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★『DEEP 33th IMPACT』12月12日(水)後楽園ホール大会の詳細とチケット申込みはコチラ!
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【構成・文:熊久保英幸(GBR)】

「年末ということもあってお祭り的な意味合いを込め、久々に“DEEPワールド”に返ろうじゃないかというテーマで行います」

071212_deep02.jpg 東京で開催される2007年最後のDEEPを、佐伯繁DEEP代表はこのように“原点回帰”とテーマを定めた。最近ではタイトルマッチ戦線を主軸とするハードでシリアスな路線を敷いていたDEEPだが、元々は「総合格闘技のおもちゃ箱」(佐伯代表)。メキシコのプロレス“ルチャ・レブレ”のマスクマンを始めとする意外なプロレスラー、ムエタイやプロボクシングの元世界チャンピオンなどが総合に挑戦したり、タッグマッチなどが行われていたのが元々のDEEPである。トップファイターたちによる実力主義のカードもいいが「ウチは企画で勝負」と佐伯代表が言っていた頃の時代へ久しぶりに戻って、楽しい総合格闘技を見せようというのが今大会の趣旨。

 その「DEEPワールド」の第一弾として発表されたのが、入江秀忠(キングダム・エルガイツ)VS桜木裕司(掣圏会館)によるDEEP“非公認”ヘビー級タイトルマッチだ。格闘技界のお騒がせ男・入江はことあるごとに佐伯代表と衝突、無理強いして試合を組ませるも観客ド無視の場内を冷え切らせる試合を連発したため、怒った佐伯代表はイベントの休憩中に試合を組んだり、試合途中でゴングを鳴らして強制的に試合終了したりと嫌がらせを続けた。


071212_deep03.jpg 今回は両者の因縁に決着をつける最終決戦として、佐伯代表は「格闘家としては正反対の立ち位置にいる桜木選手にトドメを刺してもらいたい。人としての生き方を教えてやる」と、硬派な桜木を刺客として送り込むことに。桜木自身も「入江さんは死に場所を求めているように見えるので、自分が介錯する」と入江抹殺を宣言。佐伯代表の陰謀で会見に遅刻してきた入江は「桜木君は素晴らしい選手。俺も元々は修斗をやっていたので、もしかしたら修斗のメインイベントで桜木君との試合が実現していたかもしれない」と勝手な妄想を膨らませ、「介錯はされない」と言い放った。もし、桜木に一方的に敗れるようなことがあれば、引退も辞さない覚悟で試合に臨むという。

 さらに入江はHERO’S前田日明スーパーバイザー、K−1の谷川貞治プロデューサー、IGFのアントニオ猪木社長、日本総合格闘技協会の福田富昭会長、そしてUFCのダナ・ホワイト代表宛の5通の封書を取り出し、「桜木君に勝ったらこれを送って、対戦相手を用意してもらう」と無謀なことをぶち上げた。約1時間にも及ぶこういった入江劇場に付き合わされた桜木だったが、「入江選手は陰の実力者。決して舐めてはいない」と全く油断がないことを語った。

 まさに水と油、全く違う格闘技観を持つ二人が己の生き様をファンに問う一戦。桜木にしてみれば、もし敗れれば「入江に負けた」という十字架を一生背負っていかなければならない大きなリスクが伴う。エンターテイナー入江か、硬派な桜木か? 両者の格闘技人生を賭けた一戦はまさにイデオロギー闘争である。


 続いて「DEEPワールド」の第二弾として、なんとDRAGON GATEの最弱プロレスラーであるストーカー市川が、同じDRAGON GATEのCIMA、望月成晃、ドン・フジイを引き連れてDEEPジムで会見を行い参戦表明。市川は「僕は空手とレスリングの実績があります。総合格闘技に少なくとも自信がある。総合でも自分の実力を見せられると思ったんで(総合格闘技に)挑戦することを決めました」と総合挑戦を決めた理由を説明した。そして、フジイに逆エビ固めを極められながらもタップしない我慢強さも披露。「俺をタップさせる奴はいないんだぞ!」と豪語したのである。

 「空手の有段者と会話し、練習を見ています」と練習状況(?)を明かした市川が、対戦相手として指名したのはなんと滑川康仁! 元々はあの前田日明が率いたリングスに所属し、PRIDE武士道ではマウリシオ・ショーグンとも対戦したことがあるガチガチのファイターだ。市川の挑発を受けて行われた会見で滑川は終止不機嫌、「市川とは面識もないのに自分を対戦相手に指名してムカつく。対戦することになれば、今まで応援してくれたファンや関係者に申し訳ない。自分が勝ったところで何もない。あいつのために動きたくない」と、市川との対戦を全面否定し、怒り心頭のまま会見途中で席を立ってしまった。

 ところが、11月25日に新宿FACEで行われた『格闘王国LIVE2007』のリング上で、滑川は「佐伯さんのお願いを何回断っても『やれ!』と言われるので……」と市川との対戦が無理やり決まったことを報告。急転直下、滑川が対戦を承諾したのは、「DRAGON GATEの女性ファンに釣られた」というのが理由らしい。とにもかくにもこの一戦は、市川がデビュー戦で体格的ハンディもあることから、3分2Rで1R中に2回までのダウンとロープエスケープが認められる特別ルールで行われることが決定した。普通に考えれば体格でもキャリアでも優る滑川の圧勝だが、ストーカー市川のこと、何をしてくるか分からない。

 その他にも渡辺久江が18歳のムエタイ王者を迎え撃つ女子マッチ、「DEEP名物メガトンファイト」としてIRO関VSマッスルヒラヌマの100Kg超対決といったカードの他に、「この試合に勝てば青木真也との再戦を申し込みたい」という“青木を唯一KOした男”中尾受太郎が韓国の強豪ハン・スーファンと対戦する一戦など幅広いマッチメイクが用意されている。

 まさに「格闘技のおもちゃ箱」と化した色とりどりのマッチメイクは、DEEPからのクリスマスプレゼント。師走の格闘技界を大いに賑わせる大会となりそうだ。

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【《後編》e+独占インタビュー到着!黄金のウェルター級[プロボクシング]にカリスマ誕生!?】牛若丸あきべぇ(協栄)!日本ウェルター級タイトルマッチ挑戦直前の声を聞け!

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必ず見よう!《インタビュー前編》はコチラ

以下、牛若丸あきべぇ《インタビュー後編》となります。

「倒せるか!?」 牛若丸あきべぇ!
12月6日後楽園ホールで日本ウェルター級タイトルマッチに挑戦する牛若丸あきべぇ。国内ではなじみがない重い階級だが、世界標準ならもっともファイトマネーが動く黄金のウェルター級、ここに挑戦している22歳のホープがいる。

【格闘技ファン必見!】『日本ウェルター級タイトルマッチ【「挑戦者」牛若丸あきべぇ(協栄)vs「王者」湯場忠志(都城レオ)】第345回ガッツファイティング』12/6(木)後楽園ホール大会の詳細&チケット購入はコチラ!


◎スピードとパワーの両方兼ね備えたウェルター級66.6kg、世界で一番稼げる階級!

一番お金が動く階級WBC世界王者フロイト・メイウェーザー・ジュニアはPPV収益配分で50億円稼ぐ。ラスベガスのホテル会場は1万人収容で大きくはなくとも、VIP席30万円が埋まるから興行収益も巨大に。WBA王者ミゲル・コット(プエルトリコ)が挑戦者シェーン・モズリー(米国)を判定で下したMSGの試合は200億以上が動いた。
日本人にエースが一人出てくれば、世界のスーパースターたちとの夢のカードが実現する。純粋にこの階級のボクシングを見て欲しい。

「(短いラウンドでの決着が多いため)まだ長くリングに上がってない。まだまだ経験は足りない」

◎12月6日に勝てば、遂に日本チャンピオン。減量は順調なのか?

「通常体重は76くらい。今は(二週間前で)71、2キロだから、まだあと4、5kgです。一般的なトレーニングは朝、走って、夜、ジムワーク、最後はプールですね」


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◎東の新人王、全日本のMVP、日本チャンピオンへの挑戦!と、あきべぇは段階を踏んでいる。

「もう22なんだよね。ウェルターで乗っているのは20代後半。バンタム、フェザーだともっと下がります。俺の価値観としては若いうちにチャンピオン、25までには世界チャンピオン」

日本人でウェルター級は、これまで記憶にない。一番大きいスター選手とされる竹原慎二は72kgのミドル級、あきべぇが目標とする鬼塚勝也は53kgだ。K-1好きな人に見てもらいたい。「あきべぇの迫力は違う」というのを見せたいと意気込む。

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◎12月6日(木)後楽園ホール 日本チャンピオン湯場忠志選手との対戦へ!

「右でも左でも倒せる自信がある。なんでもあり。本能で闘うというのが正しい。湯場選手はテクニシャン、きれいなボクシングをする。うまい。カウンター打ちで、相手を沈めるタイプ。でも、俺の追いかけは半端じゃないんで!」

「俺は挑戦者 みんなの前で『お疲れ様でした』と言ってやりたい。世代交代させます!」

◎一戦一戦が大事、負けてプロレスチックなのは辰吉選手だけど、あきべぇは勝ちに行く!

「ボクシングは一回負けると大きいです。それを気をつけないと。まず、チャンピオンになること。勝つことが重要。早く倒せるならこしたことないけど、KOはあとからついてくるものだから」

◎最後の一言(イープラスサイトをご覧の方に向けたメッセージ)
「ウェルター級は日本人が世界チャンピオンになれてない階級、俺が駆け上がる姿を見て欲しい。俺を見に後楽園ホールに来て下さい。プロとしていい仕事しますんで」

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【牛若丸あきべぇ】
1985年7月10日生まれ。埼玉県出身。協栄ジム所属ウェルター級。
本名・渡辺信宣伝(わたなべ あきのり)
★プロ戦績  16戦 16勝(15KO)
★アマ戦績  20戦 15勝(6KO・RSC) 5敗
【《前編》独占インタビュー到着!黄金のウェルター級[プロボクシング]にカリスマ誕生!?】牛若丸あきべぇ(協栄)!日本ウェルター級タイトルマッチ挑戦直前の声を聞け!

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「倒せるか!?」 牛若丸あきべぇ!
12月6日後楽園ホールで日本ウェルター級タイトルマッチに挑戦する牛若丸あきべぇ。国内ではなじみがない重い階級だが、世界標準ならもっともファイトマネーが動く黄金のウェルター級、ここに挑戦している22歳のホープがいる。

【格闘技ファン必見!】『日本ウェルター級タイトルマッチ【「挑戦者」牛若丸あきべぇ(協栄)vs「王者」湯場忠志(都城レオ)】第345回ガッツファイティング』12/6(木)後楽園ホール大会の詳細&チケット購入はコチラ!


「きっかけは中学2年くらいに、人として何の仕事が一番かっこいいかと考えた職業がボクシングの世界チャンピオンだった。隣町のキックボクシングのジムに入ったはいいけど、ほったかされた。ケガして入院したこともありそこは半年ほどしか続かなかった。近所の高校(花咲徳栄高等学校)のアマチュア・ボクシング部が強いということで、そこからです」

アマ戦績は20戦15勝(6RSC)5敗。インターハイで準優勝した実績をひっさげて高校在学中にプロ転向。あちこち見て回って決めたという協栄ジムに入門したことが転機だった。後楽園ホールにて、2004年2月16日に4R判定勝ちでデビュー戦を飾る。

「デビューまで三ヶ月。自分は(アマ時代の)肩書きはありましたけど、弱いというか、たいしたことなかった。(アマ時代)15回勝ってるけど、5回負けてる。KOは5回しかない。協栄ジムに来て、はじめて環境が整った。上京してから、東京に来てからです。自分の階級のチャンピオンがいたから決めたんです。練習相手は重要です」

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◎思い描いたようにならず「プロ初戦」には満足していない。本来なら倒せる相手だった? 

「勝ったことはうれしかったけど、KOに憧れていたんで・・・。(KOで連勝街道という)はじめの目標は達成できなかった。(後に)スパーリング・パートナーとしてリング上で再開し、倒しましたよ(笑)」

◎在学中のデビューはボクシング部監督のアドバイスを得て実現、卒業してから上京した。

「2戦目は自信満々だった。3戦目からが新人王トーナメントです」

2006年6月から12月までに全4戦を1R、もしくは2RでKO勝利。全日本ウェルター級新人王となり、輝けるMVPに選ばれている。

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◎2006年3月の両国国技館は、前座ながら亀田家のビックイベント!

「3月の両国、5月の有明と亀田家と一緒の大会で(牛若丸を)覚えてくれた」

2006年6月、亀田史郎に弟子入り。リングネームを「牛若丸あきべぇ」に改名した。
2007年は2月、3月、4月、5月と連続で試合。1RKO決着が多いものの、ハードなスケジュールをこなす。6月、亀田一家から卒業。9月17日にWBA世界11位のファルカド・バキロフに8RTKO勝ち、浜田剛史の記録に並んだ。
12月6日後楽園ホールでの日本ウェルター級タイトルマッチは、王座とともに16連続KOの日本記録更新がかかっている。

「2007年4月、日本タイトル取ってからが乗ってきました。ケンカスタイル、気持ちのファイト、俺の土俵に引き込んだんです。試合間隔は3、4ヶ月に一度がいいですけど・・・」

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(以下、後編に続く!インタビュー後編はこちらよりご覧ください!)

【牛若丸あきべぇ】
1985年7月10日生まれ。埼玉県出身。協栄ジム所属ウェルター級。
本名・渡辺信宣伝(わたなべ あきのり)
★プロ戦績  16戦 16勝(15KO)
★アマ戦績  20戦 15勝(6KO・RSC) 5敗

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