世界最大のプロレス団体WWEでは、所属選手を「レスラー」ではなく、「スーパースター」と呼ぶ。世界中でテレビ放送されているWWEだけに、「スーパースター」の呼称は大げさでもなんでもない。では、「WWEスーパースター」の中で現在もっとも「スーパースター」と呼べるのは誰なのか。

★公演名:『WWE RAW presents サマースラムツアー2010』
★公演日時:8・20(金)19時00分開演
      8・21(土)18時00分開演
★会 場:両国国技館
★公演詳細とチケット申込はコチラ!



©WWE


HHHやジ・アンダーテイカーが欠場しているいま、真の意味での「スーパースター」のなかの「スーパースター」は、ジョン・シナなのではないか。海外に行ってみると、そのことはすぐにわかる。アメリカはもちろん、メキシコやヨーロッパでも、WWEが公演をおこなうような国ではWWEグッズが当たり前のように街で売られている。なかでももっとも目にするのが、ジョン・シナ関連のグッズである。とくにチビッコファンの人気が高く、シナのTシャツを着たこどもたちの姿は試合会場付近はもちろんのこと、ふだんの生活のなかでもふつうに見かけることができるのだ。

そのシナが、こんどの日本公演にやってくる。8月20日(金)&21日(土)、東京・両国国技館での2DAYSは、ロウブランドでの上陸だ。シナはロウのメンバー。エースとしての来日と考えていい。

シナの初来日は2003年7月のスマックダウンだった。以来何度かWWEのメンバーとして日本に来ているが、8月の来日こそ、エースとしてのシナを存分に味わえる内容になると思われる。6月のPPV「フェイタル4ウェイ」では4人同時に闘うタイトルマッチでWWE王座を失ってしまったものの、今後もロウの主役であることに変わりはない。とくにここ数ヶ月に及んだバティスタとの激闘を振り返れば、現在のエースは間違いなくシナである。

バティスタとシナは、ファーム団体であるOVW時代からのライバルだった。レイ・ミステリオとの抗争からヒールに転向したバティスタは、次なる標的をシナに定めた。というのも、シナはかねてからバティスタのジェラシーの対象だった。

WWEデビュー後の数年間はレスリング経験の少なさもあって、シナは人気先行型の「スーパースター」だった。こどもたちには絶対的な人気を誇りながらも、通のファンからはブーイングの対象になっていた。しかしながら、経験を積んでいくうちにブーイングを飛ばされるケースは少なくなっていく。正直、いまでもブーイングはある。しかし現在のそれは、バティスタがシナにジェラシーを抱いたようなやっかみ半分のもの。一部ファンに“反シナ”の気持ちを抱かせるのも、「スーパースター」中の「スーパースター」である証しなのだろう。

とにかく、2・21「エリミネーション・チェンバー」からスタートしたPPVでの連戦はすさまじかった。ここではバティスタがWWE王座をゲットしたばかりのシナを奇襲する形でタイトルを横取り。次の「レッスルマニア26」では、バティスタが王者としてシナを迎え撃つ形になっていた。この頃からバティスタはシナへの積年のジェラシーを爆発させていた。「本当は、自分こそいまのシナのポジション、WWEの顔になるはずだったんだ」と・・・。

「レッスルマニア26」のセミにラインナップされた両者の対決は、シナの王座奪回で幕を閉じた。しかし、バティスタは執拗にシナを追いかけつづけた。4・25「エクストリーム・ルールズ」では“ラストマンスタンディングマッチ”、5・23「オーバー・ザ・リミット」では“アイ・クィット・マッチ”というともに厳しい条件がついた形式でメインでの対戦。

前者ではコーナーに括られ立ち上がれなくされるというシナの頭脳プレーにやられた。そしてどちらかが「アイ・クィット(やめる)」というまでつづく後者では、シナに担がれ車の上からステージ下へ落とされそうになったバティスタが恐怖のあまり「アイ・クィット」と口走ってしまった。PPVの正式な試合での同一カード3連戦も異例なら、3−0というスコアも異例だろう。

これをきっかけにして、バティスタはWWEから姿を消した。いずれはふたたびリングに上がると期待したいが、シナはライバルとの闘いに一応のピリオドを打ち、エースであることを満天下に知らしめたのである。その後、NXT軍の標的にされたのも、シナがおいしい存在だからこそ。それだけに、こんどの日本公演でのシナには注目が集まるのだ。

 8・21、2日目の両国では、シナとヨシ・タツがタッグを組み、クリス・ジェリコ&シェーマス組と対戦する予定になっている。日本凱旋のヨシ・タツには、真の「スーパースター」となったシナのオーラから直接なにかを得るチャンスでもある。シナは「スーパースター」でありつづけることで、真の「スーパースター」としてのアテチュード(心構え)を習得した「スーパースター」なのだ。(新井 宏)
WWEが両国国技館スモーアリーナに初上陸“ドラフト勝ち組”ロウのメンバーが大挙してやってくる!

8月20日(金)&21日(土)、世界最大のプロレス団体、WWEが1年ぶりの日本上陸を果たす。現体制になってから通算で12度目となる日本公演「サマースラムツアー2010」の舞台は、東京・両国国技館。都内においてはこれまで日本武道館や有明コロシアムで試合をおこなってきたが、今回はじめて両国が選ばれた。ということは、日本の国技、相撲の土俵上にWWEのリングが設置されるのだ。ロウならレッド、スマックダウンならブルー。どんな会場においても一瞬にしてWWEのカラーに染めてきたリングが“スモーアリーナ”でどんな風景を現出させるのか、まずはそこからが今回の来日公演における注目ポイントだろう。


©WWE


★公演名:『WWE RAW presents サマースラムツアー2010』
★公演日時:8・20(金)19時00分開演
      8・21(土)18時00分開演
★会 場:両国国技館
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 さて、こんどの日本公演は「ロウ」ブランド主催となる。「ロウ」が日本にやってくるのは08年2月の有明&武道館公演以来、2年半ぶりのこと。それだけに、ブランドのスーパースターは顔ぶれがガラッと替わっている。そのうえ、「レッスルマニア26」直後の3・26リッチモンド大会において「ドラフト」がおこなわれ、選手の所属先がシャッフルされた。「ロウ」には誰がやってきて、誰が残ったのか。現在の「ロウ」メンバーが来日する可能性が高いだけに、そのあたりを整理してみよう。「ドラフト」によって「ロウ」所属となったスーパースターは、以下の通り。


©WWE


 HHH、ジョン・シナ、バティスタ、ランディ・オートン、エッジ、クリス・ジェリコ、シェーマス、テッド・デビアス、ザ・ミズ、DH・スミス、エヴァン・ボーン、エゼキエル・ジャクソン、ゴールダスト、ジョン・モリソン、マーク・ヘンリー、カリート、プリモ・コロン、R・トゥルース、サンティーノ・マレラ、グレート・カーリ、タイソン・キッド、ウラジミール・コズロフ、ウイリアム・リーガル、ヨシ・タツ、ザック・ライダー、アリシア・フォックス、ベラ・ツインズ、イブ、ゲイル・キム、ジリアン、マリース、メリーナ、ナタリア。
 
 こうしてみると、今年の「ドラフト」においては「スマックダウン」よりも「ロウ」のほうにクジ運があったといっていいのではないかと思う。“スーパースター度”においては、「ロウ」のほうが勝っているように見えるのだ。それだけに、このタイミングでの日本公演はうれしい限りである。

 とはいえ、「サマースラム」後の上陸とあって現在のメンバーがそのまま日本にスライドしてくるとは限らない。実際に、カリートが5月下旬にリリースされた。バティスタは5月のPPV「オーバー・ザ・リミット」後に退団した。HHHは首を負傷しており、4・25「エクストリーム・ルールズ」以降欠場中。映画の撮影もあるというから、来日するかどうかはいまのところ微妙だろう。

 それでも、ジョン・シナ、ランディ・オートン、クリス・ジェリコ、シェーマスといった旬のスーパースターたちがいっせいにやってくるのは魅力的。やはり、今回の「ロウ」は“ドラフト勝ち組”による豪華版だ。

 さらには、「スマックダウン」からのゲスト参戦も発表されている。レイ・ミステリオがブランドの枠を飛び越えてランディ・オートンとシングルで対戦(8・21両国)。また、ビッグショーの名前も挙がっている。WWEのスーパースターたちにとって、やはり日本は特別な場所なのだろう。これ以外にも、アッと驚く選手の参戦、ブランド移籍による緊急上陸もあるかもしれない。

 なにしろ、日本公演は夏の大一番8・16「サマースラム」直後である。当初では、8・20でのクリス・ジェリコvsヨシ・タツ、WWEヘビー級選手権試合<王者>シェーマスvs<挑戦者>ジョン・シナ、8・21でのジョン・シナ&ヨシ・タツ組vsクリス・ジェリコ&シェーマス組、レイ・ミステリオvsランディ・オートンのカードがアナウンスされていたが、これらはあくまでも目安と考えておいたほうがいい。「サマースラム」やそれ以前の結果によってカードが変わるだろうし、PPVの再戦が日本で実現する期待もある。

 そもそも、「サマースラム」後も王者が王者でいつづけられるとは限らない。バティスタとの抗争に一応の決着をつけたシナだが、6・20PPV「フェイタル・フォー・ウェイ」でランディ・オートン、エッジ、シェーマスを同時に挑戦者として迎え撃ち王座防衛に失敗した。新王者はシェーマス。シナが挑戦者として日本で再戦する可能性もあれば、シナが王座に返り咲いていることも考えられる。
いずれにしても、「ロウ」ブランドのチャンピオンが日本で防衛戦をおこない、旬の抗争が日本に持ち込まれることは必至。8・15「サマースラム」前にも、6・20「フェイタル・フォー・ウェイ」、7・18「マネー・イン・ザ・バンク」のPPVは要チェックである。       (構成・文:新井 宏)

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WWE SMACKDOWN & ECW LIVE!
7/7(火)・8(水)日本武道館
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【7/7 決定対戦カード】

<World Heavyweight Championship>
[王者]エッジ
[挑戦者]ジェフ・ハーディ

<Intercontinental Championship>
[王者]レイ・ミステリオ
[挑戦者]クリス・ジェリコ

<ECW Championship>
[王者]クリスチャン
[挑戦者]ジャック・スワガー

<Women’s Championship>
[王者]メリーナ
[挑戦者]ミシェル・マクール

<その他出場予定選手>
CMパンク、グレート・カーリー、ウマガ、ジョン・モリソン、シェルトン・ベンジャミン、マーク・ヘンリーほか

※対戦カードは変更する場合があります
※各王者は5/28現在のもの


【7/8 対戦決定カード】

<World Heavyweight Championship>
[王者]7/7の勝者(エッジvs.ハーディ)
[挑戦者]レイ・ミステリオ

<WrestleMania Re-Match>
クリス・ジェリコ
リッキー・スティムボート

<ECW Championship>
クリスチャン
エヴァン・ボーン
ジャック・スワガー
(トリプルスレッドマッチ)

<Smackdown Diva Tag Team Match>
ゲイル・キム、メリーナ
ミシェル・マクール、アリシア・フォックス

<その他出場予定選手>
CMパンク、グレート・カーリー、ウマガ、ジョン・モリソン、シェルトン・ベンジャミン、マーク・ヘンリーほか

※対戦カードは変更する場合があります
※各王者は5/28現在のもの