【注目!日本公演特集コラムVol.5】
日本でも活躍したD・ブライアンがWWEで大ブレイク!両国国技館が、凱旋のYESコールに包まれる!

■公演名:『WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012』
■開催日時:2012年8月9日(木)・10日(金)[両日共19時00分開始]
■会 場:両国国技館
■詳細・チケット申込はコチラ!

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8月9日(木)&10日(金)、東京・両国国技館(両日とも午後7時開演)で開催される「WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012」には、ジョン・ローリネイティス(ジョニー・エース)、アルベルト・デル・リオ(ドス・カラスJr)をはじめ日本のプロレスファンにもなじみ深いレスラーが参加するが、ダニエル・ブライアンもそのひとり。WWEで大ブレイク中のブライアンだけに、うれしい凱旋試合となるだろう。

 現在、ヒールながらもYESコールで人気沸騰中のブライアンは、マスクマンのアメリカン・ドラゴンとして1999年末にFMWへ初来日。その後、素顔となり新日本プロレスに参戦し、カレーマン(クリストファー・ダニエルズ)とのコンビでIWGPジュニアタッグ王座も獲得している。シングルプレーヤーとしてはNOAHで活躍。そのころは本名のブライアン・ダニエルソンでファイトし、すでにアメリカンインディーシーンの大物として名を馳せていた。2008年には金丸義信を破りGHCジュニアヘビー級王座を奪取。ROH(リング・オブ・オナー)の日本遠征でも中心人物として闘っている。

 WWEと契約を交わしたのは2009年。翌年2月にスタートした若手育成の新ブランドNXTの1期生として参加した。リングネームをブライアン・ダニエルソンからダニエル・ブライアンに変更する(ひっくり返す?)と、NXTでは師匠格のザ・ミズと早くから対立。試合結果もおもわしくなく、造反軍団ネクサスの暴走から、なぜかブライアンひとりが解雇されてしまう。試合内容はいいのに、なぜか不運がつきまとった。

 しかし、負けは込んでも確かなレスリングテクニックには定評があった。ブライアンはアメリカはもちろん、ヨーロッパにも自分の意思で足を運び、現地の技術を積極的にものにしていった。イギリス出身のウィリアム・リーガルを師と仰ぐのもそのひとつ。もちろん、日本での経験も大いに役立っている。

 そんなブライアンをWWEが放っておくはずもない。2010年8月のPPV「サマースラム」でまさかの電撃復帰。しかもネクサス側ではなく、チームWWEのメンバーとして当日突然現れたのだ。そのうえ、古巣相手にチームWWEを勝利に導く大殊勲。以降、ブライアンはWWEには欠かせないスーパースターになっていく。NXT時代の不遇を振り払うような快進撃をみせるのだ。

 その成果が、世界ヘビー級王座奪取だろう。2011年7月のPPV「マネー・イン・ザ・バンク」でタイトル挑戦権を獲得し、同年12月のPPV「TLC」で権利を行使することになる。マーク・ヘンリーとの巨漢対決を制して王者になった直後のビッグショーを急襲し、タイトルマッチを強行。その勢いで世界最大のアスリートを破り、念願の世界王座を手に入れたのである。

 と同時に、そのころからブライアンはヒールとしての素行を見せるようになっていく。恋人のAJを盾に使い、ビッグショー、マーク・ヘンリーといった明らかに体格の異なる相手を突破。さらにはただでさえ防衛確率が極端に低くなる6WAYマッチでもベルトを守り抜いた。レスリングテクニックはもちろん、マイクアピールにも長けており、そのあたりの駆け引きで現在のポジションを築いたと言えるだろう。

 ところが、年間最大イベント「レッスルマニア28」にて衝撃の王座転落となってしまう。世界ヘビー級王座史上最短の18秒でシェイマスにベルトを明け渡してしまったのだ。その原因がAJとのキスだったから始末が悪い。振り向いたところで待っていたのがシェイマスの必殺ブローグキック。シェイマスはこのとき以来、ずっとベルトを守り抜いている。日本公演まえ最後のPPV「マネー・イン・ザ・バンク」でもデル・リオを相手に防衛を果たしており、このまま王者として日本公演にやってくる可能性が高そうだ。

 不名誉な記録を作ってしまったブライアンだが、インパクトは絶大だった。記憶に残るタイトルマッチであったことは間違いない。しかもこのときから「YES!」の雄叫びが大ブレイク。この現象は全WWEユニバースに波及し、いまではすべての会場が「YES!」の大合唱に包まれている。

 世界王座こそ失ったブライアンながら、WWEのメインストリームから離れていないのがすごいところ。ターゲットをWWE王者のCMパンクへと移し、ブランドを超越した構想を展開中なのだ。そこにはブライアン、CMパンク、ケイン、AJを巻き込む不思議な人間関係がある。日本公演を迎えるころ、AJとの関係はどうなっているのかも興味深い。いずれにしても、両国国技館がYESコールに包まれることは確実。8月9日&10日、YESの連呼に参加しよう!   (新井 宏)

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【注目!日本公演特集コラムVol.4】
超ベビーフェースからスーパーヒールへの大変貌!“世界最大のアスリート”ビッグショーが怖い!

■公演名:『WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012』
■開催日時:2012年8月9日(木)・10日(金)[両日共19時00分開始]
■会 場:両国国技館
■詳細・チケット申込はコチラ!

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 WWEが8月9日(木)&10日(金)、東京・両国国技館(両日とも午後7時開演)で開催する「WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012」に、“世界最大のアスリート”ビッグショーが参戦する。

 身長213センチ、体重200キロのビッグショーが来日するのは、10年、11年につづき3年連続。前回の日本公演では伝説のケビン・ナッシュを相手に時空とブランドを超越した肉弾戦を展開してみせている。もうおなじみの存在だけに、こんどの来日は目新しさに欠けるかもしれないと思いきや、まったくそんなことはない。ここへきて大巨人をめぐるシチュエーションが180度変わってしまったのだ。いままでは超ベビーフェースだったビッグショーが、スーパーヒールへと大変貌。“世界最大のアスリート”にいったいなにが起こったのか。昨年の日本公演から帰国後のPPV12・18「TLC」ではマーク・ヘンリーとのスーパーパワー対決を制し、世界ヘビー級王者に輝いたのだが…。

 異変はその直後に訪れる。同日、いつでもどこでもタイトルに挑戦できる権利を持つダニエル・ブライアンが現れ、マネー・イン・ザ・バンクを行使。ヘンリーとのビッグバトル後でダメージの大きいビッグショーから世界ヘビー級のベルトをかっさらっていったのだ。わずか数分で、ビッグショーは王座から転落してしまった。振り返ってみれば、それが現在に至るすべてのきっかけだったような気がする。

 ブライアンとのタイトル争いで、ビッグショーは王者ブライアンの恋人(当時)AJをアクシデントから失神させてしまう。大巨人の肉体が、軽量のディーバに激突してしまったのだ。ブライアンは「あんな乱暴までしてタイトルが欲しいのか!?」とライバルを罵った。ビッグショーの困惑した表情からは、世界最大のアスリートとしての自信が消えていた…。

 年間最大イベント4・1「レッスルマニア28」では、コーディ・ローデスからインターコンチネンタル王座を奪取したビッグショー。しかしその後のPPV4・29「エクストリーム・ルールズ」での再戦で敗れ、ふたたび無冠に戻ってしまう。さらに5・14のロウではジョン・ローリネイティスGMから解雇を通告された。それ以前に、ステージ上でビッグショーがローリネイティスにぶつかってしまうアクシデントがあった。ローリネイティスも大型ながら、第一線からは退いた身である。AJのときと同様、大巨人の大きな体が仇となったのだ。ビッグショーは涙を流しながら「クビになりたくない」と謝罪した。しかし、時すでに遅し。人事部長兼GMの考えが覆ることはなかった。

 生き残りのため、大巨人は大胆かつ、まさかの行動にでることを決めた。解雇により試合の組まれなかったPPV5・20「オーバー・ザ・リミット」に来場しメインに出現したのだ。ジョン・シナvsローリネイティスの一騎打ちでシナの味方につくと思わせて、ローリネイティスに加担するどんでん返し。久しぶりの試合となった“元ジョニー・エース”ローリネイティスのピンフォール勝ちに大きく貢献したのである。

 これがGMの機嫌を取り、翌日のロウでビッグショーは再雇用された。この瞬間、ビッグショーはWWE入り以来はじめての大ヒールへと正式に変身した。気は優しくて力持ちを地でいく男が、まさかの方向転換である。
「これまでオレは大巨人としてビジネスに徹してきた。WCW時代から全力を発揮することが許されなかった。それは、団体の顔を潰してしまう恐れがあったからだ。しかし今は違う。14年間、トップスターの引き立て役に徹してきたが、これからは真の実力を見せることができる。本来の自分である怒りの大巨人になれるんだ」

 己の巨体をフル活用できるようになったビッグショーは、何人ものWWEスーパースターを手当たり次第に襲撃。その矛先は再び、世界ヘビー級王座へと向けられるようだ。ローリネイティスがPPV6・17「ノー・ウェイ・アウト」でGM職を失ったため、大巨人は「よりいっそう自由に動けるようになった」と豪語。そんななかでの日本公演は、“ニュー”ビッグショーを体感する絶好の機会になるだろう。

 というのも、両日に渡り世界ヘビー級のタイトルに挑戦する予定になっているのだ。9日(木)が王者シェイマスとの一騎打ちで、10日(金)はアルベルト・デル・リオ、ケインを加えてのフェイタル4ウェイマッチ。どちらのカードも爆発した怒りを誇示するには申し分のない顔合わせだ。衝撃の解雇通告から一転、日本公演2DAYSの主役に躍り出る可能性も出てきたのではないか。こんどの日本公演では、怒りのビッグショーがスモーアリーナ(両国)のリングを破壊する!?
(新井 宏)

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【注目!日本公演特集コラムVol.3】
アイルランド初の世界チャンピオンが両国上陸!“グレート・ホワイト”シェイマスがやってくる!

■公演名:『WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012』
■開催日時:2012年8月9日(木)・10日(金)[両日共19時00分開始]
■会 場:両国国技館
■詳細・チケット申込はコチラ!

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 世界最大のプロレス団体WWE(ワールド・レスリング・エンターテインメント)がこの夏、大挙して日本にやってくる。8月9日(木)&10日(金)、東京・両国国技館(両日とも午後7時開演)にて開催される「WWE presents スマックダウン・ワールドツアー2012」では、ブランドの最高峰、世界ヘビー級王座をかけたタイトルマッチがおこなわれる予定だ。

 6月17日におこなわれたPPV「ノー・ウェイ・アウト」で世界ヘビー級王座を防衛したのは、WWEにおけるアイルランド人で初のチャンピオン、シェイマスだった。シェイマスは当初、“ドス・カラスJr”アルベルト・デル・リオの挑戦を受ける予定だったが、デル・リオが試合中の脳震盪の影響により大事をとって欠場。急きょおこなわれた次期挑戦者決定フェイタル・フォー・ウェイマッチを勝ち抜いたドルフ・ジグラーを退け、ベルトを守り抜いたのである(デル・リオはその後復帰し、来日には問題ない模様)。

 王者・シェイマスにとって次なる関門は7・15PPV「マネー・イン・ザ・バンク」か。ここを突破すれば、2度の来日ともチャンピオンということになる。初来日は2年前、2010年8月の日本公演だった。このときはロウブランド所属でWWE王者として参戦、ランディ・オートンを相手に、王座防衛に成功している。

 最高峰に位置する2大王座をすでに獲得しているシェイマス。8月の来日もチャンピオンとしての登場となれば、これは快挙である。こんなスーパースターはなかなかいるものではない。では、シェイマスとはいったいどんなレスラーなのか。あまり知られていないデビュー当初の経歴も含め、彼の足跡をたどってみよう。

 シェイマスは2002年5月にアイルランドでデビュー。2004年12月に英国FWAのブリティッシュヘビー級王座に挑戦し、初のタイトルマッチをおこなった。2005年3月には地元の団体IWW(アイリッシュ・ホイップ・レスリング)でインターナショナル・ヘビー級王座を初戴冠。一度転落するものの、かつてWWEに在籍したディーロ・ブラウンから王座を奪回。2007年夏には同王座を返上し、アメリカに渡った。WWEと育成選手契約をかわし、ファーム団体のFCW(フロリダ・チャンピオンシップ・レスリング)で修業を積むことで、WWEスーパースターへの道をめざしたのだ。

 FCWでヘビー級王者となり、WWEのダークマッチにも何度か出場したシェイマスが満を持して1軍デビューを果たしたのが、2009年6月の末だった。当時存在したECWブランドに登場し、ゴールダスト、シェルトン・ベンジャミンらとの抗争で頭角を現すと、同年10月にはロウに登場。あのジョン・シナをターゲットとし、同年12月のPPV「TLC」におけるテーブルマッチで王者を、粉砕、WWE王者となったのである。

その後はオートン、HHHとも抗争を展開。対戦相手からしても、WWEのトップ戦線にいきなり食い込んできたことがわかるだろう。WWE王座は2度獲得し、2010年の「キング・オブ・ザ・リング」で優勝、キング・シェイマスも名乗った。今年1月には30人のなかを勝ち抜き「ロイヤルランブル」での優勝も果たしている。短期間で凄まじいばかりの実績を残しているのだ。

そして迎えた年間最大イベント4・1「レッスルマニア28」ではダニエル・ブライアンを破り、世界ヘビー級王座を奪取。この試合はなんと18秒で決着がついた。これはもちろん、レッスルマニアでのタイトルマッチにおける最短勝利。実績にプラス、レッスルマニア史上に残る記録まで作ったのだ。

以来、シェイマスは世界ヘビー級王座を保持しつづけている。5・20PPV「オーバー・ザ・リミット」では、デル・リオ、オートン、クリス・ジェリコといった強敵を抑え、勝率25%といわれるフェイタル・フォー・ウェイを勝ち抜き王座を死守した。最短時間で奪ったベルトを最長期間保持してみせる。これが現在の目標といったところか。

テーブルマッチでシナを葬ったことからもわかるとおり、シェイマスは大型ラフファイターでもある。身長198センチ、体重123キロの体格は大きな武器。それだけに、外国人ということも重なって、当初はヒールだった。が、WWEを代表するトップスターと闘ううちにベビーフェースとしての帝王学を吸収していく。昨年8月に“ワールド・ストロンゲスト・マン”マーク・ヘンリーと張り合ったのをきっかけに、WWEユニバース(ファン)は大きくて強いシェイマスをヒーローとして崇めるようになった。ベビーフェースに転向すると、スマックダウンの顔的存在にまで上り詰めるまでに人気が上昇したのだ。

必殺技は、ブローグ・キックとホワイトノイズ。ブローグ・キックとはいわゆるバイシクル・キックで、ブローグとはアイルランド地方の訛りのこと。ホワイトノイズは北アイルランド出身のフィンレーが使っていた変形デスバレーボムだから、ケルティック民族としての技の継承か。これらの技にいくシーンは、日本公演においても大きな見せ場となることだろう。

肌の白さからきたニックネームは“グレート・ホワイト(偉大なるシロザメ)。WWE登場から3年、初来日から2年、8月の両国2DAYSは、段階を踏んで巨大化していくシェイマスの存在感を存分に堪能できるチャンスだ。            
(新井 宏)

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