【WWE Live Japan 2018 見所特集コラムB】レッスルマニアでの中邑との激闘が再び! スマックダウンの主役AJスタイルズがやってくる![WWE]

記憶に新しい4・8「レッスルマニア34」は、中邑真輔とアスカの日本人スーパースターがある意味、祭典の主役でもあった。
この2人が揃って凱旋を果たすWWE日本公演「WWE LIVE JAPAN」が、6月29日(金)&30日(土)、東京・両国国技館にて開催される。
今回の日本公演は、スマックダウンブランドでの大挙来日。
もちろん、ブランドトップの存在と言えるAJスタイルズもやってくる。

AJは本来、“WWE以外”のところで自身を高めてきたスーパースターである。
たとえ生涯WWEに参戦しなかったとしても、プロレス界に名を残すトップレスラーであることは間違いない。
実際、AJはアメリカのROH、TNA(現インパクトレスリング)など、数あるインディーのなかではメジャー寄りの団体で歴史を創りあげてきた。
とくにTNAでは、Xディビジョンというカテゴリーを一大ムーブメントに押し上げた立役者のひとり。
Xディビジョンは選手権試合化され、現在も稼働中だ。
これは従来のような体重による区分けではなく、ジュニアヘビー級に日本のジャパニーズルチャをミックスさせたようなスピーディーな革新的スタイル。
その最先端で闘っていたのがAJだったのだ。
必殺のフェノメナル・フォアアームは、Xディビジョン時代から磨き上げてきたフェイバリットムーブである。

日本には2003年に初来日。 以来、ゼロワンやWRESTLE−1、新日本プロレスなどのリングに上がってきた。
なかでも14年の新日本再上陸では外国人ユニットのバレットクラブに合流し、オカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座に挑戦。
初挑戦では敗れるも、IWGPヘビー級のベルトは2度獲得した。
棚橋弘至、内藤哲也ら新日本のトップと激闘を展開し、従来のジュニアから完全に脱却、ヘビー級外国人のトップに君臨したのである。

現在のライバルである中邑真輔とは16年1月4日の東京ドームで初対戦。
AJが中邑のIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦する図式だった。
この試合はボマイェ(現キンシャサ)で中邑が防衛。
翌日の後楽園大会でAJはバレットクラブから追放されてしまったのだが、同月24日にはアメリカ・オーランドでおこなわれたWWEのPPV「ロイヤルランブル」に突如出現、30人時間差バトルロイヤル“ロイヤルランブルマッチ”にサプライズ参戦した。
翌日のロウでクリス・ジェリコに勝利すると、ジェリコとの抗争がスタートしWWEに定着。
ちょうどこの頃、中邑も新日本を退団、2月にWWEと契約を交わし、まずはNXTでのキャリアをスタートさせることになる。

これまで接点がなかったのがウソのように、AJはWWEでのキャリアを順調に重ねていった。
4・3「レッスルマニア32」にジェリコとの一騎打ちで祭典初出場。
バレットクラブ時代の盟友、カール・アンダーソン&ルーク・ギャロ−ズとも再会し、ザ・クラブを発足させた。
世界ヘビー級王座をめぐりローマン・レインズとの抗争も展開。
この年の日本公演には、WWEの顔であるジョン・シナとの闘いを直輸入し、シナから賛辞の声を引き出している。
9・11「バックラッシュ」ではディーン・アンブローズを破りWWE王座初戴冠を成し遂げた。
17年1・29「ロイヤルランブル」でシナに明け渡したWWE王座は、11・7英国マンチェスターでのジンダー・マハル戦で奪回。
中邑がどうしても勝てなかったマハルを撃破し、2度目のWWE王座獲得を成し遂げた。
同月のPPV「サバイバー・シリーズ」では、ノンタイトルながらWWEユニバーサル王者ブロック・レスナーとの“王者対決”も実現させている。

以来、AJはずっとWWE王座を守ってきた(5月23日現在)。
そして今年の「レッスルマニア34」では、ロイヤルランブルで史上初の初出場初優勝を遂げた中邑からの指名を受けるかたちで、WWE王座を賭け東京ドーム以来の一騎打ち。
それは、日本のビッグカードが世界のビッグカードに昇華した瞬間だった。
試合はAJが防衛するも、その後にまさかの展開が待っていた。
中邑がローブロー攻撃で、ヒール転向。
「レッスルマニア34」はゴールではなく、新たなる展開のスタートだったのである。

その後も中邑のローブローはAJを襲いつづけた。 決着つかずの状態が繰り返されたなかでおこなわれた5・15英国ロンドンでのノンタイトル戦。
この試合で勝った方が6・17「マネー・イン・ザ・バンク」での試合形式を決められるという条件がついていた。
この試合では、レフェリーをうまく利用した中邑がキンシャサから勝利、ルール決定権を獲得した。
5・22ウースターで場外乱闘から中邑が口にしたのは、“ラストマンスタンディングマッチ”だった。
最後に立っていた者が勝者。要は、相手を完全KOしなければ勝ちにならない完全決着ルールである。

5月25日、6・29両国での中邑vsAJのWWE王座戦と、6・30両国でこの2人にダニエル・ブライアン、サモア・ジョーを加えた4WAYによるWWE王座戦が発表された。
どちらが王者としてやってきたとしても、中邑とAJのタイトル争いはそのまま日本でも実現することになる。
6月29日、WWE王座のベルトを巻いてリングに上がるのは、AJか、中邑か。
そして翌30日の試合後、ベルトを巻いているのは、いったい誰だ!?

(構成・文:新井 宏)



■大会名:WWE Live Japan
■日時6.29(金)、6.30(土)
■会場:国技館 (東京都)

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2018-06-18 19:56 この記事だけ表示