【WWE Live Japan 2018 見所特集コラムD】6月29日&30日は2日間ともルセフ・デイ! WWEの怪物ルセフが東京初上陸!![WWE]

6月29日(金)&30日(土)は、両日ともルセフ・デイ!
WWE日本公演、東京・両国国技館大会「WWE LIVE JAPAN」で、WWEの怪物スーパースター、ルセフが東京初上陸を果たすのだ。

当初は2015年7月の日本公演参加が決まっていたルセフだが、ケガにより欠場。昨年9月16日の大阪公演が初来日となった。
大阪では宿敵ランディ・オートンと対戦しラストマンスタンディングマッチで敗れており、今回の東京初上陸で雪辱を期すことになる。

ブルガリア出身のルセフは身長183センチ、体重138キロ。
豪快な風貌からも大型パワーファイターであることは明白だ。
レスラーデビューは2008年11月で、10年にWWEと契約、当時の傘下団体FCWに参戦した。
WWEデビューは14年1月のPPV「ロイヤルランブル」。
30人参加のランブルマッチに突如出現し、強烈なインパクトを残してみせた。
その後も出場をつづけ、正式にWWEスーパースターとなる。
以後、アコレードと呼ばれるキャメルクラッチを武器に連勝街道を驀進。
マネジャーのロシア人美女ラナとともにWWEの中心人物に躍り出た。

ルセフwithラナは親ロシアを主張し強硬な対米路線をアピール、ロシア国家から勲章を与えられるというパフォーマンスまで展開した。
“リアルアメリカン”を名乗るジャック・スワガーとの抗争で連勝を飾ると、ロシア国旗を高々と振りかざし、WWEユニバース(ファン)のヒートを買った。

さらにはアメリカの威信を賭けて挑戦してきたマーク・ヘンリー、ビッグショーら、スーパーヘビー級にも負け知らずの快進撃を展開。
11月にはシェイマスを破りUS(ユナイテッドステイツ)王座を奪取した。アメリカの名称がつくベルトを巻いたのだから、アメリカサイドにとっては穏やかではない。

翌15年、打倒ルセフに名乗りを挙げたのが“WWEの顔”ジョン・シナだった。
過去何度も世界王座を獲得してきたシナが、“アメリカ”を取り戻すために、あえて格落ちと言われても仕方のないタイトル戦に臨んだのだ。

ところが、結果はアコレードで締め上げられて屈辱のレフェリーストップ負け。
シナでさえ、ルセフの勢いは止められなかったのである。

それでも、「レッスルマニア31」でシナがようやく一矢報いた。
必殺のアテチュードアジャストメントを決めてピンフォール勝ち。
WWEデビュー以来、ルセフが3カウントを聞いたのは、この試合が初めてだった。
その後も両者の抗争は激化、これがかえってラナとの関係に亀裂が生じるきっかけにもなった。
敗れるたびにルセフが、「ラナのせいで負けた」と言うようになったのである。
そしてラナはあろうことかドルフ・ジグラーに寝返り、仕返しとばかりにルセフはサマー・レイと手を組んでしまう。
それでも、10月にルセフとラナの実生活における婚約が発覚。
両者はリング上でもよりを戻した。
元の鞘に収まったルセフはその後もWWEで闘っていく。
ケガで欠場したり退団の噂が出たこともあるが、現在もスマックダウンの中心人物のひとりであることに異論はないだろう。
というのも、現在のルセフは新しいビジョンで以前とは異なる人気を獲得している。
ブーイングのヒール人気ではなく、エイデン・イングリッシュとの“ルセフ・デイ”でWWEのトレンドを生み出したのだ。
ルセフ・デイとは、そのままズバリ、“ルセフの日”。
グッズは飛ぶように売れ、現在のWWEで売れ筋ナンバーワンということだ。

ルセフ・デイは、ランディ・オートンとの抗争中に誕生した。
昨年8・20「サマースラム」で両者は一騎打ち。
入場時に背後からルセフがオートンを急襲すると場外で圧倒した。
リングに戻り、ようやくゴングが鳴らされると、オートンがRKO一発で勝利。
ゴングから10秒後の出来事で、記録上はオートンの秒殺勝利となったのである。
その後のスマックダウンでルセフとエイデン・イングリッシュが合体したのだが、オートンが襲撃。
このころからルセフは「ルセフ・デイ」を口にするようになる。
「エブリデイ・イズ・ルセフ・デイ(毎日がルセフの日)」となり、各会場でルセフ・デイのチャントが大盛り上がりとなっているのだ。

今年の「レッスルマニア34」(4・8)ではUS王座戦フェイタル4ウェイマッチに出場。
中邑真輔と闘っていたルセフだが、中邑のヒール転向により祭典後は組むケースも増えた。
4月27日に中東サウジアラビアで初開催された「グレイテスト・ロイヤルランブル」にはジ・アンダーテイカーとキャスケット(棺桶)マッチで対戦。
現在のテイカーと闘うのは、それだけでも非常に大きな価値を持つ。
5・8スマックダウンではダニエル・ブライアンを破り、6・17「マネー・イン・ザ・バンク」マネー戦への出場権を獲得した。
1年間いつでもどこでも王座に挑戦できるマネー権保持者として来日する可能性もあるだろう。

その日本公演には、“愛妻”ラナと“パートナー”エイデン・イングリッシュもやってくる。
イングリッシュは元パートナーのサイモン・ゴッチが退団したことからルセフと組む機会を得た。
16年7月にボードビリアンズで初来日、解散後の昨年の大阪公演にはシングルプレーヤーとして来日したが今回はルセフとのタッグが組まれているだけに、「ルセフ・デイ!」チャントの大合唱が期待できそうだ。
ダニエル・ブライアンの「イエス!」とルセフ&イングリッシュの「ルセフ・デイ!」。
WWEユニバースよるチャント対決にも注目したい。

(構成・文:新井 宏)



■大会名:WWE Live Japan
■日時6.29(金)、6.30(土)
■会場:国技館 (東京都)

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2018-06-18 20:15 この記事だけ表示