【プロレスリング・ノア大会直前見所特集!】7月7日、有明コロシアムで7年前のベストバウトが再び![ノア]

7月7日、有明コロシアムで7年前のベストバウトが再び!“カリスマ”KENTAと”天才”丸藤正道が、GHCの頂点をかけて運命の一騎打ち!


■公演名:『GREAT VOYAGE 2013 in Tokyo』
■開催日時:7/7(日) 15時試合開始
■会場:有明コロシアム
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 あれから7年の7月7日、その年のベストバウトに輝いた至高の闘いが、方舟のリングに還ってくる。KENTAvs丸藤正道のGHCヘビー級選手権試合が、プロレスリングNOAHの7・7有明コロシアム大会「GREAT VOYAGE2013 in TOKYO 七夕決戦〜みんなの願い〜」(試合開始15時)でおこなわれるのだ。

 小橋建太の引退で新たなる航海へと旅立った新生NOAH。武道館大会翌日の5・12後楽園は、まるで新団体旗揚げのような雰囲気に包まれていた。つづく6・13後楽園は、三沢光晴さんの命日にあたる「メモリアルナイト」。この大会でメインをつとめたのは、丸藤と杉浦貴。三沢イズムを継承する壮絶な一戦を制したのは丸藤のほうだった。

 試合後の丸藤は、KENTAへの挑戦を表明。王者が受けて立ったことで、くしくも七夕での一騎打ちが決定した。もちろん、KENTAが保持しているGHCヘビー級王座をかけての頂上決戦である。

 7年前の一騎打ちでは、丸藤のほうがGHCヘビーのベルトを巻いていた。当時、ジュニアとしてヘビー級の頂点に立ったのが丸藤。この革命的出来事から、ジュニア同士による史上初めてのヘビー級王座戦が実現した。この試合はウェートが落ちたぶん小粒になるどころか、いわゆる四天王プロレスを凌駕するようなスピードと意外性で大観衆を魅了、誰もが認める2006年のベストバウトとなった。この試合をきっかけに、これまで軽視されがちだったジュニアの地位が上がったと言えるだろう。プロレス界の流れを変えたのが、丸藤vsKENTAだったのだ。

 以来、このカードは何度かおこなわれている。GHCジュニアvs世界ジュニアダブルタイトル戦の60分時間切れ引き分けとなった2010年10月25日以降、どちらかがケガで欠場し、その復帰戦で組まれることがほとんどだった。このカードが決まったとき、KENTAは「やっとお互いの復帰戦以外で会える時が来た」とコメントした。もちろん丸藤も、思いは同じである。しかも、GHCヘビー級王座という頂点をかけてのタイトルマッチ。7年前はKENTAが挑戦者だったが、今回はNOAHを牽引する立場、同時に、ジュニアからヘビーへの挑戦を成功させたうえで丸藤を迎え撃つこととなる。それだけに、いまが最高の時期と言っていい。7年前からはるかにバージョンアップしての一騎打ちであり、どちらからも「楽しみにしている」という声が聞かれるとあっては、期待しないわけにはいかないだろう。

 KENTAが4度目の防衛か、それとも丸藤が2度目の最高峰戴冠を果たすのか。カリスマと天才。ふたつの巨星が方舟の新たなる進路を照らす!

 KENTA、丸藤ともに時代を築き上げてきたジュニアのカテゴリーでは、新生NOAHジュニアを引っ張る石森太二が、スペル・クレイジーを迎え撃つ。今年1月の大阪大会で闘龍門時代の先輩、近藤修司を乗り越えてGHCジュニアヘビー級王座を奪取した石森は、NOAHジュニア再建のため、防衛記録更新を目標に挙げた。もちろん、団体内外からさまざまな挑戦を受け、それをくだしつづけての新記録を狙っている。そうすることで初めて、NOAHジュニアに石森ありと印象付けられるのだ。

 今回のクレイジー戦は、小峠篤司、リッキー・マルビン、平柳玄藩、野橋太郎に次ぐ5度目の防衛戦。記録は2011年に鈴木鼓太郎が樹立した7回が最高であり、今回防衛に成功すれば、金丸義信、KENTAと並ぶ2位の6度防衛に王手をかけることになる。石森には、絶対に負けられない闘いだ。

 しかしながら、クレイジーはNOAH参戦以来ずっとファンを味方につけてきたナチュラルベビーフェースである。いくら石森とはいえ一瞬で王者がヒール、挑戦者がベビーのポジションになってしまう可能性もあるだろう。場内の雰囲気で流れがガラッと変わってしまう危険性を石森は意識して闘わなくてはならない。会場を広く使えばクレイジーの独壇場。王者にとっては長期政権に向けての試練到来だ。

 GHCタッグ王座戦では、王者の新日本プロレス矢野通&飯塚高史組にTMDKマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト組が挑戦する。この試合は、5・12後楽園の再戦だ。新生NOAHに入団し、方舟の乗組員となったのが、オーストラリアからの留学を起点に日本に定着したニコルスとシェインだ。入団初戦となった5月の後楽園ではCHAOSをあと一歩まで追いつめながらも獲物を逃した。そこでベルトをNOAHに奪還していれば大ヒーロー誕生だったのだが、勝負事はそう思い通りには運ばない。しかしながら、両チームの戦績は1勝1敗。有コロでのタイトルマッチが真の決着戦となるのだろう。

 TMDKとはThe Mighty Don‘t Kneel(力は決して屈しない)の意味。やりたい放題の矢野組からベルトを引っぺがし、GHC王座にH(HONOR=崇高さ)を取り戻すのが所属となった彼らの役割である。こんどこそ、NOAHらしいハッピーエンドを期待したい。

 そして、7・7有明ではNOAHらしからぬ闘いもおこなわれることになった。邪道再臨、大仁田厚がふたたび方舟マットに乗り込んでくるのである。

 昨年12・9両国国技館でKENTA&マイバッハ谷口&山善廣組と遭遇した邪道軍(大仁田&矢口壹琅&保坂秀樹)。以来NOAHでは鳴りを潜めていたのだが、リアルジャパンで初代タイガーマスクvs丸藤がおこなわれ、そこに姿を現したのが大仁田だった。このときの大仁田のターゲットは初代タイガーだったものの、丸藤への接近から方舟への帰還を思い立ったのか。6・13ではあくまでも三沢さんへのあいさつとして会場にやってきたという大仁田だが、KENTAを挑発することも忘れなかった。そこでKENTAは「オマエの相手をしている暇はない」と一蹴、丸藤との頂上決戦に意識を向けた。

 しかしながら後日、大仁田の相手として杉浦が名乗りを上げることとなる。杉浦は「暇なんで大仁田厚の相手をします」と、KENTA発言から自虐的ともとれるコメントで邪道軍との対戦をアピールした。もちろんこれには“自分が2度とNOAHのリングに上がらせないようにしてやる”との思いが込められているのではなかろうか。

 試合は、山善廣、平柳玄藩と組んで“新生NO MERCY”での邪道軍征伐。しかも形式が、“ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ”と発表された。「タッチ、反則裁定、場外カウントなしの完全決着ルール」しかも「デスマッチ」としっかり明記されている。(※前回も同じ形式でした)そのデスマッチへと足を踏み入れる杉浦がどんな表情で大仁田と対峙するのか、そして試合後にはどんな風景が待っているのか。NOAHに選手生命を捧げただけに、一発で答えを出すことが求められている。頼もしいぞ、杉浦!そう思わせたら大成功だが…。

 また、NOAHのリングで左足首を負傷した“ど演歌ファイター”越中詩郎が、1年ぶりに帰ってくる。藤波辰爾との“ドラゴンボンバーズ”を復活させ、「やってやるって!」とばかりに復帰戦をおこなうのだ。

 相手が小川良成&井上雅央といううるさい2人だが、越中は「(有明コロシアムから)東京湾まで(ケツで)吹っ飛ばしてやりますよ!」と、早くもヒップアタック全開を予告。しかもパートナーが新日本時代に組んでいた藤波だけに、「意気に感じる」越中にとってこれ以上のパートナーはいないだろう。「ケガした大会がNOAHさんだったから倍返ししないといけないでしょ。有明コロシアムにいちばんの風を吹かせてやりたいと思います」。1年分の鬱憤を晴らさんとする越中が、大会の台風の目になりそうだ。

 このように、どれもが見どころ満載のカード編成となった7・7有明コロシアム。「方舟新章」として迎える初めてのビッグマッチでもある。新キャッチフレーズは「心に残るプロレス」。歴史的瞬間の数々を、脳裏に刻もう!

(構成・文:新井 宏)



■公演名:『GREAT VOYAGE 2013 in Tokyo』
■開催日時:7/7(日) 15時試合開始
■会場:有明コロシアム
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【全対戦カード】
▼GHCヘビー級選手権試合
 <王者>KENTAvs<挑戦者>丸藤正道
 ※第19代王者、4度目の防衛戦。
▼GHCタッグ選手権試合
 <王者>矢野通&飯塚高史vs<挑戦者>マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト
 ※第28代王者、3度目の防衛戦。
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
 <王者>石森太二vs<挑戦者>スペル・クレイジー
 ※第26代王者、5度目の防衛戦。
▼ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ
 杉浦貴&山善廣&平柳玄藩vs大仁田厚&矢口壹琅&保坂秀樹
▼NOAHvsDIAMOND RINGスペシャルシングルマッチ
 モハメドヨネvs中嶋勝彦
▼越中詩郎復帰戦 タッグマッチ
 越中詩郎&藤波辰爾vs小川良成&井上雅央
▼シングルマッチ
 マイバッハ谷口vs齋藤彰俊
▼6人タッグマッチ
 小峠篤司&ザック・セイバーJr&カイザー
 vs原田大輔&スレックス&ペサディーヤ
▼シングルマッチ
 熊野準vsマイバッハSUWAJr

2013-07-03 20:49 この記事だけ表示