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リアルジャパンプロレスが11月24日(木)、東京・興義館にて記者会見を開き、12・7東京・後楽園ホールにて開催される「リアルジャパンプロレス2016年特別興行『GOLDEN AGE OF THE TIGER』〜初代タイガーマスク35周年記念大会〜」の全対戦カードを発表。会見には1年8カ月ぶりの復帰戦をおこなう初代タイガーマスクと、大仁田軍団の雷神矢口が出席した。

(取材・文:新井宏)


 自身の35周年記念大会となる今回、狭心症とその手術の影響で欠場の続いた初代タイガーマスクが1年8カ月ぶりに復帰することが決定。スーパー・ライダー、折原昌夫とタッグを結成し、雷神矢口&アレクサンダー大塚&田中稔組と対戦する。

「ベストの体調かどうか、やってみないと分かりません」と不安な面持ちを見せた初代タイガーだが、そこへ「35周年を祝いに来た」と対戦相手の矢口が有刺鉄線バットを持って登場。

 タイガーは対戦相手を前に闘志に火がついたか、先ほどの不安を感じさせず「思いきり蹴りを使ってバットに対抗していきたい。ファンの期待に背かないケンカファイトをする覚悟ができた」と口にした。

 一方、かつて5万円でタイガーマスクを購入したことがあると意外な過去を明かした矢口は、「(タイガーマスクの)コレクターとして本人がかぶっているマスクが欲しいので、それを剥がして勝ちたい」とマスク剥ぎを予告しつつ、さらに来年引退を表明している邪道軍団のボス・大仁田厚との電流爆破マッチをタイガーに要求した。

 復帰にあたり「プロレスへの恩返しだと思って戦っていく」と語ったタイガーだが、まずは12月7日の試合内容が今後を左右する。35周年となる今大会から、新たな虎伝説を見せることはできるか。

[会見コメント]

初代タイガーマスク「ストロングスタイル復活のために、やっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。最初の倉島君と柴田君の試合ですが、倉島君はウチの道場に練習に来ていますので、なかなか将来おもしろい選手となって変わってくるのではないかと思います。実力を発揮すればすごい選手だと思います。(鈴木秀樹と対戦の)間下はちょっと荷が重いですけども、いい試合をやってもらいたいです。グレート・サスケ選手とウルティモ・ドラゴン選手の試合(タッグマッチ)も非常におもしろいですね。これはストロングスタイルと言うよりも、こういう異色があってもいいんじゃないかと思います。(スーパー・タイガーの6人タッグは)間違いなくメインでやってもいいの試合だと思いますので、リアルジャパンプロレスの醍醐味をここで発揮してもらえたらありがたいなと思います。(レジェンド)タイトルマッチは言うまでもなく、タカ・クノウ選手の実力を大いに買っていますので、大谷晋二郎選手との試合というのはリアルジャパンらしい試合になると思います。リアルジャパンらしい試合と言うよりも、一生懸命やってくれ、結果的にいい試合になればいいと思います。いい試合をしてもらいたいです。初代タイガー、スーパー・ライダー、折原昌夫が組んで矢口選手、アレクサンダー大塚選手、田中稔選手。これはメインではなく、もっと下の下の下の方でやりたいくらいの復帰戦でありますので、自分の体調次第ということをお伝えしておきます。1年8カ月ぶりにリングに上がらせてもらいますが、ベストの体調かどうかは自分でもわかりません。やるだけのことはやってるつもりですけども、ベストの体調かどうかはわかりません、やってみなければわかりませんので。ただ、コーナーポストの上だけには上がってみたいなと思ってます。そういう夢は果たしていこうかなとは思っています」

そこへ雷神矢口が有刺鉄線バットを持って登場。


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雷神矢口 「どうも、どうも、どうも。あの〜、乱入違うから、乱入じゃないから。今日はね、1年8カ月ぶりに復帰する初代タイガーさんのお祝いに駆けつけさせていただきました、雷神矢口です、よろしくお願いします。あのね、まあ、オレと一緒にやってます大仁田厚から初代タイガーマスク選手にコメントを持ってまいりました。それを今日、述べさせてもらいたいと思いますが、まず、1年8カ月ぶりの復帰ということでおめでとうございます。そして、タイガーマスク35周年記念、おめでとうございます。あと、大仁田厚は来年で引退なんです。今回は本当の引退と言ってます。来年、ぜひ引退前に、立ち消えになってしまった初代タイガーさんとのライバル対決を、ぜひ望んでいるわけですよ、大仁田は。これをぜひ実現させるためにオレをよこしたわけだ。12月7日、大仁田はほかで試合なんで、オレが、雷神矢口が大仁田からの信書を持って、初代タイガーマスク選手に渡しに来るという指名を授かりました。ただね、わざわざ来るんだから後楽園ホールにこの雷神矢口さまが、来るんだから、足を運ぶんだから試合を組んでくれと、オレの方から頼んだわけだ。ということで、1年8カ月ぶりの復帰なんだから、ちんたらした試合じゃなくてこの有刺鉄線バットの餌食になってもらって、身体で痛みを感じてもらって、リングに完全復帰ということで、どうですか? オレとぜひ闘ってくださいよ」

タイガー 「今日はカード発表です。有刺鉄線バット対策は出来ているつもりですので、それは楽しみにしてもらいたいと思います」

矢口 「ちょっといいですか? オレは実は頼みがあってきたんですよね。あの、実はね、これオレの私物なんですけど、タイガーマスクの(マスクの)コレクターなんですよ(マスクを取り出す)。マスクコレクターで、これにぜひちょっとお願いがあるんですけどね、サインを書いてもらえないですかね? お願いします。ヘンなのに使わないのでお願いします。オークション出すから、オークションね。オークションといってもヘンなオークションじゃないよ。チャリティーオークションだからね。年末の内田裕也さんのニューイヤーワールドロックフェスティバルでチャリティーオークションに出すから。いいでしょ。(タイガーがマスクにサインを入れる)ということで12月7日は、オレとぜひ闘ってもらって、久々に痛みを感じて、リングに戻ってきたなと実感してもらいたいんですけど、どうですか?」


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タイガー 「今日は対戦発表ですので、どういう試合になるか、わかりませんけども、100%全力を尽くせるように、いまの体調で頑張りたいと思っております」

矢口 「当日はぜひ、その被ってるマスクを剥がしてオレのコレクションのひとつにさせてもらいたいと思います。そしてオークションに出させてもらいますから。覚悟しといてください。それから大仁田厚との対戦をオレを含めてぜひとも前向きに検討してもらいたい。これが大仁田からの強い意思表示です。ライバル対決を、せっかく復帰したんだから、大仁田とやってください。電流爆破。これがいい刺激になるんじゃないですか、心臓に。大仁田からのラブコールです。平井さん、いいよな?」

平井丈雅代表 「佐山先生、雷神矢口選手の挑戦、受けて立ちました」

矢口 「大仁田との試合も、来年」

平井 「それは矢口選手との闘いを見ていきたいと思います」

矢口 「まあ、初代タイガーだけで心細かったらスーパー・タイガーやいろんなタイガーマスクがいるから軍団連れてきてもらってもいいよ。こっちはオレも含め邪道軍団が闘いますから、ぜひウチの試合にも出てもらって、オレたちも出させてもらうと、そういう友好関係を来年はやろうじゃないですか、せっかく復帰したんだから。リアルジャパンならではの激しい闘いを、そしてリアルジャパンだけではなく、プロレス界に刺激を与えようじゃないですか、せっかく復帰したんだからね。初代タイガーマスクには活躍してほしい。これはタイガーマスクコレクターのオレも望んでることですよ」

――今のコンディションと練習状況は?
タイガー「練習は、うまくいってますけども、自分としては今の動きを100%出せるようなスピードが命だと思ってますけども、そういう試合をしてみたいと思っていますし、こういうふうにケンカファイトを売られれば、よけいにそれが増してくるような、矢口選手は思いっきりバットを使うといっていますが、私は思いっきり蹴りを使って、そのスピードでたじろがせていきたいと、対抗していきたいと。バットに対しては蹴りで完全にぶちのめしてみたいというような形を取っていきたいと思います。ケンカマッチにはしたくない。ケンカマッチにするんだったらこっちにもケンカマッチのやり方があるということで、ファンの期待している動きにすすむケンカファイトをして見せましょうという覚悟ができました、今日。非常にありがたい」

――タイガーマスクコレクターとのことだが。
矢口 「オレの持ってるマスクより本物がいいんだよね。だから初代タイガーマスク選手にオレが試合のときに望むことは、持ってるマスクの中で一番高いマスクを被ってきてほしい。ぜひそれを剥がしてコレクションの一つにしたいね。どんな試合? バットがあるんだろ。まあ、蹴りで来るならこっちはバットだよ。そして佐山タイガーが関節技で来るなら、このバットを使っての関節技だよ」

タイガー 「矢口選手とは来年、マスカラ・コントラ・カベジェラをやりたいと思います。マスクと髪の毛をかけて。もし矢口選手が負けたら髪を全部切ってもらう。もしオレが負けたのなら平井さんの髪を全部切ってもらう」

平井 「……」


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矢口 「いいじゃないかよ、オマエ。おい、平井、坊主になる覚悟はあるんだろうな」

平井 「わかりました。先生は負けることはあり得ませんので」

矢口 「オレが勝ったらマスク20枚くれる? サイン付きで。いいよ、この条件のんでやるよ」

――大仁田がタイガーと来年対戦したいとのことだが。
タイガー「その意気込みには、答えていきたいと思いますが、これは僕の体調次第。7日の体調を見て。来年の試合の体調も見て、それに答えられるようでしたら、大いに頑張っていきたいなと思います」

――電流爆破に関しては?
タイガー「電流爆破よりもAEDが必要じゃないかと。電流爆破はちょっと考えないといけないと思います。それが正義の闘いになるならば、正義の闘いは平井さんが大得意なので、それはマネージメントを考えてもらえれば。世紀の闘い」 矢口「AEDの何十倍も電流爆破は刺激あるから、ちょうど試合中に蘇生するのにいいんじゃないかとオレも大仁田も思ってますけど。大仁田厚は馬場さんの弟子、タイガーマスクは猪木さんの弟子ということで、昔からライバル関係があるわけでしょ。この大仁田厚の最後のストーリーとしてタイガーマスクと闘うのは一番美しい、プロレス界が望む形なんじゃないかなとオレもそう思いますけど。マスコミのみんなもそう思うだろ? 思うでしょ。初代タイガーマスクの電流爆破を見てみたいと、たぶん誰もが思うはずだ。それをファンの夢を見させてやってくださいよ、タイガーさん」

――タイガーマスクコレクターとのことだが、何枚くらい持っていて、総額は?
矢口「30年くらい前にOJISAN製の、高いマスクを買ったんだよ。当時5万円以上したよね。今、買ったら20万円以上すると思うよ。それはちょっとオークションには出さないけど、最近事情があって出そうかなと思ってるんで。今日サインを書いてもらったんでね、これはちょっと高く、チャリティーオークションに出さなきゃいけないな。コレクターとしては、今被ってるマスクが非常にほしいんで。絶対に剥がして勝ちたいと思ってますので、これは、これは本心です」

――タイガーマスクが長い間欠場だったが、団体としてどんな心境?
平井「1年8カ月前に曙さんとの試合のボディープレスから始まって、先生はそれまでに身体を長年の闘いの中で痛めておりまして、それがあの試合で一気に出た。それで5月に手術をしまして、そのあと絶対安静という時期も乗り越えて、退院して、ここに至ります。我々、弟子も含めて、やはりタイガーマスクというのは日本、世界の宝であり、やはり…(涙)…我々だけじゃなくて、たくさんのファンのみなさまが、先生はもう闘わなくてもいいんじゃないか、ただ先生が元気でいてくれさえいれば、ファンの方たちもみなさん喜んでいただける。その思いが、そういう意味で温かい目でマスコミのみなさまも関係者のみなさまも待っていてくださってこの1年半がありました。その上での1年半の、先生がまだ身体の部分を完全に安心できる身体ではありませんが、そのいろんな思い、そしてリングの復帰も見たいといういろいろな思いの中で佐山先生が今回復帰の形で決断をしていただいたことに対して、正直言って、弟子たちも関係者も含めて復帰して嬉しいという気持ちと、(身体を心配して)復帰されていいのだろうかという思いと、いろいろな思いが交差しています。ただそういう中で先生が決心してくださったということで今回の試合が今日ここで決まりました。先生の気持ち、ファンの気持ち、みなさんの気持ちをもって12月7日の闘いをマスコミのみなさまもファンのみなさまも注目いただきたい。その思いについてはそれぞれみなさんのお気持ち、それぞれの立場でのお気持ちで、12月7日の後楽園ホールにご注目いただきたいと思っております」

――鈴木秀樹vs間下隼人の試合で、今回の鈴木は“はぐれIGF軍団”ではないとのことだが、はぐれ軍団は不要、それとも偶然こうなった?
平井「リアルジャパンとしては、はぐれ軍団のカシン選手も将軍(岡本)選手にしても本当にストロングスタイルの選手ですので、もちろん機会があればこれからも参戦の検討はさせていただきたいと思います。たまたま今回は出ていないというだけです」

矢口 「一言オレの方から付け加えさせてもらえれば、今日この後、FMW後楽園ホールで大仁田とオレがタッグを組むんだけれども、その対戦相手としてタイガーマスク軍団、これはリアルジャパンにいったら非公認だということかもしれないけど、オレも大仁田も仮想初代タイガーマスクとしていい闘いができるんじゃないかと、いいシミュレーションができるんじゃないかということで、今日、4人のタイガーマスクと闘いますから。まあ、大仁田の本気度をそこで見てもらえるんじゃないかということで、ファンのみんなも初代タイガーマスクの復帰を待ち望んでると同じく、オレも大仁田も待ち望んでますんで、12月7日は、キッチリと、遠慮することなく、オレもリングに上がるからには全力で生かせていただきます。それがプロレスラーとしての、まあ、礼儀ですね。なんで、そこんところを見てください」

タイガー 「矢口選手、大仁田選手に対しては反対にエールだと思ってますので、ありがたく頂戴していきたいと思いますし、ファンに対しては夢のために闘いたいなと思いますし、今年、来年、夢のために立ち上がりますので、これが自分のできる精一杯のプロレスに対するお返しだと思ってますので、そういうつもりで闘っていきたいなと思います。現時点で全力を尽くします」

この会見から初代タイガーマスクの復帰戦が雷神矢口を加えた6人タッグマッチ(初代タイガーマスク&スーパー・ライダー&折原昌夫組vs雷神矢口&アレクサンダー大塚&田中稔)に正式決定となった。


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【対戦カード】(※試合順は後日発表)

<6人タッグマッチ>
初代タイガーマスク(1年8ヶ月振りリング復帰)
&スーパー・ライダー(リアルジャパン)&折原昌夫(メビウス)
vs
雷神矢口(大仁田軍団)
&アレクサンダー大塚(AODC)&田中稔(フリー)

<レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
【王者】大谷晋二郎(ZERO1)
vs
【挑戦者】タカ・クノウ(チーム太田章)

<6人タッグマッチ>
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&船木誠勝(フリー)
&5代目タイガーマスク(国籍不明)
vs
石川雄規&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)

<タッグマッチ>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&山本SAN(COMBO)
vs
ザ・グレートサスケ(みちのくプロレス)&那須晃太郎(フリー)

<シングルマッチ>
鈴木秀樹(フリー)vs間下隼人(リアルジャパン)

<シングルマッチ>
倉島信行(ドラディション)vs柴田正人(フリー)

※対戦出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。


■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス2016特別興行『初代タイガーマスク35周年記念大会』
■日時:12/7(水)
■会場:後楽園ホール (東京都)

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2016-11-25 16:22 この記事だけ表示


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前回6・23後楽園ホール大会ではケンドー・カシン率いるはぐれIGF軍団に不覚を取ったスーパー・タイガーだが、全日本プロレスに夏のシリーズ参戦を経て、プロレスラーとしてさらなる進化。折原昌夫、間下隼人とタッグを結成し、必勝を期し抗争第2戦へと向かう。より太く幅の広いストロングスタイルを見せんとするタイガーが、決戦を前に闘志の炎を燃やす。

(取材・文:村上謙三久)




――前回6月大会ではカシン選手に不覚を取ってしまいましたが、対戦しての印象をお願いします。

タイガー ああやってこちらが見ていないところで技を掛けたりしてくるのは、やはりインサイドワークと言いますか。僕はまだプロレスっていうものをちょっと真っすぐ取りすぎているのかなと思いました。そこがプロレスの奥深さではありますけど、そこは僕自身の弱さだったり甘さだと思うので、今回はそういったところも踏まえて挑まないといけないと思います。ただ、今回は折原選手と組んでやってもらえるということで、向こうも構えてくると思います。前回のストロングスタイルそのまんまだった長井(満也)さん、アレク(サンダー大塚)さんのチームとはまた違いますし、なんでこのパートナー、チームを選んできたのか?
それはお客さんもそう思うんじゃないかと思いますが、そこが今回こちらの作戦でもあります。

――前回実際に手を合わせて、カシン選手からストロングスタイルを感じるところはありましたか?

タイガー それはもうやる前から分かっていましたし、実際やってみて流石だなと思いました。その印象は全く変わりません。将軍岡本にしても鈴木秀樹にしても、実力があるのは分かっていますし、やっていて楽しかったです。ただ、楽しかった先に油断ができると言うんですかね。“ただ仲良しこよしでやっているんじゃないよ”っていう部分、戦いの厳しさというのがその間、間で入ってくると言いますか。

――カシン選手が持つそうしたインサイドワークといったものが、逆にタイガー選手にしてみれば長く望まれてきたものではないかと思います。

タイガー 真っすぐとらえなきゃいけないと思っていた部分がどうしてもありましたが、今まで鈴木みのるさんや、全日本さんでもエボリューションの諏訪魔先輩でしたり、そういった方たちと接するうちに段々ちょっとずつ分かってきたというか、そうやって自分の力に変えていかなきゃいけないと思っています。今回はこのタッグパートナーに意味を込めて、僕自身が動ける部分と動けない部分、そしてエサとして出す部分をどう組み合わせるか、そこを考えていますし、向こうが1番ビックリすると思います。


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――こうした話の中でも、今までになかった相手への揺さぶりが感じられます。

タイガー 前回はあまりにも正攻法で行き過ぎました。長井さん、アレクさんと組んでバチバチのストロングスタイルでと思って行ったら肩透かしを食らって……。腹も立ちますし怒りも出ましたけど、やっぱり“上手いな”っていう悔しさですよね。あるいは自分がまだまだ甘いなっていう。

――やはりストロングスタイルを意識すると、どうしても正攻法で真正面から行き過ぎるきらいがあるのでしょうか。

タイガー でも“それだけがプロレスじゃないよ”っていうのをケンドー・カシンさんに学ばせてもらったっていうか。今回の会見でも代表に歌を歌わせたり、ああいった要求をしてきましたけど、あれも実力があるからこそです。我々がガッチリ組んでいこうと思ったら、まずああやって油断をさせて、その上でリングではガチとやるっていう。やっぱりその辺はスゴいし、ケンカを知ってる人たちだと思います。

――カシン流の仕掛けをしてきた、今回の会見からすでに戦いは始まっているのですね。その上で今回は折原選手とのタッグ結成となりますが、こちらに関してはいかがでしょう。

タイガー 折原選手は長くリアルジャパンを支えてきてくれましたし、間下(隼人)を育ててくれた部分もあります。同じリアルジャパンという団体に出ていて志、思いは同じですから、向こうよりこっちの方がチームワークは長けていると思います。その上で今回はデコボコ感がキーワードだと思うので、それをケンドー・カシンにぶつけたいです。前回と違って今回はデコボコですが、それは本当に勝ちに行くからこそです。


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――一筋縄ではいかないIFG軍団やカシン選手との戦いを経て、タイガー選手の中でストロングスタイルに対する思いが変わるようなところがあったのでしょうか。

タイガー 思いは一緒なんですけど、やっぱり“厚み”が足りなかったなって。もうただただ、真っすぐだけを求めていたのが、ケンドー・カシンにああいう戦いを見せられて、“お前の思いなんてすぐに折れるぞ”“これからもっと広いプロレスっていう世界でやっていくには、お前のストロングスタイルっていう思いだけでは細すぎるぞ”って前回の試合で言われた気がしました。その部分を前回の試合で見させてもらったので、それに対するアンサーを今回返せるようにと思っています。前回6月から今回の9月の間、僕は全日本さんのシリーズに出させてもらってきたので、この間で僕がどれだけ変わったかを見せたいと思います。

――ご自身ではどういったところが変わったと実感していますか?

タイガー もう全然変わりました。なんかやっと“プロレスラーになってきたな”という実感があります。今までの試合間隔からしたら、下手すると5年分ぐらいを今年一気にやった感じがあります。でもそれが今楽しくて、嬉しくてしょうがないと言うか。ケガもいろいろありますけど、それ以上に僕自身が燃えています。


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――たしかに全国を回って試合を重ねていくのがプロレスラーというイメージはあります。

タイガー その通りだと思いますし、やっぱり反省をすぐに活かせるんですよね。試合でアッと思っても間が空いてしまうともうその時には忘れてしまっていますし、やっぱり100の練習より1の試合ですね。試合で恥をかくなり何なりしても、その中で掴むものというのはすごく大きいです。だから6月から僕自身は進化していますし、あの時だったらただ「悔しい」「この野郎」っていうことしかなかったと思うんですけど、それがこの3ヵ月で“こういうことだったのか”って、ケンドー・カシンのメッセージを読み取れるようになりました。

――では、そのメッセージに対するアンサーを今回はどのように返しますか?

タイガー 本当に今回はタッグパートナーの2人が僕の意気込みだと思うので、そこをどう取ってもらえるかがキーワードだと思います。でもストロングスタイルを追求することは何も変わらないし、プロレスラーとしての幅であったり厚みを戦い中で見せていきたいので、そこを感じ取ってもらえればと思います。


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対戦カード

佐山サトルプロデュース
<メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[第10代王者] 船木誠勝(フリー)
vs
[挑戦者] 大谷晋二郎(ZERO1)

<セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&折原昌夫(メビウス)
&間下隼人(リアルジャパン)
vs
ケンドー・カシン&鈴木秀樹&将軍岡本(はぐれIGF軍団)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
田中将斗(ZERO1)&タカ・クノウ(チーム太田章)
[第10代王者] 船木誠勝(フリー)
vs
長井満也(ドラディション)&柴田正人(フリー)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
&小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)
vs
ブラック・タイガー(国籍不明)&ヒート(フリー)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&LEONA(ドラディション)
vs
ベアー福田(SECRET BASE)&山本SAN(COMBO)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
倉島信行(ドラディション)
vs
那須晃光太郎(フリー)

※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。

【動画】初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス特別興行9/10(土)ディファ有明大会


■大会名:リアルジャパンプロレス特別興行
佐山サトルプロデュース『GOLDEN AGE OF THE TIGER』
〜初代タイガーマスク35周年YEAR〜
■開催日時:9月10日(土)開場/16時00分 試合開始/17時00分
■会場:ディファ有明 (東京都)

2016-09-07 12:51 この記事だけ表示


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リアルジャパンプロレス『GOLDEN AGE OF THE TIGER〜初代タイガーマスク35周年記念YEAR〜』(10日、東京・ディファ有明)では「はぐれIGF軍団vs.リアルジャパンプロレス軍」による6人タッグマッチ(ケンドー・カシン、鈴木秀樹、将軍岡本組vs.スーパー・タイガー、折原昌夫、間下隼人組)が行われる。前回6・23後楽園ホール大会ではスーパー・タイガーがカシンに丸め込まれ不覚を取ったが、ここでのカシンの振る舞いに異を唱えたのが折原昌夫だ。今回リアルジャパン軍に加わり戦う、その理由と胸のうちを語った。

(取材・文:村上謙三久)




――今回はリアルジャパン軍に加入して、はぐれIGF軍団との6人タッグマッチとなります。やはり長くリアルジャパンのリングで戦ってきて、思い入れから力を貸そうと思ったのでしょうか。

折原 いえ、今までリアルジャパンでやってきた思いからっていうことではないんです。そうではなくて、IGF軍団はこの前の試合も見たんですけど何がしたいのかよく分からない。最初はプロとして何か意思を持ってリアルジャパンに上がってきたのが分かって、この軍団は面白いなと思ったんです。でも、見てみたら何も面白くなかった。あの時の後楽園のお客さんもちょっとフワっとしたというか、“何しに来たんだカシン?”みたいな感じだったと思います。お客さんも久しぶりにリングの上でケンドー・カシンを見たと思うんです。でも、ケンドー・カシンらしさっていうのは出ていなかったし、はぐれIGF軍団っていうチームもお客さんは初めて見る訳ですけど印象が薄かったというか。もっとプロとして何かしかるべきものを持ってアピールしに来ていると思ったんですけど、面白くありませんでした。

――最初は面白そうな予感があったのに、実際見てみたらそうではなかったと。

折原 その通りです。ケンドー・カシンに関しては、“何をするか分からない”、その色が僕と似ていると思うんです。会場に来ないことすらあるかもしれない。僕はトンパチと呼ばれていましたけど、彼も言ってみたらそういう部類に入ると思います。でもそういう彼の良さというものが、しばらくリングを離れている間にほぼゼロになってしまったんじゃないか。肉体的には鍛えるのが好きなんでしょうね、調整してるなと思ったんですけど、やっぱり技とかお客さんに対するパフォーマンスがパッとしないというか。僕から見て以前光っていたあのカシンではなかったです。


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――対戦経験のある折原選手ならではの厳しい意見と言えそうです。

折原 それで唯一目立ったのが背中に描かれた自分の興行(7・8「パンダvsケンドー・カシン」)のポスターです。それが汗をかいても取れない、どうやって描いたんだろうって(笑)。逆に言うと、彼らの試合内容には全然目が行かなくて、それぐらいの方向性になってしまっていたんです。久しぶりに見るからマスクに目が行ったり、カッコいいなとかいろいろあると思うんですけど、ポスターにばかり目が行ってしまって、だから全くつまらなかったっていうことなんでしょうね。そういう印象でした。

――今回はそんな「印象が薄い」「全くつまらなった」と切り捨てた、はぐれIGF軍団との対戦です。

折原 カシンは1対1でレスリングをする上では引き出しの多い選手だと思っていますし、やっていて楽しい相手です。だけど今回は会見を見てもノラリクラリとしたあのチームで、3対3の中でカシンとどれくらい手合わせできるのかっていうところですよね。


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――はぐれIGF軍団を迎えての会見では、カシン選手に対し「リングを甘く見ているんじゃないか」という言葉がありました。これは首に大怪我を負いながらリングで戦い続ける折原選手ならではの言葉だったと思います。

折原 僕は今試合出場が多くて月に3試合か4試合なんですけど、すごく自分の中で厳選して出ています。これはその団体が素晴らしいとかギャラが多いとかそういうことではなく、そこに今の自分を、自分の体を懸けることができるか、懸ける意味があるかっていう基準で出ていて、だからものすごく大切に1試合1試合を送っています。

――そうであるからこそ、はっきりした意図の見えないはぐれIGF軍団の存在は引っ掛かるところがあったというか。

折原 ちょっと気分が悪いです。リングに立っている人間が気分が悪いんだから、お客さんはもっと気分が悪いんじゃないですかね。時間を使ってお金を使って大切な時を過ごしている訳だし、“なんだよ、CMかよ”みたいな。前回は金的で勝ち負けが決まって、スーパー・タイガー本来の凄みや怖さが試合中に出せなかったと思います。そういう部分で普段は敵同士ですけど今回は僕が加わるので力を合わせて、あのフワフワした外敵をぶっ潰してやろうかなと。

――一会見では軍団を「排除する」という強い言葉も聞かれました。

折原 これ以上必要ないって、お客さんもそう思っているんじゃないですかね。僕はウルティモ・ドラゴンと当たることがよくあって、こないだ試合の後でドラゴンに普段思っていることをマイクでぶつけたんです。僕は自分のキャラクターと生き方を1試合1試合で表現しているんですけど、お前と俺ではリングに立つ意気込みが違うと。彼はもちろん試合はものすごく上手いし素晴らしい選手ですけど、ビジネスになっていて目的が若干ズレていると思うんです。それを僕はマイクで言ったんですけど、そのマイクに対しても彼は上手く返してきました。そういう部分でも僕は彼をプロだなって思うんです。だから、いろんな部分で面白みがないとプロってダメなんじゃないかと。なのでちょっとの間でも一般人として生きたカシンは、そのプロという要素がだいぶ欠けているんじゃないかと思うんです。


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――折原選手のプロとしての思い・哲学とカシン選手は相いれないところがあると。

折原 僕はこれしかやることがないし、僕の出で立ちとか飾りとか全ては僕を表現するギミックで、命を懸けています。それに“やられたらやり返す”っていうのが僕の主義なので、僕がやられた訳ではないけど、リアルジャパンの社長が恥をかかされてているのでちょっとイライラしています。なので今回は僕たちが勝利して、無理やりにでもリングでカシンに『壊れかけのRadio』を歌ってもらいます。本人が約束した訳ではないけど、チームが約束しましたから、それは守ってもらいたいです。


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――では今回の対戦で勝利して、はぐれIGF軍団を排除して、この抗争は終了と。

折原 抗争は終わりにして、なおかつ歌も歌ってもらいたい。恥をかいて帰ってくれっていうだけですね。それぐらいのことがあれば、カシンももう一度1から出直して、鍛え直してくるんじゃないですかね。その時のカシンは怖いと思います。

――大会を楽しみにしているファンの方たちへ最後にメッセージをお願いします。

折原 僕はいつも折原昌夫をそのまま見せられる、そんな状態でリングに立っています。不安は全く感じず、自分の体に心配事を残さずリングに立っていますので、お客さんも楽しんでもらいたいです。よろしくお願いします。


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対戦カード

佐山サトルプロデュース
<メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[第10代王者] 船木誠勝(フリー)
vs
[挑戦者] 大谷晋二郎(ZERO1)

<セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&折原昌夫(メビウス)
&間下隼人(リアルジャパン)
vs
ケンドー・カシン&鈴木秀樹&将軍岡本(はぐれIGF軍団)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
田中将斗(ZERO1)&タカ・クノウ(チーム太田章)
[第10代王者] 船木誠勝(フリー)
vs
長井満也(ドラディション)&柴田正人(フリー)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
&小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)
vs
ブラック・タイガー(国籍不明)&ヒート(フリー)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)&LEONA(ドラディション)
vs
ベアー福田(SECRET BASE)&山本SAN(COMBO)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
倉島信行(ドラディション)
vs
那須晃光太郎(フリー)

※出場選手は諸事情により変更となる場合もあります。

【動画】初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス特別興行9/10(土)ディファ有明大会


■大会名:リアルジャパンプロレス特別興行
佐山サトルプロデュース『GOLDEN AGE OF THE TIGER』
〜初代タイガーマスク35周年YEAR〜
■開催日時:9月10日(土)開場/16時00分 試合開始/17時00分
■会場:ディファ有明 (東京都)

2016-09-07 12:50 この記事だけ表示