鈴木みのると大仁田厚の初遭遇も危険な香り満載。
4/16(水)リアルジャパンプロレス『STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』対戦カード発表記者会見。

■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館





貴闘力本人がみのるをタッグパートナーに指名

 リアルジャパンプロレスが5日、東京都内で会見を行い、「STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇貴闘力プロレスデビュー戦〜」(4月16日、東京・代々木競技場第二体育館)での貴闘力の対戦カードを発表した。

 貴闘力本人が「デスマッチでも何でもいい。プロレスよりケンカがしたい」と対戦形式にこだわらなかったことで、どのようなカードとなるか注目を集めたデビュー戦だが、“世界一性格の悪い男”鈴木みのるを伴ってのタッグマッチに決定。大仁田厚&矢口壹琅組と対戦する(ルールなどは未定)。

 これがデビュー戦でありながら、大仁田への復讐に「どんな形式でも」とヒートアップする貴闘力に不安を隠せなかった師匠の初代タイガーマスクだが、貴闘力本人から鈴木をタッグパートナーにと指名があったといい、「毒を持って毒を制す。これは大変なことになる」と、これ以上ない助っ人を得て安堵の表情を見せる。

初遭遇の大仁田に、みのるは「存在自体嫌い」

 これが初遭遇となる大仁田に対し鈴木は、「お前のヘタな冗談は俺には通用しない。命のやり取りをやったことのない奴が何がデスマッチだ。存在自体が嫌い、気持ち悪い」と一気にまくし立て、大仁田をこき下ろす。

 大仁田は4日に貴闘力が経営する「焼肉ドラゴ」を訪問し、「ノーロープ有刺鉄線 焼肉&キムチデスマッチ」を要求したばかりだが、鈴木は全く意に介さず「何があってもリング上で殴っちゃえばいいんだよ。一方的に殴って弱い奴を投げる。それがプロレス」と大仁田の邪道プロレスに付き合う気は毛頭見せない。さらに「焼肉&キムチデスマッチ」に関しては「食べ物を大事にしろよ」と全くの正論で返した。

「プロレスよりケンカだと思ってくれた方がいい」

 2月5日の会見でデビューへ向けてのトレーニングが順調であることを語った貴闘力は今回さらにそれを強調することはなかったが、代わりに初代タイガーが「張り手の威力はスゴい。いろんな選手とスパーをしてるけどみんな吹っ飛びます。新兵器も試合前に公開します。かなり厳しい技なので、大仁田に分かっても大丈夫。相当スゴい技です」と、大仁田サイドに警戒を発した。

 貴闘力はこの新兵器に関して「もうちょっとで完璧になるから楽しみにしていてください」と詳細を明かすことはなかったが、「プロレスというよりケンカだと思ってくれた方がいい」と、大仁田に対する怒りは時間を置いても依然収まっていないようだった。

 また、75歳で亡くなった“人間風車”ビル・ロビンソンさんについて初代タイガーは「クリーンファイトでキレがいい、憧れていた存在。10代の時の僕の得意技は人間風車でした」と語り、まだ英語がつたない頃に挨拶をして嬉しかった思い出、ロビンソンさんに影響を受け自身のスタイルに取り入れていたことを話し、故人を偲んでいた。






【貴闘力 プロレスデビューまでの経緯】

(1)2013年9月28日リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会
大仁田厚が来賓として客席にて観戦中の鎌苅忠茂氏(貴闘力)に暴行。氏は肋骨骨折、病院搬送される。

(2)2013年11月14日リアルジャパン会見
鎌苅忠茂氏がプロレス転向を表明。大仁田厚に対戦をよびかける。

(3)2013年11月16日大仁田厚コメントリリース
鎌苅忠茂氏の正式な対戦表明を受けた大仁田厚がコメントを発表。リアルジャパン12月12日大会での対戦に応じる構えを見せる。

(4)2013年11月29日大仁田『焼肉ドラゴ』訪問
大仁田厚が鎌苅忠茂氏が経営する焼き肉店に押し入り“公開無銭飲食”を実行。大相撲時代の優勝パネルを強奪。有刺鉄線バットを置土産にした。

(5)2013年12月3日リアルジャパン記者会見
鎌苅忠茂氏のプロレスデビュー延期を発表。延期理由は、9月28日に大仁田に負わされた怪我が長引いていることと、調整不十分であること。

(6)2013年12月12日リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会
鎌苅忠茂氏が試合中の邪道・大仁田厚(56)を有刺鉄線バットで復讐の襲撃。大仁田厚は鎌苅氏のプロレスデビュー戦の相手に名乗りを上げ、制裁を予告。

(7)2013年12月13日「常陸国大花火」茨城県立スポーツセンター
試合後、大仁田厚は前日にテロ攻撃を仕掛けてきた鎌苅忠茂氏への怒りを増幅。

(8)2014年2月5日リアルジャパン記者会見
鎌苅忠茂氏が、4月16日リアルジャパン代々木競技場第2体育館大会で、大仁田厚とプロレスデビュー戦を行うことが正式決定した。リングネームは[貴闘力。

(9)2014年3月4日大仁田『焼肉ドラゴ』再訪
キムチのみ注文。不在の貴闘力に『ノーロープ有刺鉄線 焼肉&キムチデスマッチ』を要求。




■大会名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館



【発表対戦カード】
<タッグマッチ60分1本勝負>
 貴闘力&鈴木みのる vs 大仁田厚&矢口壹琅
<タッグマッチ30分1本勝負>
 我龍真吾&佐藤光留 vs アレクサンダー大塚&柴田正人

【出場予定選手】
 初代タイガーマスク、藤波辰爾
 スーパー・タイガー(第7代レジェンド王者)
 グレート・タイガー、タカ・クノウ
 スーパー・ライダー、ウルティモ・ドラゴン
 折原昌夫、グラン浜田、若翔洋、間下隼人ほか。
 
※出場予定選手は怪我などの理由により変更となる場合があります。

2014-03-06 17:27 この記事だけ表示

リアルジャパンプロレス4/16代々木第二体育館大会でプロレスデビュー!
貴闘力(元大相撲関脇)スペシャルインタビュー
大仁田厚との決戦に挑む元関脇が見据える『2つの敵』
「笑われても、最後に“やるじゃないか!”と思わせたら俺の勝ちだから!」

[2/28(金)清澄白河『焼肉ドラゴ』にて]

■大会名 :初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT 〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館





貴闘力(元大相撲関脇)スペシャルインタビュー記事

大相撲の元関脇・貴闘力が、リアルジャパンプロレス4/16代々木競技場第二体育館大会でプロレスデビューを果たす。昨年の9/28後楽園ホール大会をリングサイドで観戦していた貴闘力を、突如として大仁田率いる邪道軍が急襲。チェーンやパイプイスを持ち込んでKOし、担架送りにした。これに激怒した貴闘力は逆襲に出る。12/12後楽園ホール大会で大仁田を襲撃。有刺鉄線バットで殴りかかり、試合をぶち壊しにした。


 逆上した大仁田の要求を受けて、貴闘力はプロレスデビューを決意。4月大会での大仁田戦が決定した。「何でもOKです。言われるがままに何でもしますから。向こうがシングルで来いと言うならシングルでいい」とルールやパートナーの有無など試合形式の選定を全て大仁田に一任。現時点では対戦カードの正式決定に至ってないが、デビューに向けてハードな練習に明け暮れる毎日だ。現在46歳。現役を引退してから12年が経つ元関脇をプロレスのリングに駆り立てるのは、何も大仁田への怒りだけではない。その裏側には、苦しい練習と日に日に高まる緊張感にくじけそうになる『自分との戦い』、そして「なんでプロレスをやるの?」とうがった目で見る『世間との戦い』が隠されていた――。

「練習してみて、プロレスって奥が深いなって思いますよ」

――プロレスデビュー戦が発表されて、約1ヵ月が過ぎましたが、周りから反響はいかがですか?
貴闘力反響は本当に大きいですよ。

――まだ最終的な対戦カードは決まっていませんが、4月16日のデビュー戦が少しずつ近づいています。
貴闘力練習をしていると余計に緊張感が出てくるんですよ。正直、これまではちょっと安易な気持ちがあったかもしれない。練習をして、「プロレスって奥が深いな」と思いましたよ。だから、ここで一生懸命練習するしかないなって。

――会見の時は「現役の頃に近い形まで体が戻ってきている」と仰ってましたが、その後の調整も順調に進んでいると?
貴闘力スクワットも200回ぐらいは連続してできるようになっているし、ベンチプレスも160kg近くまで上がるようになって。あとは走ってスタミナを付けたり、受け身を練習したりして、プロレスの動きにちゃんと対応できるようになったら、自分なりに試合ができるんじゃないかと思ってます。

――相撲からプロレスに転向した方は皆さん受け身に苦労されていますが、その部分については?
貴闘力やっぱり受け身は大変だね。相撲取りの場合は倒れなきゃいいんだけれど、まったく逆じゃない?だから、さっきも言ったように奥が深いんだなって。相撲の場合、秒殺を狙って、相手を一撃で倒すことを考えるけど、プロレスはスタミナが重要になるから。まるっきり別物だと思って練習しています。

――足の動きひとつとっても違いますからね。
貴闘力ちょっとした動きにしても見え方が変わるよね。そう考えると、やっぱり(初代)タイガーマスクはカッコいいですよ。今でもあれだけの動きをするんだから本当に凄いよね。

――プロレスの技も練習しているんですか?
貴闘力うん。でも俺だったら殴ったり蹴ったりするしかないでしょ?

――こんな技を決めてやりたいというのはありますか?
貴闘力張り手だね。。もうボッコボコにするしかないよ。とにかく、一生懸命やるしかないですから。

――昨年の10月頃からハードな練習を積んできたことで、手応えも感じていますか?
貴闘力そうだね。安易な気持ちでプロレスに出場する奴は多いけれど、今の俺はそうじゃないから。目一杯練習をしてやらないと失礼でしょ。相撲に関してなら一から十まで全部わかるけど、まったく別の競技だからね。まあ、楽しみ半分不安半分で、不安を消すには練習しかない。体を鍛えるしかないですよ。

――精神的にはフレッシュな気持ちでもあるわけですね?
貴闘力そうそう。相撲を始めた頃のことをよく思い出すからね。

――コーチは初代タイガーマスク(佐山サトル)選手が担当されているんですか?
貴闘力そうですね。ほとんど佐山先生にしか習ってないですよ。でも、あの人は次元が違うから困るんです(苦笑)。あの歳になってもあんなに動けるんだから大したもんですよね。身体能力は本当に凄いです!マンツーマンで習ってますよ。

「大仁田がどうのこうのじゃなくて、自分との戦いだから」

――形式は未定ながら、大仁田厚選手と対戦することは決定しました。これまで襲撃されたり、乱闘を仕掛けたりと、何度か肌を合わせる機会がありましたが、大仁田選手から“怖さ”を感じましたか?
貴闘力単純に、有刺鉄線バットで叩かれたら痛いでしょ?そういう感覚ですよ。血だらけになるのは覚悟の上ですけど。もともと面識もなかったし、プロレスラーとしても意識してなかったから、こんな風に戦うことになるのは不思議な感じがするけどね。まだ怒りもあるし。

――百戦錬磨の大仁田選手とデビュー戦でいきなり対峙するというのは、難しいシチュエーションかもしれません。
貴闘力その前に、俺はプロレスをやること自体に緊張しているからね。大仁田厚がどうのこうのじゃなくて、自分との戦いだから。そっちの方が大きいかもしれない。緊張するから練習するしかないっていう。

――リングに上がる時の心境は想像できますか?
貴闘力やっぱり若い頃から1万人以上の観客が見守る前で相撲を取ってきたから、気持ちはコントロールできるんじゃないかとは思うんだよね。リングは土俵とまた違うけど、緊張感があって逆に楽しいんじゃないかなって。一気にアドレナリンが出てね。

――会見では「ケンカマッチ」という部分を強調されていましたが、これまで壮絶なケンカを経験されたことは?
貴闘力相撲っていうのは「礼に始まり礼に終わる競技」ですから、あんまりそういうことは…。アントニオ猪木さんが、よく気の弱い選手に「外でケンカでもしてこい」なんて言ってたみたいだけど、相撲の場合は絶対にありえないんです。亡くなった師匠(初代貴ノ花)は「気は優しくて力持ちでありなさい。お相撲さんはそれが一番なんだ」と言ってましたから。礼儀は大事なことなんですね。リアルジャパンはそういうことをモットーにしているから、話が合ったという部分もあるんですよ。だから、俺にケンカの武勇伝はないんです。

――逆に言うと、そういう礼儀で抑えられてきた感情を今回は解放できるわけですね?
貴闘力そうですね。大仁田にぶつけますよ。

「プロレスといえば初代タイガーマスクだった」

――以前からプロレスがお好きだったんですか?
貴闘力好きでしたよ。馬場・猪木時代から少しは見てましたけど、本当にハマったのは(初代)タイガーマスクですね。弟が「タイガーマスクの試合は凄いよ!」って言ってきたから、次の週にテレビ中継を見たんです。そこからずっと見ましたね。(初代)タイガーマスクはちょっと(他の選手と)違ったじゃない?やっぱり、(初代)タイガーマスクの印象が強いですね。

――プロレス会場に行かれたことは?
貴闘力昔、スケートリンク場で興行をやってたじゃないですか。そういうのを2、3回観に行ったことがありますよ。全日本だったかな。

――親交のあるレスラーはいらっしゃったんですか?
貴闘力佐々木の健ちゃんとは中学校時代に一緒に柔道やってたんですよ。彼ともやりたいなんて言ってたんだけど、先日辞めちゃったから無理だよね。

――相撲出身のレスラーはたくさんいらっしゃいます。曙選手や一昨年に引退した力皇猛選手など同時期に相撲界で活躍されていた方もいますが、個人的な繋がりはあるんでしょうか?
貴闘力何もないんですよ。プロレス界とはまったく繋がりがなくて。だから、かえって新鮮でいいんじゃないですかね。こっちも思いっきりできるし。

――相撲時代にテリー・ファンク選手とスパーリングをされたことがあるそうですね。
貴闘力地方巡業の時に、たまたま全日本の大会と重なったことがあって、会場を訪問したことがあるんですよ。どこの会場だったかは覚えてないんだけど。パンツ一丁でちょっと取っ組み合いをやって。たぶんリップサービスだろうけれど、「凄いね。今日の夜からでもメインイベンターで試合ができるよ」って(笑)。その頃、幕内だったし、俺はバク転もできたから。そういうところで勘違いしてた部分もあるかもしれない。リングは土俵みたいに下は硬くないし、少々背中から落ちても痛くないなってところがあったから。

――それが今回のプロレスデビューの遠因にもなっていると。
貴闘力1回投げてもらってね。テリーは「こんなに柔らかい動きだったら、いつでもいけるよ」なんて言ってくれたから、そこで勘違いしたのかもしれない(笑)。

――幻のデビュー戦だったと(笑)。お話を伺っていると、プロレスを舐めているわけではなく、ちゃんと理解した上で今回の挑戦を決断されたんですね。
貴闘力勿論です。舐めた部分なんてまったくないですよ。

「カッコつけてもしょうがないじゃん。そもそもカッコがないんだから(笑)」

――「不安な気持ちもある」とのことですが、どうやってそれを落ち着かせているんですか?
貴闘力とりあえず一生懸命やるしかないんですよ。少しでも長く練習し続けていないと不安でしょうがないんです。

――受験勉強と同じ感覚というか。
貴闘力そうですね。いくら勉強をいっぱいしてても、いざ試験の会場に入るまではわからないじゃん?それと同じような心境じゃないですかね。行き当たりばったりで行けば笑われるし、そうならないためには常に練習しないといけない。いくら口でカッコいいことを言っても、「百聞は一見にしかず」ですから。リングに上がった時に「そこそこやるじゃないか」と言われるようになればいいけど、「これは一体何なんだよ」って思われたら、俺もショックだしね。

――46歳という年齢で、無謀とも言えるプロレスデビューを真剣に目指す姿勢は、同世代の共感を呼ぶかもしれないですね。
貴闘力そうなるといいけどね。観客の半分は俺のプロレスデビューを笑ってるだろうけど、彼らに「なかなかやるじゃないか!」と思われたら、俺の勝ちだから。佐山さん(初代タイガーマスク)のような動きなんてできないし、泥臭い試合になるだろうけど、それはそれでしょうがないよ。

――少しは「華麗な技をやってみたい」という気持ちってあるんですか?
貴闘力ないない。一生懸命やるだけ。カッコつけてもしょうがないじゃん。だって、カッコがそもそもないんだから(笑)。

――大仁田選手との戦い、自分との戦いの他に、観客との戦いというニュアンスもあると。
貴闘力一生懸命やっているのが伝わってくれればそれでいいんですよ。だって俺がジャーマンスープレックスをしたら笑うでしょ(笑)。

――あくまでも現時点では「今回の一試合のみ」というスタンスは変わらず?
貴闘力変わってないです。

――もしかすると、デビュー戦と引退試合が一緒になるかもしれないと。
貴闘力1回だけで辞めた奴ってほとんどいないでしょ?お客さんがたくさん入った上で、1回だけで終わるのもいいかなって。実は、相撲取りも優勝してそのまま辞めたかったんだよね。優勝して気持ちよく「辞めた!」って言いたかったけど、そうしたら一緒に辞めなきゃいけない力士もいたからね。まあ、とにかく何でも面白いのがいいよ。

――でも、負けたら「もう1回やりたい」と思うのではないですか?
貴闘力勝敗はともかく、とにかくスッキリすればいいかな。お金に困ってプロレスをやるわけじゃないからね。今は何軒か飲食店を経営していて、他のこともやっているから。「食うに困って、仕方なしにプロレスをやった」というのはカッコ悪いでしょ。

――そういう姿勢は観客にも見えてしまいますからね。
貴闘力俺は挑戦したいからやるんですよ。リアルジャパンで試合を観てたら、いきなり大仁田に襲われて、「この野郎!」と思って試合をすることになったけど、そこにチャレンジ精神がなかったらできないですから。

――もともとチャレンジ精神が旺盛なタイプなんですか?
貴闘力それしかないんですよ。それで相撲界をクビになってるから(苦笑)。

――本来であれば別にプロレスをやらなくてもいいわけじゃないですか?
貴闘力そうなんだよねえ。なんでやったのかなって自分で思うところもある(笑)。何でも勢いでやってしまうんだよ。クビになったのも勢いでそうなったようなものだから。なんであんなことを言ったのかなと思ったりもするけど、それは後の祭りなんですよ。1回やると言ったら、一生懸命やるしかないです。

――反対に言えば、それが貴闘力さんの魅力なんでしょうし。
貴闘力ふと、なんでかなあと思うんですよ。でも、挑戦するのが好きなんでしょうね。お店をやっていても、「人がしていないことに挑戦したい」とか、「人が提供していない味を作りたい」とかって思うんです。それで、「店に人がたくさん入ったら嬉しい」と思うし。「ただ単にお金が儲かれば嬉しいという感覚」はまったくないから。

――チャレンジした上で、他人を楽しませたいという気持ちもあると。
貴闘力ええ。「こんなに珍しい料理が作れるのか!」とか、「こんな美味しいのか!」って。プロレスでも「貴闘力はこんなことをやって大丈夫か?」と思わせた上で、いざ試合になったら「そこそこやるじゃないか!」と。そう思わせたら俺の勝ちだし、それで満足ですよ。

――数年前だったらプロレスデビューなんて考えられなかったわけですからね。
貴闘力それこそ金がなかった3年前にプロレスデビューした方が良かったんだろうけど、そういう考えはなかったですね。

――そう考えると、本当に波瀾万丈の人生ですね。
貴闘力そうだねえ。小学校の頃から若貴と一緒に暮らして、全盛期を一緒に過ごしてね。ましてや大鵬という国民栄誉賞をもらった親を持って、その後に離婚して。でも、子供は4人いて、もしかしたら相撲で強くなるかもしれない。そんな状況で、わざわざ俺が出張って、プロレスをやってるんだから、アホだよね(笑)。

――でも、その姿勢はとてもプロレスラーらしいですよ。
貴闘力本当だったら大金を残していてもおかしくないのに、キレイに擦ってさ(笑)。一文無しからもう1回復活して、店も6〜7軒持つようになって。従業員が何十人もいる状況なのに、プロレスをやると。俺って何なんだろうね?(笑)。

――後悔はあるんですか?
貴闘力痛い思いをして後悔する時もあるけど、しょうがないですよ。今回も一生懸命やります。俺はそれだけなんですよ。


貴闘力のコメントを聞きイープラス取材陣は「常に勝負を賭ける男の生き様!」を強く感じた。“国技・大相撲優勝力士”という頂点を極めた男が、46歳して挑戦する新たな道。その不屈のチャレンジ精神は、仕事と人生に壁を感じているかもしれない同世代の人々に、“人生大逆転!”を目指す活力を与えるのではないかと思う。故に貴闘力には“日本中を元気づける大逆転の星”となってほしい!貴闘力のプロレスデビューは、本年度プロレス界最大の話題となりそうだ!是非、4月16日(水)は、代々木競技場第二体育館に足を運んでみよう!

(構成・文:村上謙三久)





■大会名 :初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT 〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館



【発表対戦カード】
<タッグマッチ30分1本勝負>
我龍真吾&佐藤光留 vs アレクサンダー大塚&柴田正人

【出場予定選手】
初代タイガーマスク、藤波辰爾
貴闘力、大仁田厚
スーパー・タイガー(第7代レジェンド王者)
グレート・タイガー、タカ・クノウ
スーパー・ライダー、ウルティモ・ドラゴン
折原昌夫、グラン浜田、若翔洋
間下隼人ほか。

※出場予定選手は怪我などの理由により変更となる場合があります。

2014-03-03 14:35 この記事だけ表示

■大会名 :初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館






 2月21日(金)午後2時30分よりリアルジャパンプロレスが記者会見をおこない、元K-1ファイターの格闘家、我龍真吾(がりゅう・しんご)が、4月16日(水)東京・代々木競技場第二体育館で開催される「STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜」にてプロレスデビューすることを発表した。会見では初代タイガーマスクが我龍の対戦カードを“タッグマッチ30分1本勝負”我龍真吾&佐藤光留組vsアレクサンダー大塚&柴田正人組と発表、初代タイガーと我龍が出席しコメントを出した。
タイガー「キックボクサー我龍選手がプロレス挑戦と前々から言われ続けてきたんですけども、本格的にやるとの意思を確かめて練習もやってきまして、貴闘力とも練習をやったりしています。すごい選手で、あまりにもプロレスへの意欲が強いんですね。これだったらウチのリングに合うなと。早く試合をやりましょうということで4月16日、やることになりました。なにがすごいかと言うと、大仁田厚以上に熱いケンカファイトをする。そこに蹴りやヒジ打ち、すべてが入っていく新しいタイプのラフファイター。リアルジャパンではプロレスを変えたい、プロレスを戻そうという動きの中でもっとすごい選手が出てきたなと。そのなかですごい武器になる選手であります。我龍選手、トレーニングをやってきていますけども、プロレスへの意気込み、プロレスの体制をよくわかってもらえることのできる人、そしていままでにないケンカファイト、キックファイト、両方のファイトができる。独特の雰囲気を味わわせて恐怖の戦慄にもっていけるような選手です。それを期待して4月16日、リアルジャパンに出ていただきます」

我龍「押忍、我龍真吾です。このたびリアルジャパンプロレスでプロレスデビューというホントに光栄なリングに上がらせていただけることが決まりました。佐山(初代タイガーマスク)先生のところと、関節技では藤原組長、藤原喜明さんのところにいま一生懸命練習に励んで行かせていただいています。おととしくらいから藤原組長のところに行かせていただいていろいろやっているので、満を持してと言うか前々から(プロレスのリングに)上がりたかったので、キック界からプロレス界を変えようじゃないですが、殴り込みにいこうと思ってます。ボクがあこがれていた佐山先生のところで一生懸命練習させていただいているので、むかしのようなストロングスタイルでガッチリといきたいと思ってますんで、ぜひよろしくお願いします。押忍」

タイガー「リアルジャパンではすべての選手に生まれ変わってもらいたい。ダイナマイト・キッドのような選手になってもらいたい。もちろんタイガーマスクにもなってもらいたい。そういう意気込みでトレーニングをガラッと変えてもらって、プロレスの醍醐味に取り組んでいます。我龍選手はものすごく面白い選手になると思いますので、我龍選手のキック、その強さをヘビー級にあげて、カラダを大きくして蹴りの重さがもっと強くなっていく、そういうところを見てもらいたいと思います。ウチのリングにピッタリのスタイルができる選手であると、このタッグマッチは証明すると思います」

――なぜプロレスで、なぜリアルジャパン?
我龍「リアルジャパンというちゃんと歴史ある選手しか上がれない大舞台なので。ボクは小さいころから佐山先生にあこがれていて、その先生のもとでやりたい気持ちがありました。ボクがめざしているのはストロングスタイルなので、そこで上がるならリアルジャパンしかないっていうのがありました。格闘技として、キックボクシングは6階級制覇、8冠を極めたので、小さいころからあこがれていたプロレスラーに(挑戦したい)。(目標とする選手は)佐山先生、初代タイガーマスクです」

――対戦相手について。
我龍「キックボクシングのころからそうなんですけど、相手をほぼよくわからないし調べたこともない。相手が誰だろうがオレのほうが強いし、だれでもかかってこいっていうケンカスタイルで(やってきた)。ケンカは相手が誰かもわからないでやってきたので、試合だろうが相手を研究するわけじゃなく、その場で自分のそのままのスタイルで勝てるようにと思ってやってきたので、今回も調べるわけじゃなく、その場でやろうと思ってます」

――自身の考えるストロングスタイルとは?
我龍「佐山先生のような形でしたいと思ってるので、レジェンドと言われるスタイルでいきたいと思ってます」

――この1~2年表舞台に出てこなかったがその間はなにを?
我龍「いろいろ事情がありまして、ホントにプロレスラーになろうと思っていたので、潜んで藤原組長のところに練習に行かせていただいたり、稽古はしてました」

――プロレスラー転向なのか、キックボクサーとして上がるのか?
我龍「キックボクサーとしては一応引退しているので、キックボクシングをクリアーして、まったくのプロレスラーとして上がりたいですが、ただキックボクシングじゃないんですが、ミックスルールのオファーが来ているのでもしかしたらそういう形で上がるかもしれないですが、本来レスラーの体を作りたいので。体重は一時期70から68くらいまで落ちたんですが、90キロくらいまで上げようと思って、いま82、83まで上がってます。キックでは減量で苦しみましたが、逆に上げるのが大変です。キックのときもそのときに選手に合わせて、それで勝てるスタイルを作ってきたので、自分のスタイルで勝っていけるようにと思っています。我龍タイム(ガードを下げて相手と真っ向から打ち合うスタイル)みたいなものは考えてます。こんなことができたらと考えてることもあります。なんで我龍タイムが生まれたかというと、お客さんが見てて、お互いが倒れないなら最後は殴り合おうぜっていう形で倒れるまで(殴り合う)。そこで我龍タイムが生まれたので。プロレスでもダラダラ面白くない試合はしたくないんで、我龍タイムみたいなところを作りたいと思ってます。(コスチュームでは)特攻服を着るって形で。ホントにプロレス界に殴り込みの形で行きたいので、どこまでプロレスで通用するのか、キックボクシング世界王者がどこまで強いか証明したい気持ちがあります」

――レスラーとしての目標は?
我龍「獲れるベルトをすべて獲りたいと思ってます。ベルトコレクターって言われるくらい、全部で8本獲ったんですけど、出れるところは出て、獲れるベルトはチャレンジしたいと思ってます。ボクはもともとキックボクサーなので、蹴り、ヒジで何か(結果を出したい)。あこがれていたのは佐山先生なので、先生のローリングソバットとか一生懸命練習して、必殺技にしたいと思ってますんで、磨きかけてます。プロレスラー我龍真吾の登場と思っていただいたほうが(いい)。押忍」

――対戦してみたい選手は?
我龍「どんな選手でも。とにかく強いと言われる選手とはみんなやってみたいです。そのうえで勝っていくのがボクなんで。ぶっ飛ばすじゃないですけど、みんな倒していこうと思ってます」

――プロレスにあこがれたのはいつごろから?
我龍「小学生のときテレビで見て、初代タイガーマスクに衝撃的なインパクトを受けて。思い返せばこのときから強くなりたい、こんな選手になりたいと(思っていた)。ともだち捕まえてはプロレス技をかけたりしていました。そのときくらいから(あこがれていた)。そのあとロードウォリアーズとかいろいろデビューして(自分に)火がついてきて。それがケンカになってちょっと方向がそれたんですけど、格闘技、キックを始めて修正された。最初からあこがれてたプロレスに今回出られる。最初からあこがれてたものなので、むかしからプロレスラーにはなりたかったんです。(プロボクサーになる前から)なりたかったです。でもまだ小さかったですし、それがどんどんデカくなって、自分も強くなれたので、これならいけるかもと自信もついてきた。ここでホントに暴走族あがりのキックボクサーがプロレス界に殴り込みじゃないですけど、新風を吹かせたいなと思ってますんで」

――プロレスならではの新技を考えているか?
我龍「キックボクシングをベースにした技をして、やれるものはやっていきたいなと。また新しい技を開発できればと考えていますが、やっぱり我流なところがあるので、自分流で何か作れればというのがあります」

【我龍真吾】
1975年6月23日生まれ、6階級制覇8冠王者で世界3階級3冠王者。獲得タイトルはWMF世界ライトヘビー級、UKF製界ライトミドル級、WMAF世界ミドル級、M-1初代&第3代ミドル級、益荒男75kg級、J-NETWORKウエルター級、新日本ライト級。喧嘩師の異名を持ち、倒すか倒されるかのファイトスタイルと、決して折れない心は観るものすべてを魅了する唯一無二の存在。故・真樹日佐夫先生最後の弟子であり、現在は格闘家兼俳優タレントとして活動中。





■大会名 :初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STYLE RETURNS PROJECT〜元大相撲関脇 貴闘力プロレスデビュー戦〜』
■日時:4月16日(水)開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会場:代々木競技場第二体育館



【発表対戦カード】
<タッグマッチ30分1本勝負>
我龍真吾&佐藤光留 vs アレクサンダー大塚&柴田正人

【出場予定選手】
初代タイガーマスク、貴闘力、大仁田厚、スーパー・タイガー(第7代レジェンド王者)、グレート・タイガー、タカ・クノウ、スーパー・ライダー、ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫、グラン浜田、若翔洋、間下隼人ほか。

※出場予定選手は怪我などの理由により変更となる場合があります。

2014-02-24 17:26 この記事だけ表示