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 日本VS世界の軽量級ウォーズ、いよいよ佳境へ! 総合格闘技『戦極』の初代フェザー級チャンピオンを決定するトーナメント「戦極フェザー級グランプリ2009」は、ゴールデンウィークの5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『戦極〜第八陣』で2nd ROUND(ベスト8)を迎える。
(構成・文:GBR編集長 熊久保英幸)

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 3月20日に同会場で開催されたグランプリ開幕戦に日本は7名もの選手を送り込んだが、結果は3勝4敗で2nd ROUNDに駒を進めたのは3名のみ。ベスト8の残る5名は外国人と、なり、世界との差を見せつけられる結果となった。8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで迎えるグランプリ・ファイナルに、日本人は生き残れるのか?

 しかし、そんな心配をよそに戦極の國保尊弘広報は2nd ROUNDの組み合わせについて、「日本VS世界という図式を残したい。マルロン・サンドロ選手は日本のパンクラスのチャンピオンなので日本陣営とし、サンドロを加えた日本人3人(日沖発、小見川道大、金原正徳)と外国人4人(ナム・ファン、ジョン・チャンソン、ニック・デニス、ロニー・牛若)の4対4という形になります」とし、「よく日本人同士で(対戦を)組んでファイナル(決勝戦)に日本人が残れるようにするマッチメイクが見受けられますが、戦極はリアルな闘いを追求していくのと、日本人選手には勝てるスキルがあると自負しているので、ガチンコで日本人VS外国人を組んでいきます。日本人選手が決勝戦に残れるのか、楽しみにしていただきたい」と言い放った。

 その結果、2nd ROUNDのトーナメント組み合わせは以下のように決定。

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▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者)
VS
ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)

▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
VS
ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者)

▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
VS
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)

▼戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者)


■日本のエース日沖はロニー・牛若をじっくり料理!?

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 日本陣営のエースと自他共に認める日沖は、開幕戦で総合格闘技の名門アメリカン・トップチームの軽量級ファイターを、1R僅か4分12秒、腕ひしぎ十字固めに切って落とし、好調なスタートを切った。総合格闘技・修斗の基本理念である「打・投・極」を巧みに回転させ、修斗を最も体現するファイターとして知られる。2006年8月26日には『PRIDE武士道』に出場して勝利、2008年11月29日には“修斗のカリスマ”として知られる佐藤ルミナを3分32秒でTKOに葬った。現在、ひとつの引き分けを挟んで6連勝中だ。

 その日沖と対戦するのは、開幕戦で“元スーパー高校生”として注目を浴びた山田哲也を破ったロニー・牛若。スタンドの打撃技が持ち味だが、山田戦ではテイクダウン&ポジショニングにも優れた所を発揮。日沖は「キャリアのある選手と組んでいただき感謝してます。試合までにしっかりトレーニングして、いいコンディションを作りたいと思います。自分のペースであればどんな形であっても勝ちたい。今回1R決着はいいかな(苦笑)と思います。コントロールして勝ちたいですね」と、牛若をじっくりと料理するとコメントしている。牛若の一発の爆発力を警戒すれば、総合力で上回るのは日沖と思われるが、トーナメントには魔物が棲むと言われているだけに油断は禁物。


■日沖に挑戦状を叩きつけた金原は“ゾンビ”を絞め落とす

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 その日沖に対して“挑戦状”を叩きつけたのが、ZST最強の男と呼ばれている金原だ。開幕戦では、山本篤と日沖から勝利を奪い前田吉朗とD.J.taikiとは引き分けているキム・ジョンマンを破り、今回のグランプリでの日本人初勝利を挙げた。金原は記者会見で「日沖選手の実績はGPで一番ですけど、GPではそれに見合った選手とやっているのかが疑問ですね。僕は日沖選手に勝ったジョンマンに勝ってるし、もう一人の優勝候補といわれるサンドロとやりたいとか、でかいことを言って欲しいです。ぜひ日沖選手とは決勝でやってみたいと思います」と、日沖を批判して決勝戦での日本人対決をぶち上げたのだ。

 それを実現させるためには、まず今回の2nd ROUNDを勝ち上がらなければならない。対戦相手は開幕戦のジョンマンに続き、同じ韓国人ファイターのジョン・チャンソン。凄まじい威力の打撃を誇る選手で、金原といえど一発をもらったらタダでは済まないだろう。チャンソンは「先輩のジョンマン選手のリベンジとファイナル進出を目標に挑む。試合終了後、勝利して喜ぶ私と、KOされてマットに沈むあたなの二人がリングにいます」と不敵なKO予告。それに対して金原は「相手はゾンビとか言われているみたいなので、最後に絞めて落ちるのかどうか試してみたい」と、どの状態でも極められる自信があるというチョークスリーパーでの一本勝ちを予告している。KOか一本か、激しい試合が期待できそうだ。


■スタイルチェンジで蘇った小見川、優勝候補サンドロ

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 もう一人の日本人ベスト8進出者、柔道出身の小見川は、第7代修斗世界ライト級王者・門脇英基から完封勝利したナム・ファンと激突。小見川は「相手は打撃も柔術も強いので、一回戦と同様に気を引き締めて闘いたいと思います」と慎重さを感じさせるコメントだが、開幕戦ではサンドロと並ぶ優勝候補に名前が挙がっていたL.C.デイビスを一蹴、2007年4月以来、約2年ぶりの勝利を挙げて復活の狼煙をあげている。

 小見川は今までの打撃に拘ったスタイルから、持ち前の柔道の高度な技術と得意の寝技を主体としたスタイルにチェンジ。開幕戦では過去最高と言われるほどの試合を展開しているだけに、今回も期待がかかるところ。対するナムは一流のグラップラーでありながら、門脇を圧倒的なパンチ力で3分9秒、TKO勝ちしている。いわば似たタイプであり、戦略と技の組み合わせが物を言いそうだ。

 パンクラスのフェザー級チャンピオンであるサンドロは、日本陣営としてKOTCカナダ・フェザー級王者ニック・デニスを迎え撃つ。サンドロは寝技、デニスは打撃を得意としており、開幕戦ではそれぞれ一本勝ちとKO勝ちを収めている。得意技がハッキリしているため、どちらが自分のフィールドに引きずりこめるか、より自分の時間を作り上げることが出来るかに勝敗がかかってくる。サンドロが優勝候補の実力を発揮しそうだが、デニスも勢いのあるストライカーのため、もしかした番狂わせも……。


■あの柔術世界王者が再び!金メダリスト滝本が復帰

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 ワンマッチでは、7月に予定されている戦極ライト級タイトルマッチでチャンピオンの北岡悟への挑戦者を決める意味合いを持つ、横田一則(GRABAKA)VSレオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)、柔術現役の最強世界王者シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝)がKEI山宮(GRABAKA)を相手に総合デビュー第2戦。山宮は「僕は咬ませ犬かも知れませんが、咬ませ犬にも爪と牙はあります。咬み付いていきます」と、この大物を食うと宣言している。また、一時は引退説も流れたシドニー五輪柔道81kg級金メダリストの滝本誠(吉田道場)が復帰戦、シュートボクセ・アカデミーのマイケル・コスタと対戦する。


■「戦極育成選手」に登録されている2選手も揃って参戦!

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 また、戦極が選手の育成と総合格闘技の底辺拡大のために行っているプロジェクト「戦極育成選手」に登録されている2選手も揃って参戦する。オープニングファイトには、4月5日のパンクラスでプロデビュー戦を勝利で飾った“レスリングエリート”大澤茂樹が戦極初出場。2008年レスリング世界学生選手権フリースタイル60kg級優勝の実力者が、本戦出場を目指して石橋幸太(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)と対戦する。大澤は「1戦目は判定だったんで、次は一本・KOでインパクトがある試合をしたい。今回は力を抜いて打撃でも勝負したいと思います」(大澤)とコメント。

 1月4日の『戦極の乱』オープニングファイトに出場し、見事38秒の秒殺劇で勝利した真騎士(まきし=マキシモ・ブランコから改名)は、あの戦国大名・毛利元就の末裔として知られる毛利昭彦(毛利道場)と激突。真騎士は「簡単に戦極のリングには上がれないということを教えます。いつも通りにぶっ殺しに行きます」と意気込んでいる。


 フェザー級グランプリのみならず、他の階級のワンマッチも今後の戦極の勢力図に大きく影響してくる試合ばかり。グランプリ決勝へコマを進めるのは誰か、日本人は生き残れるのか!? オープニングファイトからメインイベントまで、一瞬たりとも目が離せない!
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 総合格闘技のおもちゃ箱『DEEP』が、またしてもバラエティに富んだマッチメイクでイベントを開催する。いまや“DEEPの後楽園大会にハズレなし”と言えるほど優良な格闘技イベントとなったDEEPは、佐伯繁代表のファン目線に立ったマッチメイクと多彩なファイターたちによって独特の空間を作り出し、濃い格闘技ファンからライトなファンまで幅広く楽しませてくれる。このリングから『DREAM』に巣立った選手はざっと挙げても、青木真也、今成正和、福田力、DJ.taiki、白井祐矢、池本誠知……とキリがない。明日の大舞台を夢見る若手ファイターたちと、ここで再生して大舞台への復帰を目指すファイターたちが、今回も入り乱れてDEEP空間を作り上げる! それが4月16日(木)東京・後楽園ホールで開催される『DEEP 41 IMPACT』だ。
(構成・文:熊久保英幸[GBR編集長])


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■桜木裕司“一撃必殺の喧嘩師 復活なるか?”佐山サトル遺伝子継承者這い上がれ!

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 まずは“復活”をかける男と新鋭の激突。あの初代タイガーマスクこと佐山サトルの遺伝子継承者・桜木裕司が、長身のホープ加藤実と対戦する。あらゆる大会に出場して相手もルールも選ばず闘い続ける桜木だが、最近は勝ち星から見放されている状態。昨年2月11日に格下のジャンボ篠原から1RでTKO勝利を収めてはいるものの、現在は外国人選手に四連敗中。篠原戦以前も入江秀忠と引き分け、近藤有己、藤井克久に判定負けと壁にぶち当たっているようだ。

 特に昨年12月12日、佐伯代表から「DEEP向きの選手」とのお墨付きをもらい、“抹殺指令”を受けて臨んだ入江戦で判定1−1のスプリットデシジョンで引き分けてしまったのは痛かった。ここで勝利すれば『DREAM』や『戦極』といった大会場でのイベント参戦も見えてきただけに、大きな足踏みをしてしまったことになる。

 対する加藤は1月4日に開催された『戦極の乱』オープニングファイトで、その入江と対戦。2R4分21秒、レフェリーストップによるTKOで敗れている。しかし、191cmの長身と『PRIDEチャレンジ』でMVPを獲得した実績などが評価され、2月のDEEPに初登場。DEEPでキャリアのある吉田道場の井上俊介と真っ向からの打撃戦を展開してドローに持ち込んだ。

 キャリアや実績で上回り、そして入江と引き分けた桜木としては絶対に負けたくはない相手。ここで敗れることは若手の踏み台になることになってしまう。両者のスタイルからしてスタンドの壮絶な打撃戦となることが予想され、会場を大きく沸かせる一戦となりそうだ。


■絶対女王MIKUが“夜の女王”の異名を持つ金網の米国MMA王者と激突!

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 総合格闘技、そしてシュートボクシングでも無敵の快進撃を続けているDEEP女子ライト級チャンピオンのMIKU(クラブバーバリアン)は、アメリカから金網MMA『フリースタイル・ケージファイティング』のチャンピオンであるニックダリ・キャラノックを迎え撃つ。MIKUが“DEEPの絶対女王”なら、このニックダリは“ザ・ナイトクィーン(夜の女王”の異名を持つ。

 ニックダリはアメリカ女子総合のリーダー的存在のラナ・ステファナックが自信を持って推薦してきており、キャリアで大きく勝るMIKUとの試合のオファーをしたところ「ぜひ闘いたい!」と快諾した新進気鋭の選手。まだ23歳と若いながらもすでに7戦をこなしており、サブミッション、ストライキングとバランスのいいテクニックを持ち合わせているという。小柄ながらもアグレッシブなファイトで人気を持ち、MIKUよりも重い125ポンド(約56kg級)のチャンピオンでもある。

 MIKUは夏に予定されている地元・富山県大会で王座防衛戦を行い、その後は身体を作り上げて女子総合の頂点に君臨する“秒殺女王”藤井惠と対戦するというプランがあり、ここで躓くわけにはいかない。日米のチャンピオン対決を制し、次へ進みたいところだ。


■今田耕司の愛弟子と“世界のTK”の愛弟子がタイトルマッチ

 メインイベントでは「第5代DEEPライト級王者決定戦」として、菊野克紀と松本晃市郎が激突。

 菊野は空手の師匠に極真カラテ『第8回全世界空手道選手権大会』優勝者の木山仁、総合格闘技の師匠に“世界のTK”こと高阪剛を持つ。デビュー以来6戦全勝で、僅か4戦目にしてDEEPライト級の主力選手だったBarbaro44をTKOに破り、2月にはあの青木真也を相手に判定まで持ち込んだシドニーオリンピック柔道男子60kg級銀メダリストのチョン・ブギョンを得意の“三日月蹴り”でKOに葬った。

 松本は芸人出身の格闘家という変り種。センターマイクというコンビ名で漫才をやっていたが、今田耕司とジャリズムの山下しげのりに見出されて格闘家に転向、今田のバックアップを受けて現在まで6連勝を飾っている。4月2日にはその今田が自ら公開練習の相手役を買って出て、松本を特訓。その際、「もしKOで勝ったら六本木の素晴らしいところへ連れて行く。判定だったら中野のキャバクラです」と、目の前にニンジンをぶら下げる作戦で松本のモチベーションを上げ、さらに芸能記者から「KOでチャンピオンになったら加藤ローサさんと一緒に食事が出来るというのはどうですか?」との提案を受けると「実現できるように何とか頼んでみますわ」と、松本の闘志に火をつけた。

 菊野は蹴り技を得意とし、松本はパンチを得意とする。両者ともチャンピオンベルト獲得に意欲を燃やし、『DREAM』の笹原圭一イベントプロデューサーも両選手に注目していることから、この一戦に勝てば『DREAM』出場も見えてくる。勝てば天国、負ければ地獄。勝った場合は得るものが多い(特に松本の方)だけに、両者とも死にもの狂いで闘うだろう。


■因縁の決着戦が実現!金原弘光、宮田和幸も初参戦

 さらに、初代DEEPミドル級王者の上山龍紀が約6年ぶりとなるDEEP参戦で、因縁の窪田幸生と3度目の対戦! 初対決はDEEP旗揚げ戦。当時は上山がリングスに、窪田がパンクラスに参戦していたため、リングスVSパンクラスという図式で行われた。この時はグラウンドでの顔面打撃を禁止&判定決着なしというルールが採用され、結果はドロー。その約7カ月後の大会では、グラウンドでの顔面打撃あり&判定決着ありのルールで再戦したものの、再びドローという結果に終わり、この大会のテレビ解説を務めていた船木誠勝に「このカードは当分、見たくない」と酷評されたいわくつきの対戦カードである。

 さらに2人は翌年の初代ミドル級王座決定トーナメントに参戦し、決勝で3度目の対戦が実現する予定だったが、窪田がローブローによるダメージで決勝戦を棄権。その年の12月にはタッグマッチという形で対戦した両者だったが、この時もどちらも一本・KOを奪えず、またしてもドローに終わっており、いまだ決着がついていない。

 窪田は「一番はお客さんにこの試合が良かったと思われることだと思います。勝ち、負け、引き分けに関係なく、見ている人にあの試合は良かったと感じて欲しいです。前に対戦した時よりもお互いレベルアップしていると思うし、いい試合を作ることが出来たらいいなと思います」、上山は「僕も全く同じです。お互いレベルアップしているし、今までは違う展開が見られる試合が出来たらいいなと思います」とそれぞれ意気込みを語っており、今度こそ完全決着をつけると息巻いている。

 また、UWFインターナショナル、キングダム、リングス、PRIDE、パンクラスと数々の団体を渡り歩いてきた大ベテラン、金原弘光(U.K.R)の初参戦も決定。金原は「一試合一試合、完全燃焼出来るように、自分を出し切って闘いたいと思います」と参戦について挨拶しており、DEEPのリングで完全燃焼を目指す。対戦相手には金原と何かと因縁のある田村潔司の弟子・長井憲治に決定。ある意味、新旧の“U対決”となった。

 そして、『HERO’S』で活躍した宮田和幸(Brave)も初参戦、ソ・ジェヒョンと対戦する。シドニーオリンピックにも出場した日本を代表するレスラーであり、山本“KID”徳郁や須藤元気と鎬を削ってきたアスリートが、DEEPのリングで再生を目指して闘うことになった。今後の宮田の動向にも注目だ。

 他にもDEEP名物100kgを超す巨漢がぶつかり合う“メガトンファイト”や、グアムの総合格闘技イベントのエースであるジョー・ベイビー・ジョー・タイマングロの初参戦など、話題が尽きない今回のDEEP。まさに「格闘技界のおもちゃ箱」は、きっとあなたを楽しませてくれるはずだ。
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 総合格闘技イベント『DREAM』が名古屋に初上陸! 2008年3月15日に『PRIDE』と『HERO'S』が合体する形で生まれた『DREAM』が、旗揚げ戦から8戦目にして満を持して名古屋で開催される。4月5日(日)愛知・ガイシホール(旧・名古屋レインボーホール)で行われる今回の『DREAM.8』は、76kg以下級の初代チャンピオンを決定するトーナメント「ウェルター級グランプリ2009開幕戦」をメインに、お馴染みのファイターたちが顔を揃えた。

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■ウェルター級GPの1回戦で青木真也とマッハがいきなり激突!

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 最大の注目カードは、何と言ってもウェルター級GPの1回戦で激突する桜井“マッハ”速人(マッハ道場)VS青木真也(パラエストラ東京)の日本人対決だ! 東京のファンもうらやむこの大物日本人対決は、過去に一度だけ修斗のリングで実現している。2005年8月20日、横浜文化体育館で開催された 『プロフェッショナル修斗公式戦 ALIVE ROAD』のセミファイナル、75kg契約5分3Rで行われたこの試合は、当時すでに『PRIDE武士道』で活躍していたマッハが修斗のリングに凱旋し、世界ミドル級9位の新鋭・青木と対戦するという図式で行われた。
 若き日の青木が1Rにスピニングチョークを極めかけ、執拗なテイクダウン狙いでマッハを苦しめたこの一戦は判定(30-28、30-29、30-29)でマッハが辛勝したが、「微妙な判定」と言われるほど接近した内容だった。
 あれから約4年、青木はかつてマッハが巻いていた修斗世界ミドル級王座のベルトを腰に巻き、『DREAM』では自他共に認める“大黒柱”的な存在となった。昨年開催されたDREAMライト級GPでは宇野薫を破って決勝戦へ進出、ヨアキム・ハンセンに敗れて準優勝に終わったものの、大晦日『Dynamite!!』ではそのハンセンに勝ったエディ・アルバレスを秒殺して実力を証明。今年3月8日に開催された『DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦』のワンマッチではデイビッド・ガードナーから一本勝ちを収め、翌朝の一夜明け会見で「一度マッハさんに負けているので、マッハさんと闘いたいです。それだとテーマも作りやすいし、お客さんも喜んでくれると思います」とウェルター級GP1回戦でのマッハとの対戦をアピールしたのである。

■「いつも通り一本取るだけ」(青木)「KO勝ちする」(マッハ)

 両者の因縁、実は再戦ということだけではない。2月12日に初めて行われたウェルター級GPの記者会見にて、本来のライト級から1階級上のウェルター級への挑戦を表明した青木に対し、マッハが「2カ月前にライト級でやっていたんでしょ? 本当に勝とうと思っているのかねぇ? 青木の参戦は盛り上がると思うけど、半分やけくそに感じる」とムッとした表情でコメント。さらに青木が3月大会に続いて2カ月連続出場することを表明すると「ナメられているとしか言いようがない」とはき捨てたのである。
 マッハにしてみれば一度勝ったことのある相手、年下の後輩から名指しで対戦を表明されたら面白くないはず。しかも1カ月前に試合をしても自分には勝てると言われているようなものだ。青木が「いつも通りやるだけです。いつも通りやって、いつも通り一本取るだけです」と一本勝ちを予告すれば、マッハも「誰が決めたカードでも自分はやるだけです。いつも通りに試合をしてKO勝ちします」とこちらはKOで勝つと言い放つ。
 青木自身が「あの時(4年前の対戦)の俺とは全く違うし、参考にならないと思います」と言うとおり、青木の成長ぶりには目を見張るものがある。苦手としていた打撃もムエタイ特訓で克服し、得意の寝技はさらにキレ味を増した。試合展開を予想すると、立ち技の打撃で勝負したいマッハと、寝技に引きずり込みたい青木の図式となるだろう。打撃が向上した青木もミドルキックやヒザ蹴りで応戦するだろうが、勝負どころはやはり寝技だ。マッハは徹底して青木のテイクダウンと寝技を避け、もし寝技になってもトップポジションをキープして絶対に下にはなりたくない。上からコツコツとパンチを当てて青木の寝技を封じ、隙を見て立ち上がることを狙うと思われる。それに対して、青木はマッハが立ち上がる瞬間を狙ってバックを奪うか、足関節技を極めたい。おそらく、勝負は組み際の打撃(マッハ)か、立ち上がり際の関節・絞め技(青木)で付くのではないだろうか?

■元柔術世界王者のガウヴァオン参戦!池本の新必殺技とは?

 他のウェルター級GP1回戦は、名古屋出身の白井祐矢(チームM.A.D)VSジェイソン・ハイ(アメリカ/Team Bodyshop)、大阪出身の池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)VSマリウス・ザロムスキー(リトアニア/ロンドンシュートファイター)、ジョン・アレッシオ(カナダ/エクストリーム・クートゥア)VSアンドレ・ガウヴァオン(ブラジル/チーム・ブラサ)の外国人対決の3試合が決定している。
 ジェイソンはレスリングをバックボーンに持ち、VFCウェルター級王座を獲得した選手。ザロムスキーはキックボクシング仕込みのけり技を武器にイギリスで活躍を続けるストライカーで、その圧倒的な攻撃力からイギリスのファンの間では「フーリガンですら裸足で逃げ出す」と恐れられているという。アレッシオは過去にパンクラスやPRIDEが開催した『THE BEST』にも参戦経験がある古豪でアメリカの様々な大会で実績を積む、ベテランファイターだ。
 しかし、外国人の要注目選手は元柔術世界王者のガウヴァオンであろう。ガウヴァオンはムンジアル(柔術世界選手権)で多数の優勝経験があり、寝技世界一を決める大会『ADCC』でも活躍した世界有数のグラップラー。昨年8月に総合格闘技デビューを果たしており、日本での試合出場が望まれていた。
 迎え撃つ池本と白井は共に『DEEP』で試合経験を積んできた叩き上げのファイター。池本は2月のDEEPにて強豪・門馬秀貴を、両方の拳をくっつけて同時に繰り出すという奇想天外な必殺技“ダブルパンチ”でKO勝ちを収め、GP出場権を手にした。今大会ではさらに強烈な新必殺技を用意しているという。白井は柔道出身ながらキックボクシングジム仕込みの打撃を得意とし、3月のDEEPでキム・ヨンヤンを見事一本に降してGP出場権を手にした。「誰とやっても勝つ自信がある」と自信満々で、故郷に錦を飾るつもりだ。
 今回の開幕戦で勝利した4名が、7月20日(月・祝)さいたまスーパーアリーナで開催される『DREAM.10 ウェルター級GP決勝戦』へ駒を進めることになる。

■所英男が戦慄のストライカーを迎え撃つ!ミノワマン、ニンジャも参戦

090405_dream8_03.jpg 3月に開幕戦が行われたフェザー級GPの1回戦が、1試合だけ今大会にスライドして争われる。しかも、所英男(チームZST)が待望の参戦だ。対するはパンクラスやDEEPで活躍したストライカーのDJ.taiki(フリー)。この試合、すでに名勝負は約束されたようなもの。所は言わずと知れた名勝負製造機で、スピーディーな寝技を中心に動きの止まらないアグレッシブな試合を展開する選手。DJ.taikiは強烈な打撃を武器とし、常にド迫力な打ち合いをやってきた選手である。寝技VS打撃と両者の得意分野がハッキリしている上に、共に膠着を嫌って動きたいスタイルの持ち主だけに、フェザー級GP1回戦最大の注目試合だと言えるだろう。この一戦と青木VSマッハが見られる名古屋のファンは実にラッキーだ。
 さらにワンマッチではあのミノワマン(フリー)が参戦し、元・新日本プロレスの柴田勝頼(ARMS)と初激突。リアルプロレスラーVSストロング・スタイル・プロレスラーが熱い闘いを繰り広げそう。PRIDEの人気選手ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/Universidade da Luta)が久しぶりに日本のリングにカムバックし、同じくPRIDEで活躍したユン・ドンシク(韓国/チームユン)と対戦する試合も見逃せない。聖地さいたまスーパーアリーナでの試合だから手抜き……などということは無く、冒頭にも書いたように東京のファンも垂涎のカードが並んだ全力投球のDREAM初の名古屋大会。これを見逃す手はないぞ!