『Fujiwara Festival 〜藤原祭り2010〜』 
12月1日(水)東京・後楽園ホール

ムエタイ500年の伝統を打ち破り、二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムにおいて、タイ人以外で初めてチャンピオンの座に就いた不世出の天才キックボクサー藤原敏男の偉業を称えるイベント『Fujiwara Festival 〜藤原祭り』が今年も開催される。
(構成・文:熊久保英幸)

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 12月1日(水)東京・後楽園ホールで開催される藤原敏男スポーツジム後援会『Fujiwara Festival 〜藤原祭り2010〜』は、団体の垣根を越えて有名キックボクサーたちが多数集結。もちろん、藤原敏男会長の魂を受け継いだ藤原ジム所属の選手たちも出場する。

 メインイベントでは、藤原会長の一番弟子・前田尚紀が駿太(谷山ジム)を迎え撃つ。前田はこれまで全日本キックボクシング連盟(現在は消滅)に所属し、駿太はMA日本キックボクシング連盟所属であったことから対戦は実現しなかった。今回が注目の初対決となり、実力者同士の一戦はキックボクシングファン垂涎の好カードだ。

 前田は“闘う修行僧”の異名を持ち、ストイックなまでに過酷な猛練習で自分を追い詰めるキックボクサーで、藤原敏男魂を最も体現している。追い詰められてからの猛反撃による逆転勝利で幾多の名勝負を生み出していることから「名勝負製造機」とも呼ばれ、いま最もアツいキックボクシングの試合を見せてくれる選手の一人。

 対する駿太は、神奈川県下一の暴走族で特攻隊長を務めていたという経歴を持っているが、現在は“打倒ムエタイの旗手”と呼ばれ、タイの国技で地上最強の立ち技格闘技であるムエタイの強豪と数多く対戦、勝利を収めてきている。打倒ムエタイは藤原会長が現役時代を通して突き詰めていたテーマであり、現在において同じテーマで闘っている駿太と藤原会長の弟子・前田が激突するのは意義深い。

 両選手とも最後まで諦めないハートの強さを持ち、右ストレートと強烈なローキックを得意としている。しかし、本能をむき出しにして最初からガンガンと攻める情熱的なファイトを身上とする前田に対し、駿太は冷静沈着にじっくりと攻めて行き、ダメージを的確に与えていくという闘い方。どちらもローキックでダメージを与え、右ストレートのカウンターを狙うタイプであり、さらに前田は逆転勝ちが多いことから、どんな展開になっても最後まで勝負の行方は分からないスリリングな試合展開が期待できそうだ。

 前田が「最後は倒して勝ちたい」と言えば、駿太も「圧倒的にKOして勝ちたい」と両者揃ってKO宣言も飛び出している。

 セミファイナルには、藤原会長と同じ姓を持つ藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット=ただし、読みは“ふじわら”ではなく“ふじはら”)が参戦、ムエタイで二階級制覇を達成しているクワンピチット・13コインエクスプレスと激突する。

 藤原は日本軽量級最強のキックボクサーの称号を持つ選手で、左ミドルキックのキレは天下一品。ムエタイスタイルではあるが、判定勝ちを狙うスタイルではなくパンチでもヒジ打ちでも常にKOを狙って行くスタイルで、日本の軽量級トップ選手をことごとくマットに沈めている。そんな藤原もタイの強豪相手には勝率が悪いが、今回は「強い相手と闘えることが光栄です。全力で倒しに行きます」と、藤原会長の目前での打倒ムエタイを誓っている。

 対戦相手のクワンピチットは、ほんの数年前までタイトルを保有し、ムエタイのトップブランドイベント「スック・ワン・ソンチャイ」で活躍していた強豪。最近では、ボクシングを盛んに行い、タイ国バンタム級5位にランキング。今年のボクシング戦績は4戦4勝4KOとハードパンチとローキックが得意なファイターだ。

 タイトルマッチも2試合組まれた。WPMF日本ヘビー級王座決定戦としてKOICHI(バンゲリングベイ・スピリット)と天田ヒロミ(デジタルスピリッツ)、WPMF日本ミドル級王者決定戦として我龍真吾(ファイティングマスター)と小又大貴(フリー)がそれぞれ対戦する。

 天田はK-1でデビューし、ミルコ・クロコップや武蔵らと対戦。2004年にはK-1 JAPAN GPで優勝してK-1 WORLD GPにも日本代表として出場している。アマチュアボクシングをベースに持ち、最近はキックボクシングのリングを中心に闘って現在8連勝中(3連続KO)。2008年8月16日にはPRIDEやK-1で活躍したゲーリー・グッドリッジを判定で破り、2009年7月18日にはHEATキックルールヘビー級王座も獲得した。

 対戦相手のKOICHIはK-1で“青い目の侍”として活躍していたニコラス・ペタスが手塩にかけて育てたヘビー級の新鋭で、現在M-1ヘビー級王座を保持している。K-1参戦を目指しているだけに、K-1で実績を残した天田を破ればいいアピールになるだろう。どちらが勝っても二冠王となることもあり、ヘビー級ならではのド迫力な殴り合いが期待できる。

 KOICHIは「天田選手のことは格闘技を始める前から見ています。そんな相手を思い切り殴って、蹴れるのが楽しみです。絶対に勝ちます」と挑発し、天田は「KOICHI選手の試合は見たことがなくて、情報も何もないです。ただ最近は調子がいいんで倒して勝っちゃうと思います」と余裕タップリにコメントしている。

 現在M-1ミドル級、WMF世界ライトヘビー級、UKF世界ライトミドル級と3本のベルトを保持し、今回WPMF王座を獲得すれば過去に保持していたベルトも合わせて計7本のベルトを巻いた男となる我龍。「いい試合…というか喧嘩しに行きます。相手の小又選手のことは見たことなくて分からないんですけど、1回スパーしたことがあるらしいんですよね(笑)。でもその時の印象がなくて、印象がないんだから大したことないなと、たかをくくっています」と、小又を格下扱いしている。

 それに対して小又も「自分も喧嘩したいと思います。喧嘩上等で1Rから倒しに行きます」と売られた喧嘩は買い、記者会見では激しい睨み合いを展開した。

 また、藤原祭りの恒例として毎年行われている、藤原会長が大暴れするスペシャルプロレスマッチが今年も決定!初代タイガーマスク(佐山サトル)、藤原喜明らとタッグマッチを行う。藤原会長が文字通り身体を張ったパフォーマンスで毎年観客を沸かせるこのスペシャルマッチ、藤原会長のパンチ&キックのえじきとなるのは誰か? 藤原会長のやられっぷりや、パートナーの裏切りなどにも注目だ!

今年も『Fujiwara Festival 〜藤原祭り』から目が離せない!
5月10日(月)、都内・Laughter7にて記者会見が行われ、5・29『DREAM.14』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。

★大会名:『DREAM.14』
★開催日:5/29(土)16時00分開始 
★会 場:さいたまスーパーアリーナ
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【『DREAM.14』決定対戦カード】
■ミドル級ワンマッチ
桜庭和志(日本/ Laughter7)vsハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)
■フェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vs大沢ケンジ(日本/和術慧舟會A-3)

【『DREAM.14』既報対戦カード】
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之(日本/高谷軍団)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/Brave)vs大塚隆史(日本/AACC)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vsニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)


(記事情報提供元:DREAMオフィシャルサイト)
本日05/10(火)の記者会見にて発表されたカードは、
【ミドル級ワンマッチ(88キロ以下契約)】桜庭和志vsハレック・グレイシー、【フェザー級ワンマッチ】前田吉朗vs大沢ケンジの2試合。
記者会見には桜庭、前田、大沢、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。

桜庭和志の2010年初戦が決定した!対戦相手は、故エリオ・グレイシーさんの長男であるホリオン・グレイシーさんの三男、ハレック・グレイシー。かつてPRIDEで桜庭と激闘を繰り広げたグレイシー一族が、舞台をDREAMに変え、第三世代のホープを打倒・桜庭の刺客として送り込んできた。久々のグレイシー一族との対戦となる桜庭だが、「29日(『DREAM.14』当日)の2〜3日前に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のDVDが発売されるんですけど、そのことで頭がいっぱいです。大会前の2〜3日でDVDを何回か見て泣いて、試合当日を迎えたいと思います」と、相変わらずのマイペースぶり。ハレックの印象について問われても、「体が大きいですよね。でも、ヱヴァよりは小さい。向こうから見たらボクが使徒ですけど、使徒は何するか分からないですからね(ニヤリ)。てか、(『ヱヴァンゲリヲン』を)見たことあります? 見てくださいよ?。格闘技について語るには、まず見てからですよ」と語るなど、頭の中は完全に『ヱヴァンゲリヲン』一色となっているようだ。

桜庭にとって今回で3度目となるケージでの試合(1度目=99年UFC-Jでのマーカス・“コナン”・シウヴェイラ戦、2度目=昨年10月『DREAM.12』ゼルグ“弁慶”ガレシック戦)だが、
「今までは金網を利用したような動きはなかったんですけど、
練習していて壁際になるときもあるので、壁を使用して(金網際の)練習したりはしています。まあ、(試合の)流れですよね。この前(弁慶戦)みたいに(ケージの)真ん中での流れになれば(ケージもリングも)関係ないし」と、特にケージを強く意識することはない様子。しかし、「壁際でやるような技ですか? 何個かあります」とケージ用の必殺技があることを明かすと、「試合では使ったことないんですけど、練習では出しますね。試合までの練習でなるべく出していこうと思います。フィニッシュにもなるし“繋ぎ”にもなりますよ」とチャンスがあれば試合で投入していくことを予告していた。

また、この日の会見では注目のフェザー級ワンマッチも発表された。パンクラス稲垣組の前田吉朗が、『DREAM.13』に続き連続参戦。
DREAM初参戦、和術慧舟會A-3の大沢ケンジと対戦する。ここ2年間はアメリカ、WECを主戦場にしてきた大沢は、約1年半ぶりとなる日本での試合について、「アメリカでの試合はどこかよそいきのような感じだったんですけど、今回はあまり気を遣わず試合ができると思うので楽しみです」とコメント。「前田選手は強くていい試合をする選手なので、ファン目線で好きな選手なんですけど、そういう選手と闘うことになってどうしようかという感じです。前田選手は勝ってるペースなのに最後にポカすることが多いので、精神的に追い込まれる試合になると思いますが、逆転の一発を狙いたいと思います」と必勝を誓っていた。

対する前田は、大沢について「イメージとしてはオールラウンダー。
なんでもそつなくこなす強い選手という印象があります」と評価。
「前回の結果を受けて、今回は呼んでもらえると思っていなかったところで声を掛けてもらったので、粉骨粉砕……粉砕されちゃあかんわ(笑)。粉砕する覚悟で死ぬ気でやらせてもらいます」と決死の覚悟で大沢戦に臨む姿勢を見せていた。

これで6試合が決定した『DREAM.14』だが、今後、2〜3試合が追加カードとして発表される見込み。

笹原EPによると、「フェザー級とライト級」のカードが追加される予定で、そのうちフェザー級の試合では山本“KID”徳郁が出場濃厚とのこと。その対戦相手候補は「日本人と外国人、両方」いるようで、笹原EPは早ければ明日、明後日にも発表したい意向を示していた。

また、『DREAM.14』での開催が濃厚とされてきたDREAMライトヘビー級GPについては行わない意向を示し、「次大会以降にトーナメントではなくワンマッチを2試合くらい組んで、勝った選手でチャンピオンシップ。可能性としてはそれが高いです」と語っていた。


 不屈の柔道王・吉田秀彦がついに現役を引退する。1992年のバルセロナオリンピック男子78kg級で金メダルを獲得、全日本学生体重別選手権3連覇、世界学生体重別選手権2連覇、全日本選抜体重別選手権優勝、世界選手権優勝など柔道での輝かしい実績を引っさげて、2002年にプロへ転向。『PRIDE』や『戦極』などの大舞台でヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、マーク・ハントなど世界の強豪たちと真っ向勝負を繰り広げ、ファンを熱い気持ちにさせてきた吉田が、ラストファイトを迎えるのだ。

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■吉田秀彦、最後の闘いは中村和裕との禁断の師弟対決!

 昨年の大みそか『Dynamite!!』で、柔道の後輩となる北京オリンピック柔道100kg超級金メダリスト・石井慧との“金メダリスト対決”を行い、判定勝ちで勝利を収めた。その直後、「石井戦を最後にしようかなと思っていました」と告白。同大会で引退試合を行った魔裟斗に気を遣い、「次の試合が決まれば、最後になるんじゃないかと思います」ともう1試合、正式に引退試合をやると発表していた。

 その最後の舞台となるのが、4月25日(日)東京・日本武道館で開催される『吉田秀彦引退興行〜ASTRA(アストラ)〜』である。柔道時代の思い出の地でもある武道館で引退することについて、吉田は「やはり日本武道館で柔道もやっていましたし、今回場所を決めたときは日本武道館というのは通じるものがあったのかなと感じましたね。最後はここで終わるのかと思いました(※柔道時代の最後の試合も武道館)」と、特別な想いがあると語った。

 大物選手の引退だけに、最後の相手はなかなか決まらなかった。大会主催者の國保尊弘ジェイロック代表取締役は「実は吉田の引退試合の相手として秋山選手が候補に挙がっていて、条件面を調整してお話をさせてもらっていました。秋山選手の関係者にはご尽力していただきました」と、秋山が吉田の対戦相手候補に挙がっていたことを明かしたが、実現には至らず。最終的に、同門の中村和裕との“師弟対決”が決定した。

 中村は今回の引退興行開催が発表された記者会見の席で、誰と闘いたいかとの質問に「個人的な感情で言わせていただければ、吉田さんとやらせていただければと思います」と対戦を表明。その理由を「(PRIDEで)高田延彦さんの引退試合の相手を田村潔司さんが務めたじゃないですか。少なからず、自分がそういうポジションにいると思ったから言っただけ。自分としては一番最初に吉田道場に入って、背中を追い続けてきた部分もあるし、それでやってみたいかなと思いました。吉田さんは柔道から総合のパイオニアだし、戦績でも追い越せていない人です。次が最後だから、もう吉田さんを越えるチャンスがない。吉田道場をこれから引っ張っていくものとして、吉田さんを越えないと。そういう気持ちです」と、発言の理由を説明した。

 この対戦表明を受けて吉田も「いいんじゃないですか。自分はそれがいいと思う」と前向きな姿勢を見せ、國保尊弘ジェイロック代表取締役によれば、「引退したいという意向を受けて、吉田に『誰とやりたいのか』を聞いたところ、最初に出た名前がカズ(中村)でした。本来は石井慧戦で引退する予定でしたが年末にああいった形になり、最後に誰と対戦したらいいのか振り出しに戻りました。吉田と誰を試合させたら引退試合に向いているのかを考えたときに、カズしかいないなと思いました」と、吉田自身も師弟対決を望んでいたという。


■吉田「私情抜きのガチンコでやり合おうと思う」

 4月1日に行われた記者会見で吉田VS中村が正式発表された。中村が「柔道時代から吉田選手の背中を見てきて対戦となると複雑な思いですが、私情抜きで倒しにいきたいと思います。それが吉田さんへの最後のはなむけだと思います」と意気込みを語れば、吉田も「色々と話がある中で(エメリヤーエンコ・)ヒョードルと出来ないなら、最後に試合をするのはカズしかいないなと。自分としてはやりづらいのですが、ここで負けるわけにはいかない。頑張っていい試合を見せたいと思います。私情抜きのガチンコでやり合おうと思います。いい試合をするのは間違いありません」と激闘を予告している。

 ラストファイトということで、吉田はすでに柔道衣を着て試合すると宣言。「柔道を辞めたときも日本武道館。今回で引退するのも日本武道館なので、柔道衣を着ます。柔道衣で不利になるのは覚悟の上。でも、そう簡単には取らせないですよ。(中村にも柔道衣を着てもらいか?)そこはカズのスタイルで来てもらいたい」

 道衣は武器にも弱点にもなる。知らない相手には道衣を使った技(投げ技の他に吉田がホイス・グレイシーや田村潔司を破った袖車絞めなど)が決まりやすいが、相手も道衣の使い方を知っているのなら掴まれるなど不利に働く場合もあるのだ。中村はオリンピックにこそ出場していないが、全日本実業個人選手権大会優勝、ドイツ国際柔道大会100kg級優勝などの実績を収めている同じ柔道家。道衣の使い方は熟知しており、道衣を自分の武器としてしまうかもしれない。

 吉田が引退の花道を勝利で飾るのか、それとも中村が師匠の首を取って介錯を務めるのか? 両者のコメントからも壮絶な師弟対決となりそうだ。


■長南亮、小谷直之、エンセン井上、小見川道大も参戦!

 その他のワンマッチも充実している。大みそか『Dynamite!!』のDREAM×SRC対抗戦で、DREAMフェザー級GP準優勝・高谷裕之をパウンドで葬った小見川道大(吉田道場)は“DREAMからの刺客”ミカ・ミラー(アメリカ)を迎え撃つ。ミラーは総合格闘技の強豪チームとして名高いアメリカン・トップチーム所属で、フェザー級ながら183cmという長身を誇る“軽量級の巨人”である。小見川は「相手がDREAMからの刺客、そして世界で最も強いチームの刺客ということで、大みそか同様に大好物です。自分は日本のフェザー級で一番強い自信があるんで、その自信と共にそういう試合を見せられたらいいなと思います」と、日本最強を宣言。「すべての面において自分の方が強いことを知らしめたい。ほとんど一本・KO負けをしていない選手らしいので、しっかりと息の根を止めたい」と豪語した。

 3月22日の『DREAM』でアンドリュース・ナカハラに勝利したばかりの長南亮(TEAM.M.A.D)が、インターバル約1カ月での連続参戦が決定。尊敬する吉田の引退興行ということで参戦に名乗りを上げたのだ。「情けない試合は出来ません。先輩である吉田さんの引退興行なので盛り上げていきたい」と語る長南。対戦相手のチャ・ジョンファン(韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ)はキックボクシングをバックボーンに持つストライカーでありながら、6つの勝利のうち5つを関節&絞め技で勝利している。主催者を通して発表されたコメントでは、「この前の長南選手の試合は見ました。そこにはもう、私も好きだったピラニアの長南亮はいなかったです。ファイティングがなくなった場面しか見えなかった。個人的には今回の試合ではそんな長南さんが安らかに眠れるように私が鮫となって、リングにピラニアを埋めます」と挑発してきたが、長南は「わけのわからないことを言っているけれど、『誰だ、お前は?』と。しっかり殺ってやろうと思います」と力強く意気込みを語った。

 さらには『ZST』で活躍する小谷直之(ロデオスタイル)、DEEPウェルター級チャンピオンの白井祐矢(TeamM.A.D.)、かつて吉田と対戦した田村潔司の愛弟子・中村大介(U-FILE CAMP.com)、6年ぶりの復帰戦を行うエンセン井上(PUREBRED)、吉田道場期待のホープ長倉立尚らが参戦。吉田の引退に花を添える。

 バラエティに富んだ出場選手は吉田の信望の厚さがうかがえる。吉田の引退興行を成功させるため、全日本人選手が全力ファイトを見せてくれるだろう。そして、吉田VS中村の最初で最後の師弟対決。この日、ひとつの時代が終わり、伝説が刻まれる。

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