12月26日(日)『亀田祭り2010』
大会直前見所特集!


12月26日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される『亀田祭り2010』。三兄弟が初めてリングで揃い踏みとなる、今年最後の世界戦でいま新たなる伝説が生まれようとしている。

今年2月、次男・大毅が3度目の世界挑戦で難敵デンカオセーンを下して悲願のWBA世界フライ級王座を獲得。長男・興毅は昨年11月に内藤大助からWBCフライ級王座を奪取していたため、日本ボクシング史上初の兄弟世界王者が誕生した。その後、興毅は3月に行なわれた暫定王者ポンサクレックとの王座統一戦で敗れて王座を失ったものの、大毅は9月に元WBAフライ級王者の坂田健史との日本人対決を制して初防衛に成功。大毅は同級13位のシルビオ・オルティーヌ(ルーマニア)を相手に2度目の防衛戦に臨むこととなる。

前出で触れた通り、ポンサクレックとの王座統一戦に敗れ、プロ23戦目にして初黒星を喫した興毅。しかし、今年最後となる一戦でこれまで日本人では誰も達成することができなかった世界三階級制覇というビッグチャンスが興毅に転がり込んできた。ポンサクレック戦での敗戦以降、日本人初の三階級制覇を目指していた興毅が狙うのは、7度の防衛に成功したアンセルノ・モレノがスーパー王者に昇格したために現在空位となっているWBCバンタム級王座だ。最新ランキングで同級2位にランク入りした興毅はフライ級から2階級上となるバンタム級での王座決定戦に挑む。

一方、興毅の対戦相手となるのは同級5位で元WBAスーパーフライ級王者のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)だ。ムニョスは過去にセレス小林(元WBAスーパーフライ級王者)、川嶋勝重(元WBCスーパーフライ級王者)、名城信男(元WBAスーパーフライ級王者)ら日本人との世界戦で7度対戦して全勝(3KO)の日本人キラー。今年2月に一度は引退表明をしたムニョスだが直後に引退を撤回して復帰。興毅との王座決定戦でムニョスは二階級制覇に挑むこととなる。デビュー以来23連続KO勝利を記録し、8割近いKO率の強打でエクスプロシーボ(爆薬の意)の異名を持つムニョスを相手に、興毅はスピード、テクニックで試合の主導権を握りたいところ。対するムニョスも今年10月の再起戦では苦戦を強いられての判定勝ちとなったが、ボクサー人生をかけて挑む今回の一戦には並々ならぬ覚悟で臨んでくることは言うまでもない。興毅にとってこれまでの対戦相手の中で紛れもなく最強の敵となるが、ムニョスを倒した先に見えるのはかつてファイティング原田、井岡弘樹という名チャンピオンも挑んで涙をのんだ夢の三階級制覇だ。

そして、亀田三兄弟で唯一の現役世界王者である大毅は今回が2度目の防衛戦。対戦相手となるのは、欧州フライ級現役王者の同級15位シルビオ・オルティーヌだ。戦績11勝(5KO)3敗のオルティーヌは、2005年1月のプロデビューから3連敗を喫したものの、それ以降は負け知らずで11連勝を記録。オルティーヌの試合映像を見た興毅は、「小さくてファイター型。パンチを当てるのが難しそう。KOは難しいかも」と分析しているが、はたして大毅は兄の予想を覆すファイトを見せることができるのか。

その一方で、大毅にとってもうひとつの敵となるのが減量だ。身長168cmで上半身の筋肉も発達してきた21歳の大毅は、リミット50.8キロまでに落とすために今回は10キロ以上の減量を強いられている。直前に予定していた公開練習では、過酷な減量で体力が消耗していることから練習の公開を急遽キャンセルした大毅。今回の防衛戦で勝っても負けても階級を上げて興毅に続く二階級制覇を目指すことを公言している大毅だが、ここはしっかりと防衛を成功して来年以降の偉業達成へと向かいたいところだ。

二人の兄が世界戦に臨むなか、これまで国外で着実にキャリアを積んできた三男・和毅は昨年9月以来となる日本国内での試合に臨む。今年に入り、1月にWBC中米カリブバンタム級王座、5月にWBCカリブ級王座、7月にWBCユースインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座と立て続けに3つのベルトを獲得した和毅は、8月にメキシコでステファン・ヤモイェ(ベルギー)を下してWBCユースバンタム級王座を奪取。プロデビュー以降、16戦16勝(11KO)と無敗レコードを伸ばしている和毅は、タイバンタム級10位のピチットチャイ・ツインズジムと対戦する。

和毅の対戦相手であるピチットチャイは現在6連勝中の右ボクサーファイター。まだ20歳と若いものの既に29戦を経験しており、18勝のうち11勝をKOで勝っているだけにあなどれない相手だ。しかし、来年の世界挑戦を見据える和毅にとっては勝つことも当然のことながら、目の肥えた日本のボクシングファンの前で闘う今回の一戦は内容も求められる。最近3戦は判定での勝利となっている和毅だが、ここはキッチリとKO勝利を飾って二人の兄に最高のバトンを渡したいところだ。

亀田三兄弟にとっては大きな転機となった2010年。同じ日に兄弟揃って世界戦に臨む興行も初めてであれば、長男・興毅が王座決定戦で悲願を達成したあかつきには日本ボクシング界に新たなる金字塔を打ち立てる日となるのが12月26日、『亀田祭り2010』だ。三兄弟にとっては、これらの偉業もまだ夢の途中経過でしかないのかもしれないが、それでも今年最後となるこの大一番から新たなる扉が開けることは間違いない!
『Fujiwara Festival 〜藤原祭り2010〜』 
12月1日(水)東京・後楽園ホール

ムエタイ500年の伝統を打ち破り、二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムにおいて、タイ人以外で初めてチャンピオンの座に就いた不世出の天才キックボクサー藤原敏男の偉業を称えるイベント『Fujiwara Festival 〜藤原祭り』が今年も開催される。
(構成・文:熊久保英幸)

★大会詳細・対戦カード・チケット申込はコチラ!


 12月1日(水)東京・後楽園ホールで開催される藤原敏男スポーツジム後援会『Fujiwara Festival 〜藤原祭り2010〜』は、団体の垣根を越えて有名キックボクサーたちが多数集結。もちろん、藤原敏男会長の魂を受け継いだ藤原ジム所属の選手たちも出場する。

 メインイベントでは、藤原会長の一番弟子・前田尚紀が駿太(谷山ジム)を迎え撃つ。前田はこれまで全日本キックボクシング連盟(現在は消滅)に所属し、駿太はMA日本キックボクシング連盟所属であったことから対戦は実現しなかった。今回が注目の初対決となり、実力者同士の一戦はキックボクシングファン垂涎の好カードだ。

 前田は“闘う修行僧”の異名を持ち、ストイックなまでに過酷な猛練習で自分を追い詰めるキックボクサーで、藤原敏男魂を最も体現している。追い詰められてからの猛反撃による逆転勝利で幾多の名勝負を生み出していることから「名勝負製造機」とも呼ばれ、いま最もアツいキックボクシングの試合を見せてくれる選手の一人。

 対する駿太は、神奈川県下一の暴走族で特攻隊長を務めていたという経歴を持っているが、現在は“打倒ムエタイの旗手”と呼ばれ、タイの国技で地上最強の立ち技格闘技であるムエタイの強豪と数多く対戦、勝利を収めてきている。打倒ムエタイは藤原会長が現役時代を通して突き詰めていたテーマであり、現在において同じテーマで闘っている駿太と藤原会長の弟子・前田が激突するのは意義深い。

 両選手とも最後まで諦めないハートの強さを持ち、右ストレートと強烈なローキックを得意としている。しかし、本能をむき出しにして最初からガンガンと攻める情熱的なファイトを身上とする前田に対し、駿太は冷静沈着にじっくりと攻めて行き、ダメージを的確に与えていくという闘い方。どちらもローキックでダメージを与え、右ストレートのカウンターを狙うタイプであり、さらに前田は逆転勝ちが多いことから、どんな展開になっても最後まで勝負の行方は分からないスリリングな試合展開が期待できそうだ。

 前田が「最後は倒して勝ちたい」と言えば、駿太も「圧倒的にKOして勝ちたい」と両者揃ってKO宣言も飛び出している。

 セミファイナルには、藤原会長と同じ姓を持つ藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット=ただし、読みは“ふじわら”ではなく“ふじはら”)が参戦、ムエタイで二階級制覇を達成しているクワンピチット・13コインエクスプレスと激突する。

 藤原は日本軽量級最強のキックボクサーの称号を持つ選手で、左ミドルキックのキレは天下一品。ムエタイスタイルではあるが、判定勝ちを狙うスタイルではなくパンチでもヒジ打ちでも常にKOを狙って行くスタイルで、日本の軽量級トップ選手をことごとくマットに沈めている。そんな藤原もタイの強豪相手には勝率が悪いが、今回は「強い相手と闘えることが光栄です。全力で倒しに行きます」と、藤原会長の目前での打倒ムエタイを誓っている。

 対戦相手のクワンピチットは、ほんの数年前までタイトルを保有し、ムエタイのトップブランドイベント「スック・ワン・ソンチャイ」で活躍していた強豪。最近では、ボクシングを盛んに行い、タイ国バンタム級5位にランキング。今年のボクシング戦績は4戦4勝4KOとハードパンチとローキックが得意なファイターだ。

 タイトルマッチも2試合組まれた。WPMF日本ヘビー級王座決定戦としてKOICHI(バンゲリングベイ・スピリット)と天田ヒロミ(デジタルスピリッツ)、WPMF日本ミドル級王者決定戦として我龍真吾(ファイティングマスター)と小又大貴(フリー)がそれぞれ対戦する。

 天田はK-1でデビューし、ミルコ・クロコップや武蔵らと対戦。2004年にはK-1 JAPAN GPで優勝してK-1 WORLD GPにも日本代表として出場している。アマチュアボクシングをベースに持ち、最近はキックボクシングのリングを中心に闘って現在8連勝中(3連続KO)。2008年8月16日にはPRIDEやK-1で活躍したゲーリー・グッドリッジを判定で破り、2009年7月18日にはHEATキックルールヘビー級王座も獲得した。

 対戦相手のKOICHIはK-1で“青い目の侍”として活躍していたニコラス・ペタスが手塩にかけて育てたヘビー級の新鋭で、現在M-1ヘビー級王座を保持している。K-1参戦を目指しているだけに、K-1で実績を残した天田を破ればいいアピールになるだろう。どちらが勝っても二冠王となることもあり、ヘビー級ならではのド迫力な殴り合いが期待できる。

 KOICHIは「天田選手のことは格闘技を始める前から見ています。そんな相手を思い切り殴って、蹴れるのが楽しみです。絶対に勝ちます」と挑発し、天田は「KOICHI選手の試合は見たことがなくて、情報も何もないです。ただ最近は調子がいいんで倒して勝っちゃうと思います」と余裕タップリにコメントしている。

 現在M-1ミドル級、WMF世界ライトヘビー級、UKF世界ライトミドル級と3本のベルトを保持し、今回WPMF王座を獲得すれば過去に保持していたベルトも合わせて計7本のベルトを巻いた男となる我龍。「いい試合…というか喧嘩しに行きます。相手の小又選手のことは見たことなくて分からないんですけど、1回スパーしたことがあるらしいんですよね(笑)。でもその時の印象がなくて、印象がないんだから大したことないなと、たかをくくっています」と、小又を格下扱いしている。

 それに対して小又も「自分も喧嘩したいと思います。喧嘩上等で1Rから倒しに行きます」と売られた喧嘩は買い、記者会見では激しい睨み合いを展開した。

 また、藤原祭りの恒例として毎年行われている、藤原会長が大暴れするスペシャルプロレスマッチが今年も決定!初代タイガーマスク(佐山サトル)、藤原喜明らとタッグマッチを行う。藤原会長が文字通り身体を張ったパフォーマンスで毎年観客を沸かせるこのスペシャルマッチ、藤原会長のパンチ&キックのえじきとなるのは誰か? 藤原会長のやられっぷりや、パートナーの裏切りなどにも注目だ!

今年も『Fujiwara Festival 〜藤原祭り』から目が離せない!
5月10日(月)、都内・Laughter7にて記者会見が行われ、5・29『DREAM.14』(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。

★大会名:『DREAM.14』
★開催日:5/29(土)16時00分開始 
★会 場:さいたまスーパーアリーナ
★公演詳細とチケット申込はコチラ!

【『DREAM.14』決定対戦カード】
■ミドル級ワンマッチ
桜庭和志(日本/ Laughter7)vsハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)
■フェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vs大沢ケンジ(日本/和術慧舟會A-3)

【『DREAM.14』既報対戦カード】
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之(日本/高谷軍団)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/Brave)vs大塚隆史(日本/AACC)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vsニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)


(記事情報提供元:DREAMオフィシャルサイト)
本日05/10(火)の記者会見にて発表されたカードは、
【ミドル級ワンマッチ(88キロ以下契約)】桜庭和志vsハレック・グレイシー、【フェザー級ワンマッチ】前田吉朗vs大沢ケンジの2試合。
記者会見には桜庭、前田、大沢、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。

桜庭和志の2010年初戦が決定した!対戦相手は、故エリオ・グレイシーさんの長男であるホリオン・グレイシーさんの三男、ハレック・グレイシー。かつてPRIDEで桜庭と激闘を繰り広げたグレイシー一族が、舞台をDREAMに変え、第三世代のホープを打倒・桜庭の刺客として送り込んできた。久々のグレイシー一族との対戦となる桜庭だが、「29日(『DREAM.14』当日)の2〜3日前に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のDVDが発売されるんですけど、そのことで頭がいっぱいです。大会前の2〜3日でDVDを何回か見て泣いて、試合当日を迎えたいと思います」と、相変わらずのマイペースぶり。ハレックの印象について問われても、「体が大きいですよね。でも、ヱヴァよりは小さい。向こうから見たらボクが使徒ですけど、使徒は何するか分からないですからね(ニヤリ)。てか、(『ヱヴァンゲリヲン』を)見たことあります? 見てくださいよ?。格闘技について語るには、まず見てからですよ」と語るなど、頭の中は完全に『ヱヴァンゲリヲン』一色となっているようだ。

桜庭にとって今回で3度目となるケージでの試合(1度目=99年UFC-Jでのマーカス・“コナン”・シウヴェイラ戦、2度目=昨年10月『DREAM.12』ゼルグ“弁慶”ガレシック戦)だが、
「今までは金網を利用したような動きはなかったんですけど、
練習していて壁際になるときもあるので、壁を使用して(金網際の)練習したりはしています。まあ、(試合の)流れですよね。この前(弁慶戦)みたいに(ケージの)真ん中での流れになれば(ケージもリングも)関係ないし」と、特にケージを強く意識することはない様子。しかし、「壁際でやるような技ですか? 何個かあります」とケージ用の必殺技があることを明かすと、「試合では使ったことないんですけど、練習では出しますね。試合までの練習でなるべく出していこうと思います。フィニッシュにもなるし“繋ぎ”にもなりますよ」とチャンスがあれば試合で投入していくことを予告していた。

また、この日の会見では注目のフェザー級ワンマッチも発表された。パンクラス稲垣組の前田吉朗が、『DREAM.13』に続き連続参戦。
DREAM初参戦、和術慧舟會A-3の大沢ケンジと対戦する。ここ2年間はアメリカ、WECを主戦場にしてきた大沢は、約1年半ぶりとなる日本での試合について、「アメリカでの試合はどこかよそいきのような感じだったんですけど、今回はあまり気を遣わず試合ができると思うので楽しみです」とコメント。「前田選手は強くていい試合をする選手なので、ファン目線で好きな選手なんですけど、そういう選手と闘うことになってどうしようかという感じです。前田選手は勝ってるペースなのに最後にポカすることが多いので、精神的に追い込まれる試合になると思いますが、逆転の一発を狙いたいと思います」と必勝を誓っていた。

対する前田は、大沢について「イメージとしてはオールラウンダー。
なんでもそつなくこなす強い選手という印象があります」と評価。
「前回の結果を受けて、今回は呼んでもらえると思っていなかったところで声を掛けてもらったので、粉骨粉砕……粉砕されちゃあかんわ(笑)。粉砕する覚悟で死ぬ気でやらせてもらいます」と決死の覚悟で大沢戦に臨む姿勢を見せていた。

これで6試合が決定した『DREAM.14』だが、今後、2〜3試合が追加カードとして発表される見込み。

笹原EPによると、「フェザー級とライト級」のカードが追加される予定で、そのうちフェザー級の試合では山本“KID”徳郁が出場濃厚とのこと。その対戦相手候補は「日本人と外国人、両方」いるようで、笹原EPは早ければ明日、明後日にも発表したい意向を示していた。

また、『DREAM.14』での開催が濃厚とされてきたDREAMライトヘビー級GPについては行わない意向を示し、「次大会以降にトーナメントではなくワンマッチを2試合くらい組んで、勝った選手でチャンピオンシップ。可能性としてはそれが高いです」と語っていた。