マスカラスの甥、ドス・カラスの息子、覆面バーリトゥーダー アルベルト・デル・リオが待望の“初来日”!
 11月30日(水)&12月1日(木)の2日間、神奈川・横浜アリーナで開催されるWWE日本公演「WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011」には数多くのスーパースターがやってくるが、日本のプロレスファンにおなじみであると同時に、待望の初来日といっていいレスラーがいる。“千の顔を持つ男”ミル・マスカラスの甥であり、“飛鳥仮面”ドス・カラスの息子、“ドス・カラスJr”として知られるアルベルト・デル・リオが、WWEのスーパースターとしてやってくるのである。



★公演名:『WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
>公演詳細とチケット申込はコチラ!

 10月7日には日本でミル・マスカラス来日40周年記念興行「仮面貴族FIESTA」が開催され、マスカラス兄弟が衰え知らずの華麗な競演を披露した。それだけに、マスカラス・ファミリーの一員でもあるデル・リオの日本公演参戦は絶好のタイミングだろう。しかも、10月中旬にはWWEがメキシコから初のテレビ中継をおこなったばかり。もちろん、デル・リオはこのときに故郷凱旋を果たしており、マスカラスのWWE殿堂入りも発表された。マスカラスが、2012年のレッスルマニアで表彰されるホール・オブ・フェームの第1号となったのである。

 WWEデビューの際、デル・リオはメキシコの貴族出身、セレブリティーとして大々的なプロモーション活動がおこなわれた。いかに自分が優れた人間であるかを誇示するイメージビデオが毎週何本も繰り返して流された。ヒールとしてのポジションながら、すべてがフィクションというわけでもない。血筋や経歴を辿れば、格闘技&プロレスのセレブリティーであることは間違いないだろう。

 ドス・カラスの息子とあって派手な空中殺法をイメージしがちだが、彼は父親に勝るとも劣らない、生まれながらのアスリートでもある。体格にも恵まれ、レスリングではオリンピックのメキシコ代表に選ばれた。史上初の覆面バーリトゥーダーとしても話題となり、2001年に日本の格闘技団体DEEPに参戦、2003年にはPRIDEのリングに上がり、ミルコ・クロコップとも対戦しているのだ。と同時に、ルチャドールとしてメキシコのプロレスでも活躍。AAA、CMLLの2大メジャー団体をまたにかけて闘った。とくにCMLLでは2007年から2008年にかけて世界ヘビー級王者に君臨。その後から、何度もWWE入りが取りざたされていた。

 そして2009年6月、WWE入りが正式に決定した。このときはちょうど新日本プロレスからNO LIMIT(裕次郎=当時&内藤哲也)がメキシコに渡ったころで、そのときのパートナーがドス・カラスJrだったのだ。

 WWEとの3年契約を結んだとされるドス・カラスJrはその後、WWEのディベロップメンタル組織であるFCW(フロリダチャンピオンシップレスリング)へ向かい、1軍入りのチャンスを待った。そして2010年7月、大々的なプロモーションのもと、「スマックダウン」に満を持しての登場。絶対的ベビーフェースのレイ・ミステリオをターゲットに、鮮烈デビューをやってのけたのである。

 マスクマンのドス・カラスJrから素顔になったデル・リオは、高級車で入場し、専属リングアナウンサーをつけるという上流階級ぶりで、人々の記憶に強烈な印象を残すスーパースターとなった。試合においても総合格闘技のテクニックをところどころで垣間見せるなど、キャラクターだけではないところを存分にアピール、あっという間にトップ戦線に躍り出た。ここ一番での強さも、血筋であり、経験値の高さなのだろう。

 WWE全体におけるデル・リオの存在を決定的にしたのが、今年1月におこなわれた史上最大40名参加の時間差バトルロイヤル「ロイヤルランブル」だった。37番目に登場というくじ運のよさも手伝い、最後まで生き残った。この結果により、「レッスルマニア」でのメイン級カードが確約された。4月の「レッスルマニア」ではタイトル奪取こそならなかったものの、エッジの保持していた世界ヘビー級王座に挑戦、現在の下地を作っている。

 そして、「ロイヤルランブル」につづく強運が、今年7月の「マネー・イン・ザ・バンク」だった。天井から吊るされたアタッシュケースをラダーマッチで奪えば、好きなタイトルに好きなときに挑戦できる権利が与えられる。すなわち、王者が試合をした直後でも、権利保持者が試合をすると宣言すれば、そのままタイトルマッチに突入してしまう。これは権利保持者へ絶対的に有利なルールで、事実、過去の権利保持者は一発で全員がベルト移動劇をやってのけているのだ。

 「マネー・イン・ザ・バンク」で権利を勝ちとったデル・リオは、8月の「サマースラム」でメイン直後に権利の行使を宣言。ジョン・シナとの激闘を制したばかりのCMパンクを襲撃し、ケビン・ナッシュ乱入という“ラッキー”にも恵まれ、晴れてWWE王者となった。一見ダーティーにもみられかねないタイトル移動ながら、ベルトを奪われたCMパンクも「ルールはルール」とデル・リオ王者を認めている。

 その後も、デル・リオはWWE王座をキープ。日本公演直前の11・20PPV「サバイバー・シリーズ」ではパンクとの防衛戦が控えている。ここでベルトを守れば、王者として横浜アリーナのリングに上がるわけである。
 王座を守って来日すれば、横アリでは2日間ともデル・リオの防衛戦がメインで組まれる予定。ミル・マスカラスの初来日から40年が経過した。こんどは甥のアルベルト・デル・リオが歴史を創る番なのだろう。来年の「レッスルマニア」前日、「ホール・オブ・フェーム」でマスカラスとデル・リオが同席する可能性は高いのではないか。

 メキシコ、日本、そしてアメリカへとつづくファミリーのヒストリー。素顔のアルベルト・デル・リオの“初来日”が大注目であると同時に、3カ国をまたにかけた壮大な家族の物語としても見逃せない。現在のWWEファンはもちろん、マスカラスに熱狂した世代にも、アルベルト・デル・リオの雄姿をぜひとも堪能してもらいたいと思う。

(新井 宏)

★公演名:『WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
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2011-11-22 12:34 この記事だけ表示

WWE批判からWWEが呼び戻した男 大演説のカリスマ、CMパンクがやってくる!
 世界最大のプロレス団体WWEが、11月30日(水)&12月1日(木)、神奈川・横浜アリーナに上陸、1年3ヵ月ぶりの日本公演「WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011」を開催する。WWEがやってくるのは2002年の横浜アリーナから数えて13回目とあって、これまで多くのスーパースターたちが日本の地を踏んでいる。そのなかでも、今回のCMパンクほど、前回の来日から大きくシチュエーションが変化したスーパースターもいないだろう。パンクは、いまやWWEのオピニオンリーダーとも呼べるほどの圧倒的支持を獲得、スーパースター中のスーパースターに上り詰めた。ではなぜ、どうやってパンクが現在の地位を築き上げたのか。本欄では、彼のストーリーを追ってみたい。



★公演名:『WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
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 パンクがWWE入りしたのは、2006年8月のこと。それまではROHをはじめとするアメリカのインディー団体で高い評価を得ており、2003年には日本のZERO1にも参戦した。しかしこのときは、地方大会が中心だったためか、大きなインパクトを残すには至っていない。それでも、ECWでの1軍デビューを果たしてからはメキメキと頭角を現してきた。来日メンバーにも選ばれ、2006年10月の武道館公演では日本凱旋を飾ることに成功した。

 さらに2009年8月の日本公演では、世界ヘビー級王者として参加、武道館2DAYSのメインで堂々のタイトル防衛をやってのけた。超大物なき2日間とも言われたなかで、パンクはキッチリと試合内容で結果を残したわけである。事実、この年のハウスショーはほかのどの公演と比較しても引けを取らないほど、試合の中身が充実していたとの記憶がある。

 その後、パンクは“禁欲主義社会”SES(ストレートエッジソサイエティー)を結成し、教祖的な役割に君臨する。さらには打倒ジョン・シナをめぐる権力争いからウェイド・バレットを追放、新生ネクサスのリーダーとして地位を確保し、カリスマとしての存在感を増していった。この2つのユニットでの経験が、現在の基礎となっているのは間違いないだろう。

 レスラーとしての力はもちろん、団体内における発言力も増していったパンクは、やがてWWEとの契約についても自身の要求を突きつけるようになっていく。それが爆発したのが、今年6月、「ロウ」内での発言だった。
「次のPPVでオレがシナからタイトル(WWE王座)を奪う。実はその日(7月17日)でWWEとの契約が切れるんだ。オレはWWE王者として、WWEを退団する」

 衝撃的な発言の後、パンクはシナ上位主義のWWEを痛烈に批判した。マクマホン・ファミリーも槍玉に挙げられ、あまりの過激発言にマイクのスイッチが消される事態にまで発展した。事件の収拾に乗り出したビンス・マクマホン会長も、過激さを増すパンクの要求をすべて受け入れるには至らず、契約の更新に失敗。結果的には7・17PPV「マネー・イン・ザ・バンク」でパンクはシナを破り、WWE王者となった。そして、本当に、ベルトを持ったまま退団してしまったのだ。

 パンクの退団後、彼のグッズが飛ぶように売れるという珍現象が起こった。WWE批判の大演説から、パンクへの支持が急上昇。パンクと対峙するシナにまでブーイングが飛ぶ逆転現象まで発生していた。パンク自身は、PPVの翌日、友人たちとテレビでメジャーリーグを観戦していたという。インディー団体の会場を訪れ、マイクでしゃべったりもした。パンクは自分自身の商品価値を上げたうえで、WWEから去っていったのだ。

 しかし、商品価値が劇的にアップしたことにより、WWEがパンクを“買い戻す”決断を下す。さらにはパンクとシナをめぐる問題から、ビンスは会長職を追われ、HHHがCOO(最高執行責任者)として現場の指揮を取ることになった。HHHはWWEの総意として、商品価値のあるパンクをリングに上げた。そのとき、パンク退団後の王座決定戦でWWEのベルトを獲得したシナと、WWEのベルトを持ったまま退団したパンクが顔を合わせた。このとき、WWEには2人の王者がいたことになる。

 そして8・14PPV「サマースラム」で2人のWWE王者は王座統一戦をおこない、パンクがシナを破って正式にチャンピオンとして認定された。10・23PPV「ヴェンジェンス」では、HHHとのタッグでWWEに反旗を翻したザ・ミズ&R・トゥルース組と対戦。このマッチメークからも、パンクのヒーローとしての地位が伝わってくる。

 ヒーローだからといって、パンクの毒舌は衰えていない。WWEのオピニオンリーダーとしての地位はもはや不動のものなのだろう。
現実に、映画出演のオファーは主役ながらも役柄に不満を抱いて拒否してしまったらしい。ほかにも、待遇面での改善を認めさせたとの話も聞いた。

 それにしても、パンクの上層部批判は、危険ながらもある意味で痛快だった。ここまでの上司批判は、一般社会では通らない。だからこそ、パンクの大演説は現実に不満を抱く人々から絶大なる支持を得た。パンク派ファンの中心は、20代から30代の男性だと聞く。

 そんな“働く男たちのカリスマ”と化したパンクが、いよいよ日本にやってくる。両日にわたって現WWE王者のアルベルト・デル・リオに挑戦、王座奪回に乗り出す。「C!M!パンク!」のチャントが横浜アリーナを覆いつくすのは確実。その日まで、あとわずかだ!

(新井 宏)

★公演名:『WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
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2011-11-22 12:27 この記事だけ表示

横浜アリーナがWWE一色に染まる2日間 ロック様と共闘直後のジョン・シナがやってくる!
 正式名称から"レスリング"の文字を外したものの、WWEが世界一のプロレス団体であることに変わりはない。来年には専門のTVチャンネルをアメリカで開局予定、プロレスにとどまらず総合エンターテインメントへの道を突き進むWWEが2010年8月以来、1年3ヵ月ぶりの日本公演「WWE Presentsロウ・ワールドツアー2011」を開催する。


(c) 2011 WWE, Inc. All Rights Reserved.
★公演名:『WWE Presents ロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
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 今回は前回に引き続き「ロウ」ブランドの来日で、11月30日(水)、12月1日(木)の2日間、横浜アリーナがWWEの世界一色に染まる。横アリでのWWEは2006年2月の「スマックダウン」以来、実に5年10ヵ月ぶりだが、この会場で思い出されるのはやはり、現体制での初上陸となった"3・1"だろう。ザ・ロック狂想曲が吹き荒れた2002年3月1日、あの伝説の日本公演である。

 その後、ザ・ロックはマットを離れ映画界に転進、出演作が続々公開されるハリウッドのスーパースターとなった。が、やはり根底にはプロレスラーの血が流れている。今年の「レッスルマニア27」には"ホスト"として登場。そのときすでに、来年の「レッスルマニア28」(4月1日、フロリダ)におけるジョン・シナ戦を決定させた。1年後のカードを発表するとは、極めて異例。しかも日本公演直前のPPV「サバイバー・シリーズ」(11月20日、ニューヨーク、マジソン・スクウェア・ガーデン)では、「レッスルマニア28」での一騎打ちが決まっているシナとタッグを結成、ザ・ミズ&R・トゥルース組と対戦することになっている。もちろん、ロックにとっては久しぶりの実戦。そのロック様とおなじコーナーに立つシナが、どのような状況や精神状態で来日するのか、それを占う意味でも、日本公演直前のPPV「サバイバー・シリーズ」はチェックしておきたい。

 さて、こんどの日本公演にはどんなスーパースターたちがやってくるのだろうか。おなじロウブランドでも1年もたてば状況や顔ぶれはガラリと変わるもの。ザ・ミズの参戦が追加された10月24日時点における参加メンバーは、以下の通りとなっている。

 ジョン・シナ、CMパンク、アルベルト・デル・リオ、ザ・ミズ、ビッグショー、コフィ・キングストン、エヴァン・ボーン、ジャック・スワガー、ジョン・モリソン、ドルフ・ジグラー、ザック・ライダー、ドリュー・マッキンタイアー、メイソン・ライアン、アレックス・ライリー、ケリー・ケリー、べス・フェニックス。

 そして、PPV「ベンジェンス」(10月23日、サンアントニオ)終了後には、日本公演での対戦予定カードも発表された。

【対戦予定カード】

11月30日(水)
▼WWE選手権試合<王者>アルベルト・デル・リオvs<挑戦者>ジョン・シナ
▼CMパンクvsザ・ミズ
▼US選手権試合<王者>ドルフ・ジグラーvs<挑戦者>コフィ・キングストン
▼ディーバズ選手権試合<王者>べス・フェニックスvs<挑戦者>ケリー・ケリー
▼ビッグショーvsジャック・スワガー
▼エヴァン・ボーンvsメイソン・ライアン
▼ジョン・モリソンvsドリュー・マッキンタイアー
▼アレックス・ライリーvsザック・ライダー

12月1日(木)
▼WWE選手権試合<王者>アルベルト・デル・リオvs<挑戦者>ジョン・シナvs<挑戦者>CMパンク
▼ビッグショーvsザ・ミズ
▼ドルフ・ジグラーvsエヴァン・ボーン(1日目の結果によってはUS選手権試合)
▼ディーバズ選手権試合<王者>べス・フェニックスvs<挑戦者>ケリー・ケリー
▼コフィ・キングストンvsジャック・スワガー
▼ジョン・モリソンvsザック・ライダー
▼メイソン・ライアンvsドリュー・マッキンタイアー

 もちろん、「サバイバー・シリーズ」の結果を受けてカードや来日スーパースターが変更される可能性もある。王者は執筆時点でのタイトルホルダーであり、試合当日には王者と挑戦者が入れ替わっている場合もあるだろう。それだけに、上記のカードは目安と考えていてほしい。いずれにしても、WWEの絶対的エースともいえるジョン・シナを中心に、現在のロウにおける中心人物が大挙してやってくることは間違いない。

 とくに今回は、CMパンクやアルベルト・デル・リオの参加が大きな注目点でもある。ともにシナとのかかわりから現在のポジションを築いたスーパースター。パンク、デル・リオとはいったいどんなスーパースターなのか。次回からは注目選手を中心に、それぞれの見どころを探っていきたい。

 ちなみに、PPV「サバイバー・シリーズ」のチケットはすでに完売と聞いた。日本公演のチケット入手もお早めに!  (新井 宏)

★公演名:『WWE Presents ロウ・ワールドツアー2011』
★公演日時:11/30(水)〜12/1(木)
★会 場:横浜アリーナ(神奈川県)
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2011-11-11 17:08 この記事だけ表示