【WWE e+来日特集コラムVOL.6】WWE日本公演は“ガイジンレスラー”日本凱旋の歴史!7月4日&5日、両国国技館で、「アントニオ・セザーロ」がその歴史に名を刻む![WWE]


■公演名:WWE Live
■日時:2013年7月4日(木)〜7月5日(金)
■会場:国技館 (東京都)
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 WWEの日本公演「WWE Live」が7月4日(木)&5日(金)、東京・両国国技館(両日とも19時開演)で開催される。テレビで見る世界のスーパースターが一度に見られるという豪華すぎる世界的プロレスイベントには、日本のWWEユニバース、プロレスファンだけに許される楽しみ方もある。それは、かつて日本で活躍したレスラーがスーパースターとなって戻ってくるという、いわば凱旋興行的な意味合い。過去の日本公演でも、日本マットを経て世界のスーパースターとなったレスラーたちがファンとの再会を果たしているのだ。

 新日本やWARなどで活躍したクリス・ジェリコ(ライオン・ハート、ライオン道など)は、日本公演のたびに“第2の故郷”日本を意識した試合運びを見せている。もちろん、日本のファンが見たい現地でのキャラクター、ムーブはそのままに、修業時代に学んだ緻密なテクニックを試合に織り交ぜてくるのである。

 以来、日本で成長した選手たちがレスラーとして育てられたこの国に一時的に戻ってくるケースが増えてきた。過去5年を遡ってみても、ブライアン・ケンドリック(スパンキー)、エヴァン・ボーン(マット・サイダル)、CMパンク、アルベルト・デル・リオ(ドス・カラスJr)、ダニエル・ブライアン(ブライアン・ダニエルソン)らが、大きく成長した姿を見せてくれた。また、全日本プロレスで小橋建太さん(引退)とのタッグでも活躍したジョニー・エースが“闘うフロント”ジョン・ローリネイティスとしてリングに上がったのも、ある意味で凱旋となるのだろう。

 そして、今回の日本公演で凱旋にあたるスーパースターが、アントニオ・セザーロだ。セザーロの旧名はクラウディオ・カスタニョーリ。NOAHのリングへクリス・ヒーローとのタッグで来日、“キング・オブ・レスリング”というチーム名で王座戦線に食い込み、2010年12月には当時のGHCタッグ王者、山善廣&佐野巧真組をあと一歩のところまで追い込んでいる。“キング・オブ・レスリング”のチーム名が示す通り、彼らのレスリングテクニックは高い評価を獲得した。世界中を転戦した経験から得た自信が、チーム名の由来でもある。セザーロ(カスタニョーリ)はヨーロッパで相棒と出遭い、アメリカに渡る。これが世界的飛躍への足掛かりとなった。アメリカンインディーの主要団体で名前を上げ、来日のチャンスをものにしたのだ。そしてWWEの目に留まり、2人ともWWEと契約。パートナーだったヒーローもカシウス・オーノのリングネームで1軍昇格の機会をうかがっているところだ。

 一足早く1軍昇格を果たしたセザーロは、2012年4月24日のスマックダウンで初登場。“トライアルマッチ”と銘打たれたタイソン・キッドとの試合をゴッチ式パイルドライバーでものにすると、同年8月19日のPPV「サマースラム」ではサンティーノ・マレラを破り、US王座を一発で奪取してみせた。この試合はPPV開始前のプレショー扱いながら、結果的に同大会における唯一の王座移動となったのだ。

 それ以来、セザーロは予想以上の快進撃を見せていく。WWEでは珍しいラグビー経験者という経歴をちらつかせ、5カ国語を駆使。英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ロマンシュ語(スイスの公用語)を話すというスイス出身者ならではのキャラクターを浸透させた。リング上でもタイトルがかかれば連戦連勝。前王者のサンティーノ・マレラとのリターンマッチはもちろん、一時の低迷から完全に脱却したザ・ミズの勢いもベルトのかかった闘いでは止めることに成功した。最終的にコフィ・キングストンに敗れ王座は移動したものの、1軍昇格から4カ月以内にタイトルを獲り、それを8カ月に渡り保持していたという記録は特筆ものである(US王座はその後、キングストンからザ・シールドのディーン・アンブローズに移動)。

 得意技は、ニュートライザー。鮮烈デビューを飾ったときのフィニッシュであるゴッチ式パイルドライバーの応用形だ。まずはゴッチ式パイルの体勢で相手を持ち上げ、フェースバスターの要領で叩きつける。この大技を1軍に定着するようになってからフィニッシュ技として多用してきた。セザーロの場合、相手がスーパーヘビー級でもこの技を繰り出せるのが強みである。見かけ以上のパワーファイターということなのだろう。キング・オブ・レスリングと言われたのはテクニック面だけではない。パワーにおいてもスーパースターの資質を持っているのである。

 クラウディオ・カスタニョーリからアントニオ・セザーロへ。この凱旋も、今回の日本公演における大きな見どころのひとつだ!

(構成・文:新井 宏)




■公演名:WWE Live
■日時:2013年7月4日(木)〜7月5日(金)
■会場:国技館 (東京都)
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【決定対戦カード】
《7月4日(木)》
<WWE王座戦>
 ジョン・シナ[王者] vs. ライバック
<シングルマッチ>
 シェイマス vs. マーク・ヘンリー
<WWEタッグ王座戦>
 チーム・ヘルノー(ケイン&ダニエル・ブライアン)[王者組]
vs. ザ・シールド(ディーン・アンブローズ&セス・ローリンズ&ローマン・レインズ)

《7月5日(金)》
<スペシャルタッグマッチ>
 ジョン・シナ&シェイマス vs. ライバック&マーク・ヘンリー

 【その他来日予定スーパースター/ディーバ】
コフィ・キングストン/ザ・ミズ/ウェイド・バレット/ナタリア/アクサナ/ザック・ライダー/アントニオ・セザーロ/ヨシ・タツ/ザ・グレート・カリ/エピコ/プリモ、ほか

2013-06-17 13:43 この記事だけ表示