【『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015』見所特集コラムVol.4】“日本人ファイター10選手、さいたまスーパーアリーナへ出陣!”[UFC]

■大会名:UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015
■日時:9/27(日) 開場8:00/試合開始9:00(予定)/メインカード開始11:00
■会場:さいたまスーパーアリーナ


“日本人ファイター10選手、さいたまスーパーアリーナへ出陣!”

●全11カードが遂に決定
 開催月の9月となり、遂に全11試合(メインカード6試合+アンダーカード5試合)が出揃った『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015』(9月27日、さいたまスーパーアリーナ)。今大会には9試合で10人の日本人ファイターが出場する。うち1試合は「Road to UFC JAPAN」決勝で日本人対決となるが、他8試合で日本勢の勝ち越しはなるか? 前回のKID&堀口に続き、決戦に挑む日本人選手を紹介しよう。

●“インテリジェント・スナイパー”水垣偉弥
 まずはUFCで7勝を上げている“インテリジェント・スナイパー”水垣偉弥。大学院修了という経歴からこの異名を持つ水垣は、2005年にプロ修斗でデビューすると同年の新人王を獲得。その後、いち早く金網を採用した日本の団体CAGE FORCEでバンタム級王者に輝き(2008年12月)、2009年4月からはアメリカの団体WECに進出する。  WECではバンタム級王座に挑戦、ファイト・オブ・ザ・ナイト(大会最高試合賞)受賞、メインイベント出場と活躍を見せ、その後WECがUFCに統合されたことから2011年3月からはUFCに出場を開始。12年2月の日本大会では明らかに優勢でありながら判定負けとされる不運もあったが、ここまでUFCで11戦を戦い7勝4敗の戦績を残している。12年11月から14年5月に掛けてはUFCでの日本人最多記録となる5連勝をマークし、ランキングもバンタム級5位まで上昇。打ち合いで打ち勝ち、組み合いでテイクダウンを奪っていく、接戦をものにする粘り強さが持ち味だ。また海外での試合経験が豊富で、アウェーの戦いをものともしない勝負強さもある。

 しかしそんな水垣だが昨年9月、今年4月と敗北を喫し、WECとUFCを通じ初の連敗に見舞われている。WEC参戦から6年半、31歳となり、キャリア最終章とも取れる発言も聞かれるようになってきた水垣だが、ここから復活の狼煙を上げることはできるか。185pの長身ファイターで日沖発をハイキックで下しているジョージ・ループと対戦する。

●現代MMA+沖縄拳法空手=菊野克紀
 続いて昨年に続き日本大会連続出場となる菊野克紀。柔道と極真空手を経て“世界のTK”こと名将・高阪剛に師事し、さらに沖縄拳法空手を取り入れた唯一無二、独自のスタイルで世界の最高峰・UFCに挑んでいる。

 昨年の日本大会でサム・シシリアと対戦した菊野は、得意の三日月蹴りを当て、打撃のプレッシャーから優位に組み付き、グラウンドへ持ち込むとチョークスリーパーを極め一本勝ち。ここから連勝路線に入りたかったが、今年3月のブラジル大会でケヴィン・ソウザに初回KO負けを喫してしまい、今回は半年を経ての再起戦となる。

 昨年の勝利後には「これから進化するので楽しみにしてください」と話した菊野は、その後も稽古を進めた沖縄拳法空手とTK総合格闘術のさらなる菊野流融合を見せることができるか。ヴァンダレイ・シウバをヒーローとし、激しい打撃を見せるディエゴ・ブランダオンと対戦する。

●再契約から勝利を目指す、小谷直之&中村K太郎
 1度はリリース(解雇)を受けながら、実績を積み再び戻ったUFCで初勝利を目指すのが小谷直之と中村K太郎。

 小谷は2007年にUFC初出場を果たすも2敗を喫してリリースを受け、しかしそこから11連勝を飾って昨2014年にUFC復帰を果たした。だが連敗を喫してしまい、これでUFC戦績は4戦して4敗。9割以上と高い決着率を持つ小谷だけに、ケイジャン・ジョンソンに対し初勝利を明確な形(一本かKO)でものにしたい。

 同じく今大会で2008年2月以来、7年7ヵ月ぶりのUFC復帰となるK太郎は中国のリー・ジンリャンと対戦。2006年から参戦したUFCでは3連敗と勝利を得られなかったが、チョークスリーパーに代表される寝技の強さは国内で群を抜いており、現在4連勝で4試合いずれもKOまたは一本勝ちでフィニッシュしている。今回は国本起一の負傷欠場を受け緊急出場となったが、小谷同様、悲願の白星を掴みにいく。

●8選手の勝ち越しはなるか!?
 世界各地で大会が開催され人気沸騰、地球規模の格闘技イベントとなっているUFCはレベルも向上、勝利のハードルが日進月歩で高まっているが、今回そこへ挑むのが初参戦となる粕谷優介。粕谷は2010年にプロデビューすると翌年の修斗新人王を獲得し、Legend FC、PXCといった海外の大会へ早くから出場して勝利。今回はドイツの元警官という変わり種、柔道をベースとするニック・ハインと対戦する。

 UFC2戦目となる安西信昌も初勝利を目指す。UFC初参戦は昨年8月、この試合ではKOで敗れ白星ならなかったが、“アニマル安西”の名も持つだけに、その猛々しい戦いとパワーを爆発させての勝利が期待される。

 昨年の日本大会には10人の日本人ファイターが出場し、結果は5勝5敗。今年は8人が出場となるが、勝ち越しはなるか。

(取材・文:長谷川亮)




■対戦カード

<メインマッチ フライ級 5分3R>
ジョシュ・バーネットvsロイ・ネルソン

<第十戦 フライ級 5分3R>
ゲガール・ムサシvsユライア・ホール

<第九戦 フライ級 5分3R>
堀口恭司vsチコ・ケイミュス

<第八戦 バンタム級 5分3R>
水垣偉弥vsジョージ・ループ

<第七戦 ウェルター級 5分3R>
国本起一vsリー・ジンリャン

<第六戦 バンタム級 5分3R>
山本”KID”徳郁vsマット・ホーバー

<第五戦 Road to UFC Japan フェザー級 5分3R>
畑“DJ.Taiki” vs廣田瑞人

<第四戦 フェザー級 5分3R>
菊野克紀vsディエゴ・ブランダオン

<第三戦 ライト級 5分3R>
ニック・ハインvs粕谷優介

<第ニ戦 ライト級 5分3R>
小谷直之vsケイジャン・ジョンソン

<第一戦 ウェルター級 5分3R>
安西信昌vsロジャー・ザパタ

※対戦カードは変更される場合がございます。予めご了承下さい。


2015-09-08 15:14 この記事だけ表示