(取材・構成・提供:中村カタブツ君)

 皆さんはじめまして、こんにちは。私こと笹原圭一が、DSE(PRIDE主催会社)の広報局長という立場と、コネをフル活用して9月10日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『PRIDE無差別級GP2006決勝戦』の見どころを紹介したいと思います。大会観戦中、隣の彼女にさりげなく披露するも良し、友達にひけらかしてちょっと威張ってみるのも良し。客席で座持ちするお得な情報をお伝えしましょう。

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 まず今大会の目玉はやはり、「無差別級GP」の行方でしょう。準決勝戦はミルコVSシウバ、ノゲイラVSジョシュですが、2試合とも実力者同士の戦いであるとともに、遺恨があるということを頭に入れておくと楽しくなります。

<PRIDE無差別級グランプリ2006 準決勝>

★ヴァンダレイ・シウバ(シュート・ボクセ・アカデミー) vs ミルコ・クロコップ(チーム・クロコップ)

 例えば、ノゲイラVSジョシュの遺恨は4年前までさかのぼります。02年に国立競技場で行われた「ダイナマイト」という大会で、ノゲイラがボブ・サップに勝った時、突然ジョシュがリングに上がってこう言ったのです。「お前はもう死んでいる」。

 ノゲイラは意味が分からなかったでしょうね。いまでこそ、ジョシュが『北斗の拳』マニアだと認知されてますが、当時はほとんど浸透してません。ノゲイラももちろん知りませんから、「あいつは何を言ってるんだ。絶対許さん!」となったのです。こう言ってはなんですが、こんなちっちゃい遺恨が4年間も続いているわけです。

(C)DSE

 そうなったのも、格闘技に対する考え方が根本的に違うからでしょう。ノゲイラはリングで戦うことは神聖で、自分の人生を賭けるものだという意識がありますから、リップサービスとはいえ茶化すとは何事だと。一方のジョシュは、「試合はゲーム。エンターテインメントとして盛り上がればいいのに、なに熱くなってるの?」という考えです。つまり、性格がまったく違う二人が戦うところが、第一のポイントになりますね。

 また、技術に関しては、元柔術世界王者ノゲイラの寝技が評価されてますが、ジョシュの寝技のレベルも相当なものだと思います。これは私が言ってるのではなく、ノゲイラの師匠マリオ・スペーヒーを倒した日本の格闘技マスター高阪剛さんが言ってるので信用してください。高阪さんいわく、「ジョシュの寝技は一つ一つの技の精度が高く、ノゲイラのできることはジョシュも全部できる」ということです。ただ、素人目には、飛び抜けた印象がないのが彼です。元UFCヘビー級王者なので打撃も寝技もメチャクチャ強いはずなのに、どこが強いのかよくわからない。実に不気味感じですね。彼女とかにはその不気味感を教えてあげたりすると、キラキラした目で見つめられるかもしれません。

 もう一つのポイントは、ジョシュの入場コスチュームです。いまや人気急上昇の彼のため、DSEでは『北斗の拳』のケンシロウのコスチュームを製作いたしました。先日、それをジョシュに見せたところ、いたく気に入って……いただけませんでした。残念です。「作ってくれたことには感謝している。だけど、肩パットが小さいし、ジャケットはもっとすり切れてないとダメだ」とのことです。私も衣装が届いた時点で、オタクのジョシュのことだから絶対にディティールに満足しないだろうと思っていたのですが、案の定その通りでした。しかし、これ着て一通りプロモーションできたからいいかなと。広報的にはヒトネタできたのでOKという冷静な判断です。あとは当日ジョシュが自前で衣装を用意するか、あれを着るかが見どころでしょう。ちなみにコスチュームのバージョンアップは予定してません。衣装も高いんです。 

(C)DSE

<PRIDE無差別級グランプリ2006 準決勝>

★アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップチーム) vs ジョシュ・バーネット(フリー)

 続いてミルコVSシウバですが、この試合は個人的に楽しみです。実は彼らは4年前にPRIDEのリングで一度戦ってます。ただし、当時はK─1ファイターだったミルコが、PRIDEを背負ったシウバと戦うという位置づけでした。ルールも判定なしの特別ルールで、結果は時間切れ引き分け。シウバは「判定があれば俺が勝っていた」といまでも言っています。今回の対戦はあの時の決着戦になるわけです。しかし、私が楽しみにしているのは、そこではありません。ズバリ、この戦いは“ミスターPRIDE”を決める戦いになるのです。

 いまやミルコも、PRIDEを背負う選手の代表格。シウバにいたっては言わずもがなでしょう。そんな二人が準決勝というプレッシャーがかかる中で、PRIDEらしさをどこまで出せるか? 自分の生き様を示せるか? そこがポイントになると思います。

 技術的な注目点はミルコの“右の蹴り”です。左ハイキックが代名詞の彼ですが、実は前回の吉田秀彦戦では一度も左は出していないのです。ローもハイもすべて右で蹴ってます。今回のシウバ戦では吉田戦同様に右の蹴りで試合を組み立てるのか、それともいつも通り、左を中心に蹴ってくるのか、はたまたパンチを攻撃のメインにするのか....注目ですね。要注意です。

(C)DSE

 また、シウバもクセ者です。コメントでは常に「シュートボクセ(シウバの所属チーム)はシュートボクセの戦いをするだけだ」しか言いませんが、対戦相手の研究はしっかりやっているのではと睨んでいます。シウバを育てたフジマール会長はオシム監督ばりの戦略家です。きっとミルコの弱点を見破り、シウバに秘策を授けていると思います。たぶん前に出て蹴りの間合いを潰しに来るでしょうが、もう一つ二つ秘策があるようです。二人ともなかなか侮れません。

(C)DSE

 さて、決勝はこの2試合の勝者がメインで戦うわけですが、優勝予想は、広報的にはジョシュを推したいです。理由は、彼がプロモーションに協力的だからです。そういう人は私もCan't Help Falling In Loveです。あっ、すい ません。いつものクセで英語が出ちゃいました。“好きにならずにいられない”ってことです。最近は人気にも火がついて、お客さん的にもジョシュの優勝が一番沸くと思いますし。ミルコ、ノゲイラ、ヒョードルという3強時代に割って入ってきてほしい、という意味でもジョシュからは目が離せません。

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「HERO’S 2006〜ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦〜」10月9日(月・祝) 横浜アリーナ大会の一部対戦カードが発表された。

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(C)K-1

<ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝 5分2R延長1R>
★宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
 vs アイヴァン・メンジバー(カナダ/トリスタージム)

<ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝 5分2R延長1R>
★J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカントップチーム)
 vs ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジジュニア柔術)

【ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準決勝進出者】
桜庭和志(日本/フリー)、秋山成勲(日本/フリー)、大山峻護(日本/フリー)、メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)

<他出場予定選手>
曙、宮田和幸ほか

【ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝進出選手プロフィール】
★宇野薫/CAOL UNO
生年月日/1975年5月8日
出身/日本
所属/和術慧舟會東京本部
身長/172センチ 体重/69.8キロ
主なタイトル歴/
 プロ修斗第4代ウェルター級王者
 HERO’Sミドル級トーナメント2005 第3位
対戦成績/総合格闘技 28戦17勝7敗4分

★アイヴァン・メンジバー/IVAN MENJIVAR
生年月日/1982年5月30日
出身/カナダ
所属/トリスタージム
身長/168センチ 体重/66キロ
対戦成績/23戦18勝5敗

★J.Z.カルバン/J.Z.CALVAN
生年月日/1983年7月6日
出身/ブラジル
所属/アメリカントップチーム
身長/173センチ 体重/70キロ
対戦成績/11戦9勝1敗1分2KO

★ハニ・ヤヒーラ/RANI YAHYA
生年月日/1984年9月12日
出身/ブラジル
所属/アタイジジュニア柔術
身長/169センチ 体重/69.9キロ
対戦成績/9戦8勝1敗1KO

【決定対戦カード】

※今年度世界王者のブアカーオ・ポー.プラムックとの対戦が決まった【シュートボクシングの風雲昇り龍(シーザー武士会長の秘蔵子)】宍戸大樹(日本/シーザージム) 

【チケットのお申し込みはコチラ】
【決定対戦カード】
[K-1ルール/3分3R延長1R]
★須藤元気 (日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VSイアン・シャファー(オーストラリア)

[K−1ルール/3分3R延長1R]
★前田宏行(日本/BUKUROジム)
VSヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★山本優弥(日本/青春塾)
VSファリッド・キダー(フランス/バグノレボクシングクラブ)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/TEAM HARDCORE)
VSジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★サトルヴァシコバ(日本/勇心館)VS タカ・オサミツ(日本/伊原道場)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
VSアルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)

[K−1ルール/3分3R延長1R]
★宍戸大樹(日本/シーザージム) 
VSブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★寒川直喜(アルメニア/チームIT’S SHOW TIME)
VSドラゴ(日本/バンゲリングベイ)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★TATSUJI(日本/アイアンアックス)
VSマイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
VSアルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ)

[K-1ルール/3分3R延長1R]
★安廣一哉(日本/正道会館)
VSアンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)