です。
佐山 あ、あれね(笑)。
──忘れてますね、完全に(笑)。あの時はルチャリブレの色が強かったなって印象があるんですよ。
佐山 ちょっと強すぎたところあったねー。でも、旗揚げしたものの選手もいないし。
──そんな。なんか見切り発車みたいじゃないですか(笑)。
佐山 見切り発車しかないよね。でも、タイガーマスクがいればいいかと思ったんだけど(笑)。
──たしかにそうですけど(苦笑)。
佐山 まずは旗揚げしておかないと。というのもタイガーマスクが動けるのはいましかないから。動けるうちに動いて“ナチュラル”ができる選手を作っていくってことですね。
──あ、そうですよね。その中でウルティモ・ドラゴンさんがよく協力してくれて。


佐山 そうそうそう。選手の面でよくやってくれましたね。興行の現場はドラゴンに見てもらって、私は道場を作って選手を作っていくという形をとろうとしたんですね。やっぱり、私が目指すスタイルができる選手はイチから作っていかないとできないんですね。そういう選手が何人か育ってきた場合にやっと本当にできるんじゃないかなって私は思うんですよ。そのために絶対に道場が必要だったんだけど、凄く遅れた。
──でも、先日ついに興義館がオープンしましたね。ここでは掣圏真陰流のほかにプロレスも教えるんですか?
佐山 もちろんもちろん。いま一人選手が入ってきましたから、彼を強いレスラーに育てていきますよ。しかも、ウチの新人は全員マスクマンですから(笑)。

 

【全員マスクマン!? 謎が謎を呼ぶリアルジャパン! いよいよ次では、初代タイガーマスクこと佐山聡が心血を注いだ興義館の秘密と、9月20日のリアルジャパンプロレス興行について迫る。】

──全員マスクマンってどういうことですか!?
佐山 新人の間は真っ黒いマスクをずっと被ってるわけ。デビューの時になって初めてマスクを脱げるわけですよ(笑)。
──あ、それ面白いですね! ちょっとショッカーの戦闘員みたい。で、一人前の怪人になると見事に変身すると(笑)。
佐山 そうそうそう。たぶん9月の大会でセコンドにつくかもしれないけど、その時はマスクを被ってるでしょうね。
──真っ黒い(笑)。
佐山 新人の時はそれでいいんですよ。練習をキチンとやって。その練習も3ヶ月間はガチンコしか教えません。受け身は合宿した時にリングを持って行って、そこでやればいいでしょう。
──完全に格闘技の練習が基礎になると。
佐山 タイガーマスクの練習っていうのはそういうものでしたからね。受け身はすぐに覚えますから。あれを重要視して何百回もやらせるのはおかしいと思うんですね。
──みんな受け身受け身と言いますけど。
佐山 おかしいよ。それは証明してみせますから。強いってことが何かってわかるようなレスラーにしますから。
──興義館ができたことによって、プロレスラーを育てる体制もできて、これから新たなスタートになるんですね。
佐山 新たというか、満を持してのスタートですね。早くやりたくてやりたくてしょうがなかったからね。格闘技の技術にしても、プロレスの教え方にしても、私はいま行き着くところまでいっちゃってると思ってますから。
──それを伝えていくと。で、9月の大会ですけど、佐山さんはDDTの飯伏幸太さんと対戦ですね。
佐山 いい選手だって聞いてますよ。


──まだ若手ですけど、跳び技が凄い華麗なんですよね。しかも、格闘技もやってて、一回K─1MAXに出る話(対戦相手がケガして流れてしまう)もあった人ですから。
佐山 いいんじゃない(笑)。私のほうはこの前の鈴木戦で足をケガしたんで、それをキッチリ治して万全の状態でリングに上がれると思いますよ。


──楽しみです。そしてもう一つ注目なのが折原vs鈴木みのる戦ですね。さきほどの佐山さんの話を聞くとことさら、いつも見てる折原さんの試合とは違うものになるんじゃないかなって思うんです。
佐山 そういう試合をしてもらいたいよね。これぞ“ナチュラル”っていう試合をしてほしいですよ。ただ、私の言葉にもあまり惑わされることなく試合してほしいと思うね。あんまり考えちゃうと固くなっちゃうから。
──本来持ってるものを存分に出してほしいということですね。あとほかに武道的な試合はありますか?
佐山 掣圏トーナメントはやりますよ。あとは何か日本の文化を顕すものをしたいですねね。琴とか(笑)。
──琴!?
佐山 侍がやる日本の文化を見せていきたいですね。尺八とか(笑)。
──まあ、何かをやるということですね(笑)。で、最後になりましたが、リアルジャパンの基礎であり、真髄でもある興義館について教えてください。
佐山 ここではプロレスも教えますけど、本来は武道の道場ですから掣圏真陰流を伝えていきます。で、もっと深いところでは戦闘生理学の研究の場でもあるわけですね。


──ヒプノセラピー。簡単にいうと催眠ですね。
佐山 そう。でも、催眠って言っちゃうとみんな勘違いするんですよね。欧米のスポーツ界では試合前の緊張感を取ったり、普通にやってることなのに。この前、新体操のコーチたちが来て、催眠をかけてあげたんだけど、みんな驚いてたからね。
──ボクも実際見たことありますけど、普通の女の子の腕力が催眠で暗示を与えると格段に上がったんですよね。でも、その話をしてもみんな信じてくれない(笑)。
佐山 インチキだと思っちゃうからね。
──「俺だったらかからない」とかになるんですよ(笑)。だから、違うんだって、催眠は掛かる掛からないじゃなくて、掛かろうとすれば掛かるし、そうすると潜在能力が引き出されるって言ってるんですけどね。
佐山 さっきも鬱病の人が来たんですけど、半信半疑。タイガーマスクのファンで実際に会えるのかなってことで来てただけで全然信じてないわけですよ。でも、催眠が掛かりだしたら、わけがわかんなくなって、目を覚ましたら治ってたっていうね(笑)。
──キチンと使えば凄く効果があるんですよね。しかも、佐山さんの場合は数をこなしてるから、腕が上がってるというか。
佐山 2、3分で催眠状態に入れるようになっりましたからね。いまは催眠のプロに教えてるぐらいですよ。
──だって、佐山さんは人に催眠かけるのが面白くてしょうがないって時期がありましたよね?
佐山 その時期あった。前は、相手を見つけてはやってたからね。というのも、なんで人間がこんなになっちゃうのってくらい変わるわけですから(笑)。でも、その辺の理論はもう完全に把握してますね。
──佐山さんは本当にとことん突き詰めるのが好きなんでしょうね。
佐山 そうだね。とことん行くしかないんですよ。なぜ追究するのかというと掣圏真陰流を、柳生新陰流とか、陰流に匹敵するような、もっと凄いこと言えばキリスト教とか、そういうものに匹敵するようなものしたいわけ、精神論で。新陰流や陰流のような歴史に名を残す流派と比べるのはまだまだおこがましいですが、一応それに挑戦したいなという決意ですよね。なぜなら、現代の科学っていうものがあって、それを使うことによって、さらなる武道を創り出せるという思うんですよ、精神性で。
──現代の科学を使いながら、武道性というものに新たな息吹を吹き込むと。
佐山 そうそうそう。


──でも、不思議ですよね。それが催眠だったというのが。
佐山 いや、これは不思議でもなんでもなくて、物事の流れだからね。修斗を創った時に、練習で強いのに本番で弱いヤツがいっぱいいるわけ。日本人は特にそういうところがあるでしょう。これはなぜかと思ったら、精神なんだって。では、精神分析学を学ぼうと。すると、自己催眠っていうものが重要だとわかってきて、そうすると他者催眠って何かなって行き着くんですよ、どうしても。
──当然の帰結だったんですね。
佐山 ただね、弱い人間にかけても意味はないですよ。この前、リング上で緊張しちゃうっていうボクサーに、「俺はチャンピオンだ」っていう暗示を試合前にかけてやったわけ。そしたら、彼はその気になっちゃって、凄い早いパンチを出してるんだけど、全然ガードしないからKOされちゃって(笑)。彼の場合、精神以前に技術をもっと修得しなきゃいけなかったんだと思って、悪いことした(笑)。
──一生懸命練習するような催眠をかけないといけないかったんですね(笑)。
佐山 その通り(笑)。
──結局うまく利用すれば絶対強くなるんですね。
佐山 だから、それを戦闘生理学として確立してるのは私だけですから。だからこそ、掣圏真陰流を歴史に残るような武道にしていきたいと思ってるわけですね。できると思いますよ(笑)。
──期待しております!