■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



(構成・文:長谷川亮)


 「UFC JAPAN 2014」(9月20日、さいたまスーパーアリーナ)には前回紹介した“超新星”堀口恭司と同じく、平成生まれで今後を嘱望されるファイターが出場する。6月のUFCデビューを勝利で飾り、今大会で連勝を狙う23歳の田中路教だ。

 田中は中学時代から5年経験した柔道をベースに2010年修斗でプロデビューを果たし、5連勝で11年の修斗フェザー級新人王に輝く。12年からはグアムを中心に活動する総合格闘技大会「PXC」を主戦場とし、ここでも連勝を見せ13年5月、PXCバンタム級王座を獲得。柔道由来のパワフルな投げや腰の強さを活かしたテイクダウン、グラウンドでも極めを狙ってアグレシッブに動き、同時にこれもパワフルに放つパウンドが持ち味だ。戦績はこれまで10戦10勝、いまだ無敗。

 6月のUFC第1戦ではカナダのローランド・デロームと対戦し、グラウンドでのパンチ&ヒジで出血を呼び、ジャッジ3者が30-27をつける完勝で白星デビュー。しかし8月のUFCマカオ大会では、このデロームを相手に同級・同世代(24歳)でライバルと目される“寝技天狗”佐々木憂流迦がわずか66秒、チョークスリーパーでUFC初白星を挙げており、これが刺激となって気合いも高まっているだろう。

 そんな田中の対戦相手となるのが韓国のカン・ギョンホ。今年1月のシンガポール大会で日本の清水俊一と対戦したギョンホは終始清水を圧倒し、最後は肩固めを極め3Rにフィニッシュ。今回は田中同様に連勝を懸けての参戦となる。ギョンホも清水戦ではフィジカルの強さを印象づけただけに、パワーに長けた者同士、その点でのせめぎ合い、真っ向勝負が見ものだ。

 そして田中がデビューした6月の「UFC173」に同じく出場していたのがストラッサー起一こと国本起一。名古屋を中心に大会を開催する金網を採用した団体「HEAT」のウェルター級王者であったストラッサーは、今年1月のシンガポール大会でUFCデビュー。この時は相手の反則行為による反則勝ちと不本意なスタートとなったが、第2戦(「UFC173」)ではブラジリアン柔術・黒帯の強豪にチョークスリーパーで一本勝ち。今回は堀口と同じく3連勝を狙い、オーストラリアのリチャード・ウォルシュと対戦する。

 またメインカードでUFC世界バンタム級10位のアレックス・キャセレスと対戦する金原正徳にも注目だ。2003年9月デビューと、すでに10年を超すキャリアを持つ金原は07年3月にはHERO'Sでも勝利を上げており、09年8月にはトーナメントを勝ち抜き初代戦極フェザー級王者に。さらに同年の大晦日には山本“KID"徳郁と対戦し、勝利しているのが特筆される(3-0判定勝ち)。

 戦極休止後はよりよい舞台を求め、ロシア、アメリカでも試合をこなし、最終目標をUFCに定め戦ってきた金原だが、遂に今大会で参戦が実現、そしていきなりランカーとの対戦という形でその願いを叶えることとなった。バンタム級は日本のトップランナー・水垣偉弥(UFC世界バンタム級6位)が王座を目指し、戦いを繰り広げる場でもある。金原はこの試合に勝利し、ランキングそしてバンタム級トップ戦線入りと、水垣に次ぐポジションを手にすることができるのか。

 また、最先端格闘技の場であるUFCに沖縄拳法空手で挑む菊野克紀は今回がUFC第3戦。今年1月の第1戦こそ空手のプレッシャーを活かし圧倒しての判定勝ちを果たしたが、5月の第2戦ではキャリア初となるKOに沈んでしまった。今回はこれまでのライト級(70.3s以下)からフェザー級(65.77s以下)に階級転向しての第1戦。空手、そして菊野の逆襲が始まる。

 他にもパンクラスで5度の王座防衛を成し遂げた佐藤豪則は、スクランブル出場で敗戦を喫した今年2月以来のUFC出場で名誉挽回の戦いに挑む。大会当日13時半にスタートするオープニングファイトには連敗からの脱出を期する徳留一樹と、ベネズエラ出身ながら仙台育英高校→日本大学と学び、吉田道場にも所属したマキシモ・ブランコが出場。そろっての勝利で日本勢に勢いをつけることはできるか。

 大会直前、14日からのファイトウィークは、出場選手が来日しての会見、大会前日計量といよいよ決戦ムードも高まってくる。マキシモを含めた日本勢11選手の勝敗やいかに。国内MMAの聖地・さいたまスーパーアリーナが再び燃え上がる熱闘が期待される。



■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



【動画】UFC JAPAN 2014 プロモーションムービーが到着!!

【対戦カード】
マーク・ハント vs. ロイ・ネルソン
五味隆典 vs. マイルズ・ジューリー
アミール・サドラー vs. 秋山成勲
中井りん vs. ミーシャ・テイト
アレックス・キャセレス vs. 金原正徳
ジョン・デロスレイエス vs. 堀口恭司
リチャード・ウォルシュ vs. 国本“ストラッサー”起一
サム・シシリア vs. 菊野克紀
佐藤豪則 vs. イム・ヒョンギュ
カン・ギョンホ vs. 田中路教
ジョニー・ケース vs. 徳留一樹
ダン・フッカー vs. マキシモ“真騎士”ブランコ
※対戦カードは予告無く変更になる場合があります。

2014-09-16 17:05 この記事だけ表示

■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



(構成・文:長谷川亮)


 「UFC JAPAN 2014」(9月20日、さいたまスーパーアリーナ)では中井りんがアジア人初の女性ファイターとしてUFCデビューを果たす。そして、今回出場する選手の中で最も世界ランキング上位につけるミーシャ・テイト(女子バンタム級2位)と対戦する。

 四国・愛媛の出身で現在も同地を拠点とする中井は、幼少期より柔道と体操を経験。柔道では中学時代に48kg級で全国5位、高校時代は52s級で国体3位に入り、現在も中井の強さを支えるベースとなっている。一方、体操で身に付けたバク宙も勝利後に披露するのが恒例となり、その姿は“バク宙美女”と呼ばれ、中井の存在を知らしめるのに一役買ってきた。

 大学まで進むも膝のケガで柔道を断念した中井は、しかし地元に戻って再始動。現在も師事する修斗道場四国のWILD宇佐美館長と出会い、総合格闘技の道へ進んでいく。そして19歳にして迎えたパンクラスでのデビュー戦では、5年以上のキャリアを持つ対戦相手にパンチを決めて初回TKO勝ち。2006年10月のこの試合から現在まで、中井は17戦を行っているがいまだ敗北を喫していない(17戦16勝1分)。

 いち早く金網を導入した女子総合格闘技大会「VALKYRIE(ヴァルキリー)」ではトーナメントを勝ち上がり2010年11月に無差別級初代王座を戴冠。同年12月30日に有明コロシアムで行われた「戦極 Soul of Fight」で勝利すると、翌日のスポーツ新聞紙一面を「エロツヨ」のキャッチフレーズとともに飾り、12年にはパンクラスで初代女子バンタム級王座を獲得した。

 十分なフィジカルから繰り出すパンチで相手を鼻骨負傷や眼窩底骨折の疑いでTKOに追い込み、柔道技によるテイクダウン、さらにグラウンドでの極め、抑え込みの強さを活かしたパウンドと、プロ8年で無敗の中井にいきなりトップファイターとの対戦を用意したことからも分かるように、UFCが掛ける期待は大きい。デイナ・ホワイト社長も来日した6月の会見で「勝てばロンダ(・ラウジー、現在の女子バンタム級チャンピオン)との対戦も見えてきます」と語り、結果と内容によってはこの試合が中井にとっての“世界前哨戦”となる可能性もある。

 しかしそうは問屋が卸さないと中井に立ちはだかるのがストライクフォースの元バンタム級王者であるミーシャ。女王ロンダのライバルであるミーシャは、柔道で北京五輪銅メダリストと中井を上回る実績を持つロンダと2度に渡って対戦し、柔道家対策はすでに十分実施済み。さらに身長でも中井を10p以上上回っており、中井にとっては組んで投げる、得意の展開に持ち込むまでが至難の業となることも予想される。しかし前半からテイクダウンを奪ってグラウンドに持ち込み、これも得意とするアームロックにとらえながらの抑え込みでミーシャを削れば、グッと勝利も近づいてくる。アジア人女性初参戦・初白星の歴史的瞬間を刻むことはできるのか。

 また、伝統派空手で身に着けたスピードに乗ったステップと爆発的な打撃を武器に修斗世界王座を獲得、昨年10月のUFCデビュー以来連勝を飾り、今大会で3連勝を目指す“超新星”堀口恭司にも注目だ。

 5歳から空手を学び、高校でインターハイ出場経験を持つ堀口は、卒業後に山本“KID”徳郁率いるKRAZY BEEへ入門。アマチュアはわずか1大会経験したのみで、このトーナメントで図抜けた強さを発揮したことからすぐにプロ昇格が認められ、2010年5月に19歳でデビューを果たす。そこから勝ち続けた堀口は同年の修斗新人王ならびにMVPとなり、その後も空手由来の打撃はもちろん、テイクダウンディフェンスと寝技対応に磨きを掛け、13年3月に修斗世界王座を奪取。現在まで6連勝で通算戦績は14戦13勝1敗、UFCフライ級ランキングで14位につけている。

 バンタム級6位にランクする水垣偉弥に次ぎUFC王者が期待される堀口だが、今回迎えるはグアム出身のジョン・デロス・レイエス。戦績は10戦7勝3敗と敗北も目立つが、勝利のうち3試合が一本勝ちで4試合がKOと全てフィニッシュしており、そのうち5試合が1Rでの勝利と決定力を有している。

 さいたまスーパーアリーナには初登場となる堀口だが、持ち味である爆発力を聖地で存分に見せ、今後の戦いのさらなる起爆剤とすることができるか。その試合内容、そして活躍に国内格闘技ブーム再燃の鍵が握られている。



■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



【動画】UFC JAPAN 2014 プロモーションムービーが到着!!

【対戦カード】
マーク・ハント vs. ロイ・ネルソン
五味隆典 vs. マイルズ・ジューリー
アミール・サドラー vs. 秋山成勲
中井りん vs. ミーシャ・テイト
アレックス・キャセレス vs. 金原正徳
ジョン・デロスレイエス vs. 堀口恭司
リチャード・ウォルシュ vs. 国本“ストラッサー”起一
サム・シシリア vs. 菊野克紀
佐藤豪則 vs. イム・ヒョンギュ
カン・ギョンホ vs. 田中路教
ジョニー・ケース vs. 徳留一樹
ダン・フッカー vs. マキシモ“真騎士”ブランコ
※対戦カードは予告無く変更になる場合があります。

2014-09-08 17:48 この記事だけ表示

■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



(構成・文:長谷川亮)


 日本人ファイターが大挙出場する「UFC JAPAN 2014」(9月20日、さいたまスーパーアリーナ)だが、メインイベントを託されたのはマーク・ハントとロイ・ネルソンの超ド級ヘビー級対決。昨年はヴァンダレイ・シウバとブライアン・スタンがメインを務め、まさに“WAR(戦争)”というべき激しい打ち合いでファイト・オブ・ザ・ナイト(大会最高試合賞)を獲得したが、今年はPRIDEを彷彿させるヘビー級の両雄だけに、さらにスケールアップした激闘が期待される。

 ハントが日本のファンの前に登場したのは2000年2月、K-1ワールドGPオセアニア予選でのことだった。無名の存在であったがこの大会を制して日本上陸を果たすと(同年7月)、年末のワールドGP決勝大会進出を懸けジェロム・レ・バンナと対戦。判定で敗れたがピーター・アーツ、アーネスト・ホーストらと並ぶ実力者であったバンナにダウンを許さず最後まで打ち合いを繰り広げ、インパクトを残してK-1デビューイヤーを終える。

 そしてブレイクを果たしたのが翌2001年。10月にレイ・セフォーと演じたお互いノーガードで笑みを見せながらの打ち合いは後々まで語り草となる名場面にして死闘となり、12月の決勝大会でもタフネスとパンチ力を発揮して優勝。耐久力をベースにどんな相手でも真っ向から打ち合いを仕掛けるスタイルで、K-1時代から多くの名勝負を生み出した。

 その後は2004年からPRIDEに参戦し、総合格闘技に挑戦。“60億分の一の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルの持つPRIDEヘビー級王座に挑むなど活躍を見せるが、そこからDREAM→UFCと主戦場を移していくと大苦戦。実に6連敗、約5年に渡って勝利から遠ざかる。

 疑いようのない高度な打撃技術を持ちながら、毎回テイクダウンを奪われサブミッションで敗退するハントに限界説も囁かれたが、2011年2月に右アッパーでのKOというハントらしい勝ちぶりでUFC初白星をあげると、ここから復活。テイクダウンディフェンスと寝技が向上したことで持ち前の打撃がいっそう活きるようになり、4連勝を記録。このうち2度のノックアウト・オブ・ザ・ナイト(大会最高KO賞)を獲得している。

 大ファンであるドラゴンボールに由来し「スーパーサモアン」と呼ばれるハントだが、高い格闘技術、人間離れしたタフさはもちろん、5年にも渡り勝ち星が無くても諦めることなく戦い続けたその不屈の精神も、まさに「スーパーサモアン」たる所以である。

 そんなハントと日本大会で相対するのがロイ・ネルソン。腹筋が彫刻のようにいくつにも割れたファイターが大多数をなす現在、力士を思わせるアンコ型体型、そして長髪&ヒゲと、とにかく異彩を放つ風貌である。しかしネルソンがそうしたキャラクターだけによる色物かと言えばさにあらず。幼少期から空手、カンフーと習い格闘技経験豊富で、学生時代にはレスリングを学び、ブラジリアン柔術では黒帯を取得。さらにUFCではノックアウト・オブ・ザ・ナイトをハントを上回る4回(名称変更されたパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも含めるなら5回)獲得していることからも分かるように、一打必倒の強打も持ち合わせているのである。

 UFCで12戦して7勝5敗という戦績のネルソンだが、中でも特筆すべきは2つの白星。2011年10月にミルコ・クロコップと対戦すると、右スイングフックを打ち込む場面を見せ、2Rにアッパー連打でミルコに攻め込まれるもこれをしのぎ、3Rにバックへついての連打でTKO勝ちを収めた。そして今年4月にはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを右フックで初回ノックアウト。長く日本でノゲイラの活躍を見てきたファンにとってはショッキングな、時代の移り変わりを感じざるを得ないKO劇となった。この勝利によりネルソンは「PRIDE三強」と呼ばれたうちミルコとノゲイラを撃破。日本では初となる試合で、ハントとの一戦を迎える。

 PRIDEでも活躍したグレイシー一族、ヘンゾ・グレイシーの黒帯を持ちグラウンド技術にも長けたネルソンだが、6月に出席した会見でも打ち合いを予告。両者とも驚異的打たれ強さ・真っ向勝負・強打と特徴を同じくするだけに、まさにヘビー級、今夏公開された『GODZILLA ゴジラ』を地で行く大決戦が繰り広げられるのが予想される。怪獣大戦争、どちらか倒れる豪快KOショーか、あるいは果てなく続く殴り合いの決闘か。祭りの夜を締めくくる、贅沢極まりないメインディッシュだ。



■大会名:UFC JAPAN 2014
■開催日:9/20(土)
■開場:12:30
■オープニングファイト追加:13:30
 オープニングファイト(1) マキシモ・ブランコ(真騎士)VS ダン・フッカー
 オープニングファイト(2) 徳留一樹 VS ジョニー・ケース
■本戦開始:14:30
■会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)



【動画】UFC JAPAN 2014 プロモーションムービーが到着!!

【対戦カード】
マーク・ハント vs. ロイ・ネルソン
五味隆典 vs. マイルズ・ジューリー
アミール・サドラー vs. 秋山成勲
中井りん vs. ミーシャ・テイト
アレックス・キャセレス vs. 金原正徳
ジョン・デロスレイエス vs. 堀口恭司
リチャード・ウォルシュ vs. 国本“ストラッサー”起一
サム・シシリア vs. 菊野克紀
佐藤豪則 vs. イム・ヒョンギュ
カン・ギョンホ vs. 田中路教
ジョニー・ケース vs. 徳留一樹
ダン・フッカー vs. マキシモ“真騎士”ブランコ
※対戦カードは予告無く変更になる場合があります。

2014-09-08 17:45 この記事だけ表示