【熊久保英幸の大会直前見所特集】初代タイガーマスク 佐山サトル新生武道『武道 掣圏』第一回武術大会[リアルジャパンプロレス]
新生武道『武道 掣圏』第一回武術大会

 初代タイガーマスクとして日本全国にプロレスブームを巻き起こし、修斗を創設して日本に総合格闘技の礎(いしずえ)を築いた佐山サトルが、「私がこれまで30〜40年間やってきた武道の集大成」として新たに設立した新生武道『武道 掣圏』の第一回武術大会が5月24日(火)東京・後楽園ホールで開催される。
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■50年先の総合格闘技の姿まで10年で導く、それが「掣圏」
★【初代タイガーマスク】DSCF8144.jpg
『武道 掣圏』とはいかなるものか? 佐山サトル掣圏真陰流興義館総監は、「格闘技やプロレスとは一線を画すものです」と説明する。
 試合場は段差のある8メートルの正八角形リング(囲むロープはなし、相撲の土俵よりもやや大きい)。相撲の俵のようなイメージのクッションで縁を囲み(幅60cm、高さ約5cm)、その外には約15度の傾斜がある。試合コスチュームは袴(はかま)と掣圏グローブ(オープンフィンガーグローブ)を着用、入場の際には日本刀を携える。
 試合はヒット(パンチ、キック、ヒザ蹴りがOK、グラウンドの打撃はパンチ以外禁止)、バランス(タックル、投げ)、制圧(抑え込み=3秒間で一本)によって決せられ、三本勝負(二本先取で勝ち)で行われる。試合場から落ちても一本となり、両者とも同体で落ちた場合は無効、ダウンと一瞬の絞め・関節による極めは総合一本で即試合終了というルール。試合時間は3回制(3分+3分+2分)。礼節を重んじるため、ガッツポーズや相手を見下すような行為は一切禁止。やった時点で“失格”となる。さらに出場資格としても、金髪やタトゥーの入った選手は出場不可だ。
 最大の特徴は相撲で言う“押し出し”があることで、試合場から押し出されたら一本となり、両者とも同体で落ちた場合は両者に0.5ポイントが与えられる。押し出しを認めた理由を佐山総監は次のように説明した。
「私が格闘技として最も重要視しているのはヒット、バランス、制圧です。掣圏を通れば全てが早く、50年先の総合格闘技の姿まで10年くらいのスタンスで導いてくれます。ヒットからバランス、制圧までが強くなれば選手も強くなっていきます。リングから出ると負けになるのはなぜかと言うと“強い足腰”を作らせるためです。相撲取りの足腰は非常に強いです。足腰を作ることがバランスを作ることになります。私は足腰が重要だと考えています。だから、これは強い足腰を養成するための格闘技なのです」

■元・大相撲関脇の若翔洋が参戦!桜木裕司と激突
★【桜木裕司vs若翔洋】DSCF8162.jpg
 総合格闘技の試合を例に取ると、タックルや投げでテイクダウンされなければ、必然的に立ち技=打撃の攻防となる。倒されなければグラウンドで不利なポジションである下になることもない。これは実戦(市街地での戦い)を想定したものであり、実戦では寝技になったら相手の仲間から攻撃されることも考えられるため、時間をかけて関節技を取りに行くことは不可能だからだ。また、観る側にとっても寝技での膠着がないため、スピーディーな試合展開が楽しめる。
 実際、昨年10月29日に開催されたプレ旗揚げ戦『武道 掣圏 第零回大会』では28秒、42秒などの短時間での決着が続出し、7試合全てが完全決着となった。特に押し出しの攻防はスリリングで、押されて場外へ落とされそうになった相手が土俵間際でかわし、逆に相手を場外へ落とすというシーンも見られた。
 ということは、力士が出場すれば最強なのではないか? その問いに答えを出すべく、今大会には元・大相撲関脇で総合格闘技に転向した若翔洋(フリー)が参戦を表明。佐山総監の愛弟子である桜木裕司(興義館)と対戦することが決まった!
 若翔洋は。「武道に通じる者として、今回出させていただくことになりました。基本は相撲で行くつもりなので、それを活かせる試合をするだけです」と“押し出し勝ち宣言”。対する桜木は「自分の中で無差別級への挑戦はまだ始まったばかりです。押し出し2回で一本、抑え込みでも体重差(桜木=92kg、若翔洋=150kg)があり自分にとっては厳しいルールとなりますが、戦いを通して佐山先生が提唱する礼儀を見せたいと思います」と意気込みを語っている。
 約60kgもの体重差をどう克服するのか。桜木は、「押し出しで来るのは分かっていることです。それが分かった上で出ることを決めていました。どう対処するのかを、当日見てくれれば分かると思います。大相撲出身の選手とやるからこそ、色々なものを表現できると思います」と“秘策”があるようだ。

■パンクラスの佐藤光留vs元DEEP王者の長谷川秀彦
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 さらに、前大会の最終試合で僅か28秒、裸絞めによる総合一本勝ちを飾った佐藤光留(パンクラスMISSION)が連続参戦。元DEEPウェルター級チャンピオンの長谷川秀彦(SKアブソリュート)と対戦することが決定した。佐藤はレスリング、長谷川はサンボをバックボーンに持っており、それぞれの技術をどう掣圏に活かすかが注目される。両者は2003年6月にパンクラスで一度だけ対戦したことがあり、その時は長谷川が判定勝ち。約8年ぶりの再戦となる。
 佐藤は「1回負けた相手がどれぐらい強くなったのか不安がつきまといますが、それを乗り越えて試合に臨もうと思います。再戦できてありがたいです」、長谷川は「あの試合から時間も経っているので、前の結果は参考になりません。佐藤選手はプロレスもやっていて、魅力がある選手だと思います。自分は興義館で試合に向けての練習をさせてもらっています。今まで切磋琢磨してきた技を、『武道 掣圏』で皆さんにお見せしたいと思います」と、それぞれコメントしている。
 他にも、レスリングでロサンゼルス&ソウルオリンピック2大会連続銀メダリストとなった太田章率いるチーム太田章、ブラジリアン柔術のパラエストラ八王子、プロレス団体の格闘探偵団バトラーツからも選手が参戦。この新しい『武道 掣圏』でどのような戦いを見せるかが注目されるところ。
 佐山総監は「第零回大会は凄い大会だったのですが、今回はさらに凄い大会に作り上げます」と胸を張っている。初代タイガーマスク、修斗に続く佐山サトル“第3の伝説”がこの日、幕を開ける。

■超豪華な武道道場「掣圏真陰流神楽坂スタジオ」オープン
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 また、去る4月26日には東京・神楽坂にて掣圏真陰流神楽坂スタジオの設立披露会が行われた。神楽坂の一等地に100坪という広さ。武道用の畳の中で最高級の畳が80畳、サンドバッグが11本、サウナも完備されており、サウナの中にもサンドバッグが3本あってトレーニングが出来る。「虎」という名のバーも隣接しているという豪華なこの道場は、「格闘技道場ではなく真の武道道場。私の夢がかなった道場」(佐山総監)であるという。
 このスタジオは日本人としてあるべき姿や武士道・精神の強さを居合術・体術・精神術・ヨガ・座学(礼儀・歴史学・陽明学等)を通して習得することが出来る新しいスタイルのカルチャースクール&道場で、真の精神武士道を育てていく精神鍛錬を主な目的としている。
 記者会見の後には、佐山総監による10分近くにも及ぶ居合術の演武、そして桜木裕司と瓜田幸造両師範による掣圏真陰流の模範スパーリングも行われた。
「震災後、忘れ去られようとした人間としての基本を人々が思い起こそうとする今、さらに飛躍して現代日本に構築すべきものを提唱します。どうしたら日本がよくなるのかを徹底的にやらせていただきます。日本全体に希望を与えたい」と、熱く語る佐山総監。新武道の地固めは着々と行われている。

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【決定対戦カード】
<第八試合 無差別級>
桜木裕司(掣圏真陰流興義館/
UKFキックボクシング・インターナショナル・ヘビー級王者、前WAFCパンクラチオン世界無差別級王者) vs 若翔洋(フリー/元大相撲関脇)

<第七試合 90キロ以下契約>
佐藤光留(パンクラスMISSION) vs 長谷川秀彦(SKアブソリュート/第2代DEEPウェルター級王者)

<第六試合 76キロ以下契約>
山本裕次郎(チーム太田章/バトラーツ「Bルールトーナメント」2010・2011優勝) vs 高橋良明(パラエストラ八王子)

<第五試合 90キロ以下契約>
宮沢誠(荒武者総合格闘技/レスリング全日本社会人大会優勝、コンバットレス
リング85Kg超級優勝) vs 岡田 孝(UMW)

<第四試合 87キロ以下契約>
間下隼人(掣圏真陰流興義館) vs 立原基大(UMW)

<第三試合 83キロ以下契約>
斎藤彰文(掣圏真陰流興義館) vs 竹嶋健史(格闘探偵団バトラーツ)

<第二試合 70キロ以下契約>
吉間順一(MAX−GYM) vs 山根聖也(竜司team/ボクシング東北大会優勝、全国選抜3位)

<第一試合 60キロ以下契約>
百々拳人(実武道会館/第6回オープン空手拳法選手権大会優勝) vs 大西健司(截空道京都総本部)


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