【「NXT LIVE JAPAN」日本公演直前コラム vol.1】WWE・NXTがパッケージで来日 中邑真輔、世界へ羽ばたいた一年の集大成![WWE]

■大会名:WWE NXT Live Japan
■日時:12/3(土)
■会場:エディオンアリーナ大阪 (大阪府)

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 7・1&2両国2DAYSの興奮も冷めやらぬ中、またまたWWEが日本にやってくる。こんどは“第3ブランド”NXTがパッケージで上陸。12月3日(土)エディオンアリーナ大阪にて「NXT LIVE JAPAN」(開場17時、開演18時)が開催されるのである。

 ここ数年は夏におこなわれてきたWWE日本公演。しかも両国国技館や日本武道館が中心で、関西地方ではあまり開催されていない。最も近いところでおこなわれた2014年7月、大阪・舞洲アリーナの前となると、さらに10年もさかのぼらなければならないのだ。しかも今回は12月3日のみの限定版。関西のWWEユニバースにとってはもちろん、全国のファンにも貴重きわまりない一日となるだろう。

 NXTが単独で日本にやってくるのはこれが初めて。前回の日本公演では中邑真輔、アスカが凱旋したが、ロウ&スマックダウンにまじっての特別仕様だった。しかし今回は彼らの“ホーム”であるNXTでの登場。しかも両者ともブランドの主役として活躍している。中邑もアスカも、本場の姿そのままでやってくるのだから、たまらない。

 今大会の主役はやはり、中邑真輔ということになるのだろう。中邑は今年1月、2002年のデビュー以来在籍していた新日本プロレスを退団、WWEに入団し、プロレス界を飛び越える大きなニュースとなった。

 WWEでは新興勢力のNXTでのデビューがアナウンスされ、早い段階から注目を浴びてきた。かつてはファーム団体と呼ばれ、ロウ&スマックダウンへの登龍門とされていたNXTだが、トリプルHやウイリアム・リーガルが尽力することでしだいにそのブランド力を上げてきた。中邑の獲得は、ブランド力をさらに高める推進力ともなった。初戦は「レッスルマニア32」直前の4・1「テイクオーバー:ダラス」。“レッスルマニアウィーク”と呼ばれる期間中でのデビューは、破格の扱いであるなによりの証明である。

 そして中邑は、世界中のWWEユニバースの期待通り、いや期待以上のものを提供してみせた。ある意味ファンがもっとも不安視していたキャラチェンジもなく、リングネームやコスチューム、ファイトスタイルも日本時代を踏襲したものとなった。“ストロングスタイル”が、アメリカにやってきたのである。

 衝撃のWWEデビュー後も、中邑はインパクトを与えつづけた。無敗のまま臨んだ8・20「テイクオーバー:ブルックリンU」ではメインのタイトルマッチに登場し、日本でもおなじみのサモア・ジョーからNXT王座をニューヨークで奪取。日本人初の王者として、NXTの歴史に名を刻んで見せたのである。

 しかも、この大会ではセミファイナルでアスカがベイリーを破りNXT女子王座を防衛した。男女のシングル王座を日本人選手が保持するなかでの日本公演発表、日本人旋風がそのまま母国に上陸する形になったのである。

 ところが、つい先日おこなわれた11・19「テイクオーバー:トロント」でまさかの事態が発生する。中邑vsジョーの再戦がメインで組まれたのだが、ここで予期せぬ番狂わせが起こったのだ。王者として凱旋すると思われていた中邑がまさかのフォール負け。マッスルバスターで3カウントを聞かされた中邑は、バックステージに座り込むと頭を抱え、カメラに対して「Leave me alone(ほっといてくれ)」と言うのがやっとだった。連勝記録もストップし、無冠で凱旋することが決定的となったのだ。

 とはいえ、12・3大阪では中邑真輔vsサモア・ジョーのNXT王座戦が王座転落以前からマッチメークされている。当初は“王者”中邑vs“挑戦者”ジョーの図式だったが、王座が移動したことにより、中邑が“挑戦者”となり“王者”ジョーに挑むことになりそうだ。

 いずれにしても、2人のライバル関係やジョーの日本での経験からも好勝負は必至。NXTでの抗争がそのまま輸入され、そこにこの2人ならではの日本式アレンジが加わるかと思うといまから楽しみで仕方がない。

 ジョーはZERO1、NOAH、WRESTLE−1などに参戦。日本武道館で故・三沢光晴さんのGHCヘビー級王座に挑戦し、アメリカ遠征中の小橋建太と対戦した試合では年間最高試合の称号を得た。大舞台の経験も豊富で、かつ、日本人との闘い方も熟知したレスラーなのだ。

 記録がストップしたとは言え、中邑は中邑で凱旋試合をより劇的に飾る大きなチャンスがやってきたと考えられるのではないか。NXTでブラッシュアップされたボマイェ、あらためキンシャサがどんな形で爆発するのか。12・3大阪は、日本から世界へ羽ばたいた一年の集大成だ。 

(取材・文:新井宏)



【決定対戦カード】

NXT王座戦
中邑真輔 vs. サモア・ジョー

タイ・デリンジャー vs. ボビー・ルード vs. イライアス・サムソン

#DIY vs. Tajiri & 戸澤陽

ティノ・サバテリ & リディック・モス vs. ザ・リバイバル オニー・ローカン vs. アンドラデ・アルマス

リブ・モーガン & アリーヤ vs. ペイトン・ロイス & ビリー・ケイ

この他、出場/登場予定
アスカ、ヒデオ・イタミ、TM61、バディ・マーフィー、ウェズリー・ブレイク、エンバー・ムーン

※出場/登場予定選手、カードは変更される場合があります
※各チャンピオンは日本時間11/20配信「NXT TakeOver: Toronto」前のものです


■大会名:WWE NXT Live Japan
■日時:12/3(土)
■会場:エディオンアリーナ大阪 (大阪府)
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2016-11-29 12:31 この記事だけ表示