【WWE日本公演 見所特集コラムB】ゴールドバーグの記録を更新する174連勝!WWEの歴史に名前を刻むNXT史上最強の女子王者、日本人スーパースター、アスカが3連続の日本公演凱旋![WWE]

 6月30日(金=18時開場、19時開演)、7月1日(土=17時開場、18時開演)に東京・両国国技館でおこなわれる「WWE LIVE TOKYO」に、NXTブランドの絶対女王がやってくる。5月20日に開催されたNXTのビッグマッチ「テイクオーバー:シカゴ」で女子王座を防衛、無敗街道をばく進しているアスカの日本公演参加が、24日に追加発表されたのだ。

 今回の日本公演は、ロウを中心としたメンバー編成となっている。ここにブランド外から加わるのが、日本人スーパースターのヒデオ・イタミとアスカである。アスカは2016年7月の東京、12月の大阪に次ぐ、3回連続3度目の日本凱旋。“初来日"のときからすでに王者で、NXTデビューからシングル無敗。その状態をキープした状態でやってくる可能性も大きいのではなかろうか。そして、WCW時代にゴールドバーグが樹立した173を超える174の連勝新記録をも樹立。もちろん、女子レスラーではダントツである。なお、彼女がシングルで負けたのは15年7月20日、WAVE後楽園大会でのトーナメント準決勝、桜花由美戦が最後となっている。以来、2年間、無敗を誇っているのだ。

 アスカは、華名のリングネームで2004年6月16日にデビューした。病気のため一度は引退を余儀なくされたものの、カムバック後はおもにフリーとして活動、日本の女子プロレス界に変革を促すような行動を取ってきた。自主興行で世界に羽ばたく決意を表明し、日本を後にしたのが15年9月。翌10月にNXTでWWEデビューを飾ると、16年4月1日にダラスでベイリーを破り最短記録でNXT女子王座を奪取、第5代王者となったのだ。以来、NXTの女王として君臨。初代王者ペイジの持つ308日間という在位記録も軽くオーバー、数々の記録を塗り替えている。

 NXTのライバルたちだけではなく、昨年11月にはWWEに復帰したベテランのミッキー・ジェームスも返り討ちにしてみせた。5月20日におこなわれた「テイクオーバー:シカゴ」では、3人が同時に闘うトリプルスレットでも王座防衛。これは王者以外の2人による勝敗でもベルトが移動するだけに、王者には厄介極まりないルールである。それを乗り越えて勝利しただけに、さらに価値を高めた防衛戦だったと言えるだろう。

 その試合の挑戦者は、ニッキー・クロスとルビー・ライオット。ニッキーはスコットランド人でサニティーと呼ばれるユニットの一員、昨年末あたりから王者を付け狙っている。日本へはニッキー・ストームのリングネームでJWP、スターダムに来日しており、“女子プロ界のエース"“天空の逸女"紫雷イオとはベルトをかけて好勝負を連発した。ルビー・ライオットもスターダムに参戦経験があり、そのときのリングネームはヘイディ・ラブラス。6人タッグ王座に挑戦したことがある。ともに今回の挑戦者を決めるバトルロイヤルで残っていた選手。アスカの乱入により最終的な勝者が決まらず、王者が2人まとめて挑戦を受けることになったのだ。その試合で、アスカは最後も2人まとめてフォールを奪う結果に。不敗神話はまだまだ揺るがなかったのである。

 そして迎える6・30&7・1日本公演。ここでアスカは6人タッグマッチに出場する。初日がベイリー&サーシャ・バンクス&アスカ組vsアレクサ・ブリス&ナイア・ジャックス&エマ組で、2日目も同一カードが組まれている。昨年7月の両国ではナタリア、ベッキー・リンチというメインロースターを相手に、昨年12月の大阪ではナイア・ジャックスを破り王座を守った。今回はベルトこそかけられていないものの、NXTの歴史と現在を集大成するようなオールスター仕様である。

 ここでアスカがターゲットにされるのは必至だろう。パートナーのベイリーはアスカとベルトを争った前王者で、サーシャはベイリーの前の第3代王者、しかもロウ女子王座を3度獲得しているNXTから飛び出した出世頭のひとりである。相手のアレクサ・ブリスは現ロウ女子王者、今年のレッスルマニア33ではスマックダウン女子王者として祭典のリングにも立った。ナイア・ジャックスは昨年の大阪公演でアスカと対戦した大型選手。オーストラリアからやってきたエマは負傷欠場から復帰。毎週、カミングスーンの告知をしながらもなかなか出てこなかったことでかえって話題を振りまいた。まだWWEでのタイトル経験こそないものの、NXTではアスカとも闘っており、今後に期待がかかる選手である。

 連勝記録を樹立したアスカは無敗のまま日本にやってくるのか。絶対女王包囲網をどうかいくぐってみせるのか。日本公演のたびに妖艶なる存在感が大きくなっていくアスカ。今年夏に初開催となる女子トーナメント実現も、彼女の活躍があってこそ。今回も、アスカの動向から目が離せない!

(構成・文:新井 宏)


※来日タレント、対戦カードは変更される場合があります。予めご了承ください。
※王座は5月20日、NXT「テイクオーバー:シカゴ」終了時点でのもの。



■大会名:WWE Live Tokyo
■日時:6/30(金)〜7/1(土)
■会場:国技館 (東京都)

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2017-06-12 16:59 この記事だけ表示