【UFC JAPAN特集コラムVOL.3】
UFCで活躍する日の丸ファイターの真実!A
世界トップファイターを相手に真っ向勝負!!
(構成・文:高須基一朗)

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■大会名:UFC JAPAN
■開催日時:02月26日(日)10時00分開始
■会場:さいたまスーパーアリーナ
★大会詳細とチケット申込みはコチラ!


世界の総合格闘技市場に目を向けるとアメリカ、日本、ロシア、ブラジル、このあたりが強豪と呼ばれるファイターが多く発掘されている。むろん、UFCの舞台でライト級(70KG以上)以上の体重に目を向けると、主催国のアメリカ人ファイターは、ファンの後押しも強く、モチベーションも高く勢いもあり、平均して強いイメージがある。そして共通するポイントは無尽蔵のスタミナである。常に動き続けることが出来る体力には本当に驚かされる。そういったアメリカ人ファイターと渡り合っていくために世界の格闘技大国と呼ばれる国々ではUFCトップファイター対策と、この舞台で勝つための技術向上に努めている。こうして、国ごとに戦い方、スタイルが多種多様。

そして戦術として、パンチやキックを多用して、スタンディングで攻防を得意とする打撃系のファイトスタイルを持つものもいれば、投げ技やレスリングのタックルなどで、転ばしてグラップリングでの寝技を主軸に攻防するファイトスタイルの二つに分類される。また、この打撃、寝技、投げ技などをすべて使いこなす器用なコンプリートファイターの活躍も際立って目立つ。2月の日本開催UFC JAPANでは、立ってよし、寝てよしのバランスの良いコンプリートファイターとも呼べる日本人ファイターが総勢7人も出場予定である。こんな贅沢なことがあっていいのだろうか。

前回のコラムで取り上げた秋山成勲選手(ウエルター級)と山本“KLID”徳郁選手(バンダム級)を含め、ミドル級の階級では、岡見勇信選手、福田力選手、ライト級では、五味隆典選手、光岡映二選手。フェザー級では日沖発選手。バンダム級では水垣偉弥選手がエントリー。

五味選手と光岡選手は本大会で唯一の日本人対決の発表となり非常に注目度が高い。
故に試合もメーンカードの一つに挙げられている。

まずは、この日本人対決について見所をお伝えしようと思う。
共にUFC参戦前にさかのぼる2008年…総合ディスカウントショップのドンキホーテがスポンサードしていた“戦極”(センゴク)という大会で、ともにこの二人は活躍。五味隆典選手がPRIDEライト級チャンピオンの肩書を引っ提げて戦極へ移籍し、この舞台を主戦場にしていたので、その五味選手との対戦を求めて同階級において、腕に自信のある多くの日本人ファイターが戦極参戦に名乗りを上げた。そして、ライト級の世界一決定トーナメントが開催すると、世界の強豪たちを軒並み倒し、ベスト4へ進んできたのがすべて日本人という結果。勝ち上がった選手の中には、もちろん光岡選手もいたのだが、残念なことに準決勝の舞台で敗戦。五味隆典選手とのライト級頂上決戦の舞台に勝ちあがり、対戦を実現させることが出来なかった。更にさかのぼる事、PRIDEといった総合格闘技イベントが存在した時代にも、ニアミスで対戦は実現ならず。事あるごとに、同階級で屈指のファイター同士といわれつつも、戦うことが無かったのである。ゆえに、この対戦が数年の時を経て実現したことに、格闘技のこの10年の歴史を観てきたマニア層のファンには非常に楽しみなことだ。


そして、UFCの舞台で勝ち星を誰よりも重ねてきているのが、岡見勇信選手。日本人として、このUFCという激戦の舞台の過酷さを誰よりも知っている選手である。

名前が“ユーシン” (勇信)ということで、アメリカでは日本のウルトラマンぐらいに人気のある「獣神サンダーライガー」になぞられ、語呂が似ているということだけで、「ユーシン・サンダーライガー」と呼ばれ、さらに略されサンダーというニックネームが付けられている。

アメリカの人気アニメキャラクターのニックネームが付けられるだけあって、岡見選手の人気はUFCでも高い。他の日本人ファイターの誰よりも、米国では知名度が高いことも付け加えておこう。また、余談だが何を隠そうJ-POP界を牽引し続けている人気男性ボーカル&ダンスパフォーマンスユニットのEXILEが所属する「LDH」が、岡見選手とマネージメント契約をしているのだ。このことを知るだけでも、その大物ぶりをうかがわせる。

更に、ミドル級では山本“KID”徳郁選手とは元師弟関係にあった福田力選手も日本屈指のトップ選手。その顔から誰もがインスピレーションで連想するように、なんといっても秀でている武器はパワー。黒人選手とパワー勝負の鬩(ルビ:せめ)ぎあいでも一歩も引けを取らない力を見せる。

福田力選手は、DEEPという日本の格闘技団体でメキメキと頭角を現し、連戦連勝を重ね、日本では同階級に福田選手と戦うことを決断するファイターが少なくなり、世界への道を選んだ一人である。UFC JAPAN大会でも、世界で通用するパワーを見せつけ、会場のファンを驚かしてくれることだろう。

そして、フェザー級から日沖発選手。彼は、日本格闘技界では、エリート中のエリート。日本タイトルの全てをほしいものにしている。UFC参戦時には二つのチャンピオンの肩書を持っていた。その戦極(SRC)フェザー級チャンピオンと修斗世界チャンピオンの二つのタイトルを返上し、新たな高みを求めて、UFCと契約をした。迎えた昨年10月にUFCデビュー戦を磐石の強さで勝利。UFC日本大会が2度目の試合となる。ちなみに、日沖選手は世界中で繰り広げている同階級ランク付で、常に世界3位以内をキープし続けているほどに、この階級では安定した人気と格闘技マニア層からの信頼を勝ち得て結果を残している。隙のないファイターであり、試合運びは機械のような精密さを持ち、時間と空間をうまい具合に使って戦う。そして、試合後のダメージの少ない顔色の良さがいつも印象深い選手である。


最後に本大会、最軽量クラスで大きな金網で戦う術を熟知した打撃系ファイターの水垣偉弥選手。水垣選手は格闘技を初めてちょうど10年目の節目の年となる。また同階級に山本“KID”徳郁選手がいることから、常にアメリカでも、この二人は比較の対象として、持ち上げられている。UFCにバンダム級が存在していない時代に、アメリカではWECという軽量級をメーンに開催している大会があった。非常に苦労人であり、まだまだUFCと比較するとWECの軽量級人気は伸び悩む中、それでもモチベーションを下げることなく、世界強豪ファイター達との戦いを求めて、この舞台へ定期参戦。後にWECがUFCに買収されてグループ傘下に入り、晴れてUFCにも軽量級の階級が制定されることなり、それまでの実績をかわれて、UFCへ参戦する経緯となる。我慢に我慢を重ね、信じてきた道を貫き通してきた結果が報われ、日の目を浴びる煌びやかなこの舞台へたってきた。ちなみに、KID選手との対戦も近い将来実現するやもしれない。

このように、日本人ファイター達の魅力を少しばかり触れてみたのだが、興味を持っていただけただろうか。自国開催ともなれば、この日本人選手すべてが非常に高いモチベーションで試合に挑んでくる。故に会場で彼らの勇姿を観てもらいたい!!


UFC 144: Edgar vs. Henderson

【ライト級タイトルマッチ】
フランク・エドガー VS ベン・ヘンダーソン

【ヘビー級】
マーク・ハント VS シーク・コンゴ

【ライトヘビー級】
クイントン・ランペイジ・ジャクソン VS ライアン・ベイダー

【ミドル級】
岡見勇信 VS ティム・ボウシュ

【ミドル級】
福田力 VS スティーブ・キャントウェル

【ウェルター級】
ジェイク・シールズ VS 秋山成勲

【ライト級】
アンソニー・ペティス VS ジョー・ローゾン

【ライト級】
五味隆典 VS 光岡映二

【フェザー級】
日沖発 VS バート・パラジェンスキー

【バンタム級】
水垣偉弥 VS クリス・カリアソ

【バンタム級】
山本“KID”徳郁 VS ヴォウガン・リー
【UFC JAPAN特集コラムVOL.2】
UFCで活躍する日の丸ファイターの真実!@
秋山成勲と山本“KID”郁徳の勇姿を見逃すな!!
(構成・文:高須基一朗)

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■大会名:UFC JAPAN
■開催日時:02月26日(日)10時00分開始
■会場:さいたまスーパーアリーナ
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2月のUFC-JAPAN開催までいよいよ2週間ばかり。

今週は、そのUFC JAPANに出場予定で世界のトップファイターと真っ向勝負、臆する
事無くぶつかり合う試合を観せてくれる知名度抜群の日本人ファイターを二人、紹介したいと思う。

K-1が主催した総合格闘技イベント「HERO☆S」(2005年〜2007年)でチャンピオンに上り詰めた秋山成勲選手(以下、秋山選手)と山本“KID”郁徳選手(以下、KID選手)の2人だ。

格闘技ファンならば、誰もが知るファイターだが、格闘技を知らない人でも、2人の名前は聞いたことがあるのではないだろうか!?

この二人は、そのHEROS初代チャンピオンの肩書きを持ち、世界トップレベルの舞台
でも通用する日本人ファイターである。そして、この二人、歩んできた格闘家人生の道が非常に類似している。

当時は、メジャーイベント大会になると、階級も大きな括りでヘビー級、ミドル級、
ライト級と今現在の日本格闘技の主流となる階級の細分化、さらには軽い軽量級の制
定は無く、大きくは3種類の体重規制しかなかった。秋山選手は85KGの体重制限のミ
ドル級で初代チャンピオンに輝き、KID選手は70KGのライト級でチャンピオンに輝
いた。この二人、その持ち前のルックスの良さも際立ち、チャンピオンに輝いた際に
は、芸能人と同等の扱いで、各局から地上波テレビ出演のオファーが殺到し続けた格
闘家でもある。この職業を煌びやかで華やかなものにした選手として代表してあげら
れる。
当時は現役格闘家であった須藤元気(現在はテレビタレント、パフォーマー)とHERO
☆Sライト級決勝戦の舞台で戦い見事に勝利し、チャンピオンに輝いたのがKID選手。

そして、ミドル級では最強の呼び声高かったオランダの勇、メルビン・マヌーフを相手に一本勝ちで勝利したのが秋山成勲選手。

ともに強豪相手に激戦を乗り越え、有終の美を飾ったことも当時では大きく話題になった。

その後、HERO☆Sが事実上消滅し、新たな総合格闘技イベント「DREAM」が旗揚げされると、両者ともに、このDREAMを主戦場に活躍。

ここでも、連戦連勝の破竹の勢いは止まる事を知らず、その実績をかわれ、満を持して世界最高峰と称されるアメリカ総合格闘技大会のUFCへ挑戦。秋山選手はKID選手より早い段階で、2009年にUFC100回目の記念大会で米国デビュー。アメリカ人強豪ファイ
ターのアラン・ベンチャーを相手に僅差ではあったものの判定の末にデビュー戦を勝利し、さらに大会運営者よりファイトオブザナイト賞を獲得し、なんと驚きの10万ドルのボーナスまでもらうほどの壮絶な殴り合いの試合を見せた。

ただ、この試合で秋山選手は眼窩底骨折の大けがをして即刻手術。長期離脱を余儀なくされた。同様にKID選手が練習中に膝を故障。2008年から09年までは怪我で戦線離脱。

30代に入り、両者共に格闘技人生において、勢いとどまる事ない絶頂期、と思われた矢先の大怪我。選手生命を脅かす大怪我をした二人だが、その苦難も乗り越え、現役続行を決断し復帰!自国開催となる本大会において、会場のボルテージを最高潮に高めてくれる激闘を繰り広げてくれることは間違いない!
【UFC JAPAN特集コラムVOL..1】UFCという格闘技は怪物です!
(構成・文:高須基一朗)

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■大会名:UFC JAPAN
■開催日時:02月26日(日)10時00分開始
■会場:さいたまスーパーアリーナ
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“女性にも会場に足を運んでもらいたい!”

来る2月26日に日本で開催される総合格闘技UFCの見所を思う存分に毎週1回ペースで5週にわたりwebページで連載となると、正直にいうとマニアックな思い入ればかりが脳裏を過る。それでは万人にわかりやすく伝えるためのこの紹介サイトを有意義に利用する事になりますので、ここはひとつ女性にも楽しめるように格闘技の魅力を分かり易く伝えられるように熟慮してみようと思う。やはり格闘技というと女性にとっては、野蛮なスポーツと位置付けることになるのだろうが、それは会場へ足を運んでみて、その熱気と狂気に入り乱れた観客と選手の一体化した会場の状況を見てからにしてもらいたい。

一度でも会場へ足を運び入れたら最後、本気で殴り合う選手たちの姿に強烈な印象を持ち、この魅力あるスポーツにどっぷりハマってしまうはずだ。1対1の真剣勝負で0.01秒の閃きの一瞬で勝敗の明暗を分け、生つば飲み込みながら口がカラっからになって楽しむというのが格闘技だ。さて、そんな格闘技というジャンルの中でも様々なルールが存在するが、本サイトで紹介するUFCは現存する総合格闘技において間違いなく世界最高の試合を出し惜しみなく提供してくれる大会である。アメリカ発祥のUFCは本国での大会を中心に毎月のように開催され、格闘技界のメジャーリーグーとして世界の頂点に君臨している。更に分かり易く紐解いていくと、選手のファイトマネーがこれまた破格である。世界チャンピオンクラスのファイターになれば約100万ドルのファイトマネーが一試合で払われるケースすらある。UFCのルールは5分3Rがベース。チャンピオンとの王座をかけたタイトルマッチになると5分5Rとなる。単純計算15分〜25分で、それだけのお金を稼ぐのだから、一握りの選手とはいえ、アメリカンドリームがここにも存在している。


また、日本の総合格闘技だと、主流は4角形のロープのあるリングを採用するケースが多くあるのだが、UFCは8角形の金網の中で戦う。この金網の中で筋肉ムキムキの選手二人が殺意むき出しで戦うのだから、緊張感と臨場感が素晴らしい。逃げ場のない果たし合いの決闘場となるわけだ。

また急所攻撃や噛みつき、髪を掴むなどを含む一部の反則行為を除く以外は、なんでもありの総合格闘技ルール。立っている状況で殴り合ってもよければ、相手を投げ飛ばして、倒れている選手を殴っても良い。金網の中にレフリングする審判が一人だけいるのだが、違反行為を見逃さないように見張っている以外は、ほぼ静観しているだけ。失神するか、対戦相手が降参するまでは、試合を止めることをしない。試合中の硬直=敗北を意味するUFCにおいて、常に動き回ることがセオリーであり、攻めと守りが目まぐるしく変わるので、瞬きすら許されない。観ていて欠伸(ルビ:あくび)をするような事は決してないのである。アクション映画観ているような感覚で大会を観ることが出来るので、女性でも観ていて楽しいはずだ。一人で心細いならば、彼氏や男友達を誘って観戦に行けば、さらに楽しめるはずである。


ちなみに余談だが、総合格闘技にエンターテイメント性を強めて世界に広めたのは、間違いなく日本である。日本で発祥した柔道が今は世界共通のJU-DOに変化を遂げたように、日本総合格闘技が世界水準レベルの底上げをしたからこそ、今のUFCが存在する。そして世界で通用する日本人選手が、この10年で多く育成されていった。それと並行してアメリカではUFCが根強いスポーツコンテンツに変化し、今ではアメリカ三大テレビチャンネルのESP-SPORTSで放送されているほどだ。


巨大化したアメリカ総合格闘技UFCが、かなりの力を蓄えて日本上陸となる。2月の大会は、世界で通用する日本人ファイター達が数多く出場する。とりわけ、知名度の高い、秋山成勲、山本“KID”郁徳などが、ここで世界屈指の強豪選手を相手に戦うので、やはり会場へ足を運び、歴史の一頁を垣間見るべきではないだろうか。次週は日本人ファイターの魅力をお伝えしていこうと思う。