©REAL JAPAN

 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD Z』」(6月29日、東京・後楽園ホール)には間もなく改名1年を迎えるロッキー川村が出場、セミファイナルでスーパー・タイガーと対戦する。その異彩を放つキャラクターで注目を集めるロッキーは、そもそもいかにして誕生したのか。ストロングスタイルのリアルジャパンに“アイ・オブ・ザ・タイガー”のロッキーが殴り込む。

――川村選手は本名の川村亮からロッキー川村に改名して、もうすぐ1年となります。

ロッキー まぁ“ロッキーになってから”というか、元からロッキーなんです。背伸びをやめて、あるがままの自分を出したらロッキーになっていたというだけの話であって。根本的に自分が憧れて、自分自身がロッキーだと思っていたから、それをそのまま俺はダイレクトに表現しているだけだっていう。

――では改めて、そうした表現をしていこうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

ロッキー それは僕の10周年記念大会の鈴木さんとの試合の後ですね。戦い終わって僕は血まみれでボコボコにされたんですけど、なんかその姿が一瞬ロッキーみたいだなっていう話になって、「お前、そんなに好きだったらロッキーになれよ」って言われて、そこからスタートなんです。やっぱりプロレスでも格闘技でも、何も無かったら生き残っていけないというか、それを鈴木さんは感じていたんじゃないですかね。「お前はまだ本当のお前じゃない」「絶対に“俺はこれだ”っていうのがいずれ出てくる」っていうのをずっと前から言われていました。なのでそれがきっかけというか、自分を出そうと思って。

――では、そこからの1年を振り返っていかがでしょう。


©REAL JAPAN

ロッキー まだまだ、まだまだですけど、とりあえず外ワクは埋まってきた感じで、ここからさらに1年経ってようやく本当の意味でのロッキーが見せられるんじゃないかという感じがします。これから本当のロッキーの中身を出していけるんじゃないかって。ただ、自分のやりたいことをやっているだけです。何も考えていないし、素の自分を出しているだけっていう。

――ロッキー川村となって以来、出場する団体の幅も広がっていますね。

ロッキー だからそれを感じてくれたんじゃないですかね。“何者だ?”感があるんだと思います。でもそれっていうのはやっぱり僕の中で小さい時からずっと培ってきたものだから、ロッキーに関してはただ好きだ、マネしてるっていう訳じゃありません。でも、僕の周りでは「あいつが名乗っているから『ロッキー』をもう一度観てみよう」とか、「観たことがないから観てみよう」と言ってハマったり、そういう反響はよく聞きます。

――それはロッキー選手としては我が意を得たりという感じではないですか。

ロッキー もちろん、もちろん。なんといったって「チーム・ランボー」、スタローンを応援するチームとして本人から日本を託されている訳ですから。

――そういえば川村選手は『ランボー/最後の戦場』(2008年公開)のプロモーションに「チーム・ランボー」の一員として参加をし、来日したスタローン本人とも会っているのでしたね。

ロッキー“頼んだぞ”ってスタローン本人から託されましたから。

――では、今もスタローンを広める使命・役割を果たしているといいますか。


©REAL JAPAN

ロッキー もちろん広めたいっていうのはあるんですけど、ただ単純に自分でやりたいことをやっているだけです。

――では、この1年というのは“自分のやりたいこと”により正直になった1年だったと言いますか。

ロッキー そう、だから本当に背伸びをやめた1年でした。頭身大ですね。変に飾ったり、“こうじゃなきゃいけない”っていう小っちゃい固定概念があったから、それが無くなってきたかなっていう感じが自分ではします。あくまで自分の中で、ですけど。

――そういった“ロッキー川村元年”を終えんとする今、今回の対戦が発表された会見では「この試合で俺はハングリーな目を取り戻す、『アイ・オブ・ザ・タイガー』だ。『アイ・オブ・ザ・タイガー』が今回のテーマだ」といった言葉がありました。これについてもう説明をお願いします。

ロッキー 自分に対してハングリーさを持つという再確認だし、スーパー・タイガーに対しても“お前は虎の目を持っているんだろう?”っていう挑発というか、“お互い原点回帰して殴り合おうぜ”っていうメッセージですよね。「あの時のお前はハングリーだった」っていうあの名言の通り。

――でも、それはロッキーの盟友・アポロのセリフですよね(笑)。

ロッキー いや、そうなんですけど(笑)。なので、このメッセージはスーパー・タイガーに対してもありますし、リアルジャパンに出ている選手、リアルジャパンに対してでもあります。リアルジャパンに、“本当に虎の目を持っているのか?”って。だから自分自身への問いかけとスーパー・タイガーであったり、リアルジャパンに向けての問いかけです。

――今回はスーパー・タイガーとの対戦になりますが、今後はリアルジャパンでの戦いをどのように見据えていますか。

ロッキー 会見で大谷チャンピオンが「誰もベルトを獲りにこない」って言っていましたけど、それも含めて“アイ・オブ・ザ・タイガーを持っているのはここにいるぞ”っていうことですよ。まだ億万長者になる前のロッキーがここにいるぜって。

――それでは最後に、ロッキー川村としてリアルジャパンに新たな一歩を刻む今回の試合へ、改めて意気込みをお願いします。

ロッキー 今回は“虎の目”を持っている奴がここにもいるぜっていうことを見せる試合になると思います。“本当のアイ・オブ・ザ・タイガーは俺だ”というのを、スーパー・タイガーに見せます。

(取材・文:長谷川亮)



©REAL JAPAN


【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

チケットの詳細はこちら

2017-06-27 15:03 この記事だけ表示


©REAL JAPAN

――リアルジャパン初参戦が決まって、現在の心境から聞かせてください。

「いろんな意味で緊張感をおぼえていますね。やっぱり佐山先生の提唱するスタイルというものも今回初めて自分は体感するわけですから、未知の部分もありますし。自分がいままでやってきたものとどう違うのか、自分がやってきているものがどう通用するのかと考えると、本当に気を引き締めていかないといけないと思うので、自分なりのプレッシャーは感じているつもりですね」

――初参戦となる6・29後楽園のカードが、ウルティモ・ドラゴン&倉島信行&松本崇寿組vsタカ・クノウ&小笠原和彦&青木篤志組と発表されました。青木選手としては、初参戦のカードが6人タッグマッチになったことに関してはどうですか。

「全員が実力者ですよね。実力ある選手の中に自分が入っているということがどういうことなのか。それを考えないといけないと思います。ただ試合をすればいい、試合をこなせばいいというものでもないし、もちろんそのつもりもありませんから、この実力ある選手たちの中で自分がどう対応していくか、自分がなにをしたら通用するのかということを考えないといけないと思います」

――この中で絡みのあるのはウルティモ選手のほか…。

「実は松本選手とハードヒットで試合をしたことがあるんですよ。シングルマッチでした。タカ・クノウ選手とはむかし、IGFでシングルをやっています」

――なるほど。それにしても珍しい組み合わせが満載のカードですよね。


©REAL JAPAN

「そうですね。みなさんいろんなバックボーンがあって違うので、この中での自分はなんなんだってことですよね。レスリングをやっていたというのはもちろんありますけども、それだけでは通用しないのももちろんわかっていますので」

――敵味方問わず、意識する選手は?

「この中でしたら、まったく初めての倉島選手が気になっていますね。前に見たときに、倉島選手の気持ちの強さとか実力の部分とかを見ていて、この人はすごいなというのを感じたことがあったので、今回初めて肌を合わせられるということで、それに対してどうしていくかというのは楽しみであり、ちょっと恐いというか、そういう部分もありますね。あとは、小笠原先生ですね。まったく初の絡みであって、やっぱり空手の実力は見ても聞いてもいますし、同じチームだけども小笠原先生がどんな試合をしていくのか、どんな実力を持っているのか気になります」

――青木選手としては、この中でなにを見せたいですか。

「一番は、自分のいままでやってきたプロレスというものがどういうものなのか。そして、新しいもの、なにを自分が吸収できるか、それが自分の目標というか課題というか、そう思っています」

――ルチャあり、格闘技ありのカードですね。

「そうですね。みんな全員やってきたことが違う人たちの集まり、全然が別だと思うので。全員のスタイルが違う、考え方も違う、いろんなものがある中で、だけどやっぱり試合になれば(全員が)勝ちにいく。そこで佐山先生の言うストロングスタイルというものをみんなが持って挑んでいくということを考えると、じゃあ自分にできることはなんなのか、足りないものはなんなのか、ということがすごく大きな課題になるので、それを試合までにしっかりと考えて対応して、それを試合に出していきたいですね。終わったときは終わったときで、自分になにが残るかというものをしっかり考えていきたいですね」

――このメンバーでは、青木選手がもっとも純プロレスなのかなと。

「そうですかね。まあ、そうですね。日本のプロレスと考えてみたら、自分なのかなとも思いますけど、リアルジャパンのリングではヘタしたらボクはまったく違う流派というか、そういう部分もあるので、そこがどうなるかというのも自分では気になるところでもありますね」

――そこが見所にもなりますね。

「ハイ」

――全日本代表、EVOLUTION代表、それとも個人として参戦しますか。

「ボクは今回、個人のつもりでいます。ただ、スーパー・タイガーがいるという縁もあるので、タイガーのメンツも保たないといけないですから(笑)。そういう意味ではチームメートのためにという気持ちもなくはないですけど、あくまでボクは一個人として、プロレスラー青木篤志としてというのが一番ですね」

――いま名前の挙がったスーパー・タイガー選手は、リアルジャパンで諏訪魔選手と対戦したのをきっかけに全日本へ参戦するようになりました。そこから青木選手もスーパー・タイガー選手と組むようになりましたね。

「ハイ。本当にリアルに強い選手ですよね。技術だとか気持ちだとか強い選手なので、見ていてボクとしては頼もしいというか。一緒にやっていても楽しい選手なので、いいですね」

――現在は組む機会が多いですけども、対戦は?

「対戦は1回ありましたね。まだ(EVOLUTIONの)チームに入る前に全日本で対戦したことがあります。やっぱり、強かったですね」

――そのときなにを感じましたか。

「教わってきたことが違うので、そういう意味ではスタイルの違いを非常に強く感じましたね。でもだからといってなにが悪いわけでもなく、それはスーパー・タイガーのスタイルですから否定もしないですし。ただそれを彼が追求してやっていってくれれば、もっとすごい選手になるなと思っています」

――そのスーパー・タイガー選手が所属しているリアルジャパンですが、リアルジャパンへのイメージは?

「緊張感のある試合。すごい緊張感のある大会ですね。いままで自分がやってきたものの中で、いろんなことを経験してきましたけど、お互いが実力あって踏み込んではいけないラインとかをお互いが知っているとその緊張感が必ず生まれると思うし、本当の実力を持った人たちが集まるリングだなというのは感じていましたね」

――リアルジャパンは初代タイガーマスク選手の団体です。

「やっぱりボクらからすれば(初代タイガーは)ヒーローですから。なによりも格闘技の実力と、そういった格闘技の世界を創ってきた方ですよね。マスクを被っているのは伊達じゃないというか、本当の実力を求めてる方なんだなというのが、すごくわかります」

――リアルジャパンはストロングスタイルの復興をテーマにしています。

「そうですね。ストロングスタイルがなにを表しているかというのは、たぶん言葉じゃわからないと思うので、やっぱり肌を合わせてリアルジャパンのリングで闘って、道場で汗を流している選手たちと交わえることが自分にとってストロングスタイルとはなんなのかと感じられるいい機会だと思っています」


©REAL JAPAN

――青木選手が出場する試合や大会全体から感じてみたいと?

「そうですね。なんでもそうですけども、中に入ってみないとこういうのはわからないので」

――そのリアルジャパンで頂点に君臨しているのがレジェンドチャンピオンシップです。現在、大谷晋二郎選手が王者で、6・29後楽園大会では船木誠勝選手が奪回をめざし挑戦します。このベルトに興味はありますか。

「現段階ではまだわからないですね。結局、今回が初めてなので、そこのベルトに(挑戦)というのがどういう意味を持つのかというのもまだわからないですし。ただ、興味はありますね。やっぱり、ストロングスタイルを追求するリングで一番のベルトですから、そこのチャンピオンになることがどういうことなのかというのはやっぱり見てみないとわからないし、やっぱり、そこでなにを自分が感じるかが大事なので、まずはこの団体に踏み込んでいけることがまずは第一歩ですからね」

――このベルトは初代タイガーマスク選手が欠場中、船木選手が関本大介選手らとの激闘を通じて価値を上げてきたタイトルです。また、階級別ではなく、過去にはジュニアの選手も巻いていますし無差別級のタイトルと言ってもいいと思います。そこに青木選手が参入しても違和感はないかと思いますが。

「ホントですか(笑)。それではその試合を見てみないと」

――今後もリアルジャパンに参戦していけばベルトも視野に入ってくるかもしれないですね。

「そうですね。まずは今回の6人タッグで、ボクが埋もれるか出ていけるか。そこが非常に重要になってくると思いますね」

――今回の試合をきっかけにしたいですか。

「そうですね、やっぱり一回呼んでもらってその後に要らないなと言われたらイヤなので。そこはもちろん、しっかりと気を引き締めて挑んでいかないといけないと思ってます!」

(取材・文:新井宏)



©REAL JAPAN


【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

チケットの詳細はこちら

2017-06-27 14:42 この記事だけ表示


©REAL JAPAN

6.29(木)リアルジャパン後楽園ホール大会で、ヒールの格の違いを見せつけてやる!邪魔な魔世軍は潰す!

――リアルジャパン4・17後楽園大会で初のトリオを組んだダーク軍団ですが。

折原「実際に組んでみて、この3人が気持ちの上でしっくりきてるかどうかはまだわからない。全員がリアルジャパンでずっと闘ってきたアクの強いルードであって、オレがオレがっていう3人でしょ。しかしながら、新しい敵が来てそれどころじゃないと。ここは一時休戦して、ちゃんとした悪がいるんだというところをちょっとヤツら、魔世軍にわからせてやろうかと。ヤツらは自分たちが黒い軍団だとか言ってるけど、オレらが“黒”だから。そのためにも、今回この3人が期間限定みたいなかたちになると思うけど組んだんだよね。お客さんに言いたいのは、今度の大会(6・29後楽園)はプレミアがつくよ、見といた方がいいよと。この3人が組む機会ってなかなかないからね」

――ダーク軍団は期間限定?

折原「もちろんだよ。まあ、あとの2人との意見は違うかもしれない。それぞれが別々の意見を持っていると思う。みんなそれぞれがリーダーと思ってるはず。でもいまは、あとから来たヤツが黒い軍団とか言ってるから、それを排除するための期間限定なんだよね。これからずっとこの3人が仲良しこよしでやっていけるとは思ってないから」

――あくまでも魔世軍の排除が目的だと。

折原「そう。そこをハッキリさせておきたい」

グレート・タイガー「リアルジャパンのリングで誰がヒールをやってんだ? リアルジャパンのヒールのスタートは折原だ。オレもブラック・タイガーもヒールをやってる。そこへ横から入ってきて、寄せ集めのヤツらがリアルジャパンのリングでヒールだからとか、デカい顔するなんてふざけんなって」

――そこの部分では意見は一致している?

グレート「それだけだよね」

ブラック・タイガー「リアルジャパンに外敵が入ってきたんだったら門番っていうのがいるべきじゃない。でも実際はいないじゃない、門番的な選手が。それをね、オレらがやってるんだよ。ベビーフェイスじゃない。ヒール、ルードだけど、門番をやってあげてる。リアルジャパンはオレたちにおんぶに抱っこだよ」

――では、6・29後楽園でのダーク軍団vs魔世軍は、目的にあったカードになりますね。

ブラック「もちろん。魔世軍を排除します」

グレート「(魔世軍は)終わりですよ、ここで」

――ただ、前回の大会ではダーク軍団の方が先に試合をして、初登場の魔世軍はその後に現われました。正直、ダーク軍団よりも魔世軍の方が目立っていたと思います。

折原「それ、ちょっとカチンとくる言い方だよね。そういう見方が一般的なのかね。オレらはべつに自分の意志さえ表現できればメインだろうが第1試合だろうが関係ないから。メインじゃなきゃイヤだとか、センターじゃなきゃイヤだとか、そんなのにいちいちこだわってないから。3人とも、それぞれ意味のある試合ができれば試合順は関係ないと思ってるはず。この前、アイツらがオレらよりも上の方で試合をしたというのは全然問題ない」

――魔世軍はほかの試合にも介入してきましたよね。

折原「みたいだね。オレは気にしてないけど」


©REAL JAPAN

――ほかの選手にマスクを手渡して勧誘のような行動をとっていましたが。

折原「ふーん。ここに来る前、この2人にオレはさんざん怒られたんだ。怒られたというか、文句を言われたんだよ。この前、会見のときにオレが道場で襲撃されたと。そのときに、後楽園に魔世軍のマスク被ってTシャツ着てこいって一方的に言われた。1人じゃ、何もできねえじゃねえかって、この2人のタイガーに言われたんだ。まあ、あの時、向こうは2人いたけども、今回はオレたち悪党で力を合わせて一気にぶっ潰してやろうと思ってるよ。ホント、さっき怒られたんだよ、酒飲みながらね。喧嘩になりそうだったよ」

グレート&ブラック「(苦笑)」

グレート「この3人で、ヒールとしてのレベルの違いをアイツらに見せてやるよ」

――会見で、折原選手が一方的にやられたことが歯がゆかったと。

グレート「そういうところでいいところ見せてやるくらいの余裕がほしかったよ」

ブラック「まあ、向こうも必死なんだよ」

グレート「向こうも上がるリングがほしくて自分たちをアピールしているんだろうけど、次の試合、29日の後楽園でリアルジャパンに出るのはもう終わりだ」

――魔世軍を率いているのは青柳総裁ですが。

グレート「総裁って名乗っていいのは星野総裁(故人)だけだよ」

折原「おもしろいこと言うね!」

グレート「そこからしてパクるんじゃねえって。オリジナルでいけって」


©REAL JAPAN

――グレート・タイガー選手が総裁を名乗っていいのは星野総裁だけだと。なにか意味深ですね。

折原「グレートの言うとおりだね」

グレート「総裁と言えば星野さんのビッシビシ!なんでね」

折原「そうだよ」

――青柳総裁はビッシビシ!してないと。

折原「オレはむかし、正直なところお世話になってるし、さんざん蹴られたからね。あのときの館長は強かったよね。でも、この前ね、2人で襲ってきたってこと自体が弱くなってるってことだし、あのときの館長だったら1人でくるだろ。だから、悔しかったけど、リングのまわりでメガホン持ってワーワーやってたむかしのオッサンと一緒なんじゃないかなと思ったね。いまさら、なにがしたいんだろうね?」

ブラック「誠心会館が新日本とやってたときのギラギラしたものがない」

――ブラック・タイガー選手から新日本の言葉が出てきたのも意味深ですね。

ブラック「ブラック・タイガーはもともと新日本で生まれたから」

――このチームと29日の後楽園大会で直接対決。ダーク軍団が折原&グレート&ブラック組、魔世軍が五号アレク&七号KENSO&二号(with青柳総裁)組。二号が正体を明かしていませんが。

折原「(二号は)この前いたヤツと違うの?」

――どうなんでしょうか?

ブラック「二号ってことは古い選手ってこと?」

――そのあたりもまったくわかりません。二号は前回、リングには登場しましたがカードには入っていませんでした。

ブラック「試合はしていないんだ」

――この6人タッグマッチはヒール同士の闘いになりますが、リアルジャパンにヒール軍団はひとつでいいですか。

折原「もちろん、オレはそう思ってる。でもここ(ダーク軍団)はひとつじゃないから。ルード、ルード、ルードの集まりであって、決してひとまとまりではないからね。こうして彼ら(グレート&ブラック)と一緒に酒を飲んで話すのも初めてだし、オレたちがルードだって言って入ってきたヤツらを倒すのが目的だからね。オレたちがルードでずっとやってきたわけだし、グレートが言うように、そんな簡単につとまるポジションじゃない。さんざんいろんなことやってきて相当強い方向性をもって、時を重ねてきてるからさ、オレたちは。苦い思いもしてるし、コイツら(グレート&ブラック)の中身だって相当の実力があってからマスクを手に入れたわけだから。マスクを被れば、黒ければ強いってことにはならない。だから今回は、アイツらを排除するためにチームを組む。このチームは、チームであってないようなものだからね。本来は、それぞれが敵同士。だから早めに勝負をつけて、また元通りにこの2人とも争わないといけないとも思うしね」

――魔世軍とはなにをもって決着になりますか。単純に3カウント取れば終わりと言えますか。

折原「3カウントだよ。それしかないでしょ」

ブラック「3カウントは当たり前の話で、存在を消しますよ」

折原「さすがブラック、恐いねえ」

ブラック「存在を、消す」


©REAL JAPAN

――折原選手は、青柳総裁を引っ張り出すとも言っていましたが。

折原「ウン。オレは引っ張り出すと言ったかもしれないけど、3人だ、4人だでグダグダやるんであれば、はじめから1人でこいと。それくらいの勇気がなければお終いだってこと。引っ張り出すまでいかないでしょ。このインタビューをやる前にちょっとブラックが言ってたんだけど、そんなにルードがやりたいんだったら、オレたちの下につけばいいんじゃないかって」

折原「グレートもそれには賛成してたし。オレたちにつくんだったら、まとめてもいいと思うけど」

――傘下に入るのであればOK?

折原「そうだね。それでヤツらの仕事が増えるわけじゃないけどね。お客さんに見えないところで頑張ってもらえばいいんじゃない」

――なるほど。ところで6・29後楽園のメインはレジェンド王座のタイトルマッチ、大谷晋二郎vs船木誠勝です。レジェンド王座にダーク軍団が絡んでいく可能性は?

折原「大いに興味あるよね。というか、オレら3人、それしかないでしょ」

ブラック「そうだね。レジェンドのチャンピオン、それを狙ってこのリングに上がってるからね。あとは佐山タイガー(初代タイガーマスク)ですよ。そのために上がってるから」

――折原選手は第2代レジェンド王者でした。

折原「オレ、いろんなところでベルト取ってんだよ。DDTでも初代王者だし、いろんな団体でベルト取ったんだよね。ずっと嫌われ者やってきて、一時ベルトを手にしちゃうとそれでいいってなっちゃうんだよ。それをずっと防衛していくことは考えないし。ただ、手を離れるとまたほしくなる。その繰り返し。破壊と再生だよね。オレはそう思ってる。ルードにベルトが来ることで、その価値は高まると思ってるから。それによって相手のリンピオも力をつけてくると思う。ほかがどう思ってるかは知らないけどね。でもそのベルトはいま大谷が持ってる。シングルのベルトは折原にしてもグレートにしてもブラックにしても、だれか1人しか巻けないから、仲良く見えたとしても実際には殺伐としたものがあるよね」

――(軍団内で)挑戦権を巡る闘いが始まるかもしれない?

折原「それいいね。今回の試合ではオレが一番目立つつもりでいるし、ここの2人もそう思ってるだろう。客にもルードはオレだってこともアピールできるだろうからね。まずは魔世軍をぶっ潰して、ベルトを狙う闘いにもっていきたいよね」

ブラック「そのためにも魔世軍を排除しないと(ベルトに)絡んでいけないからね」

――青柳総裁もかつてはレジェンド王座に挑戦したことがあります。

3人「え、そうなの?」

――スーパー・タイガー選手が王者時代、2014年1月19日の浜松大会でした。

折原「取れなかったんでしょ。それで軍団つくってこられても困る」

――ブラック選手は2011年10・25後楽園、グレート選手は2014年4・16代々木でレジェンド王座に挑戦しました。こちらも当時の王者はスーパー・タイガー選手でした。また挑戦したいとの希望はありますか。

グレート「今回、魔世軍とキッチリかたをつけて、そうなれば必然的にオレたちがタイトルマッチに絡んでいくかたちができてくるでしょ。とりあえず目先の邪魔な魔世軍を潰してからだね」

ブラック「そうだ」

折原「ベルトといえば、リアルジャパンに黒いベルトがあったのおぼえてるかな? 折原昌夫、ブラック・シャドー、タイガー・シャーク。リアルダークというチームで黒いベルトをつくりあげたんだよね。なんだったらこの3人が組んだ記念として復活させるのもおもしろいかなと思うね」

グレート「まあ、ケガをして引退したおじいちゃんが寄せ集めでつくった軍団がいられる場所じゃないってことを次の試合でわからせてあげますよ」

ブラック「館長が試合をするわけじゃないから置いといて、アレクとかKENSOの個人は認めるんだけども、マスクマンとして一緒になってなんの意味があるのかと疑問に思う」

――ただ、魔世軍の出方次第では、対戦するダーク軍団がベビーフェースとして見られるかもしれませんが…。

折原「うん、実はさっきも3人でそれを話してたんだよね。今回アイツらとやることでずっとやってきたことが一晩でひっくり返ってオレたちがいいもんになっちゃうんじゃないかってね。でもグレートもブラックもオレたちのイメージはそんなに薄くないってことでね、やっぱりオレたちが(リアルジャパンのヒールを)ずっと引っ張ってきたわけだから」


©REAL JAPAN

――ダーク軍団にブーイングが飛ぶような試合にする?

折原「どちらの方にブーイングが多いかは、今回はルード対ルードだからわからないけど、勝負をつけるためには反則ではダメ。ホンモノの実力を持った2人がタイガーのマスクを被ってるわけだし、ここはピンフォールを取りにいきたいよね」

ブラック「次のアレク、KENSOにはブーイングないよ。二号が誰かわからないけど」

グレート「逆にアレクとKENSOに聞いてみたいね。オマエらマスク被ってヒールだっていうけど、どういう気持ちでやってるのか」

ブラック「そうだ。それにしても青柳総裁はいったいなにがやりたいの?」

折原「それがわからない」

――折原選手を含め、何人もの選手にマスクを差し出してますよね。誰を狙って、誰がほしいのか、見えてこない部分があります。

折原「カネじゃあ集まれないよ」

ブラック「魔世軍って名前からして悪そうだけど」

折原「オレには(首の)ケガもあるから一試合一試合を大事にしていきたいんですよ。ホントに大事に大事にしていきたいので。グレートはグレート、ブラックはブラックで佐山タイガーやベルトを狙ってるから暴れながらも方向性がしっかりある。でも、アイツらはまったくわからない。だからこそ、29日の試合で終わりにしたいんだよ」


【対戦カード】

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
[第11代王者]大谷晋二郎(ZERO1)
vs[挑戦者] 船木誠勝(フリー)

▼セミファイナル シングルマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパン)
vsロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グレート・タイガー(国籍不明)&ブラック・タイガー(国籍不明)vs魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号(with青柳総裁)

▼第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&倉島信行(ドラディション)&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)vsタカ・クノウ(チーム太田章)&小笠原和彦(PRO―KARATE押忍闘夢)&青木篤志(初参戦/全日本プロレス)

▼第2試合タッグマッチ30分1本勝負
間下隼人(リアルジャパン)&山本SAN(COMBO)vs力(リキ・エンタープライズ)&LEONA(ドラディション)

▼第1試合シングルマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(リアルジャパン)vs戸井克成(フリー)



■大会名:佐山サトルプロデュース初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』
■日時:6/29(木)
■会場:後楽園ホール (東京都)

チケットの詳細はこちら

2017-06-26 15:35 この記事だけ表示