【ヤスカクの激筆読んでリアルジャパンに行こう!】初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス12月10日(木)『REVIVAL』後楽園ホール [リアルジャパンプロレス]
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初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
2009年12月10日(木)『REVIVAL』後楽園ホール
 開場17時30分/開始18時30分

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【構成・文:安田拡了】

この日、ストロングプロレスの本能を見よ!

「プロレスはこうなんだというメッセージを出したいし、ストロングプロレスという宝石を後輩たちのために残しておきたい」と、強さを求めるプロレスの復活を訴えてきた初代タイガーマスク(佐山サトル)。リアルジャパン12・10後楽園ホール大会は、その言葉通り今年の締めくくりにふさわしく、激しいものになりそうだ。初代タイガーが長州力、藤波辰爾と組んで、これまで苦々しい思いをさせられてきた強敵・高山善廣とタッグ対戦することになったからである。しかも、初代タイガーは苦手な高山と闘うというのに嬉々として燃えまくっている。これはいったい、なぜ!?  また、こんな初代タイガーに触発されたのか、スーパー・タイガーほか、リアルジャパンの選手たちが熱くうごめき始めている。

昔のプロレスは加点主義だから面白い!

いまさら初代タイガーのストロングプロレスに対する熱い思いを語るまでもないだろう。「プロレスはこうなんだ」というメッセージをこれまでリアルジャパンで見せつけてきたからだ。
おそらく初代タイガーは、いまのプロレスを昔に戻そうなんてことは考えてはいない。リアルジャパンでやってみせればいい、と思っているはずだ。

20数年前にバリバリやってきた初代タイガー、長州、藤波らのプロレスといまのプロレスとは格段に質が違う。

だからといって昔にもどそうとしても難しいだろう。いまの若い人たちは小さい頃からの学校教育や家庭教育が変容してきて効率主義がいかにも素晴らしいものだと教えられてきたからだ。
効率主義は無駄がないから良いとされてきた。しかし、そういう教育が減点主義、偏差値主義の日本にしてしまったのだと思う。何かをやろうと思っても失敗すると減点されてしまうから、思い切ったことができない。だから、可もなく不可もなく、そこそこのものをやっていればいいとなってしまう。

そんなことで面白いものを生み出せるわけがない。
昔は無駄がたくさんあった。しかし、だからこそ将来、役に立つ人材が生まれ、学問にしても奥が深かった。昔の人は無駄の長所をわかっていたのだ。

話が長くなったが、プロレスだって同様である。
昔はスクワット3000回以上。いまだったら「ヒザを悪くするから効率が悪い」というので500回がいいところだという。
しかし、3000回という回数はヒザには負担が大きくて無駄に思えるが、レスラーに一番必要な肝(きも)が養える。肝とはへこたれない根性であり、勝とうという執念の強さだ。
もうひとつ。20数年前の(新日本)プロレスは考え方が、いわば加点主義だった。かつて長州や藤波が敵対し、火花を散らしていたのを「この敵対心を生かそう。闘わせよう」と、わざと激突させたことによってプロレス界が盛り上がり、結果的に全盛時代を作ってきたのである。

ところが、いまの減点主義プロレスの発想であれば「闘わせると試合がぶち壊れてしまうから、なるべく2人は試合を組まないようにしよう」となる。
無駄と加点主義。
それが初代タイガーや長州、藤波ら不動のスターを生み出してきたのだ。



高山、絶体絶命の危機かも!?

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<第6試合 メインイベント 6人マッチ60分1本勝負>
初代タイガーマスク(RJPW)&藤波辰爾(ドラディション)&長州 力(リキプロ)
vs 
高山善廣(高山堂)&長井満也(ドラディション)&関本大介(大日本プロレス)

 メインは初代タイガー、長州、藤波のドリームチームに高山、長井、関本の大型頑強チームがぶつかる。ドリームチームの3人はこれまで他団体(ドラディション)のツアーで絶好調ぶりを見せつけてきたが、リアルジャパンでは初めて組む。
初代タイガーはこのタッグを発表した時、嬉々とした顔だった。よほど気に入っているということだ。

「3人で全国を回ってきて、自分が水を得た魚のように動き回れるのがわかった。今まで探していたもの(ストロングプロレス)がここにあったと確信していただける大会になる。高山にも仕返しをしたいし、高山も苦戦するはず。ナチュラルですごい試合ができると自負しています。いまのレスラーに(我々が)何を主張しているのか、わかってもらえる試合になる」(初代タイガー)

やっぱり!
肉体の大きさ、パワー、テクニックにおいてプロレス界のトップを走りつづけ、三冠、IWGPなど業界のベルトを総なめにしてきた高山善廣には、過去、苦々しい思いをしてきた。なんとか攻略する手立てはないものか。そう思い続けてきた初代タイガーだった。
そんな時に、ドリームチームが誕生し、ツアーを組んだ。すると、思いもよらなかった強みを発見したのだ。

名レスラーは本能的な勝負勘で動くものだ。当然、長州や藤波はお互いに何も言わなくてもタッグというものを知り尽くしていて、その場その場の状況をみてタッチをしたり、相手の攻撃をカットしたり、その絶妙なセンスで相手チームを圧倒していった。

初代タイガーは、この3人のチームをもってすれば、プロレス業界トップの高山を潰すことができるし、ナチュラルで凄い試合に発展するに違いないと踏んでいるのである。

6人タッグだけに相手チームは高山ひとりではない。テクニック良し、体格良しの長井満也(ドラディション)と、若さと頑強な肉体でぶち当たってくる関本大介(大日本プロレス)2人が脇役で固めている。

しかし、3人で組めば相手が強ければ強いほど大きなチーム力が発揮されることも初代タイガーはわかっている。

面白いことになった。
初代タイガーはあくまで高山狙いでいくだろう。そして長州と藤波は初代タイガーの高山攻略を巧みな連係で成功させるようにもっていくことだろう。

勝ち負けは大切だが、個人的には初代タイガー、長州、藤波の、胸のすくような軽妙かつ駆け引きを見てみたい。
高山善廣、今度ばかりは絶対絶命!?


スーパー・タイガーの全力疾走を見よ!

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<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
鈴木みのる(パンクラスMISSION)&スーパー・タイガー(RJPW)
vs 
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)&和田城功(リキプロ)
前回の試合後、スーパー・タイガーは挑発されてマイクを握った。それをパートナーの鈴木みのるに「マイクを握るくらいだったら、まだやれるじゃねえか。余力を出し切れっていうんだよ!」と罵られた。

格闘技とプロレスの両輪をやっていると噂されているスーパー・タイガーが鈴木とパートナーを組んでいるのは、鈴木からプロレスを学びとるのが目的だ。しかし、これまで鈴木プロレスの間とかテクニックなどに目がいっていて、その根本がわからなかったという。

鈴木の言葉にハッとした。
(俺は大切なものを忘れていた! それはテクニックがどうとかということじゃない。全力を出し切って闘う姿勢だったんだ!)

 これまでスーパー・タイガーは、早くリアルジャパンの柱にならなければという思いで、必死にプロレスを学んできた。バトラーツの石川にも学び、多くのプロレステクニックも身につけてきた。だが、何かが足りない。その何かがわからないまま、悶々としてきたのだ。キャラクターとしての色も大事だ。そういうことも考えてきた。
「僕がやらなければいけなかったのは全力疾走だった。もちろん、プロレステクニックは必要。だけど、それ以前に全力でぶつかるということ。そういう精神でいかなければ、何も生まれないんだということに気づきました」

 全力の精神。簡単なことだが、いまの若い人たちはなかなかそこに気づかないもの。それも効率主義教育の弊害かもしれない。

 さて、今回、スーパー・タイガーの相手はザ・グレート・サスケ(みちのく)と和田城功(リキプロ)。和田は今回で3度目の参戦。指導を受けてきた長州や保永に恥をかかせるわけにはいかない。だからかもしれないが。のっけから狙いをスーパー・タイガーに絞る発言をしている。「スーパー・タイガーは格闘技がベースにあるが、それがプロレスの技術が出し切れていない。それを出してもらいたい」

 こういわれるとスーパー・タイガーもいきり立つ。もとより全力疾走のつもり。その相手が決まったというべきか!


非常識なリアルダークの要求と初代タイガーの思惑!

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<第4試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
アレクサンダー大塚(第3代レジェンドチャンピオン/AODC)&石川雄規(バトラーツ)&稔(フリー)
vs 
折原昌夫(メビウス)&タイガー・シャーク(RJPW)&ブラック・シャドー(フリー)


ビギナーの方にはややこしい話だが、折原昌夫、タイガー・シャーク、ブラック・シャドーの「リアルダーク」は9月11日の大会で、最強トリオといわれたウルティモ・ドラゴン、グラン浜田、稔のタッグチームを撃破した。図に乗った「リアルダーク」は勝手に制作した「R.D.W.Cタッグ王座」ベルトにもかかわらず、これを正式認定しろと要求したばかりか、なんとリアルダークの者を「レジャンドチャンピオンシップ」(王者:アレクサンダー大塚)に挑戦させろ、と要求してきた。

非常識きわまりない! 

こんなリアルダークに今回、リアルジャパンが提示したカードはタイトルマッチでもなんでもなく、アレクサンダー大塚、石川雄規、稔のタッグチームとの対戦だった。
「なんでタイトルマッチをやらないんだ。なんでシックスメンなんだ。あれだけお客さんの前でアピールして、俺たちのやってることが茶番に見える。舐めてんじゃない。今回はとりあえず試合はしてやるが、(チャンピオンもいるので)恥をかかせてやる」
 と激高する折原。

 すると、レジェンド王者のアレクも黙っておられない。何しろ、レスラーになって初めて獲得したベルト。ベルトの価値を高めるのは王者である自分の役目だという使命感を持っているからだ。

「逆に、タイトル挑戦をやめますというくらいケチョンケチョンにやっつけてやる。リアルダークに僕のテンションを上げてもらったのは感謝しますよ」(アレク)
 こうなってくると計算されつくした初代タイガーの思惑が見えてくる。その思惑とは、「ちゃんと会社を納得させたいのなら、リアルダークは相手と真っ向勝負の試合をやって納得させてみろ」というもの。

まんまと両者のテンションが上がった。あとは、試合次第!

ちなみに大塚、石川、稔組はかつてのバトラーツ勢。お互いの長所を知り尽くし、固い結束が特徴だ。いかにリアルダークが乱暴狼藉、傍若無人とはいえ、一筋縄ではいくわけがない。これはエキサイトな一戦になる!?

大御所2人のルチャ対決と“変人”佐藤光留

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<第3試合 タッグマッチ 60分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)&佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs 
グラン浜田(フリー)&ケンドーナカザキ(RJPW)

 佐藤光留(パンクラスMISSION)がウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)と組んでグラン浜田、ケンドー・ナカザキ組と対戦する。佐藤は2度目の参戦だが、今度はルチャの大御所ウルティモと組んで、さらに大御所のG浜田組と対戦することになった。

 パンクラスで格闘技をやってきている佐藤だけに、ミスマッチか?と思ったが、よくよく佐藤に聞けば、「ルチャは憧れだった」というから、ひょっとしたら佐藤の無鉄砲なルチャを見られるかもしれない。

もっとも「佐藤がルチャをやる? う〜ん、メイド服のコスプレで入場してくる変人レスラーだけにやりかねない」と、関係者はあくまで心配げだが…。まあ、常識的には佐藤はケンドー・ナカザキとグラウンドレスリングの攻防をしていき、ウルティモと浜田がルチャ対決という図式か。

もしも、変人佐藤が付け焼刃でルチャをやったとしても、試合の見ごたえという点ではウルティモと浜田の大御所2人によるルチャ対決があるので、ご安心を。


091210_realjapan_23.jpgスーパー・ライダー復活記念日になるか!?
<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW)
vs
山本裕次郎(チーム太田章)

第二試合はスーパー・ライダーvs山本裕次郎(チーム太田章)。
山本はリアルジャパン参戦の頻度が高い。今年8月のバトラーツではスーパータイガーと対戦。時間切れ引き分けをしており、実力も評価されている選手なのだ。その山本が9ヶ月ぶりに出場するスーパー・ライダーと対戦することになった。

リアルジャパンは激しいストロングプロレスの色を持っているが、所属の選手が総合のリングに上がって活躍するなど、格闘技色の強い団体でもある。スーパー・ライダーはご存知のようにバリバリの格闘技畑。山本も関節技とレスリングがベースだけに、この試合は格闘技色の強い試合になる。

ベテランだが9ヶ月もリングを離れていたスーパー・ライダー。復活記念日になるか!?


生抜き“虎の子”久しぶりの一騎打ちの理由とは?

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
間下隼人(RJPW)
vs
斎藤彰文(RJPW)

第一試合は間下隼人と斎藤彰文の一騎打ち。かつてはお馴染みの前座カードだったが、途中、タッグチームを組ませて修行もあったりして、久々の一騎打ちとなった。

最近のプロレス界における前座試合は、まだ基本が出来ていないのに、技に頼る若手選手が多くなっている。若いうちから技に頼っていると、プロレスに深さがなくなってくる。昔の前座のプロレスは、少ない技でいかに相手を潰すことができるか、というのがテーマだった。だから、少ない技で倒すための動きの工夫をしたものだった。そういう努力がベースとなって、数年すると一気に強くなったものだ。

リアルジャパンは他団体のプロレス思想とは違う。間下も斎藤もベテランのマネをするのではなく、気持ちの強さと工夫だけで強くなるベースを原点の前座時代に作って欲しいものだ。試合ではその熱いところを見てみたい。このカードをリアルジャパンが復活させたのは、おそらくそういう意味もあるのだろうから。

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コメント

これからも拝見させて頂きますね。
楽しみにしています。
(2010-04-09 17:03)

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