◇遂に実現!日本人フェザー頂上対決!梅野源治戦に向けて森井洋が決意を語る!

12.22、後楽園ホールで今年も『藤原祭り』が開催される。ムエタイ史上初の外国人王者に輝いた、キックの英雄・藤原敏男の名のもと行われる今大会では、キックボクシングファンが見逃せない一戦がついに実現することとなった。 『Top of Feather Final』と冠された、梅野源治と森井洋介の試合がそれだ。 ムエタイの現役ランカーを次々と倒す、レベルの高い試合内容と実力を持つことで注目を浴びる梅野。対世界の目標を掲げる梅野の「日本人に相手はいない」という発言に、森井が噛みついた。対戦を直訴する森井は、用意された対戦相手を倒し続け、ついに梅野との対決を決定させた。  名指しで噛みつかれた梅野も臨戦態勢で「いい試合にはならない。実力の差を見せるだけ」と早期決着を予告する。 「試合で見せる」とあくまで冷静な森井だったが、インタビューの最後には高まる闘志の片鱗を見せるような発言も・・・・・・!?

がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』

【大会概要】
がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』
主催:藤原スポーツジム
開場:16:30(OP17時より)
開始:17:15
場所:後楽園ホール
★詳細&チケット申込みはコチラ!


――決戦もいよいよ来週になりましたが、コンディションはどうですか。

森井 バッチリです。大丈夫です。

――練習を拝見する限り、気合いもかなり入っているように見えました。

森井 はい、今回はかなり入っています。

――最初に試合が決まったときの気持ちはどうでしたか。

森井 『やっと決まったか』っていう感じですね。

――最初に梅野選手を意識しだしたのはいつ頃ですか。

森井 対戦相手として意識したのは『ゴング格闘技』のインタビューで、『日本人に相手はいないから、興味ない』って言ったときからですね。

――それを読んで「なんだコイツ」と感じたわけですか。

森井 そうですね。いきなり来て、デカイこと言ってんなって。それまでは向こうがスーパーバンタム級で、WBCとかも出ていて、頑張っているなぁっていう印象で、まぁ階級違うからやらないかなと思っていたんですけど、その後すぐ上がってきたんで。いずれ、やるのかなぁと思っていたんですよ。そこで「やる意味ない」って言われたら、やらないといけないなぁって。

――同じ階級の選手としては、確かに無視してられないですよね。

森井 はい。

――対戦を直訴したのが4月で、ここまでは長かったですか?

森井 そうですね。長かったです(笑)。

――長かったのに加えて、対戦を直訴した以上負けられない試合が続きましたよね。

森井 プレッシャーのかかる試合は多かったですね。とはいえ、どんな試合でも負けたくないんで。今までそういう気持ちできたので、特別ではないです。

――今回だからというわけじゃなくて、負けたくないと。

森井 はい。

――戦績にひとつだけ1敗がありますけど(2009年の九島亮戦)そこからは12連勝ですよね。あそこで負けたことで、そこから負けたくないっていう気持ちがさらに強くなりましたか?

森井 そうですね。あのとき初めて負けて、やっぱかなり悔しかったんで。やっぱ、負けたくないなって。そこでさらに強くなりましたね。

――梅野選手とはリング上で一触即発みたいなことにもなったりして、見ているお客さんの側も、期待が高まってきてますよね。これまで経験された試合の中でもかなり、注目度が高いんじゃないかと思うんですが、それは感じますか?

森井 自分では感じないんですけど、周りからそう言われるとやっぱり。盛り上がってるのは嬉しいですね。

――向こうが言ってる言葉とか、見たり聞いたりしてます?

森井 いや、そんなに。はい。意識はしてないですね。一応、周りからは「こう言ってたよ」とかは言われてるんですけど、あんまり気にしないで。

――梅野選手は「いい試合にはならない」「実力の差を見せる」っておっしゃってますけど、それに対してはどう思いますか?

森井 いやもう、試合で見せるしかないんで。だったら、頑張って実力で倒すしかないです。


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――失礼で申し訳ないんですけど・・・試合前の下馬評としては、今のところ梅野選手のほうが有利という声のほうが大きいと思うんですよ。

森井 はい。

――それはどう感じますか?

森井 いや、全然いいですよ。自分はそう言われていたほうが、逆に気持ちが盛り上がるんで。

――当日見せるだけ、と。

森井 はい。

――藤原祭りのメインっていうことについてはどう思いますか?

森井 やっぱり嬉しいですね。こういうデカイ会場、しかも後楽園ホールでメインを晴れるっていうのは嬉しいです。でも、すげー緊張します(笑)。

――ホールのメインですからね。

森井 今年はじめてメイン張る、みたいな気持ちですね。今年はもう2、3回あったんですけど、気持ち的には初めてみたいな気持ちです。

――『藤原祭り』という場だから負けられないっていう気持ちはありますか?

森井 それはありますね。自分のジムの興行なんで、やっぱりいい形で勝って今年をシメたいですね。

――どんな形で勝ちたいですか?

森井 KOですね。

――KO、ですか。

森井 相手が、失神するくらい。

――失神KOですか! 

森井 はい。今年1番の盛り上がる試合をするんで、楽しみに来てください。

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 キックボクシングファンにとってすでになじみの深い大会となった『藤原祭』の季節が、今年もやってくる。  500年以上の歴史を誇るタイの国技、ムエタイの歴史をこじあけ、初の外国人王者に輝いた藤原敏男。現在は現役を引退し、藤原スポーツジムにおいて後進の指導に当たっている。 もともとは藤原のキック生活35周年を記念して2003年に開催された『藤原祭り』。藤原が期待をかける選手たちの戦いだけでなく、大会でしか見られない藤原のスペシャルマッチにも高い注目が集まってきた。回を重ね、今年で9年目となる『藤原祭り』では、いったいどんな戦いのドラマが繰り広げられるのか? 大会目前、「笑いあり、感動あり、興奮あり」の充実した内容を目指して準備に余念がない藤原敏男へ、大会の見所と自身のスペシャルマッチについて語ってもらった。

がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』

【大会概要】
がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』
主催:藤原スポーツジム
開場:16:30(OP17時より)
開始:17:15
場所:後楽園ホール
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――大会直前、一番お忙しい時に失礼します。

藤原 忙しいのやら何やらだね。あれこれいろんなことを考えて、気がついたことを、書いて、項目ごとひとつひとつチェックしてるんだけど。忙しいよね。まして年末だし。 ――ただでさえやることいっぱいある時期ですからね。 藤原 サムライでも取材入ってるから行かないといけないし。

――番組に出られるんですか?

藤原 そう。だから、忙しいとはいえそれだけ、今までにない盛り上がりっていうのがあるのかなと感じてるよ。メインの森井(洋介)vs梅野(源治)がそうだし、タイトルマッチは他に2つ入ってるし。そういう中でまた一戸(総太)vs日下部(竜也)とか、見ると結構、面白いカードがいっぱい前半から入ってるんだよ。

――その通りだと思います。『藤原祭り』も2003年から始まって、先生のキック生活35周年として最初は行われたんですよね。

藤原 お祭りってことでリングに上がって、その後佐山(※初代タイガーマスク)や(藤原)組長がレギュラーみたいになってね。我々はトシだし、何年もやってるから我々がお笑いを皆さんに提供して。あとは、若い現役選手によって感動と興奮を与える試合っていうのが藤原祭りのテーマとして出来上がってきたからね。

――主催する側として、後楽園という場所で大会をするというのはなかなか時間もエネルギーも使うものだと思いますけど。

藤原 俺自身が後楽園でデビューして(※1969年10月)、ずっと後楽園で試合やってきてるから、どうしても特別な場所だよな。

――後楽園ホールっていう場所そのものに思い入れがあるというか。

藤原 うん、やっぱり好きな場所だよ。

――選手の皆さんにとって後楽園って特別な場所だと思いますからね。若い選手にとっては大きなチャンスでもありますし。

藤原 と、思うんだよね。それに、やっぱり俺はあそこが一番、試合を見やすいと思うよ。


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◇梅野vs森井のメインイベント 日本人フェザー級トップ対決の見所を 藤原敏男が語る

――今年は本戦が10試合に加えて先生のエキシビション、それにオープニングファイトと盛りだくさんですよね。メインは森井(洋介)vs梅野(源治)の一戦で。

藤原 今回は1年間、年のはじめから森井と梅野くんの対決というものをイメージしつつ、それぞれ対戦相手も意識しながらやってきたわけじゃない。

――そうですね。

藤原 梅野くんが打倒ムエタイを掲げて、ルンピニーやラジャのムエタイ現役ランカーをどんどん倒してる。梅野くんの、ムエタイを習っている中でのムエタイ打倒に対して、僕のやってきたことはキックボクサーとしての“打倒ムエタイ”なんだよな。それを森井がやってきてることだから。

――ムエタイの中に飛び込んで上を目指していく梅野選手に対して、藤原先生のおやりになったのは真っ向からそれを崩していくスタイル、と。

藤原 うん、だからお互い真っ正面からの対決になるわけだよ。それはそういうことも考えれば、本当に白熱した試合展開になるだろうし。

――藤原先生の言葉から、梅野選手への高い評価を感じるんですけど、どういう選手としてご覧になっているんですか。

藤原 彼は今のキックをやっている選手の中で、ダントツに、一個も二個もズバ抜けていると思うよ。選手の研究もしていると思うし、戦略・戦法が真に素晴らしい。相手の気持ちを全部読んでるし、その裏を読んでいるところが梅野くんのすごいところだよな。攻撃の中でも、機転、回転が速いし。上がだめなら下、下がダメならヒジとか、すべての場面場面で有効に、かつキレがあるものを持たせているから。

――実力だけじゃなくて、ムエタイへ真摯に取り組んできている選手ですよね。

藤原 まだキャリアがない段階から、一戦一戦自分へ課題を出して、その課題に対して猛特訓をしてる。果敢に攻めていくし、最近はキレがあるね。

――自信がついてきているんだろうなと見ていて感じます。

藤原 自信過剰ですよ、逆に。

――過剰なくらいですか(笑)。

藤原 いまでもタイのチャンピオンには勝てるというくらいの自信は持っていると思うよ。口には出さなくても、そのくらいの気持ちはあるはずだよ。

――流れを追っていくと、4月のM−1の試合後に森井選手が梅野選手との対戦を希望されたんですよね。まぁその前に、梅野選手が誌面で「日本人じゃ相手にならない」っておっしゃっていたのを森井選手が見て、カチンときたみたいですけど。

藤原 まぁ、日本人相手にやる必要がないっていうのが梅野の高慢なのか、自信過剰なのか、そこらへんは分からないけど、俺だって選手の頃はそういうのもあったよ。

――日本人とやる必要はない、と。

藤原 「全くやる必要はない、10年早い」って俺自身、言ってたから(笑)。だからそういう気持ちも分かるよ。

――試合としては、どんな展開になると思いますか。

藤原 これはやってみないと分からない。一歩手数が多かった、足が多かったで逆転する場合があるだろうと思うし。まず先にどっちが自分のリズムを取るかだよね。もう、試合の中の攻防はその時の自分の中のラッキーもあるし、一歩出るのが遅かったために倒れるっていう場合も出てくるだろうし。だから、気が抜けないと思うよ。俺は早ければ早い段階で決着が付くんじゃないかと思ってる。3Rまでに。

――早期決着ですか。

藤原 なんで決着がつくか、それは分からない。どっちの蹴りが早いのか、どっちのパンチが当たるのかはね。森井はどっちにしてもパンチ主体になっちゃうし、梅野くんはムエタイ中心になるだろうし。離れてもよし、組んでもよしっていう構想は出来上がってると思うから。その合間にヒジとヒザをどうやって使っていくかっていうのが、梅野くんの戦い方だろうと思うね。その中で狙ってくるのかどうかも分からないし。

――そうですね。先生はそうした中で、森井選手に勝てるだけの練習はさせてきているというか・・・

藤原 いや、そんなことない(笑)。やるのはアイツだし。ただ、ダメージをもらわないで、チャンスを作って崩す、自分で動いて動きの中でチャンスを見つけて戦って倒すかっていうのは、お前の頭の中にしか入っていないっていうのは、繰り返し伝えてるね。

――自分でチャンスを作って崩す、ですか。

藤原 俺だったらこうするよ、ああするよ、とは言わない。それを言ったら逆に森井の動きがまた違ってくるから、森井のやりたいようにやらせるしかない。

――なるほど。


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◇渡部vsT−98のタイトルマッチ 3度目の戦いの行方は

――タイトルマッチとして、渡部vsT98(たくや)戦がありますけど、これは3度目の対決になるんですよね。

藤原 これもまた面白いね。渡部はトーナメント3試合全部KOで勝って、ベルトをもらった。そのあとの2戦ダメで、T98くんにダウンを取られて負けちゃった。あのときT98くんは、渡部の動きを全部把握して、ここを攻めるべしっていう、100%勝てる試合を確実に組んでやってたと思うし。まぁ、それに対して渡部の頭が鈍感なのか、やればできるものをやらない。

――うーん。最初の対決がドローで前回がダウンを取られての判定負けですから、渡部選手にとっては防衛戦でありながら、追い込まれている状況なんですよね。

藤原 今回はタイトルの防衛だから、緊張することなくタイトルを挑戦したときのような気持ちを再度、持ってくれないとね。面白くならないと思うし、下手すれば一方的にT98くんのペースになってしまうところで、どういう反撃をするのか。どこでどういうふうに、先手先手を取っていくか。そこらへんが、渡部の仕掛けのポイントになると思うし。

――先手を打てるかっていうのがポイントになりそうですね。

藤原 ポイントってのは、戦いの中においてのペース配分ができるかにおいてのね。T98くんの気持ちを揺さぶって、こっちのペースに持って行けるかっていうこと。それをT98くんが取るのか、渡部が取るのか。さっきの森井と梅野くんの試合もそうだし、どっちが先に仕掛けてリズムを取って、ペースを握っていくのか。

――攻防の中で先手を取って、自分の試合ペースに持ち込んでいくということですね。

藤原 そう。強いから勝つ、弱いから負けるっていう理論じゃなくて、俺は勝ったほうが強いっていう判定を下すからね。

――最初におっしゃっていた今大会の「感動、興奮」っていう部分は、現役の選手がビシっと見せて欲しいという希望が、先生の中にあるわけですよね。とくにこの2試合については強くそれを見せてほしいと。

藤原 そうだね。他にもメインのSHIGERUvs藤牧もそうだし、さっきも言った一戸(総太)vs日下部(竜也)や寒川(直樹)vs悠生の試合も面白いだろうし、山本(真弘)vs金澤(元気)で、山本はどう王者らしく戦っていくのかもあるし、Little Tigerも紅絹ちゃんを相手にどう戦っていくか。そういったマッチの中で、森井と梅野の試合が一番興奮と感動をすると思うし、だからこそのメインだよね。


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◇『藤原祭り』名物のスペシャルマッチ 今年はなんと・・・場外乱闘勃発!?

――『藤原祭り』といえば、藤原先生が登場するスペシャルマッチが名物になっていますよね。そのお話もしっかりお伺いしたいです。

藤原 俺はもうやらなくてもいいかなって思ってるんだけどね。もうそんなに若くないし、昨日も39°の熱を出したりもしてるし。今まで毎晩、3時4時まで飲んでたツケが回ってきたんだろうね。

――お酒のツケですか(笑)。でも毎年、今年でもう出来ないかもしれないっておっしゃっていながら、ギリギリまで体を張ったファイトを見せて頂いて。

藤原 なんだかそうなっちゃうんだよね(笑)。

――これまでやってきた中で、印象に残っている試合とかありますか?

藤原 そうだなぁ、いつものレギュラーの中にアジャ・コングだったり、ウルティモ・ドラゴンだったり、去年は天龍源一郎が場外でやってきたり、その都度出る選手によってひとつひとつ思い出はあるよね。

――こうして聞いてても、登場するメンバーがバラエティ豊かですね。

藤原 まぁ、一番ひどかったのは去年の天龍のときだな。平手チョップもらって、ダメージもらって。その前は(藤原)組長からリング外に投げられて、ケーキぶつけられたりして。だから今年はね、俺も場外乱闘したいなって。

――えっ、場外乱闘ですか!

藤原 コーナーの最上段からタイガーマスクを投げて、飛ぶ。キックボクシングじゃ出来ないから。

――確かに出来ないですけど・・・。

藤原 プロレスだから、組長に言って佐山をぶん投げさせて、その間に俺がニュートラルコーナーに行って飛ぶ。

――空中殺法は以前見せていただきましたけど、今度はリング外へですか。

藤原 場外の後は、椅子で頭を引っぱたいたりとかね。そういうの、一度やってみたいんだよ(笑)。念願なんだ。

――念願だったんですか(笑)。

藤原 そう。いつも俺、プロレス見てると面白いなと思うんだよね。お客さんもウワーッと盛り上がるじゃない。

――沸きますよね。キック見に来たお客さんはなかなか場外乱闘を味わうこともないでしょうし。

藤原 キックのお客さんって、場外乱闘に巻き込まれることもまず、想像もつかないじゃない。怪我するといけないから、間下(※間下隼人。リアルジャパンプロレス・掣圏真陰流所属)たちにうまくガードしてもらおうと思って。

――リアルジャパンの間下選手たちに任せて。

藤原 こないだ神楽坂のジムに行ったときにもに「俺は飛ぶから、何かあったらお前らお客さんを守れ」って言って。あいつらも「はい、わかりました」って言ってたから、そのあたりは任せるよ。

――とはいえ、お客さんも要注意ですね。今年も初代タイガーマスク、藤原組長に加えてアントニオ小猪木さん、男盛選手。そしてこの「元気MAN」選手は、噂によるとテキーラで実力を発揮する謎のマスクマンらしいですが(笑)。

藤原 俺と組長は日本酒だからな。ワインも出てきたし。まぁ、あそこで飲んだところで酔っ払うもんでもないんだけど。

――スペシャルマッチも以前、何日か動けなくなるような怪我をされたりしてましたよね。

藤原 怪我をしつつやってたからね。まあ、俺もけっこう楽しんでるんだ(笑)。Sなのか、Mなのか分からないけど(笑)。


がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』


◇「がんばろうニッポン」のタイトルに 込められた藤原の想い

――今大会には大会タイトルに「がんばろうニッポン」っていう言葉が入っていますよね。

藤原 うん。いまこんな世の中で、東日本大震災があったり、経済が不安定な状況にあって、何をしなきゃいけないかって。この間も佐山の協力で、俺の生まれ故郷岩手でがんばろうニッポン、チャリティー大会。プロレスとキックを田舎でやってきたじゃないですか。

――8月に岩手県宮古市で行われたチャリティ大会ですね。先生の出身地でもある岩手は震災の被害も大きかった場所ですし、実際にその光景を目の当たりにされたら・・・・・・。

藤原 昔の、俺らが子供の頃に生まれ育った街がね。子供の頃にはすごい大きな街だったっていう印象だったんだけど、堤防の上に立って見てみると、こんなに小さいエリアだったのかなってくらい小さくてね。その中も、山のほうにちょこちょこっと、建物が残ってるだけになっててね。あとの95%くらいは、何もなくなってた。

――・・・・・・

藤原 昔はバス停も大きかったのが、こんなに狭いところだったのか、ってね。堤防があったのが砕けて、地震が起きてから水圧が上がってきて、20何メーターの津波がきて、一網打尽に持って行かれたんだよね。そういうところを何カ所も見てきたよ。

――でも“宮古の英雄”である先生や初代タイガーマスクである佐山さんが来たら、きっと皆さんも喜んでくれたんじゃないですか。

藤原 そうだね。青年団とあちこち観に行ったり、佐山と喋りをやったり。プロレスをやったりしてきたよ。

――東京で行う大会ではありますけど、チャリティーと同じ、見ている人たちに元気になってもらいたいっていう気持ちですよね。

藤原 もちろん。あとは試合をビデオに撮って送ったりね。

――会場で募金活動もされるんですよね。

藤原 それもしますよ。できる限りのことはやりたいからね。直接、被災地の人たちに届けますよ。

――今回は12月22日と、三連休の前日の大会になるんですよね。

藤原 曜日的に、金土日で3連休じゃないですか。その前の日に22日を取ったんだけど、やっぱその頃は忘年会もまだ残ってるし、クリスマスだ、彼女とデートだってのも結構あるからなぁ。

――まぁ、遊びの予定は連休に取っておいて、ですね。先生はこのあとも打ち合わせですか?

藤原 そう。たいてい週に5日は佐山と会ってるから、しゃぶしゃぶ食ったりしながらね。昨日も「先生、何するー?」って電話が来たんだけど、いや熱出してるんだよって。

――あいかわらず仲良しですね(笑)。最後に、このインタビューを読みながら見に来ようかどうか迷っている人たちに対して、その方たちの背中を押すようなメッセージをお願いします。

藤原 今年も年に1度の『藤原祭り』。笑いと感動と興奮のあるビッグな大会です。『藤原祭り』を見なければ、お正月は来ねぇだよ!

――「来ねぇだよ」! 大晦日直前、もうひとつの格闘技の祭典に期待したいと思います。 ありがとうございました!

今年で63歳という年齢が信じられないほどパワフルな藤原敏男。『藤原祭り』では、藤原自身が魅せてくれるスペシャルマッチ、藤原が送り出す若手選手たちの戦いと、大会ひとつにさまざまなドラマがギュッと詰め込まれている。後楽園を揺るがす選手たちの試合は訪れた観客を興奮させ、時には笑わせながらも、きっと明日を生き抜くエネルギーを生み出してくれるだろう。


<全対戦カード>
▼メインイベント第3試合(第10試合)  『Top of Feather Final』  58.5kg契約 WPMF日本ルール 3分5R
森井洋介(藤原ジム/WPMF日本フェザー級王者) vs 梅野源治(PHOENIX/ルンピニースタジアム認定フェザー級9位、前WPMF日本スーパーバンタム級王者、M-1フェザー級王者)

▼メインイベント第2試合(第9試合) WPMF日本ウエルター級タイトルマッチ 3分5R
渡部太基(藤原ジム/王者) vs T-98(クロスポイント/同級1位/挑戦者)

▼メインイベント第1試合(第8試合) WPMFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
SHIGERU(新宿レフティージム/同級1位) vs 藤牧孝仁(はまっこムエタイ/同級2位)

▼スペシャルプロレスタッグマッチ 60分1本勝負
藤原敏男、初代タイガーマスク、アントニオ・小猪木 vs 藤原喜明、男盛り、元気MAN

▼第7試合 WPMF日本スーパーバンタム級次期挑戦者決定戦 3分5R
一戸総太(ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF日本バンタム級王者/同級1位)vs 日下部竜也(OISHI GYM/WBCムエタイ日本同級王者/同級2位)

▼第6試合 IT’S SHOWTIMEルール 61kg級 3分3R
山本真弘(藤原ジム/元全日本フェザー級王者、Krushライト級グランプリ2009 優勝、Kick Returnトーナメント 優勝、IKUSA -U60 GP優勝) vs 金澤元気(新宿レフティー/WPMF日本ライト級1位)

▼第5試合 WPMF日本女子 57kg契約 2分3R延長1R
Little Tiger(F・Team Tiger/WPMF日本女子アトム級王者) vs 紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)

▼第4試合 WPMF日本ライトヘビー級 3分3R延長1R
寒川直樹(バンゲリングベイ・スピリット/M-1ライトヘビー級王者) vs 悠生(藤サクレック7F/WPMF日本ミドル級4位)

▼第3試合 WPMF日本ウェルター級ランキング戦 3分3R延長1R
高修満(エイワスポーツジム/同級5位) vs 笹谷淳(TANG TANG FIGHT CLUB/元J-NETWORK同級王者/同級6位)

▼第2試合 WPMF日本ウエルター級 3分3R延長1R
板倉直人(スクランブル渋谷/同級7位) vs トースナー・ノンタチャイ(タイ)

▼第1試合 WPMF日本ライト級ランキング戦 3分3R延長1R
和城(TANG TANG FIGHT CLUB/同級10位) vs 若菜千明(レンジャー品川ジム)

▼オープニングファイト WPMF日本ミドル級 3分3R(ヒジなし)
光成N720(エイワスポーツジム) vs 原 博昭(峯心会)

<チケット料金> SRS席20,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円
※当日は500円増し

<お問い合わせ>藤原スポーツジム=TEL:03-3805-1457

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 総合格闘技イベント『DREAM』が、昨年9月25日の『DREAM.16』以来、約8カ月ぶりに大会を開催する。待望の2011年の第一弾大会は5月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるFIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP〜2011 バンタム級日本トーナメント〜』。新設されたバンタム級(61kg以下)で日本最強を決定すべく8人のトップファイターが集まり、トーナメントを争う。
(構成・文:熊久保英幸)

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★大会名:FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP〜2011 バンタム級日本トーナメント〜』
★日時:5月29日(日)16時00分開始
★会場:さいたまスーパーアリーナ
★詳細・チケット申込はこちら!

■バンタム級の日本人最強決定トーナメントが開幕!

 DREAMに7つめとなる新たなる階級が誕生した。最軽量級となるバンタム級だ。この階級は日本人の選手層が厚く、国内最激戦区と言えるだろう。近年、外国人選手の急速なレベルアップと元からの日本人を凌駕するフィジカルの強さから、日本人ファイターがなかなか勝てなくなった状況がある。しかし、ボクシングの例を見るまでもなく、格闘技で日本人が強さを発揮し、体格的にも合っているのは軽量級だ。国内で凌ぎ合い、勝ち残ってきた選手たちによってさらにトップが争われるバンタム級は、日本の逆襲が大いに期待できる階級である。

 今回のトーナメントにエントリーしたトップ選手は以下の8名。
・所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
・今成正和(Team Roken/DEEPバンタム級王者)
・大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS)
・大塚隆史(AACC/元DEEPフェザー級王者)
・ダレン・ウエノヤマ(アメリカ/ハウフグレイシー柔術アカデミー/FILA Grappling世界選手権62kg級優勝)
・藤原敬典(秋本道場Jungle Junction/チームZST/ZSTバンタム級王者)
・前田吉朗(パンクラス稲垣組/元パンクラスフェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
・山本 篤(KRAZY BEE/2004年パンクラス・ネオブラッドトーナメント・フェザー級優勝)

 4月20日にトーナメント組み合わせ公開抽選会が行われ、大沢vs大塚、今成vs藤原、前田vs所、ウエノヤマvs山本が決定。1回戦4試合はいずれも初対決という組み合わせになった。実力伯仲のメンバーではあるが、あえて優勝候補をあげるとすれば、“足関十段”の異名を持つ今成だろう。
 組み合わせ抽選会で一番最初にトーナメントの枠を選んだ今成の隣を、最後まで誰も選ばなかった(藤原は順番が最後だったため自動的に今成との対戦となった)ことからも、出場選手全員が警戒していることが窺える。今成は「みんなに嫌われて寂しいです。今回で最後になってもいいぐらいの試合をします」とコメント。

 対する藤原は「今成選手はZSTの先輩なので(今成はZSTの初期に所らと共にZST四兄弟と呼ばれる常連選手だった)打ち破りたいと思います。自分は夢を叶えるために来ました。多くの人々に夢を与えられるよう、夢を持てるように、自分が引っかき回したいと思います」と、観念したように打倒・今成を宣言。今成は寝技系、藤原は打撃系のファイターで、どちらが自分のフィールドに持ち込むかの戦いになる。


■所英男は前田吉朗を破り世界トーナメントに勝ち残れるか?

 人気・知名度ともにトップの所は、自ら前田との対戦を選んだ。抽選会では抽選会前に行ったツィッターのつぶやきで、ファンが最も見たいカードとしてダントツだったのは今成vs所だったことがアナウンスされたが、所は「前田選手は素晴らしい戦績を残していて、いつか試合をしたいと思っていたので思い切って前田選手を選びました」と、元ZST四兄弟対決を避けた理由を語る。

 選ばれた前田は「僕が勝った選手、負けた選手がここにはいるけど、次にやると違うものが来ると思って用意しています。自分が一番強いという自信はあります。楽しみにして下さい。HERO’Sで活躍していた所選手がめざわりでした。選んでくれてありがとう」と不敵な笑みを浮べて挑発した。
 格闘技マニアの間で「これは実力者同士の好カード」と評価が高いのは、大沢vs大塚の試合だ。大塚はDREAMでこそ勝ち星はないが、DEEPで一階級上のフェザー級タイトルを獲得したこともある。レスリングをベースとし、優れたフィジカルで選手・関係者からその強さが認められている。
「相手は誰でも良く、今成選手でも良かった。バンタム級で一番強いということを証明します」と豪語する大塚に対し、大沢は「(大塚は)ビッグマウスなので、僕のことは呼び捨てにされると思う。だから僕は徹底的に敬語で行こうと思います。大塚選手のペースで行かないようにいきます」と相手をケムにまくような発言。大沢もまた、アメリカの総合格闘技イベント『WEC』で活躍し、DREAMでは前田吉朗にも勝っている実力者だ。

 今大会、唯一の外国人出場選手ウエノヤマはFILA主催のグラップリング世界選手権で優勝し、昨年10月には修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗を相手にパウンドでTKO勝利。2002年には修斗初代世界フライ級王者のランバー・ソムデートM16も破っている。「山本“KID”徳郁選手と対戦することが夢なので、山本選手を倒します」と、KIDの愛弟子である山本戦に意欲を燃やす。迎え撃つ山本は「1人でも多くの人に元気を与えられるように頑張ります。早く試合がしたいのでここ(1回戦第1試合)を選びました」とこちらもやる気十分。

 今大会ではトーナメント1回戦と準決勝(今成vs藤原の勝者と大沢vs大塚の勝者、前田vs所の勝者とウエノヤマと山本の勝者が対戦)が行われ、7月に予定されている次回大会で決勝戦と3位決定戦を行う。その上位3名が7月以降に開催される「世界トーナメント」に日本代表として出場することになる。


■青木真也、菊野克紀、宇野薫、ヨアキム・ハンセンも参戦

 ワンマッチでは日本の大黒柱、DREAMライト級チャンピオンの青木真也が参戦。アメリカの総合格闘技大会『IFL』に、アントニオ猪木率いる東京サーベルズ所属として4戦全勝の活躍を見せたアントニオ・マッキー(アメリカ)と対戦する。青木は4月9日にアメリカの『ストライクフォース』で試合をしたばかりで、短いスパンでの連戦となるが、「終わってからすぐに練習を再開しましたし、新しいものを取り入れました。格闘技の本質の部分を見つめ直すことができました。小細工ではなく、本質の部分で強くなれたと思います」と力強くコメント。ただ、5月●日現在、マッキーが怪我をしたとの情報もあり、対戦相手が変更になる可能性もある。(←マッキーはヒザの怪我により欠場となり、リッチ・クレメンティが青木と対戦することとなった)

 注目の日本人対決が3試合。菊野克紀vs中村大介、宇野薫vs西浦“ウィッキー”聡生、リオン武vs松本晃市郎である。特にリオンvs松本は元・修斗世界ライト級チャンピオンと現DEEPフェザー級チャンピオンの対決で、リオンは「DEEPの王者には絶対に負けたくない」と対抗意識をメラメラと燃やしている。松本も「DREAMフェザー級は日本人がどんどん集まっていてレベルが高いけど、自分はそこでも勝てると思っています」と自信満々。お互いに打撃系ファイターであり、噛み合う試合が見られそうだ。

 青木、川尻に続くDREAMライト級ナンバー3の男と目されている菊野だが、中村は「天才的な打撃と強い寝技を持ち、本来ならもっと評価されていい選手です。実力に世間の評価が追いついていません。ライト級3強とそこまで差はない、それくらい菊野選手にとって危険な選手」(笹原圭一DREAMイベントプロデューサー)とまで評価されている。変化自在な寝技を得意とする中村だが「打ち合っても負けるつもりはありません」と言い放ち、菊野は「1秒でも早く切り落としたい。一方的に、一瞬で終わらせたい」と瞬殺する心積もり。緊張感のある試合が期待される。

“総合格闘技のパイオニア”と呼ばれる宇野だが、2008年5月の石田光洋戦を最後に勝ち星から遠ざかっており、今回が正念場。西浦は「宇野選手はいつかはぶっ潰したい選手でしたので、スッキリ終わらせます。悪いけど、もう宇野選手たちの時代じゃない」と世代交代宣言をしている。お互いの意地がぶつかり合う試合となるだろう。

 また、石田光洋vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー)のワンマッチも決定している。
 リスクの高い日本人対決が数多く組まれた今大会。生き残りを懸けた熾烈なサバイバル戦を見逃すな!

★大会名:FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP〜2011 バンタム級日本トーナメント〜』
★日時:5月29日(日)16時00分開始
★会場:さいたまスーパーアリーナ

【決定対戦カード】
<バンタム級日本トーナメント1回戦 第1試合>
★ダレン・ウエノヤマ(米国/ハウフグレイシー柔術アカデミー)
vs山本篤(日本/KRAZY BEE)

<バンタム級日本トーナメント1回戦 第2試合>
★前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)
vs所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)

<バンタム級日本トーナメント1回戦 第3試合>
★今成正和(日本/チーム・ローケン)
vs藤原敬典(日本/秋本道場ジャングルジャンクション・チームZST)

<バンタム級日本トーナメント1回戦 第4試合>
★大沢ケンジ(日本/和術慧舟會 HEARTS)
vs大塚隆史(日本/AACC)

<バンタム級日本トーナメント準決勝 第1試合>
★1回戦第1試合の勝者
vs1回戦第2試合の勝者

<バンタム級日本トーナメント準決勝 第2試合>
★1回戦第3試合の勝者
vs1回戦第4試合の勝者

●<ライト級ワンマッチ>
★菊野克紀(日本/ALLIANCE−SQUARE)
vs中村大介(日本/U−FILE CAMP)

●<フェザー級ワンマッチ>
★宇野薫(日本/UCS)、
vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)

●<フェザー級ワンマッチ>
★石田光洋(日本/T−BLOOD)
vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA)

●<フェザー級ワンマッチ>
リオン武 vs 松本晃一郎

●<ライト級ワンマッチ>
★青木真也(日本/パラエストラ東京/Evolve MMA)
vsリッチ・クレメンティ(アメリカ/Team Voodoo)