初代タイガーマスクが貴闘力に“人間風車系”秘密兵器伝授!?
スーパー・タイガーは田中将斗に照準




■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『貴闘力 炎の第二戦!』
■開催日:12/5(金) 開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール (東京都)





 27日、東京・八芳園で初代タイガーマスクが記者会見を行い、リアルジャパンプロレス『貴闘力 炎の第2戦!』12・5後楽園ホール大会の全対戦カードを発表した。

 いよいよ来週に迫った貴闘力プロレスデビュー第2戦。対戦カードは初代タイガーマスク&貴闘力&スーパー・タイガー&アレクサンダー大塚&タカ・クノウvs大仁田厚&田中将斗&矢口壹琅&保坂秀樹&リッキー・フジの“5対5全面戦争”に決定したが、リアルジャパン軍と邪道軍団の舌戦は収まるどころか、加熱する一方だ。



 この日も邪道軍団が貴闘力の経営する『焼き肉ドラゴ』で決起集会を行い、リアルジャパン側に飲食代を払わせるなどやりたい放題。大仁田は「机、イス12脚、有刺鉄線バット2本、バリケードマット2枚」の凶器投入を予告しており、早くも波乱含みの様相を呈してる。

 迎え撃つ立場の初代タイガーも臨戦態勢に入っている。邪道軍の決起集会について、「美味しい肉をほおばりやがって。その分、返してもらおうと思います」と声を荒らげると、改めて「ケンカファイト」で試合に臨むと宣言。あくまでもストロングスタイルにこだわってきたリアルジャパンにおいては異例の発言だが、それだけ強い気持ちで試合に臨む構えだ。セミファイナルに藤波辰爾&鈴木秀樹vs齋藤彰俊&柴田正人を据えるなど、他の対戦カードであえてストロングスタイル色の組み合わせを組んでいることからも、その覚悟がうかがえる。

 初代タイガーは記者会見前に貴闘力と作戦会議をしていたことを告白。「我々サイドの作戦として、どういう展開ができるか。こうなったらこうしよう、最後どういう風に決めようという戦いのシミュレーションですね」と気になる内容の一端を明かした。前戦からの因縁を引きずる大仁田と矢口が貴闘力狙いで来ると読んでおり、その2人を引き離して、各個撃破する方法を探っているようだ。

 10人タッグマッチとなれば、リング上は大混乱に陥る可能性が高い。当然、初代タイガーもそれを前提に作戦を立てており、「この間は100点をあげられるようなデビュー戦になりました。全てが上手くいった気がします。でも、今回はそうはいかないだろうと」と客観的に捉えている。その上で「だったらどういう風に展開させるのか。今回はもう1つ上に持って行こうという形で考えています」と貴闘力へ期待感を示した。

 さらに、デビュー2戦目に向けて順調に仕上がっている貴闘力に秘密兵器を伝授したことも宣言。「ここでは秘密」と明言を避けたが、「人間風車系みたいな…」とこぼしていた。“人間風車”と言えば、ダブルアームスープレックスが連想されるが、もちろん初代タイガーの陽動作戦である可能性もある。どちらにせよ、この秘密兵器が勝負の行方を決める鍵になりそうだ。

 タッグを組むスーパー・タイガーも会見に同席。「市街地型実戦というもの我々の中に根付いていますので、ケンカファイトを喜んで受けて立ちたいと思います」とケンカファイトを歓迎する姿勢を強調すると、「しっかり止めておかないと、また大仁田さんたちに好き勝手にやられてしまうと思うので。僕自身の役割としては、田中将斗に集中したいと思います」と田中将斗を標的に定めた。他団体進出を熱望しているSタイガーにとってはもってこいの相手。このチャンスをものにしようと、戦いが待ちきれない様子だった。

 また、メインイベントの出場メンバーから漏れてしまった間下隼人も、第4試合でグレート・タイガーと一騎打ちを行うことが決定。チャレンジマッチに臨む間下も会見に出席し、「信念と意地を持って、しっかりぶつかっていきたいと思います」と悲壮なほどの覚悟を覗かせていた。


 熱い思いは初代タイガーも同じだ。「今回は無理矢理ストロングスタイルの選手を引っ張ってきたんですけど、こういう試合も経験させながら、いいところまで上がって行ってもらいたいなと思います」とあえて10人タッグマッチという形式を選んだ真意を説明。師匠・アントニオ猪木の「プロレスは技ではなく気迫が大切」という教えを次世代のレスラーたちに伝えたいという思いも持っているようだ。そして、「せっかく貴闘力が出てくれるわけですから。この間は大成功してくれましたけど、やはりピエロには絶対しないというスタンスは守っていきます」と断言。弟子たちに身を持ってストロングスタイルを教える構えだ。

 決戦まであと1週間。まだまだ邪道軍が仕掛けてくることも考えられるだけに、予断を許さない状況ではあるが、リアルジャパン軍は気持ちをひとつにし、団体の威信を懸けた全面戦争に臨むつもりだ。




■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『貴闘力 炎の第二戦!』
■開催日:12/5(金) 開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール (東京都)



【対戦カード】
<メインイベント 第6試合 エニウェアフォールストリートファイトデスマッチ 10人タッグマッチ 60分1本勝負>
“リアルジャパンvs大仁田軍団 5対5全面戦争!”
初代タイガーマスク&貴闘力&スーパー・タイガー(リアルジャパン)&アレクサンダー大塚(AODC)&タカ・クノウ(チーム太田章)
vs
“邪道”大仁田厚&田中将斗&矢口壹琅&保坂秀樹&リッキー・フジ

<セミファイナル 第5試合 タッグマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)&鈴木秀樹(フリー)
vs
齋藤彰俊(プロレスリング・ノア)&柴田正人(U-FILE CAMP)

<第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
グレート・タイガー(国籍不明)
vs
間下隼人(リアルジャパン)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)
vs
ブラック・タイガー(国籍不明)&若翔洋(Yamaishi Pictures)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
百田光雄(リキエンタープライズ)&折原昌夫(メビウス)
vs
グラン浜田(フリー)&“力道山3世”力(リキエンタープライズ)

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)
vs
ベアー福田(SECRET BASE)

※出場選手は怪我その他諸事情により変更となる場合があります。

2014-11-28 16:26 この記事だけ表示


リアルジャパンプロレス12・12後楽園ホール大会に風雲急! “日本が誇る寝業師”タカ・クノウが、グラップリング世界王者の誇りを持って、スーパー・タイガーからの一本勝ちに自信「折りに行きます」と関節破壊宣言!

■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
■日時:12月12日(木)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール






「折りに行きます」と“関節破壊宣言”をブチ上げた。

9日、都内でタカ・クノウが記者会見を開催。リアルジャパンプロレス『NATURAL〜ナチュラル〜』12・12後楽園ホール大会で実現するスーパー・タイガーとのレジェンド選手権試合に向けて、寝業師らしく「誰にでも一本勝ちできる」と絶対的な自信を見せると、「折りに行きます」と“関節破壊宣言”をブチ上げた。


“日本が誇る寝業師”タカ・クノウの実績とは?

日本が誇る寝業師”のリアルジャパン参戦がいよいよ数日後に迫ってきた。タカ・クノウは「木村政彦以来、初めて黒帯柔術かからタップを取った日本人」として知られており、様々なグラップリング系の大会で実績を残している。2004年にブラジリアン柔術の『パンアメリカ選手権』黒帯ヘビー級で優勝を果たすと、2010年には国際レスリング連盟が主催する『第3回世界グラップリング選手権』で「ギ」の部90キロ級で優勝。日本人選手としてグラップリングにおける初の世界チャンピオンとなった。その後も、グラップリングの大会に積極的に出場しており、今年10月にはロシア・サンクトペテルブルクで開催された『スポーツアコードワールドコンバットゲームズ』のグラップリングの部に参加したばかりだ。

2007年6月29日、IGF両国国技館大会での小原道由戦でプロレスデビュー。その極めの強さで独特の存在感を発揮する。2012年にはパキスタン遠征にも参加。現在までに30戦近くの試合経験があり、プロレスにも順応できる選手だ。2007年頃から掣圏真陰流・興義館で練習を行っており、初代タイガーマスク 佐山サトル総監にも師事している。

そんな実績を買われ、初参戦にしていきなりSタイガーが保持するリアルジャパンの至宝・レジェンド選手権に挑戦することが決定した。クノウにとっては約1年ぶりのプロレス参戦となる。


スーパー・タイガーを「強い。この一言ですね」と絶賛!

「リアルジャパンが持つ幅の広さにはずっと興味があったんですけど、踏み込めない何かがあったんでしょうね。ただ、こういうチャンスを今回いただいて、本当に“ものにしたい”という気持ちが自分の中に出てきました」とクノウ。リアルジャパンが守ってきた「ストロングスタイル」と独特な「幅の広さ」に惹かれ、以前から毎回大会会場に足を運んでいたという。46歳という年齢からもわかるとおり、タイガーマスクブーム直撃世代で、初代タイガーマスクへの憧れも強い。だからこそ、リアルジャパン参戦を前にして、浮かれることも、動揺することもなく、静かに闘志を燃やしている。

対戦相手のSタイガーについては「強い。この一言ですね」と絶賛。「この頃のSタイガーの試合を観ていると、心の部分も相当強いですし、乗ってますよね。体のキレもよくなってますし、その部分で強さを感じます」と、最近特に充実したファイトを展開している王者をリスペクトしているようだ。

打・投・極、すべての面で安定した実力を備えている王者が相手となるだけに、「全部頭に入れて、警戒はしていこうと。全方位型で、何でもやってきそうな選手ですから、何が来ても驚かないようにする戦い方をしていこうと思います」と警戒心を募らせていたが、気負いはない。それは自分に“絶対的な寝技の技術”があるからだろう。

足関節が得意としながらも、「取れるところを取っていかないと。こういう選手は怖いですから。足だけじゃなく、手首、指、すべてを狙っていこうとは思っています」と全局面で関節を取りにいくと宣言。「誰からでも一本勝ちが取れる」という絶対的な自信を覗かせた。

安定王者が最大のピンチを迎える!?

2度目のレジェンド王座戴冠以降、オールラウンドに対応したファイトを見せるようになり、安定政権を築きつつあるSタイガー。だが、その“オールラウンド”とクノウの持つ寝技特化型のスタイルは相性が悪い。当然、クノウは空中戦や打撃戦には付き合わず、常に関節技を狙いに行くだろう。ましてやクノウは決してプロレス経験が浅いわけではなく、プロレスにおける師匠が石川雄規(元バトラーツ代表)であることからも、リアルジャパンのスタイルに順応できるのは明らかだ。

クノウは「ベルトを軽く見ているわけではないですけれども、考えてないです。ただ、強い人間とやる。それだけです。その結果がベルトになってくると思うので。そこに対してのプレッシャーはないですね」と平常心を強調。試合に向けて「ワクワクというより、ゾクゾクしている感じですよ。たぶん無事じゃないんだろうなって。どこか折れたりとかするかもしれないですよね(苦笑)」と負傷も厭わない覚悟だ。最後に「折りに行きます」とニヤリ。稀代の寝業師はリアルジャパン参戦に向けて燃えている。

緊急決定という形で実現したクノウのレジェンド王座挑戦。だが、もしかすると、Sタイガーがこれまで迎え撃ってきたどんな挑戦者よりも危険な相手かもしれない。2013年の総決算となる戦いで、Sタイガーは至宝を守りきることができるのだろうか?



■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『NATURAL〜ナチュラル〜』 
■日時:12月12日(木)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール



【対戦決定カード】
<メインイベントシングルマッチ シングルマッチ 60分1本勝負>
初代タイガーマスク(リアルジャパン) vs グレート・タイガー(不明)
※[タイガー(マスク)シリーズの“最終兵器”]

<セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)&長州力(リキプロ)&アレクサンダー大塚(AODC) vs 石川雄規(Battle Arts Academy Canada)&関本大介(大日本)&岡林裕二(大日本)

<第4試合 レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[第7代王者] スーパー・タイガー(リアルジャパン) vs [挑戦者]タカ・クノウ(初参戦/チーム太田章)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&折原昌夫(メビウス) vs 大仁田厚(フリー)&矢口壹琅(フリー)

<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(リアルジャパン) vs NOSAWA論外(東京愚連隊)

<第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
グラン浜田(フリー)&若翔洋(フリー)&間下隼人(リアルジャパン) vs 佐藤光留(パンンクラスMISSION)&柴田正人(U-FILE CAMP)&タケシマケンヂ(スポルティーバエンターテイメント)

※出場選手は怪我などの理由により、変更となる場合が有ります。

2013-12-09 21:37 この記事だけ表示

初代タイガーマスクvs丸藤正道、7年3ヶ月振りの一騎打ちで「空中戦のストロングスタイル」が明らかに!?


■公演名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『Yes,We Can! 〜Revival of the Real Strong Style〜』に向けて
■日時:2013年6月7日(金)開始 18時30分 
■会場:後楽園ホール
>>詳細・お申込はコチラ



 初代タイガーマスク率いるリアルジャパンプロレスが6月7日(金=試合開始18時30分)、東京・後楽園ホールにて『YES,WE CAN! 〜Revival of the Real Strong Style〜』を開催する。注目カード目白押しとなる今大会の全対戦カードは以下の通りだ。

▼第6試合 メインイベント 60分1本勝負
初代タイガーマスク(RJPW)vs丸藤正道(プロレスリング・ノア)

▼セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負
長州力(リキプロ)&スーパー・タイガー(RJPW)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
高岩竜一(フリー)&関本大介(大日本プロレス)&岡林裕二(大日本プロレス)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
石川雄規(フリー)&長井満也(ドラディション)
vs
タイガー・シャーク(RJPW)&臼田勝美(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)vsケンドー・ナカザキ(不明)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グラン浜田(フリー)
vs
若翔洋(フリー)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼第1試合シングルマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(RJPW)vs間下隼人(RJPW)

 前回の3・22後楽園大会で、“帝王”山善廣に3年半ぶりのリベンジを果たした初代タイガーマスクが今回の相手に選んだのは、プロレスリング・ノアの丸藤正道である。この一戦は、実に7年3ヶ月振りのシングルマッチ。前回は2006年3月10日のリアルジャパン後楽園大会で、この時は、初代タイガーが逆さ押さえ込みから丸藤を破っている。その後、両者は2度に渡りタッグを結成。ノアの丸藤プロデュース興行(2010年3月14日、ディファ有明)で金丸義信&平柳玄藩組、リアルジャパン(2012年9月21日、後楽園ホール)で高岩竜一&関本大介組を破っているのだが、反対のコーナーに立つことはなかった。

 しかし、山からの勝利で勢いづいた初代タイガーは、次なる相手に丸藤を指名した。ともに“天才”と表現される両雄。プロレスファンが待望する極上の闘いが決まった!そして、初代タイガーは、この試合のテーマを「空中戦」と断言した。

 「脚も調子が良いものですから、スクワットも、けっこう出来るようになりまして、いい試合になるのは間違いない」と、初代タイガー。このコメントに対し、丸藤は以下のように語っている。

 「初代タイガーマスクから対戦を求められて、断る人間はこの世界にはいないと思うので、7年前の借りを返すつもりでいますし、虎視眈々とその首を狙っていましたので、そのチャンスがきたかなと思ってます。特に、スタイルを変えるつもりはないですが、すべての局面で対応できるように、気を付けます」

 対戦したくてもそう簡単にはできない初代タイガーとのシングルマッチ。丸藤だけではない。ファンはもちろん、現役レスラーで初代タイガーに憧れない者はいないだろう。たとえ、リアルタイムで体感していなくても、その影響力は現在でも絶大。ましてや、初代タイガーマスク、そして2代目タイガーの故・三沢光晴さんといったタイガーマスク伝説を知る丸藤からすれば、待ちに待った一騎打ちなのだ。

 しかしながら、現在の立場を考えれば丸藤にとっても、リスクのある闘いとなるだろう。丸藤はNOAHの副社長であり、レスラーとしてはケガから復帰したばかり。そのうえ、ノアは小橋建太さんの引退により、まるで新団体が旗揚げしたかのようなムードがある。それだけに、立場的にも負けて帰るわけにはいかないのだ。

 果たして、試合は初代タイガーが宣言する「空中戦」となるのだろうか。丸藤が「すべての局面に対応できるように」と言うように、初代タイガーからの“謎かけ”という可能性も考えられる。それを察知したか、丸藤は「(前回のフィニッシュになった)逆さ押さえ込みに注意」と警戒心も忘れない。「空中戦」をキーワードに両者の駆け引きを追うのも、観る側としては大きな楽しみのひとつだ。

 さて、「空中戦」とはいっても、初代タイガーが口にする「空中戦」は、現代のそれとは意味が異なる。タイガーの空中戦とは、飛び技の品評会ではない。相手を倒すために必要な空中殺法を仕掛けていく。初代タイガーがこだわるのは見た目の美しさよりも、その必要性である。初代タイガーマスクブームの時代には、空中戦のストロングスタイルがあった。ストロングスタイルの復興こそ、リアルジャパンのテーマでもある。それを、丸藤と展開したい、ということなのではなかろうか。ひらめきの天才である丸藤となら、それが出来る。そう考えたからこそ、の指名なのではないかと思えるのだ。先の山戦では、格闘スタイルの強さを表に出してきた。ならばこんどは、真の空中戦を理解出来る者との空中戦によるストロングスタイル。そこに、この試合の大きな見どころがあるのではないか。そう考えれば、さらに興味が増す一戦となるだろう。

 いったいどんな答えが導き出されるのか、興味は尽きない!

 セミファイナルでは、長州力&スーパー・タイガー&アレクサンダー大塚組vs高岩竜一&関本大介&岡林裕二の6人タッグマッチが行われる。リアルジャパンならではの豪華な組み合わせだが、ここでもっとも注目されそうなのが、長州力と大日本勢の激突である。というのも、前回の後楽園で、藤波辰爾&関本組vs長州&岡林組というタッグマッチが組まれ、ここで大活躍をしたのが、大日本の関本と岡林だったからだ。本来なら、名勝負数え歌新章の機運が高まってきた藤波と長州の絡みに観客の視線が注がれるところ。たとえそうでなくても、結果的に藤波と長州が中心になることは容易に想像できるだろう。ところが、レジェンド重視の風潮に風穴を開けたのが、大日本出身の関本と岡林だったから、痛快だった。

 とにかくそのパワーから繰り出される迫力を見せられては、ぐうの音も出ない。メジャーもインディーも関係ないプロレス界の宝と思わせるほど、関本と岡林はすばらしかった。もちろん、ほかの試合でもこの2人の説得力はずば抜けているのだが、藤波と長州の睨みがきいている中に放り出されては、委縮してしまうのが常識だ。そこを力でぶち破ってみせたのだから、彼らはホンモノである。試合後の長州も彼らを絶賛したという。それだけに、全日本でアジアタッグ王者にも輝いた関本&岡林がこんどはチームとして長州とぶつかるのだ。期待せずにはいられない。

 もちろん、関本&岡林に主役の座は渡さないと、ほかの選手も発奮する。だからこそ、この試合は見逃せないものになるだろう。とくに、リアルジャパン所属のスーパー・タイガーが大日本勢にどう挑んでいくのかもポイントである。現レジェンド王者(第4代・7代)のスーパー・タイガーは前回、“平成のテロリスト”村上和成とタイトル戦をおこなったものの、大混乱の末、不透明決着に終わってしまった。さらには村上の負傷欠場により、リベンジの機会が延期になってしまう。リアルジャパン所属として、またリアルジャパンのレジェンド王者として最も目立たなくてはならないのがスーパー・タイガー。ここで飛び出すことができれば、さらなる飛躍への大きな一歩となる。大いに期待したい。

 第4試合は、石川雄規&長井満也組とタイガー・シャーク&臼田勝美組によるタッグマッチ。この試合では当然、バチバチとしたしばき合いが期待されるだろう。スーパー・タイガーが保持するレジェンド選手権の挑戦者を査定する意味合いもあるかもしれない。

 が、それ以上にタイガー・シャークの出方も注目である。というのも、シャークは前回の後楽園で長井にシングルで敗れている。村上和成という存在は当然無視できないが、リアルジャパンのファンが見たいのは、スーパー・タイガーとタイガー・シャークによるベルトをかけた闘いのはず。たとえ両者がどう考えていようとも、ごく近い将来、スーパーが村上、シャークは長井を乗り越えてタイトルマッチへと向かうようなシチュエーションになるのがイチバンではなかろうか。

 第3試合は、ウルティモ・ドラゴンとケンドー・ナカザキのシングルマッチ。ナカザキは久々の登場となる。ケンドー・ナカザキとは、イギリスで一世を風靡した名選手ケンドー・“ナガサキ”のトリビュートレスラーである。イギリスは、初代タイガーマスクが虎の覆面を被るまえに佐山サトルが遠征していた思い出深い国でもある。佐山がサミー・リーとして大ブレイクした1980年、すでにケンドー・ナガサキは同国のビッグネームだった。プロレスファンでなくてもナガサキの名前は世間に広まっていた。ナガサキは胴着に身を包んで登場し剣道の面をモチーフにしたマスクを着用、正体はイギリス人ながら、日本人キャラクターとしてヒールながらもミステリアスなキャラクターが受けて絶大な人気を誇っていたのだ。日本では桜田一男がケンドー・ナガサキとして知られているが、その元祖はイギリスにあるのである。

 そのナガサキをオマージュした謎多きレスラーと世界のウルティモ・ドラゴンがシングルで対戦する。世界で闘うウルティモは、さまざまな国で未知なるレスラーとの試合をこなしてきた。それこそ、海外では会場入りしてから対戦相手を知らされることも日常茶飯事。しかも、どんな相手なのかまったく知識がない。そういった状況は慣れているウルティモだけに、謎のレスラー相手にもキッチリとした試合を見せてくれるはずだ。また、ウルティモには闘龍門MEXICOのビッグマッチ、「ドラゴマニア8」が目前に迫っている(6月15日、現地時間。メキシコシティー、アレナ・メヒコ)。ここで弾みをつけたうえで、“ライフワーク”へと臨みたいところだ。

 第2試合は、折原昌夫&グラン浜田組vs若翔洋&佐藤光留のタッグマッチだ。この試合は、チームワークの勝負になりそうだ。普段は、タッグを組む機会のない者同士だけに、どんな闘いになるかはまったくの未知数。折原と浜田のコンビネーションは? 会場人気の高い(?)若翔洋を佐藤光留がどうコントロールするのか? 歯車が噛み合えば、新しい何かが生まれるかもしれないカードである。

 大会の重要なオープニングを飾るのは、スーパー・ライダーと間下隼人のシングルマッチである。前回の後楽園では、両者がタッグで対戦。ライダーは試合後、敗れた間下に対し「強くなったかもしれないけど、相変わらず負けてばっかりだな」とダメ出しをした。ライダーからの挑発は、いつまでもアンダーカードに甘んじている若手への叱咤でもあるのだろう。このやりとりから決まった今回の一騎打ちに対して、間下はどんな返答を見せるのか。リアルジャパンの今後を占う意味でも、重要な一戦である。

 このように、リアルジャパン6・7後楽園大会には見どころがいっぱい詰まっている。若手の決起から初代タイガーマスクと丸藤正道が時空を超えてぶつかるメインまで、全試合が濃い意味合いを持つ極上のプロレスを見せてくれると思う。ストロングスタイルの復興を見逃すな! 

(構成・文:新井 宏)




■公演名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『Yes,We Can! 〜Revival of the Real Strong Style〜』に向けて
■日時:2013年6月7日(金)開場/17時30分 試合開始/18時30分 
■会場:後楽園ホール
>>詳細・お申込はコチラ

【決定対戦カード】
<第6試合 メインイベント 60分1本勝負>
初代タイガーマスク(RJPW) vs 丸藤正道(プロレスリング・ノア)

<第5試合 セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
長州力(リキプロ)&スーパー・タイガー(RJPW/第7代レジェンド王者)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
高岩竜一(フリー)&関本大介(大日本プロレス)&岡林裕二(大日本プロレス)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
石川雄規(フリー)&長井満也(ドラディション)
vs
タイガー・シャーク(RJPW)&臼田勝美(フリー)

<第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO) vs ケンドー・ナカザキ(不明)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)&グラン浜田(フリー) vs 若翔洋(フリー)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW) vs 間下隼人(RJPW)

※出場選手、対戦カードは、怪我などの理由により、変更となる場合が有ります。

2013-05-28 15:48 この記事だけ表示