【WWE大阪公演 見所特集コラムB】現代のマハラジャがWWE王者となり大阪上陸!中邑真輔と「サマースラム」の再戦をおこなうジンダー・マハルとは!?[WWE]

 9月16日(土)、エディオンアリーナ大阪が現代のマハラジャになる! 世界最大のスポーツエンターテインメント団体WWEが今年2度目の日本公演を開催。6・30&7・1東京につづき、9・16は大阪での実現だ。今回はスマックダウンブランドのスーパースターたちが大挙上陸するもので、中邑真輔と並び現在もっとも旬なのが、WWE王者ジンダー・マハルと言っていいだろう。

 マハルは身長2メートル近いインド系のスーパースター。今年の「レッスルマニア33」まではまったくノーマークの存在だったが、祭典以後に急浮上。4月の「スーパースター・シェイクアップ(再編成)」でロウからスマックダウンに移籍し、運命が変わったということか。4・18ルイビルでのWWE王座次期挑戦者決定6パックチャレンジに抜擢されるとサミ・ゼインから勝利し、ランディ・オートンが保持するベルトへの挑戦権を獲得した。  5・9英国ロンドンではメインでオートンと6人タッグながらカラス(コブラクラッチスラム)で直接ピンフォールを奪い、さらに注目度を高める。5・16マンチェスター(米国)においてはオートンvsバロン・コービンのメイン後に現われ、親衛隊のシン・ブラザーズ(サミア・シン&スニル・シン)とともに王者を襲撃、最後はカラスの餌食にしてみせた。そして、中邑真輔のスマックダウンデビューが話題となった5・21シカゴPPV「バックラッシュ」で、オートンとのタイトルマッチがメインで実現。この試合に勝利し、「WWE史上に残る番狂わせ」と言わせたのが、マハルなのだ。

 もともとはカナダ生まれで、デビュー当初はカルガリーの名門スタンピードレスリングを主戦場としていた。WWE入りは2010年で、当時傘下のFCWでジンダー・マハルに改名。12年にはヒース・スレーター、ドリュー・マッキンタイアとトリオユニット、3MB(スリーメンバンド)を結成した。その名の通り、モチーフは3人組のロックバンドである。

 スレーターやマッキンタイヤはともかく、正直、マハルにバンドキャラは似合わなかった。当時、武闘派のザ・シールド(ロマン・レインズ&セス・ロリンズ&ディーン・アンブローズ)が台頭したこともあり、3MBの影は薄くなってしまう。国籍やタイプもバラバラでコミカルな部分もマハルには災いした。道化役のまま、マハルは一時WWEから姿を消した。

 プエルトリコのWWCを経て、15年にマハルはアントニオ猪木のIGFに参戦することとなる。日本ではラジャ・シンのリングネームで王彬(ワン・ビン=16年6月WWE入団)、橋本大地、KENSOとシングルで闘った。

 16年8月には、スレーターに呼ばれるかたちでWWEに復帰を果たす。そして今年、潜在能力を爆発させて大ブレイク。“インド13億人”の期待を一身に背負うほどのスーパースターとなったのである。

 WWE王座を手にしたマハルは、6・18PPV「マネー・イン・ザ・バンク」でもオートンを返り討ちにしてみせた。この日はリック・フレアーをはじめレジェンドたちが最前列に勢揃い。ここでシン・ブラザーズがオートンの父“カウボーイ”ボブ・オートンにちょっかいを出した。これを見たオートンはブラザーズにRKOをお見舞い。痛快なシーンの直後、リング上で待っていたのはマハルの必殺技カラスだったのである。

 さらに7・23PPV「バトルグラウンド」では、二重の竹檻に囲まれた中で闘うパンジャムプリズンマッチで再びオートンを返り討ちに。ここではインド系の元・世界ヘビー級王者グレート・カリが出現、オートンのエスケープ勝利を阻止し、インド系の総合力を誇示してみせた。 また、バロン・コービンがマネー・イン・ザ・バンクでマネー権を手に入れても、マハラジャ政権は揺るがなかった。8・15プロビデンスではジョン・シナとのシングルをぶち壊され、キャッシュイン(マネー権行使)を宣言されるも、秒殺で防衛成功。マネー権のジンクスをものともせず、つづく8・20PPV「サマースラム」では中邑真輔の挑戦を退けた。 8・22スマックダウンの時点で、マハルは中邑との再戦を拒否していたのだが、日本時間の8月29日に9・16大阪公演での再戦が決定、しかもマハルが王座をキープしていれば、試合はそのままタイトルマッチとなる。日本vsインドの第2ラウンドが大阪で実現。中邑がここで王座を奪取すれば日本人初のWWE王者が誕生。そして、マハルの戴冠が「WWE史上に残る番狂わせ」と言われたように、中邑もWWEの歴史に名を刻むことになる。果たして、結果はどのように転ぶのか。「サマースラム」再戦は、日本のWWEユニバースにとって最大のプレゼント。絶対に見逃せない、現在進行形の注目カードが、大阪にやってくる!

※日付はすべて現地時間。王座は8月22日スマックダウン終了時点のもの。

(構成・文:新井 宏)



■大会名:WWE Live Osaka
■日時:9/16(土)
■会場:エディオンアリーナ大阪 (大阪府)

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2017-09-01 16:48 この記事だけ表示