【直前特集コラム】橋本真也ジュニアがデビュー!橋本大地(18)、蝶野正洋と運命の一騎打ち!ゼロワン10周年記念大会[プロレス]
【直前特集コラム】 プロレスリングZERO1『プロレス』3月6日(日)両国国技館

ゼロワン10周年記念大会で、橋本真也ジュニアがデビュー!橋本大地(18)、蝶野正洋と運命の一騎打ち!3・6(日)両国国技館で、歴史の目撃者になれ!!


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1会見では、橋本真也さんゆかりの品々が大地に手渡された。蝶野とのデビュー戦は、世代を超えた闘魂三銃士対決だ!

22月22日、東京都内で全カード発表記者会見がおこなわれた!


誕生から10周年を迎えるプロレスリングZERO1(ゼロワン)が、旗揚げの地、両国国技館に帰ってくる。3月6日(日)15時開始となるビッグマッチの大会名はズバリ、「プロレス」だ。この命名は、団体のトップである大谷晋二郎によるもの。ではなぜ、大会名にあえて「プロレス」を選んだのか。大谷は言う。

「ここ数年、ボクの中でプロレスとはなんぞやと、いろいろ考えてきました。そして、答えがひとつ出たんですね。プロレスとは、元気を与えるものだと。それを、この大会では見せようと思います。ボクの中ではもう、それしかない。プロレスの名のもとで、ボクの仲間たちとプロレスをやりたい。この10年間で、入ってきた者もいれば出ていった者もいます。あれ(旗揚げ)から10年がたって、両国というこの大きな舞台に挑もうとしている仲間たち。この一番大切な仲間たちと両国で結果を出したい。いや、出したいじゃなくて、出すんです。堂々と胸を張って最高の仲間たちと、プロレスの名のもとに両国に向かって出航したいと思います」

 プロレスに対する誇りが、大谷にはある。そのプロレスで魅せ、プロレスで生きていく決意がゼロワンにはある。大谷は、プロレスで世の中を変えようと本気で考えている熱い男だ。人々に元気を与え続けてきたプロレスで、最高の仲間たちと勝負をかける。その仲間たちに今大会から加わるレスラーがいる。故・橋本真也さんの息子、橋本大地である。
 大地のデビュー戦に名乗りを上げたのは、かつて闘魂三銃士として橋本真也さんと同士であり、ライバルでもあった蝶野正洋だった。蝶野は全カードが発表された2月22日の会見で、以下のようなコメントを大地のまえで残している。

「(大地は)首が太くなってますよ。レスラーとしての体にはもう少し時間がかかるだろうけど、ものすごく努力してる。1年たったら、ものすごい体になってるんじゃないかな。すでにファイターの顔にはなってますよ。親父の面影を持ってます。自分では気づかないかもしれないけど。
 お父さんを応援してくれた人たちが途中でできなかったことも含めて、プロレスファン、橋本ファンの人たちが(大地に)声援を送ると思う。倒れるくらいの声援が(両国では)大地にくるだろう。久しぶりに(自分には)ブーイングをもらう試合になるかなと感じてます。

 (大地には)若い人の見本になってもらいたい。結果ではないと思います。学業と練習(の両立)を乗り越えてきてますから、何も考えずに闘うだけでいいと思います。その姿勢を見せれば、メッセージは伝わると思う。大地が送れるメッセージは、とにかくがむしゃらにやること。親父とこどもの対戦みたいなものだけど、オレは精一杯やるつもりだし、世界中でもここまで注目されるデビュー戦はないと思う。日本のプロレスには若い力が本当に必要ですから、プロレスをめざす人たちの夢になるような闘い方、生き方をしてもらいたい」

 蝶野からのメッセージを聞いた後の橋本大地にインタビューを試みた。以下は、そのインタビューの模様である。大注目のデビュー戦まであとわずか、破壊王2世は、いま何を考えているのか――。

――卒業式の4日前がプロレスラーとしてのデビュー戦。
「ハイ」
――デビュー戦が近づいてきたとの実感は?
「ちょっとずつ出てきました。ワクワクする気持ちと、えっ、もうデビュー戦なのっていう気持ちがグチャグチャに混ざってます。そのグチャグチャに混ざったものが球体みたいなものになって、それがすごく重くて、体の中にグッと入ってるみたいな感じなんですね。ワクワクする気持ちとか、イヤだなって気持ちとか、うれしい気持ちとか、いろいろ混ざった塊みたいなものが常にボクの中にあって、それがものすごく重いという感じで…」
――なるほど。デビューの日が近づくにつれて、練習内容も変わってきていますか。
「そうですね、試合を想定した練習もしています。ロープワークとかスパーリングとか」
――実戦を想定したものが増えてきてる?
「ハイ。でも、まだまだだと思います」
――余裕はないと思いますが、練習中はどんな思いですか。
「ひたすらがむしゃらって感じです。指導されてるときは、全部頭に入れようとしていますし」
――練習中にも自分は橋本真也の息子なんだという意識はありますか。
「それはないですね。キックを使えと言われるときには、たまに意識したりしますけど、ふだんは全然ないです。ボクはボクのやり方でやろうと思ってるんで。練習でも試合でも自分が出せるものを出せたらと。(父と)同じようになってるのもあるかもしれませんけど、自分ではわからないです」
――プロレスラーになろうと決意するまえは、お父さんがレスラーであることをどう思っていたのですか。
「父親がレスラーだったことは、ボクにとっては自慢でしたね。たとえば大きな大会にいったら、リングの中で闘ってるのはオレのお父さんなんだって(誇りに思えた)。でもそれが、ボクにとってはふつうのことで、当たり前のことでもありました」
――その当たり前のことも、自分がデビューすると決めてからは考えが変わりましたか。
「ボクがプロレスラーになるための練習を始めるようになって、プロレスのことが少しわかるようになって、父の試合を(映像で)見たら、バケモノとしか見えないです」
――バケモノ?
「ハイ。いまのボクからしたらバケモノです。全然手の届かないところにいる存在だったんだなって」
――練習ひとつとっても、こんなにすごいことやってたのかと。
「ハイ、そうです」
――しかもそれがひとつの練習メニューにすぎない。
「そうです。ボクはキャリア、ゼロですから」
――大谷選手から正式にデビューを告げられたのが1月1日の後楽園大会でした。
「驚きました。10周年あたりでという話は、そのまえからあって、そのあたりかなとは思ってましたけど、驚きました」
――その後、蝶野選手が対戦相手に決まりました。
「イメージが沸かないですね。いざリングに上がったら蝶野さんがどういうことをやってくるのか、まったくわからないんで。ボクがいままで習ってきたことを全部出そうとは思いますけど」
――ファンとして見ていたときと、実際に闘うとなるとまったく違うものですか。
「全然違うと思います」
――デビュー戦の相手は同世代くらいの若い選手のほうがよかったとか思いませんでした?
「思いました(苦笑)。ボクはこの位置(全9試合中の第6試合)じゃなくて、第1試合か第2試合あたりだと思ってたんですよ。もしかしたら第0試合っていうのもあるかもって思ってました。そう思ってたら第6試合じゃないですか。しかも相手が蝶野さん。26年のキャリアがある選手ですから…」
――でも、蝶野選手だったら受け止めてくれるんじゃないかとも思えませんか。
「そういうのもありますけど、そこに甘えてたらダメなんで。一応、道場で練習してるときに蝶野さんをイメージしようとしてやるんですけど、リングで向かい合ったらどうなるのか、わからないですね」
――大谷選手はこのカードをメインにする考えもあったと言います。最終的には第6試合とのことですが、この日もっとも注目されるカードだと思うんです。
「そうなるんですかね」
――ポスターにも『蝶野正洋vs橋本大地』が前面に出てます。
「いいんですかね? そういう思いもありますけど、決まったからにはやるしかないですね!」
――プレッシャーは大きいと思いますが、誰もができることではないですよ。
「ハイ、そうですね。先輩たちが先に出るわけですから。澤さんが第1試合だし、いつもお世話になってる柿沼さん、横山さん、植田さん、斎藤さんがみんなボクよりも先に出るんで申し訳ない気持ちもあるんですけど、がんばって勝ちにいきたいと思います」
――勝ちを狙っていきますか。
「ハイ。デビュー戦で勝てたらかっこいいですよね! しかも蝶野さんから」
――勝つ光景をイメージしながら練習していけば、不可能ではないんじゃないですか。結局は蝶野選手も初対戦なわけですから、そこにチャンスがあるかもしれない。
「ハイ。でも、もっと練習しないと。あと、何日かあるんで、気持ちをマックスにもっていけるように」
――デビュー戦はデビュー戦であって、ゴールではありませんよね。どんなレスラーになりたいですか。
「いやあ、まだ決めてないです。ボクの中ではこれ(デビュー戦)がゴールです。ゴールであり、また、スタートです。入場の時点でゴールです。ゴングが鳴った時点で、スタートです」
――なるほど。デビュー戦以降、闘ってみたい選手は?
「誰でしょう? お世話になってる柿沼さん、横山さん、植田さんとはやってみたいです。練習で教えていただいてるんですけど、もしかしたら試合になったら別のオーラというか、全然違う殺気みたいなものをもってるかもしれない。そういうのを見てみたいです。いまのうちですけど、こういうこと言えるの(苦笑)」
――ゼロワンにはさまざまな外国人レスラーが参戦してきましたが、スティーブ・コリノの息子、コービー君もプロレスラーデビューしたんですよ。
「ハイ、14〜15歳なんですよね。やりたいなってずっと思ってます。やりたいですね」
――日本も2世レスラーの時代になってくるんでしょう。
「そうなんですかね。がんばんなくっちゃいけないですね。やるからには、やっぱり勝ちにいかないと。大谷さんから怒られてしまいますから。大谷さんが会見で言ってたんですけど、ZERO1の大勝利で(両国大会が)終わらないといけない、全部(ZERO1が)勝つと」
――デビュー戦から責任がありますね。確かに蝶野選手と闘うことへのプレッシャーは大きいと思いますが、体力なら若い橋本選手のほうが上でしょう。
「いやあ、絶対ないですよ! もしもボクのほうが体力あったとしても、仮に蝶野さんがボクの半分しか体力がなかったとしても、最後の追い上げの力っていうか、底力みたいなものは絶対蝶野さんのほうが、ボクの体力の2、3倍はもってると思うんですよ。たぶん、そういうものがレスラーの人って全員にあると思うんです」
――それは、レスラーになるためのトレーニングをしてきたからこそ感じる?
「ハイ。(プロレスとは)練習して試合して、そこからだと思うんです。そういった感覚がどういうものなのか、まだわからないんです」
――キャリアを重ねれば、そういうものが身についてくると。
「そうですね。そうだと思います。だから、怖い部分もあります」
――レスラーをめざすまえは、どんなプロレスが好きでしたか。
「闘魂三銃士のころのプロレスですかね。すごい盛り上がってましたから」
――やっぱり、その時代のプロレスが好き。
「ハイ。そうですけど、いまのプロレスも好きですよ。いまのプロレスも闘魂三銃士のころとはまた別のものがあって、飛んだり跳ねたりとか、おもしろいものも加わってきてるんで、すごくプロレスっておもしろいと思うんですよ。ボク個人としては、三銃士の試合が感覚的には好きです」
――自然と闘魂三銃士のプロレスを継承していくんでしょうか。
「どうなんですかね。まだデビューしてないんでなんとも言えないですけど。とにかくデビュー戦では勝ちにいかないと。大谷先生から怒られるのはイヤなので」
   ☆    ☆    ☆
 橋本大地は、プロレス界の“佑ちゃん”である。蝶野も言っていたが、大地のデビューはプロレス界を飛び出し世間にも伝わるニュースなのだ。もちろん、橋本真也さんの息子だからこその注目である。もしかしたら、実際には若手のデビュー戦のひとつにすぎないかもしれない。が、間違いなく、橋本大地のデビューは日本のプロレス史に残る出来事。どんな結果、内容になろうとも、これを起爆剤にプロレス界が動くのは間違いない。プロレスとは相手あってのものだからこそ、ほかのレスラーにも大きな刺激になる。ここからはじまる橋本大地ストーリーに誰が乗るのかも、今後の大きな楽しみだ。歴史の証人になるためにも、ぜひ会場で目撃してもらいたい一戦だ。
 
ほかにも、両国大会は10周年のビッグイベントにふさわしいラインアップが出揃った。3・6両国の全対戦カードは、以下のようになっている。会見でのコメントから、その見どころを探っていこう。
   ☆    ☆    ☆
@NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合
<王者>クレイグ・クラシックvs<挑戦者>澤宗紀
A10人タッグマッチ
フジタ“Jr”ハヤト&高西翔太&柿沼謙太&ダイアモンド・コネリー&ニック・プリモ組vs越中詩郎&植田使徒&横山佳和&ズッファ&ブッファ組
BNWAライトタッグ選手権試合
<王者>菅原拓也&怪人ハブ男組vs<挑戦者>藤田ミノル&藤田峰雄組
Cインターナショナルジュニアヘビー級選手権試合
<王者>日高郁人vs<挑戦者>伊藤崇文
Dインターコンチネンタルタッグ選手権試合
<王者>佐藤耕平&KAMIKAZE組vs<挑戦者>X&澤田敦士組
E破壊王子・橋本大地デビュー戦
橋本大地vs蝶野正洋
Fシングルマッチ
田中将斗vs永田裕志
G世界ヘビー級選手権試合
<王者>関本大介vs<挑戦者>崔領二
Hメインイベント シングルマッチ
大谷晋二郎vs高山善廣

@クレイグ・クラシックvs澤宗紀
澤「ボクはいつもと同じく、場所が両国だろうがリングのないショーパブだろうが、やりすぎくらいがちょうどいい闘いをしていきたいと思います。バトラーツ解散の悲しいニュースを伝えてしまったので、両国では格闘探偵団の澤がベルトを獲ったといううれしいニュースを伝えるために闘います」
 王者のクレイグは、昨年11月にNWAフロリダで王座を奪取。かつては大日本プロレスで若手として闘っていたが、ある意味で凱旋となる今大会では、王者として成長した姿を見せたいと意気込んでいる。日本にもなじみのあるベルトを巻くのは、いったいどちらか!?
   ☆    ☆    ☆
A10人タッグマッチ
他団体の新世代旗手とレジェンドが闘い、ZERO1の若手4人が揃う。さらに、外国人が4人。このなかでいったい誰が目立つのかが注目のポイントだろう。ZERO1の記念大会だけに、ゲスト選手においしいところをもっていかせるのではなく、所属選手が勝たなくてはならないのが団体サイドからの至上命令。この試合によって、大谷の言う「ZERO1大勝利」に勢いがつくのか、それとも所属選手出場の初戦で目論見が崩れてしまうのか。かなり大きな意味をもつカードでもある。さらに、外国人にも注目したい。なぜなら、このリングをきっかけに世界へ羽ばたいたレスラーが数多くいるからだ。スティーブ・コリノ、ロウ・キー、スパンキー、ザ・プレデター、AJ・スタイルズなど、数え上げたらきりがない。これも10年間の功績だけに、この試合に出場する外国人レスラーをおぼえておいて損はないはずだ。
   ☆    ☆    ☆
BNWAライトタッグ選手権試合
菅原「正直、乗り気じゃなかった。でも、大舞台でできるからにはキッチリとオレたちのよさを味わわせてから防衛してやる」
峰雄「プロレス界には兄弟タッグとか双子タッグとかありますけど、従兄弟タッグはあまりなかったと思うんで、従兄弟タッグをアピールしていきたいと思います」
ミノル「(菅原の)相方の怪人が(沖縄にいて)こないので、そういうヤツらにベルトを持たせておくのはよくないと思う。この試合は特別レフェリーが裁いてくれるので、クリーンに勝ちたいと思います」
 ミノルのコメントにもあるように、この試合は闘龍門ジャパンやNOAHで活躍したSUWAさんがレフェリーとして試合を裁く。闘龍門の後輩である菅原との関係はどうなのか。そのあたりもタイトルの行方に微妙な影を落としそうだ。
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Cインターナショナルジュニアヘビー級選手権試合
日高「伊藤とは出逢ったときから、お互いにプロレスラーをめざしてきました。たどり着いたこのZERO1のリングで、しかも10周年の大会で伊藤と闘える。この一戦のために生きてきたんじゃないかというくらいの胸の高鳴りを感じています。日高郁人のすべてであるこのベルトをかけて闘うことになりました。伊藤の(タイトル戦の)要望に異論はなく、人間・日高郁人のすべてをかけて闘って、両国のリングのど真ん中で勝ち名乗りを受けたいと思います」
伊藤「いま一番ほしいのが、この目の前にあるベルト。何が何でも倒したいのが日高郁人。この願い事を必ず自分の手でかなえてやります」

 15年越しの友情対決。パーソナルな闘いながら、そこには2人の数奇な歴史が詰まっているだけに、ドラマチックだ。同じ目標をもちながらも、まったく別のレスラー人生を歩んできた。それが一本の線で交わったのが、日高の「天下一ジュニア」優勝。このときに叫んだ願い事が、パンクラス伊藤崇文とのシングルマッチだった。その伊藤が、「パンクラスでベルトをとったことがない」と日高のタイトルに照準を絞った。ベルトを奪取すれば、もちろん防衛活動をおこなっていくと言う伊藤。日高には、待望の再会という感慨に浸っている場合ではなくなった。
   ☆    ☆    ☆
Dインターコンチネンタルタッグ選手権試合
KAMIKAZE「このタイトルマッチを澤田選手とやるとさっき知りました。顔と名前はわかりますが、タイトルマッチは両国ではやりません。両国には出ますが、澤田選手とのタイトルマッチはやりません。10周年にふさわしい相手ならやりますけどXが誰であろうと、澤田選手がらみでのタイトルマッチはやりません。(パートナーの)耕平とのシングルマッチでもいい」
耕平「澤田選手とはやりません。口だけで、後楽園(2・17)にもこなかったし。売名のためにやってると判断したんで、やりません」

 IGFの澤田敦士がZERO1の名前を出したことで上がったカードだが、実際には澤田自身が直接行動を起こすこともなく、ZERO1サイドは澤田の参戦はないと発表した。が、後日NWAのほうから「指定試合」としてX&澤田組の挑戦を通達。しかし会見の場で王者組があらためて澤田がらみのカードを拒絶した。この問題、いったいどうなるのか。当日まで波乱含みとなりそうだ。
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E橋本大地デビュー戦
前記参照
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F田中将斗vs永田裕志
永田「10年まえ、旗揚げ戦の参戦を機に、プロレス界に大きな挑戦をしました。橋本さんから引き継いだZERO1を10年間、意地で盛り上げてきた大谷社長に敬意を表する意味で参戦を表明したところ、最高のカードを用意してもらい、感謝するとともに、もう一度プロレス界に大きな挑戦をしてみたいと思います。何か夢をもって(新日本に)帰りたいと思っています。終わってみれば永田がいてよかったと思われる大会にしたいですね」
田中「2年くらいまえから永田に2度負けて悔しい思いをしました。このカードが組まれてワクワクしています。10周年で負けるわけにはいかない。3度目の正直じゃないですけど、勝たなきゃいけないと思ってます」

 伝説のZERO1旗揚げ戦でメインに登場した新日本の永田が10周年記念大会にも参戦することになった。相手は、新日本でも実績を残してきた田中である。ZERO1vs外敵の構図が見えるカード編成の中にあって、もっとも団体対抗戦のカラーが出たマッチメークでもある。これをきっかけに何が生まれるのか、結果の先も興味深い一騎打ちである。
   ☆    ☆    ☆
G世界ヘビー級選手権試合
崔「10年まえにZERO1でデビューして、ZERO1一筋でやってきました。が、この記念すべき大会で世界ヘビーのベルトに挑戦できるとは夢にも思っていませんでした。責任重大です。関本選手とは同い年で、数え切れないくらい闘ってきました。これぞZERO1、オレたちの歴史だという闘いにしたいと思います」

関本「崔選手とは何度も闘ってきましたので、言うことは何もないです。このカードが決まった時点で臨戦態勢に入ってます。必ず、いい試合をします」

 結局、大日本の関本大介がZERO1の至宝をもったまま両国大会を迎えることになった。ZERO1としては、屈辱である。日高、KAMIKAZEでの奪回がならなかった後で挑戦するのは、崔領二。ZERO1生え抜きの意地で、なんとしてもベルトを団体にとり戻さなくてはならない。プロレスエキスポ、DDTといった具合に、関本はここ数年の“進出系”両国大会でメインを張ってきた。今回は世界ヘビー級の王者として、両国のリングに上がる。さらには3・27靖国神社で田中の挑戦を受けるとまで宣言、防衛は当然と考えているようだ。両国を通過点と考えるのは、ビッグマッチを何度も経験している余裕なのか…。
   ☆    ☆    ☆
Hメインイベント
高山「旗揚げ戦に参戦して、10周年も呼ばれました。橋本さんがよく言った、破壊なくして創造なしとありますが、新たな創造のために、大谷晋二郎を破壊しようと思ってます。オレは、壊すだけ。あとを創造する建築家がこの団体にいるかどうかだね。それが、あのガキ(橋本大地)かもしれないし」

大谷「すべてのみなさまの期待を背に、ZERO1大勝利の大会にしたいと思います。大谷晋二郎が勝たなければならない両国大会だと思ってます。潰しにくる高山善廣に勝ちたい。そこで新たなスタートが切れる。(破壊するという)そういう思いは大歓迎です。大会すべてを通して、結果もZERO1の大勝利だったと思ってもらえる大会にしたいと思います」

 メインに選ばれたのは、大谷と高山の一騎打ち。この試合にはなんの冠もなく、通常のシングルマッチである。そこには、大会名の「プロレス」を見せるとの思いが込められているのだろう。ストレートにプロレスで魅せる。そして、大谷が出した答え、プロレスで元気を与える。大会のテーマを総括する意味合いが、大谷と高山の闘いに集約されるのだ。

 橋本大地デビューをはじめとして、すべての闘いに見どころ満載のZERO1両国大会。プロレス界に大きなうねりを起こし、それが外部にまで波及することを期待したい。3・6両国で、「プロレス」の歴史が動く!!   
(新井 宏)





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