【大会直前見所特集】もう行くしかない!リアルジャパン6・7後楽園大会 全試合みどころ解説![リアルジャパン]

初代タイガーマスクvs丸藤正道、7年3ヶ月振りの一騎打ちで「空中戦のストロングスタイル」が明らかに!?


■公演名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『Yes,We Can! 〜Revival of the Real Strong Style〜』に向けて
■日時:2013年6月7日(金)開始 18時30分 
■会場:後楽園ホール
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 初代タイガーマスク率いるリアルジャパンプロレスが6月7日(金=試合開始18時30分)、東京・後楽園ホールにて『YES,WE CAN! 〜Revival of the Real Strong Style〜』を開催する。注目カード目白押しとなる今大会の全対戦カードは以下の通りだ。

▼第6試合 メインイベント 60分1本勝負
初代タイガーマスク(RJPW)vs丸藤正道(プロレスリング・ノア)

▼セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負
長州力(リキプロ)&スーパー・タイガー(RJPW)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
高岩竜一(フリー)&関本大介(大日本プロレス)&岡林裕二(大日本プロレス)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
石川雄規(フリー)&長井満也(ドラディション)
vs
タイガー・シャーク(RJPW)&臼田勝美(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)vsケンドー・ナカザキ(不明)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
折原昌夫(メビウス)&グラン浜田(フリー)
vs
若翔洋(フリー)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼第1試合シングルマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(RJPW)vs間下隼人(RJPW)

 前回の3・22後楽園大会で、“帝王”山善廣に3年半ぶりのリベンジを果たした初代タイガーマスクが今回の相手に選んだのは、プロレスリング・ノアの丸藤正道である。この一戦は、実に7年3ヶ月振りのシングルマッチ。前回は2006年3月10日のリアルジャパン後楽園大会で、この時は、初代タイガーが逆さ押さえ込みから丸藤を破っている。その後、両者は2度に渡りタッグを結成。ノアの丸藤プロデュース興行(2010年3月14日、ディファ有明)で金丸義信&平柳玄藩組、リアルジャパン(2012年9月21日、後楽園ホール)で高岩竜一&関本大介組を破っているのだが、反対のコーナーに立つことはなかった。

 しかし、山からの勝利で勢いづいた初代タイガーは、次なる相手に丸藤を指名した。ともに“天才”と表現される両雄。プロレスファンが待望する極上の闘いが決まった!そして、初代タイガーは、この試合のテーマを「空中戦」と断言した。

 「脚も調子が良いものですから、スクワットも、けっこう出来るようになりまして、いい試合になるのは間違いない」と、初代タイガー。このコメントに対し、丸藤は以下のように語っている。

 「初代タイガーマスクから対戦を求められて、断る人間はこの世界にはいないと思うので、7年前の借りを返すつもりでいますし、虎視眈々とその首を狙っていましたので、そのチャンスがきたかなと思ってます。特に、スタイルを変えるつもりはないですが、すべての局面で対応できるように、気を付けます」

 対戦したくてもそう簡単にはできない初代タイガーとのシングルマッチ。丸藤だけではない。ファンはもちろん、現役レスラーで初代タイガーに憧れない者はいないだろう。たとえ、リアルタイムで体感していなくても、その影響力は現在でも絶大。ましてや、初代タイガーマスク、そして2代目タイガーの故・三沢光晴さんといったタイガーマスク伝説を知る丸藤からすれば、待ちに待った一騎打ちなのだ。

 しかしながら、現在の立場を考えれば丸藤にとっても、リスクのある闘いとなるだろう。丸藤はNOAHの副社長であり、レスラーとしてはケガから復帰したばかり。そのうえ、ノアは小橋建太さんの引退により、まるで新団体が旗揚げしたかのようなムードがある。それだけに、立場的にも負けて帰るわけにはいかないのだ。

 果たして、試合は初代タイガーが宣言する「空中戦」となるのだろうか。丸藤が「すべての局面に対応できるように」と言うように、初代タイガーからの“謎かけ”という可能性も考えられる。それを察知したか、丸藤は「(前回のフィニッシュになった)逆さ押さえ込みに注意」と警戒心も忘れない。「空中戦」をキーワードに両者の駆け引きを追うのも、観る側としては大きな楽しみのひとつだ。

 さて、「空中戦」とはいっても、初代タイガーが口にする「空中戦」は、現代のそれとは意味が異なる。タイガーの空中戦とは、飛び技の品評会ではない。相手を倒すために必要な空中殺法を仕掛けていく。初代タイガーがこだわるのは見た目の美しさよりも、その必要性である。初代タイガーマスクブームの時代には、空中戦のストロングスタイルがあった。ストロングスタイルの復興こそ、リアルジャパンのテーマでもある。それを、丸藤と展開したい、ということなのではなかろうか。ひらめきの天才である丸藤となら、それが出来る。そう考えたからこそ、の指名なのではないかと思えるのだ。先の山戦では、格闘スタイルの強さを表に出してきた。ならばこんどは、真の空中戦を理解出来る者との空中戦によるストロングスタイル。そこに、この試合の大きな見どころがあるのではないか。そう考えれば、さらに興味が増す一戦となるだろう。

 いったいどんな答えが導き出されるのか、興味は尽きない!

 セミファイナルでは、長州力&スーパー・タイガー&アレクサンダー大塚組vs高岩竜一&関本大介&岡林裕二の6人タッグマッチが行われる。リアルジャパンならではの豪華な組み合わせだが、ここでもっとも注目されそうなのが、長州力と大日本勢の激突である。というのも、前回の後楽園で、藤波辰爾&関本組vs長州&岡林組というタッグマッチが組まれ、ここで大活躍をしたのが、大日本の関本と岡林だったからだ。本来なら、名勝負数え歌新章の機運が高まってきた藤波と長州の絡みに観客の視線が注がれるところ。たとえそうでなくても、結果的に藤波と長州が中心になることは容易に想像できるだろう。ところが、レジェンド重視の風潮に風穴を開けたのが、大日本出身の関本と岡林だったから、痛快だった。

 とにかくそのパワーから繰り出される迫力を見せられては、ぐうの音も出ない。メジャーもインディーも関係ないプロレス界の宝と思わせるほど、関本と岡林はすばらしかった。もちろん、ほかの試合でもこの2人の説得力はずば抜けているのだが、藤波と長州の睨みがきいている中に放り出されては、委縮してしまうのが常識だ。そこを力でぶち破ってみせたのだから、彼らはホンモノである。試合後の長州も彼らを絶賛したという。それだけに、全日本でアジアタッグ王者にも輝いた関本&岡林がこんどはチームとして長州とぶつかるのだ。期待せずにはいられない。

 もちろん、関本&岡林に主役の座は渡さないと、ほかの選手も発奮する。だからこそ、この試合は見逃せないものになるだろう。とくに、リアルジャパン所属のスーパー・タイガーが大日本勢にどう挑んでいくのかもポイントである。現レジェンド王者(第4代・7代)のスーパー・タイガーは前回、“平成のテロリスト”村上和成とタイトル戦をおこなったものの、大混乱の末、不透明決着に終わってしまった。さらには村上の負傷欠場により、リベンジの機会が延期になってしまう。リアルジャパン所属として、またリアルジャパンのレジェンド王者として最も目立たなくてはならないのがスーパー・タイガー。ここで飛び出すことができれば、さらなる飛躍への大きな一歩となる。大いに期待したい。

 第4試合は、石川雄規&長井満也組とタイガー・シャーク&臼田勝美組によるタッグマッチ。この試合では当然、バチバチとしたしばき合いが期待されるだろう。スーパー・タイガーが保持するレジェンド選手権の挑戦者を査定する意味合いもあるかもしれない。

 が、それ以上にタイガー・シャークの出方も注目である。というのも、シャークは前回の後楽園で長井にシングルで敗れている。村上和成という存在は当然無視できないが、リアルジャパンのファンが見たいのは、スーパー・タイガーとタイガー・シャークによるベルトをかけた闘いのはず。たとえ両者がどう考えていようとも、ごく近い将来、スーパーが村上、シャークは長井を乗り越えてタイトルマッチへと向かうようなシチュエーションになるのがイチバンではなかろうか。

 第3試合は、ウルティモ・ドラゴンとケンドー・ナカザキのシングルマッチ。ナカザキは久々の登場となる。ケンドー・ナカザキとは、イギリスで一世を風靡した名選手ケンドー・“ナガサキ”のトリビュートレスラーである。イギリスは、初代タイガーマスクが虎の覆面を被るまえに佐山サトルが遠征していた思い出深い国でもある。佐山がサミー・リーとして大ブレイクした1980年、すでにケンドー・ナガサキは同国のビッグネームだった。プロレスファンでなくてもナガサキの名前は世間に広まっていた。ナガサキは胴着に身を包んで登場し剣道の面をモチーフにしたマスクを着用、正体はイギリス人ながら、日本人キャラクターとしてヒールながらもミステリアスなキャラクターが受けて絶大な人気を誇っていたのだ。日本では桜田一男がケンドー・ナガサキとして知られているが、その元祖はイギリスにあるのである。

 そのナガサキをオマージュした謎多きレスラーと世界のウルティモ・ドラゴンがシングルで対戦する。世界で闘うウルティモは、さまざまな国で未知なるレスラーとの試合をこなしてきた。それこそ、海外では会場入りしてから対戦相手を知らされることも日常茶飯事。しかも、どんな相手なのかまったく知識がない。そういった状況は慣れているウルティモだけに、謎のレスラー相手にもキッチリとした試合を見せてくれるはずだ。また、ウルティモには闘龍門MEXICOのビッグマッチ、「ドラゴマニア8」が目前に迫っている(6月15日、現地時間。メキシコシティー、アレナ・メヒコ)。ここで弾みをつけたうえで、“ライフワーク”へと臨みたいところだ。

 第2試合は、折原昌夫&グラン浜田組vs若翔洋&佐藤光留のタッグマッチだ。この試合は、チームワークの勝負になりそうだ。普段は、タッグを組む機会のない者同士だけに、どんな闘いになるかはまったくの未知数。折原と浜田のコンビネーションは? 会場人気の高い(?)若翔洋を佐藤光留がどうコントロールするのか? 歯車が噛み合えば、新しい何かが生まれるかもしれないカードである。

 大会の重要なオープニングを飾るのは、スーパー・ライダーと間下隼人のシングルマッチである。前回の後楽園では、両者がタッグで対戦。ライダーは試合後、敗れた間下に対し「強くなったかもしれないけど、相変わらず負けてばっかりだな」とダメ出しをした。ライダーからの挑発は、いつまでもアンダーカードに甘んじている若手への叱咤でもあるのだろう。このやりとりから決まった今回の一騎打ちに対して、間下はどんな返答を見せるのか。リアルジャパンの今後を占う意味でも、重要な一戦である。

 このように、リアルジャパン6・7後楽園大会には見どころがいっぱい詰まっている。若手の決起から初代タイガーマスクと丸藤正道が時空を超えてぶつかるメインまで、全試合が濃い意味合いを持つ極上のプロレスを見せてくれると思う。ストロングスタイルの復興を見逃すな! 

(構成・文:新井 宏)




■公演名:初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『Yes,We Can! 〜Revival of the Real Strong Style〜』に向けて
■日時:2013年6月7日(金)開場/17時30分 試合開始/18時30分 
■会場:後楽園ホール
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【決定対戦カード】
<第6試合 メインイベント 60分1本勝負>
初代タイガーマスク(RJPW) vs 丸藤正道(プロレスリング・ノア)

<第5試合 セミファイナル 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
長州力(リキプロ)&スーパー・タイガー(RJPW/第7代レジェンド王者)&アレクサンダー大塚(AODC)
vs
高岩竜一(フリー)&関本大介(大日本プロレス)&岡林裕二(大日本プロレス)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
石川雄規(フリー)&長井満也(ドラディション)
vs
タイガー・シャーク(RJPW)&臼田勝美(フリー)

<第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO) vs ケンドー・ナカザキ(不明)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)&グラン浜田(フリー) vs 若翔洋(フリー)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW) vs 間下隼人(RJPW)

※出場選手、対戦カードは、怪我などの理由により、変更となる場合が有ります。

2013-05-28 15:48 この記事だけ表示