■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『貴闘力 炎の第二戦!』
■開催日:12/5(金) 開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール (東京都)







 初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『貴闘力 炎の第二戦!』(12月5日、後楽園ホール)の対戦カード発表会見が11日、都内のリアルジャパン本部で行われた。

 今大会では先般の記者会見で大仁田厚率いる邪道軍の脅迫を受け、リアルジャパンとの5対5マッチが電撃決定。この日の会見ではリアルジャパンから初代タイガーマスクとスーパー・タイガー、邪道軍からは大仁田と矢口壹琅が出席し、この全面戦争に出場するメンバーを発表した。

 すでに肚を決め、理不尽な大仁田側の要求を「何でも受けるつもり」と待つ初代タイガーに対し、大仁田はサングラスで表情を伺わせず、「元気?」と軽いノリで登場。幾度も「元気?」と呼び掛けたが、初代タイガーは徹底してこれを無視する。

 写真パネルを出しながら1人ずつ発表されたメンバーは、リアルジャパンの初代タイガー、貴闘力、スーパー・タイガー、アレクサンダー大塚、タカ・クノウに対し、邪道軍は大仁田、田中将斗、矢口、保坂秀樹、リッキー・フジという陣容。



 「今回は俺たちのルール、俺たちのスタイルでやらせてもらう。お前たちが合わせるんだぞ」と息巻く大仁田に対し、初代タイガーは「このメンバーで何でも受けてやる」と返答。さらに大仁田は試合前に貴闘力の焼き肉店で、リアルジャパンのツケによる決起集会を開催するという理不尽要求を展開。リアルジャパンの平井丈雅代表がこれを即答で受諾すると、大仁田の傍若無人ぶりはさらにエスカレートする。

 「お前らが負けたら、看板がわりにこの旗をもらっていく」と、勝てばリアルジャパンのシンボルである団体フラッグを持ち去ることを勢いで約束させ、さらにその場であらゆる凶器持ち込みOK、ストリートファイトルール(エニウェアフォール)での対戦を暫定的に決定してしまった。

 考えてきた要求を全て通し、喜色満面といった感の大仁田は「今世紀に見ないデスマッチをお見せしたいと思います。邪道軍団、正々堂々とやっていきますのでよろしく」と皮肉を込めて挨拶。平井代表から決起集会での支払いをツケにするサインを念書代わりに取り付けると、高笑いで揚々と矢口とともに引き上げていった。

 会見を大仁田ペースで進められ、全ての要求を飲む形となってしまった初代タイガーだが、「ストリートファイトだから普段着でやることになるので、この90万円のスーツでやります」と、揺さぶりに動じた様子を見せず涼しい顔。最後は「このメンバーならストリートファイト、大丈夫だと思います。望むところです」と意気込みを語って締めた。

 ホームリングでの戦いながら、邪道軍お手の物である試合ルールで対戦することとなってしまったリアルジャパン軍。ストロングスタイルの誇り、そして団体の象徴であるフラッグを守り抜くことはできるのか。







■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス 『貴闘力 炎の第二戦!』
■開催日:12/5(金) 開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:後楽園ホール (東京都)



【対戦カード】
<メインイベント試合形式未定>
“リアルジャパンvs大仁田軍団 5対5決戦!”
初代タイガーマスク&貴闘力&
スーパー・タイガー&アレクサンダー大塚&タカ・クノウ
vs
大仁田厚&田中将斗&矢口壹琅
&保坂秀樹&リッキー・フジ

【出場予定選手】
藤波辰爾、
スーパー・ライダー、ウルティモ・ドラゴン、
グレート・タイガー、百田光雄、折原昌夫、
小笠原和彦、グラン浜田、若翔洋、
“力道山3世”力、間下隼人ほか。

その他出場選手及び対戦カードは近日発表。
※出場選手は怪我その他諸事情により変更となる場合があります。

2014-11-14 18:40 この記事だけ表示

7日、東京都内の掣圏真陰流興義館にて記者会見が行われ、11月19日(水)に後楽園ホールで開催される『IMMORTAL DRAGON』後楽園ホール大会の追加対戦カードが発表。初代タイガーマスクはスーパー・タイガーと組んで長井満也、ブラックタイガー組と激突!藤波辰爾が「僕が見たかったから」と話す杉浦貴vsアレクサンダー大塚、さらにヒロ斉藤vs小川良成がラインアップされた。

■大会名:ドラディション(Dradition)〜IMMORTAL DRAGON〜
■開催日:11/19(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分 
■会場:後楽園ホール (東京都)

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■スペシャルな豪華カード勢揃い

藤波辰爾は冒頭、今回の大会でシングルマッチに「いいカードが並んだ」と説明。見どころとして2点、「僕が現役チャンピオンにどれだけ挑めるか」と、「LEONAが関本(大介)相手に何分持つか」を挙げている。また、杉浦vsアレクは「過去にもあったそうだが、非常に楽しみにしている」ようで、ヒロvs小川についても「今だから出来た」と、5月と11月にビッグマッチ開催が恒例化したドラディションだが、「スペシャル感がある」と自信を覗かせる。



初代タイガーマスクも、「シングル戦と聞いてビックリ。60分やるんじゃないか」と、隣の藤波辰爾を炊きつけた。なんでも走り込みをしているようで、藤波も「足がパンパンだ」と言う。自身のカードについては「長井君とやるのは久しぶり」と、9月18日のリアルジャパン大会で、ダイビングヘッドバッドがやや遠くの位置だったことに質問があると、「本気をだしたジャンプなら場外に飛べてしまう」と、「コンディションは最高」のようだ。会見に出席したスーパー・タイガーは、「個人でシングルでも闘っている対戦相手」としながらも、「成長をいかに見せるかと、(大会全体を通して)いろんなライバルとの戦いが課題だ」と気を引き締める。


■LEONAと一緒に走り込み敢行中

初代タイガーマスクは、なおも藤波のシングル戦を煽り、「レジェンド・トリオを組んでいて、ある時から急に動きが良くなった。これはマラソンの効果で、きっと凄い空中戦になる。ドロップキック、ドラゴンロケット、ドラゴンスープレックスにも期待」と、ややいたずらっぽくけしかけていた。

初代タイガーが強調するせいで、会見ではマラソンがひとしきり話題になったが、「朝だったり、真っ暗な深夜に犬に追いかけられながらだったりしながら、LEONAと家の近所を走っている」そうで、これを受けた藤波は、「タッグだと、実際に出ているのは数分だから、シングル戦は大きな挑戦だが、本来とは逆の方向で追い込むことで調子を上げたい」と話す。実際、周囲からも今回のシングル戦を「興味なのか、心配の声なのかわからないが反響が大きい」ようで、「自分には試練だが、60歳として尚更意味がある。年齢気にせず試したい」と、好調を伺わせていた。

不滅のドラゴンの生き様が見られる大会となるだろう。



■大会名:ドラディション(Dradition)〜IMMORTAL DRAGON〜
■開催日:11/19(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分 
■会場:後楽園ホール (東京都)

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【対戦カード】
<スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾 vs 丸藤正道

<タッグマッチ 45分1本勝負>
初代タイガーマスク、スーパー・タイガー vs 長井満也、ブラックタイガー

<シングルマッチ 30分1本勝負>
杉浦貴 vs アレクサンダー大塚

<シングルマッチ 45分1本勝負>
関本大介 vs LEONA

<シングルマッチ 30分1本勝負>
ヒロ斉藤 vs 小川良成

※参加選手は選手の負傷その他の理由により一部変更する場合があります。 

2014-10-08 21:53 この記事だけ表示


10月11日(土)、東京・両国国技館(17時開始)でLLPW−Xが「Mr女子プロレス神取忍 生誕半世紀イベント Super Legends〜伝説から神話へ 第1章〜」を開催する。主役は大会のタイトル通り、“ミスター女子プロレス”神取忍。メインでは10月30日に50歳を迎える神取が、長与千種、天龍源一郎と、時空&性別を超えた6人タッグマッチで激突する。長与とはいまから24年前に一騎打ちを猛烈にアピールするも実現せず、18年前にタッグマッチで一度当たったのみである。天龍とは14年前に一騎打ちをおこない、神取が顔面をボコボコにされ物議をかもした。長与、天龍だけではなく、神取のレスラー人生を振り返るなかで避けては通れない選手が集結するメインイベントは、神取忍&ダンプ松本&藤原喜明組vs長与千種&天龍源一郎&堀田祐美子組の6人タッグマッチに決定。2度と実現しないであろうこのカードをプロデュースした神取に、大会にかける思いを聞いた。
(8月19日、都内LLPW−X道場にて収録。聞き手:新井宏)

■大会名:LLPW-X女子プロレス Mr.女子プロレス神取忍 生誕半世紀イベント SUPER LEGEND 伝説から神話へ
■開催日:10/11(土)
■会場:国技館 (東京都)

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(構成・文:新井 宏)


――10月11日に神取選手の生誕半世紀イベントが両国国技館で開催されます。LLPW−Xが両国で試合をするのは2007年2月以来。なぜ両国なのでしょうか。
「今回のイベントは私の50歳という節目。ここまでプロレスのリングに立てるのもファンの皆さん、関係者の皆さんの支えがあるからで、恩返しをしたいっていうことがまずあるんだよね。あと、両国というのは、日本にはやっぱり相撲というものがあって、それは和の文化でもあると。女子プロレスを文化にしたいっていうところもあって、だったら会場は日本の象徴としての両国だろうと。そういうこともあって、どうしても両国でやりたいという思いがあるんだよね」


――前回の両国では“最強決定トーナメント”がおこなわれ、神取選手が決勝戦で里村明衣子選手を破り優勝しました。
「ああ、そうだ、そうだ、ハイ」

――おぼえてます?
「ギリギリだね(笑)。ひとつひとつのことをホントに忘れちゃうのよ。ホントに申し訳ないんだけど、そのへんは両国をいまこうしてやるってなって思い出してるところがあるくらい。そういうときの記憶ってふだんは消えてるんだよね」

――常に前向きな神取選手ですし、現実には過去を振り返る機会は少ないですよね。
「そうそう。これが引退しますとか、そういうときだったらいろんなことを思い出すとかあるんだろうけど、いつもチャレンジャーだからさ、挑戦していくっていうのが自分のテーマでもあるし、前しか見ないみたいなところがあるんだよね」

――言われて初めて思い出す?
「そうなの、そうなのよ。そんな感じ。そういえばそういうことやったなって感じだね」

――前回の両国大会は神取選手のデビュー20周年記念でもあったんですが。
「へえ〜。そうだったんだ」

――ハーレー斉藤選手、イーグル沢井選手と合同20周年でした。
「忘れてた。…ってことは、いま何年? デビュー28年? そうなんだあ。早いなあ。その辺もすっかり忘れてるもん」

――10・11両国は生誕半世紀としての開催ですが、デビューから28年というのは?
「まったく考えてなかった。ダンプ松本選手とかジャガー(横田)さんとか50歳過ぎてもやってるけど、いったんは引退されてるじゃないですか。でも自分は引退せずに現役でそのままやってる。それはホントにありがたいことであって、そこはちょっと自慢すべきものでもある(笑)。これって冒頭にも言ったように自分だけでは絶対に無理だし、まわりのみんなのおかげだから。そういう部分ではホントにありがたいなって」

――1986年以来、ずっと現役を続けています。
「もともと自分は柔道をやってて、柔道を基本に物事を学んだんだけど、さらにプロレスを通じて学んできたんだよね。プロレスの影響力ってあるじゃない。プロレスを見ることによって生きる力を与えられたとか、そこにすごい喜びがあるとか、そういったことの旗振り役ってところが自分の中のモチベーションなんだろうね。あとは挑戦し続けることが自分の中のテーマ。日々挑戦というのをずっとやってきたわけよ」

――これからも挑戦が続いていくわけですね。
「そうだね。同年代の中では、50歳にもなれば更年期だとか体調を崩すとかいろいろあるじゃない。でも、そうはいっても頑張れるんだよっていうものを見せられると思うんだよね。20代、30代、40代って年代ごとにテーマって変わってくると思う。そういった中でいま50歳になろうとしてて、こんどのテーマって同年代の人たちに対してまだまだまいけるよっていう、そこでふさぎ込む必要はないよっていうテーマを出していきたいってことがあるかな」

――次の両国大会が50歳代のテーマのスタートになる?
「ある意味スタートでもあるし、今回のタイトルが『伝説から神話へ』となってる。神話にいってさらに進化するぞ、みたいな(笑)。次はそれこそ(デビュー)30周年を目指していきたいし」

――それって、もう、すぐですよ。
「早いよね!」

――あと2年です。
「早いよねえ(笑)」

――デビューしてからの28年は、あっという間ですか。
「そうだねえ。LLPW−Xの場合って、とくに“道なき道を歩け”っていうテーマだから、ある意味、時間がたつのは早いよね。いいこと悪いこと、いろんなことがあるから。そういった中でやってるいまでもすごい大変だし、いろんな障害ってすごくあるんだけれども、それを乗り越えていくっていう時間は、早いね、うん」

――10・11両国のメインが“神取忍&ダンプ松本&藤原喜明組vs長与千種&天龍源一郎&堀田祐美子組”の6人タッグマッチに決まりました。これは神取選手の試合をファン投票で決めるということで、見たいカードが募集されたのですが、受付前に神取選手が長与千種さんの名前を出しましたよね。
「うん、あえてね」

――名前を出せば上位に入るとの確信があって、長与さんの名前を言ったんじゃないですか。
「ハハハ。確信のもとで名前を出したのもあるし、お互い50歳になるんだよね。だからホントに(対戦する)最後のチャンスだと思って。これがまだ30歳代だったら1年や2年くらいまだまだ大丈夫っていうのがあるけど、50にもなると1年がものすごくハンデというか、時間の重さがあるわけじゃない。ましてや長与千種はもう実際リングに上がってない。(右肩を)手術したってリスクもある。でもそうは言っても50歳という節目には絶対に当たりたい選手であって、あえて言わせてもらった。だから体調面だとか、向こうが吐いた言葉には一切耳を貸さず、出てくれと(笑)」


――強引ですね!
「そう。一方的。強引(笑)」

――ファンの声があれば引き下がれないだろうと?
「そうそう。それだったらしょうがないだろうとなると思って」

――そこまでの確信があってやったわけですね。
「そう。ホントにみんなが見たいカードを提供したいって思いもあるし」

――ただ、女子プロレス界に戻ってきて来年の新団体旗揚げを宣言しているとはいえ、長与さんはあくまでも現役ではないですよね。
「そのリスクの中で、そこは、なんだろうな、長与千種の持ってるカリスマ性とかパワーって計り知れないところがあるんだよね。だからふつうの常識でいう1から10というのは通用しない。プロレスラーって1から100になったり、1が1000になっちゃう。そういうエネルギーがあるじゃない。そういうものに期待したいんだよね。逆にそういったものをみんな期待するでしょ」

――たしかに、常識を超えたところでエネルギーが発生しますからね。
「そうなの。そこがプロレスのおもしろさでもあるし、みんなにそれを感じてほしい」

――それをやってきたのが神取忍であり、長与千種であった気がします。
「そうなのよ。こんな時代に両国やってバカだよねって言われるんだけど、こんな時代だからバカやんなきゃダメだよ。常識的なことを考えるよりも、バカになってバカって言われるくらいにバカやったほうがいいよ(笑)」

――なるほど。さて、長与さんと神取選手との関係ですが、神取選手が87年10月に全日本女子プロレスの大田区大会に乱入し対戦を迫りました。が、長与選手の引退もあり実現せず。
「そうそう」

――その後、長与選手が復帰してGAEA JAPANを旗揚げ。1996年4月、GAEAの1周年記念後楽園大会でタッグながら一度だけ対戦が実現しました。もしもシングル対決が実現していたとしたら、神取選手は引退していたと思いますか。
「う〜ん、引退まではないにしても、こういう性格なので次の目的を見つけてそこにいけっていうことになったと思う。でもその中ですごい心残りがあっただろうね。生涯を閉じるってとき、人生を振り返るときに悔いを残すだろうね」

――当時もし対戦していたらまったく違うプロレス人生に…
「なっていたかもしれないね。それはあるかもしれない」

――過去は振り返らないということなのでタッグ対戦のことを覚えては…。
「全然、忘れてるね(笑)」

――長与千種&シュガー佐藤組vs神取忍&大向美智子組で、最後は長与選手が大向選手をフォールしました。
「ああ、ハイハイ」

――思い出してきましたか。感触とか…。
「ああ、なんかやったなってのは思い出してる。たぶん、自分としてはどうしてもやりたいっていうところではなかったんじゃないかなあ。そういう中での試合だったんじゃないかなあ…」

――シングルではなく、タッグだったから?
「いや、その時期がね。それまでずっと対戦が幻できてたんだけど、GAEAの1周年ってことで呼ばれたと。で、やっと当たれるってことだったんだけど、テンション的にそんなに上がってなかったんじゃないかな。なんだろうな、あまりピンとくるものが(なかった)。自分からやるんだとなったらすごく熱くなるんだけど、『じゃあちょっと来てください』みたいな感じで、だったらハイハイって感じでいったんだと思う。自分の中で高いテンションに到達してなかった。(全女へのアピールから)時間がたちすぎちゃってたのかもしれないね」

――あの試合で長与さんは「(神取は)スペシャルゲストだよ」と言っていました。ゲスト参戦的な意味があったと思います。
「うんうん。あのときは、なんとしても闘いたいってテンションじゃなかったんだよね」

――今度は自分から仕掛けただけに違いますか。
「そうそう、違う! 自分から仕掛けると熱くなっちゃう(笑)」

――初遭遇以来のハイテンションですか。
「そうだね! 自分から言ったからね、GAEA1周年とはそこが違うよね」

――神取選手としては事実上の初対決みたいなイメージですか。
「テンション的にはそうだよね、うん」

――タッグで一度しか実現しなかったことがその後のプロレス人生に影響した部分はありますか。
「影響というか、基本的に自分がやりたい、こうするんだってものはだいたいかなえてきたところがあるんだけど、対長与千種に関してはどうしても引っかかる部分はあったよね、いろんなものやるにあたってもね」

――すべてにおいて頭の片隅にあったと。
「そうそう。自分がやりたいものっていうのは基本的にイメージをして信じていればできるって、ずっとそういう信念が自分にはあってやってきたんだよね。自分が思い描くものは絶対にできるんだと。だけど長与千種に関しては描いたものができなかった。そこがどうしても引っかかってたよね」


――それをかなえるための試合がこんどの両国ですね。
「そう。それが節目であり、50歳ってこともあって、もうラストチャンス」

――ラストである可能性の高い試合で、どうぶつかっていきますか。
「どうぶつかっていくかなあ? 意地の張り合いだろうな。お互いが意地で生きてるわけだしね」

――長与さんは引っ張り出されたとの意識があるでしょうし、意地を出してくるでしょう。
「うん。今回のテーマは天龍さんもそうだし堀田祐美子にしてもそうだし、意地の張り合いだよね」

――いま名前の挙がった天龍選手ですが、シングルマッチをおこなったのが2000年7月です。
「もう14年もたつんだ!? 早いなあ。なんか最近のことみたいだけどね(笑)」

――あの凄惨な試合はその後、どんな影響を与えましたか。男と女が闘うという意味でも、プロレス界にとっても分岐点のような試合だったと思います。
「まあ賛否両論なんだけど、ある意味で評価を上げてくれた試合でもあるんだよね。あそこまでやる必要があったのかって部分と、よくぞあそこまで我慢したという声。よく天龍さんがあそこまでやったって部分もね。あと、2度とやらないでって声も多いけどね」

――でも、(両国で)やるんですよね…。
「やる(笑)。だって(ファン投票で上位に)選ばれちゃったんだもん(笑)。みんなが見たいカードなんじゃない」

――長与さん、天龍選手に限らず、シングル候補に挙がった選手は結局みんな呼びましたよね。
「そうそう(笑)。長与千種や天龍さんとのシングルってやっぱり多いわけ。そのほかにもダンプ松本選手と組むとかクラッシュギャルズ絡みとかいろいろあった。だったらとりあえず見せようよって(笑)」

――天龍選手に顔面をボコボコにされました。あのときの感触は長く残りましたか。
「というか、怖さはなくなる。逆にね、うん。あそこまで腫れちゃうと、ふつうに殴られた腫れとはまた違うわけ。その後において恐怖心とかなくしてくれたっていう。もう怖いものないよ(笑)」

――また天龍選手と対戦するのですが、あのときの再現となるのか、あるいは、やり返すのか…。
「ねえ。でもやっぱり当たる以上はやり返したいよね。おなじ目には遭わないよ。やり返したい」

――なるほど。6人タッグですから相手には堀田選手もいます。
「1度で2度というか3度おいしいカードじゃないかな。この3人に関してはとにかくガンガンいきたいね」

――堀田選手も現役で活躍しているレスラーです。
「全女の時代にそれこそ全女の看板を背負って(90年代前半の)対抗戦時代を闘い抜いた。そういった意味では(長与や天龍とは)違った思いがあるよね。その思いがどういう試合になっていくのか、こっちは楽しみだし、ワクワクしちゃうよね」

――神取選手のパートナーはダンプ選手と藤原組長です。
「ここ、悪そうだよね(笑)」

――チームとして成立するんでしょうか。
「組長はプロレス人生の師匠。それこそジャッキー佐藤戦(87年7月)があって、当時、『オマエみたいなヤツは』って横向かれていたときに唯一、藤原組長だけがすごい練習をいろいろ教えてくれて。いま関節技だとかそういったものが確立されているのは組長のおかげもあるからね」

――ジャパン女子から一時離れていた時期ですか。
「そう。そのときはUWFの時代だったから、道場にいってずっと教えてもらったりとかして」

――ジャパン女子に復帰してデビル雅美選手と壮絶な闘いを展開しました(88年7月)が、そのころから組長の教えが活かされていると。
「そうそう。プロレスのすごい師匠が組長って感じ」

――ダンプ選手に関しては?
「当たったことはあるけど、組むっていうのは自分としてはまったくの想定外であって。でも意外と組んでほしいっていう希望が多かったんだよね。組んで長与と闘うという。そういうのが意外と多かった。みんななにを期待してるんだろう?」

――どんなチームになるのか、チームとして成立するのか、あるいは仲間割れだったり。
「どうなのかなあ? いまでも極悪同盟を築いてるってところも含めて、すごいプロフェッショナルだよね。本格的なヒールと組むのも初めてだし」

――見るからにヒールだというレスラーとは意外と組んでいないですよね。
「そうなんだよね。ないから、そこも楽しみだな」

――ダンプ選手、藤原組長とはトリオを組みます。連係とかは…。
「まったくないだろうね(笑)。みんなそれぞれが(スタイルを)確立しちゃってるし、どこかで合わせようなんて人、いないじゃん」


――なにが起こるのか予想できないカードなんですが、ひとつだけ予想できるとすれば、まったく連係はないだろうなと。
「そう(笑)。助け合っていこうとか、そういうのがまったくないって感じだよね」

――これだけのメンバーが揃うと誰が一番目立つのかという勝負になってくると思います。が、神取選手の記念大会だけに、ほかの人に目立たれては神取選手としては困りますね。
「そうはいっても、みんな好き勝手にやると思うよ」

――だとすれば、逆にターゲットに向かっていきやすくなるかもしれません。
「そうだね。自分勝手にチームワーク考えなくていいからね、作戦的にはやりやすいかな」

――大会全体を通じて、なにを見せたいですか。
「女子プロレスっておもしろいんだってことを見せたいよね。これをやることによって起爆剤になればいいと思ってるし、大場所になれば、女子プロレスが好きだったけど離れてたって人が気付く場合もあるし、プロレスを知らなかった人が楽しそうだねって思う場合もあるだろうし、いろいろな人に女子プロレスに興味を持ってもらって。時代を創ってきたレジェンドがいて、中堅がいて若手がいてっていう中で女子プロの醍醐味とかおもしろさをたくさんの人に見せる起爆剤になりたいね」

――基本的にオープニングからセミファイナルまでは女子プロレスになると思いますが、メインでは男子レスラーも入っています。
「ここはLLPW−Xのミスター女子プロレス神取忍だからこそできるカードでね」

――男子レスラー、しかもレジェンドのレスラーを巻き込んでしまう女子プロレスですね。
「うん。それをできるのがミスター女子プロレスといわれる所以だから。ふつうのことやっててもおもしろくないじゃない。ほかの女子プロレスではできないことをやりたいよね」

――では最後にファンの方々にメッセージを。
「こんどの両国大会はとにかく意地。意地だよ。意地ってみんなそれぞれ持ってなきゃいけないし、持つべきだし、持つことによって乗り越えられることがあると思う。そういった部分でプロレスを通じて意地を見せるので、その意地を感じて、それを(自分たちの生活に)活かしてほしいと思うね」





■大会名:LLPW-X女子プロレス Mr.女子プロレス神取忍 生誕半世紀イベント SUPER LEGEND 伝説から神話へ
■開催日:10/11(土)
■会場:国技館 (東京都)

チケットの詳細はこちら

2014-09-10 18:31 この記事だけ表示