【直前見所特集!】5月8日、NOAHが有明コロシアムでビッグマッチ開催!杉浦 貴vs鈴木みのるの頂上対決。強いのは、どっちだ!! [ノア]
5月8日、NOAHが有明コロシアムでビッグマッチ開催!
杉浦 貴vs鈴木みのるの頂上対決。強いのは、どっちだ!!
(構成・文:新井 宏)

◆大会名:GREAT VOYAGE 2011 in Tokyo vol.2
◆日 時:5月8日(日)15時00分開始
◆会 場:有明コロシアム
◆詳細&チケット申込はコチラ!

 プロレスリングNOAH、今年2度目のビッグマッチが5月8日(日)、午後3時から東京・有明コロシアムで開催される。

<GHCヘビー級選手権試合>
“2010年度プロレス大賞MVP”杉浦 貴
vs
“世界一性格の悪い男”鈴木みのる

メインは、“2010年度プロレス大賞MVP”杉浦貴vs“世界一性格の悪い男”鈴木みのるのGHCヘビー級選手権試合。鈴木も2006年にプロレス大賞を獲得しており、それ以来ずっとプロレス界の中心人物として君臨している。それだけに、団体の垣根を越えた頂上対決にふさわしい一戦だ。

それにしても、杉浦は王者としてたくましく成長した。当初こそ短命も考えられた杉浦政権だが、防衛を重ねるごとに力強さを増していく。内外を問わずあらゆるタイプの挑戦者たちを退け、最近では大型外国人(バイソン・スミス、ジャイアント・バーナード、トレバー・マードック)の3タテに成功。10回連続防衛の記録を打ちたて、あとは小橋建太の13回連続防衛にどこまで迫れるかというところまでやってきた。現在のNOAHを背負って立つ、実に頼もしい王者に成長したのだ。

そして、ここにきての鈴木みのるである。杉浦の指名により、久しぶりに方舟マットに足を踏み入れた鈴木。3・27ディファ有明での6人タッグマッチは当然、来るべきタイトルマッチへの前哨戦と見られていた。

ところが試合後、杉浦が鈴木に敗れた以上の衝撃的シーンが現出する。鈴木が杉浦の発言に対し、試合以前の感情を露わにしたのだ。3月11日に発生した東日本大震災への対応について、両者の考えが著しく異なった。自衛隊出身の杉浦は現実を凝視し、プロレスで元気付ける段階ではないとした。これについて拒絶的な反応を示したのが鈴木だった。鈴木も全日本プロレスの大会に向かう途中で被災しただけに、当時の状況はよく理解している。それでも、現在の杉浦はプロレス界を代表するチャンピオン。だからこそ、弱気な発言はしてもらいたくなかった、自分が背負っているジャンルに自信をもってほしかった。王者がプロレスに自信をもたずして、ほかのレスラーがプロレスに誇りを持てるだろうか…。「レスラーが胸を張って、オレたちの声で立ち上がれって、なんで言えねえんだよ!」。この瞬間、鈴木vs杉浦のタイトルマッチは凍結、実現は難しくなったのだ。

しかし、「グローバル・タッグリーグ戦2011」が開幕した4・16後楽園ホール大会で、事態は急展開を見せる。杉浦の試合後に鈴木が登場。エプロンに上がり、「オレのほうがオマエより強い。オマエのベルトをかけてオレと闘おう!」と、GHCヘビー級王者に宣戦布告したのである。これを聞いた杉浦も、「どっちが強いか弱いか、勝負しようぜ。やってやるよ!」と返答。急転直下、5・8有明での一騎打ちが正式決定となったのだ。

ここでは、どちらの考えが正しい正しくないの問題ではない。勝ったほうが正しく、負けたほうが間違っているということにもならない。3月11日以降、おそらくすべての日本人が自問自答を繰り返したのだと思う。これはいまするべきなのか、自粛したほうがいいのか。すべての物事には両面からの考え方がある。プロレスラーも例外ではない。人前に出るジャンルだからこそ、考えたと思う。プロレスをするべきなのか、プロレスで人々を勇気付けることは可能なのか。悩みに悩んだ時間だった。

そして、杉浦と鈴木の出した結論は、闘うということだった。どちらが正しいかではなく、単純に2人が闘ったらどちらが強いのか。試合をやると決めた以上、どちらが強いのかが、プロレスの答えだ。

8月27日(土)には日本武道館にNOAH、新日本、全日本の主要3団体が集まり、震災復興チャリティー大会「ALL TOGETHER」がおこなわれる。この主要団体の最高峰タイトルは現在、それぞれの団体の所属選手が保持するかたちになっている。もちろん、杉浦もGHCヘビー級王座をもったままこのリングに上がるつもりでいるだろう。チャンピオンでいれば当然、それ相応のビッグカードが組まれるに違いない。そのためにも、鈴木戦は大きな関門。11度目の防衛戦を乗り越えれば、小橋の記録と8・27武道館が見えてくるはずだ。

<1対3ハンディキャップマッチ>
モハメドヨネvsKENTA&金丸義信& 平柳玄藩

杉浦vs鈴木が正統派の大一番なら、5・8有明コロシアムで実現するもうひとつのビッグカードは、NOAHとしてはかなり異色のマッチメークである。それは、モハメドヨネvsKENTA&金丸義信&平柳玄藩の1対3ハンディキャップマッチ。Dis obeyから追放されたヨネが、Dis obeyをディスオベイ(背く)したKENTAたちとたった一人で闘うのである。

KENTAが衝撃のDis obey入りを発表したとき、その理由は明らかにされていなかった。しかしながらKENTAと金丸の間には密約が交わされていたようで、その真相が、ヨネの追放だったのだ。不発軍団と揶揄されたDis obeyに見切りをつけ、KENTAたちはNO MERCY(ノー・マーシー)を結成。その名のとおり、情け容赦ない攻撃を続けている。

NO MERCY対ヨネの3番勝負では勝敗度外視でヨネをいたぶり続けたKENTA&金丸&平柳。これに業を煮やしたヨネが、1対3のハンディキャップマッチも辞さずの構えを見せた。考えようによっては、5・8への前哨戦すべてが1対3だったようなもの。杉浦とのチームで出場した「グローバル・タッグリーグ戦2011」で浮上のきっかけをつかんでいるだけに、ハンディキャップマッチはリスクが大きいながらも不発から大爆発への大チャンスといっていい。

一方、これ以上ヨネにかまっている暇はないというのが、NO MERCYの主張である。GHCジュニアヘビー級タッグ王者の丸藤正道を欠場に追い込み、一気にヘビー級戦線への介入も狙っている模様。現状の3人だとどうしてもジュニアの枠組みでマッチメークされてしまうため、KENTAたちはそんな状況を快く思っていない。シリーズ中にはヘビー級選手の加入を示唆し、高山善廣を勧誘する動きを見せていたが、5・8有明コロシアムでは新体制が見られるのか、そして、NOAH本隊にどう切り込んでいくのか。NO MERCYの出方が、今夏の行方を決めるといっても過言ではない。

<GHCジュニアヘビー級選手権試合>
鈴木鼓太郎vsリッキー・マルビン

そして、鈴木鼓太郎vsリッキー・マルビンのGHCジュニアヘビー級選手権試合も追加決定。磐石の防衛ロードを走っている鼓太郎に、NOAHジュニアを知り尽くしたリッキーが挑戦する。祖国メキシコマット以上に、NOAHでのキャリアが長くなっているリッキーだが、意外にも、シングルのベルトはまだ巻いていない。かつては鼓太郎とのコンビでGHCジュニアヘビー級タッグ王者に君臨したリッキーだが、空中分解によりタッグを解消。遺恨のある相手とあって、よけいに気合が入っている。4・24札幌でのリッキーのアピールからシングルが実現したのだが、ダブルフォールの末、延長でも決着がつかなかった。2年ぶりの挑戦で3度目の正直を狙うリッキーは、日本の集大成としてこの試合に臨んでくるはず。そのあたりを鼓太郎がどうかわしていくのかが、勝負の分かれ目になるだろう。

今回も見どころいっぱいの、NOAH有明コロシアム大会。2011年下半期におけるプロレス界を読むためにも、5・8有コロは見逃せない!          

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