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 日本人初のチャンピオン誕生なるか!? 10月6日(火)横浜アリーナで開催される総合格闘技イベント『DREAM.11フェザー級グランプリ2009 決勝戦』で、日本人ファイターたちがDREAMの命運を背負っての大勝負! 青木真也、所英男、川尻達也、ミノワマン、高谷裕之らが日本を背負って立つ。
(構成・文:熊久保英幸 最強格闘技WEBマガジン GBR編集長)

★大会名 :『DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦』
★開催日時:10/6(火)18:00開始
★会  場:横浜アリーナ

★大会詳細とチケット申込はコチラ!

★対戦カード:
<ライト級タイトルマッチ>
・ヨアキム・ハンセン vs 青木真也
<フェザー級GP決勝戦>
・準決勝の勝者 vs 準決勝の勝者
<フェザー級GP準決勝>
・高谷裕之 vs 所英男
・ジョー・ウォーレン vs ビビアーノ・フェルナンデス
<フェザー級GPリザーブマッチ>
・DJ.taiki vs 宮田和幸
<ライト級ワンマッチ>
・川尻達也 vs メルカ・バラクーダ
・中村大介 vs X
<スーパーハルクトーナメント準決勝>
・チェ・ホンマン vs ミノワマン
・ソクジュ vs ボブ・サップ


■所英男はDREAMのサンドウィッチマンになれるのか?

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 今年3月から開幕した63kg以下級世界最強決定トーナメント「フェザー級グランプリ」が、今大会でいよいよ決勝戦を迎える。軽量級初のこのトーナメントはまさしく波乱の連続だった。優勝候補の一角であった所英男が1回戦でDJ.taikiに敗れ、そのDJ.taikiが負傷により2回戦を辞退して所が敗者復活。注目の外国人選手であったチェイス・ビービがデビュー戦のジョー・ウォーレンに負けるという意外な展開。そして、満を持して2回戦から登場した優勝候補の大本命である山本“KID”徳郁が、そのウォーレンに敗れてまさかの初戦敗退。優勝候補が次々と姿を消し、優勝戦線は混沌としてきた。

 今回の決勝トーナメントは準決勝と決勝の2試合が1日で行われる。注目は『M-1』のサンドウィッチマンのように、敗者復活からの逆転優勝を狙う所だ。前述のように1回戦で敗れて一度は脱落した所だが、対戦したDJ.taikiの負傷棄権により復活。「誰も期待していない」状況下で迎えた2回戦でエイブル・カラムに鮮やかな一本勝ちを飾り、決勝トーナメントへ勝ち上がったのである。

 しかし、「高谷選手以外なら誰でもいい」と準決勝の相手に外国人選手を希望していたにもかかわらず、その願い虚しく準決勝の相手は高谷との日本人対決に決定した。野球少年としてスポーツに生きてきた所とは正反対に、高谷は地元である千葉のみならず関東にもその名を轟かせていた筋金入りの不良。“喧嘩番長”の異名通り、相手を殴って殴って殴り倒すスタイルで格闘技界を生き抜いてきたリアル・アウトサイダーである。

 所は関節技や絞め技などの寝技で強さを発揮し、高谷は打撃オンリーでスタイルは正反対。普段の所がおっとりとして物静かな性格であるのに対して、高谷は気性が激しく荒々しい。所の応援団長がバナナマンの日村勇紀なら、高谷はあのEXILEが所属している芸能プロダクションに所属しているなど、こちらも対照的だ。

 寝技VS打撃の分かりやすいファイトスタイルの違い、性格も水と火くらい違い勝敗はどっちに転がるか分からない。所も『K-1 WORLD MAX』世界トーナメントで日本人唯一の決勝トーナメント進出を果たしている山本優弥が絶賛するほどの打撃センスを持ち合わせており、高谷は寝技になっても殴り続ける強烈なパウンドを持っているため、スタンドとグラウンドでどっちが有利かというのも甲乙付けがたいのである。それでも、スタンドで打撃が当たれば高谷、寝技に引き込めば所という図式になるだろう。いかに自分のフィールドで勝負をかけるかが勝利へのキーポイントとなる。


■レスリングと柔術の世界王者同士が宿命の対決!

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 日本人対決のためどちらが勝っても決勝戦に日本人ファイターが進出することになる。もう一方のブロックでは、今大会で波乱を巻き起こしているグレコローマンレスリング世界選手権優勝&全米レスリング協会最優秀選手に選ばれたこともあるウォーレンと、ブラジリアン柔術世界王者ビビアーノ・フェルナンデスが激突。レスリングVS柔術の宿命の対決という図式だ。予想では上からでも下からでも極めることが出来るビビアーノが有利だが、ウォーレンのテイクダウン能力とパワーはそれさえも凌駕するものがあり、こちらもどちらが勝つか分からない。

 ウォーレンとビビアーノのどちらが決勝へ進出してきても、日本人ファイターは苦戦を強いられるだろう。過去、DREAMで行われてきたライト級、ウェルター級、ミドル級のトーナメントではいずれも外国人が優勝しており、いまだ日本人のチャンピオンは誕生していない。所か高谷のどちらかに、日本人初のチャンピオン誕生の期待がかかるところだが……。

 ただ、ウォーレンもビビアーノもパーフェクトな強さを持っているわけではない。両者とも秀でた部分は日本人の二人を圧倒的に凌駕しているが、総合格闘技として見た場合には“穴”がある。ウォーレンは寝技のディフェンス、ビビアーノは打撃にそれぞれ欠点があるのだ。日本人ファイターが外国人ファイターの持ち味を殺しつつ、その欠点を突くことが出来れば奇跡は起こるかもしれない。


■世界超人選手権でミノワマンとチェ・ホンマンが激突!

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 今大会ではもうひとつのトーナメントの準決勝も2試合行われる。“超人”を決定する「スーパーハルクトーナメント」だ。5月に行われた1回戦は、スーパーヘビー級の闘いらしく全試合が1R決着。今回の準決勝も白黒ハッキリつける闘いが予想される。

 こちらも日本人チャンピオン誕生の期待がかかっている。超人ミノワマンだ。1回戦ではあのボブ・サップに、体格差をものともせずアキレス腱固めで一本勝ち。今大会ではK-1の大巨人チェ・ホンマンと対戦する。ホンマンは“60億分の1の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルとも総合格闘技ルールで闘っており、敗れはしたもののパンチで顔を腫らすことに成功している。体格差のあるミノワマンがホンマンの打撃をもらったらひとたまりもないだろう。しかし、寝技に持ち込んでしまえばミノワマンの勝率はグッと上がる。あの巨体をなんとかねじ伏せ、首か腕を極めたいところだ。

 準決勝もう1試合はPRIDEで旋風を巻き起こした南アフリカの“キリンをも倒す男”ソクジュと、ゲガール・ムサシの負傷欠場で敗者復活となったサップが対戦する。大晦日の『Dynamite!!』で行われる決勝戦へ駒を進めるのは誰か?


■日本人初のDREAM王者誕生なるか? 青木VSハンセン

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 さらに、日本人チャンピオン誕生の期待がかかる試合がもう1試合ある。DREAMライト級チャンピオンのヨアキム・ハンセンに、青木真也が挑戦するタイトルマッチが組まれているのだ。両者は過去2度対戦し、1勝1敗のイーブン。今回が決着戦となる。2006年にPRIDEで行われた初対決では、青木が1Rにフットチョークで一本を奪う快勝。2008年のライト級グランプリ決勝戦での再戦では、今度はハンセンが1RにパウンドでTKO勝ちを収めている。

 ただ今回は、青木にいい風が吹いていることは確かだ。ハンセンは昨年の大晦日でJ.Z.カルバンと対戦する直前に大怪我を負い、今回が復帰戦。さらに前回の対戦で青木はトーナメント準決勝における宇野薫戦で、判定までもつれ込むフルタイム戦を演じた後だったということ。ハンセンにブランクがあり、ダメージや披露のない状態で闘うワンマッチであることを考えると、青木有利の予想が立つ。

 7月の試合ではビトー・シャオリン・ヒベイロとファンが期待した寝技対決を避け、キックオンリーで闘ってブーイングを浴びてしまった青木だが、今回は持てるテクニックを駆使して悲願のベルト奪取に挑むだろう。タイトルマッチにふさわしい世界最高峰のテクニック合戦となることは間違いなく、その上で青木が日本人初のDREAMチャンピオンになる可能性は高い。要注目のタイトルマッチである。

091006_dream11_06.jpg そして、その青木に「タイトルを奪って俺と大晦日で闘おう!」とメッセージを送っている川尻達也もワンマッチで出場する。対戦相手はレスリングの世界選手権にも出場した経験を持つメルカ・バラクーダ。J.Z.カルバンをも破った川尻にとっては格下と言ってもいい相手だが、そこは格闘技の世界。何が起こるかは分からない。しかし、この一戦をクリアして青木がタイトルを奪取すれば、大晦日での日本人エース対決はほぼ決定となるだけに、絶対に落とせない試合となる。

 いずれもタイトルが関係してくる試合になった日本の主力たち。大晦日を前にした大一番の連続である。日本人初のDREAMチャンピオンとなるのは青木か、所か、高谷か? そしてミノワマンと川尻は大晦日に繋ぐことが出来るか? それとも、圧倒的な力を持つ外国人選手たちが日本の夢を粉砕するのか!? DREAMはいよいよ2009年のクライマックスに突入する!
【全試合カード発表!】「Cat Panic Entertainment」8/28(金)新木場大会
CPE PRESENTS どきッ!女だらけのキャットファイト祭2009-真夏の夜の夢-



【全試合カード発表】 ※写真撮影自由

◆第1試合◆
ひめのみさ vs 鈴置ひろこ
※グラドルが繰り広げるお色気柔道対決で2009年夏祭りが始まるっ!

◆第2試合◆
LEM vs X(当日発表)
※LEMのキャットファイトデビュー戦。XはLEM本人にも内緒。対戦相手にビビれっ!

◆第3試合◆
鳳華 vs シャッターチャンスわか
※どちらが強いんでしょうか?ちなみに鳳華は歌手、わかは女社長兼カメラマン。両者気が強く負けず嫌いという共通点。

◆第4試合◆
夢子 vs 琴音

◆第5試合◆
福山理子 vs Kiraan☆
※両者共に「負ける!」という光景が想像付かない。だが必ずどちらかは負ける。

◆第6試合◆
AKIRA&Mera vs マグナム大江戸&ピンクタイガー
※黒装束のアンドロイド「AKIRA」と、南アフリカの怪人「Mera」初合体!グレプロエースチームに挑むッ!

◆第7試合◆
森崎愛 vs えりんこ
※セミファイナルは、グラドル「森崎愛」とニューハーフ「えりんこ」禁断のニアミス。
※両選手共にビキニ着用で試合をする。

◆第8試合◆
AKy&佐野直&加藤誠 vs アップルみゆき&小仲=ペールワン&南野タケシ
※メインイベントは男女混合ハードコアマッチをお届けしますっ!
 さぁ、貴重品を持って逃げてください。小仲=ペールワンとは
 決して目を合わせない様に!
※エニウェアフォール採用(会場のどこでもフォールが取れるルール)
※レフェリーが特に危険とみなしたもの以外全ての反則が認められる。

◆CPE夏祭り特別企画(試合と試合の間に入ります)◆

●SHINKIBAッテキ!!
あらゆるパフォーマーが制限時間内で闘う異種格闘技パラダイス!
審査員はお客様っ!

司会:スリーカウント松永&鈴々舎馬るこ(落語家)

▼第1バッテキ
北村幸生(コメディアン) vs タイガー&桂(お笑い)

▼第2バッテキ
名波みつる(アニソン歌手) vs 桃杏める(アイドル)

▼第3バッテキ
AP☆めろん組(アイドルユニット) vs ・Rabbit's(アイドルユニット)

▼第4バッテキ
石川浩司(元たま/パフォーマー) vs ロリィタ族。(サンミュージック所属/お笑い)

▼第5バッテキ
マリア(路上V系歌手) vs X(当日発表)

▼第6バッテキ
高嶋優生(ダンス) vs B'sPrince(男装弟ユニット)

実況/リングアナ:山本雅俊(ヤマモ)
解説/山田ぶぅ
レフェリー/アイアンマン西田・スリーカウント松永


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 日本人初のチャンピオン誕生なるか? 7月20日(月・祝)さいたまスーパーアリーナで開催される総合格闘技イベント『DREAM.10』で、桜井“マッハ”速人が「ウェルター級グランプリ2009決勝戦」に臨む。
(構成・文:最強格闘WEBマガジン編集長 熊久保英幸)


■大会名:DREAM.10 ウェルター級グランプリ 2009 FINAL ROUND
■開催日:7/20(月祝)
■会 場:さいたまスーパーアリーナ
★大会詳細とチケット申込はコチラ!


 2008年に開催されたライト級とミドル級のグランプリ。日本人の層が最も厚いと言われていたライト級には青木真也、宇野薫、川尻達也ら主力選手が揃って参戦したが、決勝戦で青木がヨアキム・ハンセンに敗れて王座獲得はならなかった。厳しい闘いが予想されたミドル級においても、桜庭和志、田村潔司、船木誠勝、ミノワマンらが次々と敗れ、ベスト4は全て外国人選手となりゲガール・ムサシが優勝して初代チャンピオンの座に就いている。ウェルター級GPと同時開催されているフェザー級GPでも、2ndROUNDで優勝候補の山本“KID”徳郁がまさかの敗北を喫し、世界の壁の高さを痛感させられた。

 4月に開幕したウェルター級GPでは、8人トーナメントに日本人選手4名を投入。その中で、唯一、決勝トーナメントに生き残ったのが“野生のカリスマ”マッハである。

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■マッハは8年ぶりにチャンピオンベルトを腰に巻けるか?

<ウェルター級GP 準決勝戦>
桜井”マッハ”速人 vs マリウス・ザロムスキー
ジェイソン・ハイ vs アンドレ・ガウヴァオン

<ウェルター級GP 決勝戦>
準決勝の勝者 vs 準決勝の勝者


090720_dream10_02.jpg マッハは1975年8月24日生まれ、試合の1ヵ月後には34歳の誕生日を迎えるベテラン選手だ。1996年10月4日に修斗でプロデビューし、7戦目で修斗世界ミドル級タイトルを獲得、デビュー以来16連勝と5年間も無敗記録を保ち、“カリスマ”と呼ばれた。階級を上げて一時は不調が続いたが、2005年に4連勝、2006年から2008年にかけて5連勝、2008年から今まで3連勝とコンスタントに勝利を収め、実に13年間も世界トップクラスに君臨し続けている日本総合格闘技界の重鎮である。

 ウェルター級GPの開幕戦では、青木真也をわずか27秒でKO。観客を総立ちにさせてカリスマぶりを見せ付けている。試合後には「俺がDREAMの大黒柱になる」という宣言も飛び出した。日本人初のDREAM王者誕生、マッハ自身としては2001年に失った修斗世界ミドル級王座以来8年ぶりのベルト獲得に期待がかかるところだ。

 そのマッハを準決勝で待ち受けているのが、マリウス・ザロムスキー(リトアニア)。キックボクシングをベースに持ち、イギリスの大会では連続KO勝利を収めている。なんと9勝の内7勝がKOによるもので、そのほとんどが1RでのKO勝ちだ。開幕戦ではDEEPウェルター級チャンピオンの池本誠知から判定勝利を収めている。外国人選手はスタートダッシュが強く、このザロムスキーも序盤の爆発力には充分に警戒しなければならないだろう。しかし、マッハも元々はシュートボクシング出身でムエタイなども経験しており、打撃は得意分野。なおかつザロムスキーを上回るグラウンドテクニックを持っているので、序盤の“一発”さえもらわなければマッハが有利だろう。


090720_dream10_07.jpg■マッハの前に立ちはだかる柔術キング!

 もう一方のブロックでは、レスリング出身でプロデビュー以来6連勝を飾ったジェイソン・ハイ(アメリカ)と、2005年ブラジリアン柔術世界選手権79kg未満級優勝&2008年85kg未満級優勝のアンドレ・ガウヴァオン(ブラジル)が激突。ハイは黒人特有の驚異的な身体能力の高さを開幕戦で見せ付けたが、格闘技マニアの間で優勝候補と目されているのはガウヴァオンの方。マッハも1999年の“寝技世界一決定戦”ADCC世界選手権で中量級ながら無差別級で準優勝を果たしているが、このガウヴァオンも2007年の同大会無差別級で3位に入賞している。総合格闘技のキャリアは3戦3勝と浅いが、その全てで一本勝ち。2008年には柔術でパンナム(パンアメリカン柔術選手権)85kg未満級&無差別級、ヒクソン・グレイシー国際カップ、世界選手権85kg未満級のすべてで優勝するなど驚異的な活躍を見せている柔術キングなのだ。

 決勝戦で最も実現の可能性が高いのは、このガウヴァオンとマッハの一騎打ち。1日2試合を闘わなければならないため、準決勝での怪我や疲労が決勝戦には大きく影響してくるため予想は立てにくいが、ここはマッハの奮闘に期待したいところ。キャリアの差、そして打撃力の差を活かして柔術の強豪を下したい。日本人初のDREAMチャンピオンが誕生すれば、総合格闘技の人気復活の起爆剤となるだろう。


■炎のグラップラー対決!“青木真也VSシャオリン”

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<ライト級ワンマッチ1>
青木真也 vs ビトー“シャオリン”ヒベイロ

 ワンマッチでもファン垂涎の凄いカードが組まれている。日本が誇る天才グラップラー青木真也が、ブラジルの天才グラップラーであるビトー“シャオリン”ヒベイロと初対決! これはマニアならずとも見逃せない、世界が注目するであろうカードとなった。

 シャオリンはブラジリアン柔術世界大会3連覇、元修斗世界ウェルター級王者、Cage Rage世界ライト級王者などの肩書きを持ち、現在DREAMのトップ戦線で活躍する川尻達也、ヨアキム・ハンセン、石田光洋、中村大介、宮田和幸、さらに戦極で活躍する光岡映二らから勝利を収めている。柔術で世界の頂点に立ったグラウンドテクニックと、ブラジル王者になったこともあるレスリングテクニックを持ち、総合格闘技でも関節技による一本勝ちが多い。

 この強豪に青木は「寝技で真っ向勝負します」と宣言。いつどちらが一本を奪うのか、緊張感のあるスリリングかつ火の出るような寝技の攻防が繰り広げられそう。日本の格闘技史に残るハイレベルな技術戦が期待される。


■地上最強の空手復権か?極真出身のあの男が初参戦!

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<ライト級ワンマッチ2>
菊野克紀 vs アンドレ・ジダ

 そして、柔術や柔道ばかりにデカイ顔をさせてはおけないと、日本の武道“空手”がついに立ち上がった。今回、初参戦を果たす菊野克紀は極真空手出身で、師匠はあの極真会館第8回全世界選手権チャンピオンの木山仁。総合格闘技の師匠には“世界のTK”こと高阪剛を持つ新鋭である。菊野の闘い方は空手そのもので、得意技は極真空手の秘技「三日月蹴り」。前蹴りでもミドルキックでもなく、その中間で弧を描くようにして相手のレバーを抉る一撃必殺の蹴りだ。この技を駆使してDEEPで無敵の7連勝、無敗のままDEEPライト級王座を獲得し、今回のDREAM出場を決めた。勝ち星の中には、青木と石田を相手に判定まで持ち込んだシドニー五輪柔道銀メダリストのチョン・ブギョンを三日月蹴りでKOした一戦も含まれている。

 しかし、DREAMデビュー戦はいきなり強豪との対戦となった。HERO’Sで高谷裕之、宇野薫らに勝利を収め、先日の『K-1 WORLD MAX』ではあのブアカーオ・ポー.プラムックからダウンを奪ってあわやという場面を作り出したアンドレ・ジダだ。菊野よりも格上の選手二人を下した実力、シュートボクセ仕込みの打撃の破壊力を考えると菊野は分が悪い。パンチでの危険な打ち合いを避けて、三日月蹴りをぶち込むことが出来るか? もし初出場でジダに勝つことが出来れば、菊野は目標とするヒーローへ一歩近付くことになるだろう。空手の強さを世界へ向けて発信してほしいところだ。


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<ミドル級ワンマッチ>
メルヴィン・マヌーフ vs パウロ・フィリオ

 また、ワンマッチがもう一試合決定している。PRIDEの人気選手として活躍し、PRIDEウェルター級GPでは三崎和雄を一本に下したパワフル柔術家パウロ・フィリォが、2006年11月以来、約2年半ぶりに日本マットへカムバック。常に倒すか倒されるかの激闘を演じ、豪快なKO劇を生み出している強打のモンスター、メルヴィン・マヌーフと対戦する。一発で相手を仕留める寝技VS打撃の激突として、こちらも見逃せない闘いとなった。

 豪華なワンマッチ、そして日本人初のDREAMチャンピオン誕生(!?)の奇跡の瞬間を、さいたまスーパーアリーナでLIVE観戦しよう!