この熱気を感じよ!初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス『STRONG STORM』 6/17(水)@後楽園ホール 特集記事アップ![リアルジャパン]
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この熱気を感じよ!

つまらない選手は絶対に用意しない!
―そう豪語するだけあって今回の6・17後楽園ホール大会も蝶野、長州らが出場し、実に凄い顔合わせとなった。そればかりか折原が勝手に新ベルトを作って、新しいリアルジャパンを作り出そうと躍起だ。6・17後楽園ホール大会名は「STRONG STORM」。その大会名にふさわしく地の底からシューッと噴き出してくるような熱い息吹が伝わってくるようだ!


初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
『STRONG STORM』 6/17(水) 後楽園ホール

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◆蝶野に小躍りする少年の心を感じたい

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初代タイガーマスク(RJPW)長州力(リキプロ)ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)vs蝶野正洋(新日本)ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)関本大介(大日本)。まず、6団体の代表あるいはエースが顔を揃えてタッグマッチをやるなんて普通だったらありえない。レスラーというのは、面白いカードじゃなかったらやらない人種。だから、この6人は揃いもそろって、このタッグマッチに興味があるということだろう。

「興味あるかって? 当たり前じゃないですか。初代タイガーマスクが出てきた衝撃というのは、それをみた人たちの頭から消えるわけがない」というのは“黒のカリスマ”蝶野正洋だ。

「だって、初代タイガーとやれるんですよ。この年になっても大先輩の初代タイガーから学びたいものはいくらでもありますよ」蝶野の興奮は久しぶりだ。

 蝶野が入団した頃、私はぶらりと新日本の道場を訪ねたことがある。ガラ〜ンとした合宿所に橋本真也が漫画を読みながら寝そべっていて、蝶野は台所にいたような気がする。とにかく、クーデターによって先輩たちがみんないなくなってしまい、道場と合宿所はまったく緊張感がなかったことが強烈な記憶として残っている。こちらも拍子抜けしたが、蝶野たちのほうが当事者だから、もっと拍子抜けしていたことだろう。

 本来なら新日本の道場で憧れの初代タイガーにもみくちゃにされて練習できると思っていたのに、心にぽっかりと風穴が空いたような感じだったのだ。

 少年の頃に抱いた憧れというのは、自分が大物になったとしても憧れのままである。新日本入団以来、25年の月日を経て初代タイガーと対戦する蝶野。

「ソバットは受けたくない。しかし、受けてもみたい」という。その気持ち、凄い分かる。

「昭和のプロレスラーって、ブレ幅が大きい。長州さんだって右に振れていたのが、逆に遊び心のほうも出てくる。遊ばれないようにしないといけないですね」(蝶野)

 プロレスにはいろんな見方で観戦できる楽しみがある。私は蝶野に小躍りするような少年の心を感じながら見ようと思う。なんか蝶野のウキウキ感が伝染しそうだ。

 また、初代タイガーが、そのストロングな戦いにホレ抜いている大日本の関本に期待している。リアルジャパンに上がったら、一層にストロングな大変身を遂げてもらいたい。


◆鈴木の呪いが増幅!
 
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セミファイナルの第四試合は、呪われているように寒気がする。

鈴木みのるのせいである。相手は石川雄規と長井満也のタッグチームで、鈴木はこの二人に呪いの呪文のように「Uの残骸」だの「残飯」だのとけしかけた。

けしかけられた石川、長井だが鈴木はUWFの先輩だけに何も言えない。だから、呪いの鬱屈だけが体中に充満していくのだ。まったく腹わたが煮えくり返ることだろう。

しかし、石川、長井とも無言のうちに「この悶々としたものを払いのけるにはリングで葬りさるしかない」と決めているのだから、その意味では明確なガンガンのプロレスをやってくれることだろう。

と、思っていたら…長井はともかく石川にとって、思いもかけない展開になった。というのは、ずっとマンツーマンでプロレスを教えてきた“愛弟子”スーパー・タイガーが、あろうことか鈴木のパートナーを志願したからである。

鈴木潰しに一気に向かおうとしていた石川の心がかき乱されたのは言うまでもない。

スーパー・タイガーよ、どうして鈴木のパートナーを志願したんだ。それはないだろ!

タイガーは真面目だけに、もっともっと自分自身の心を強くしたく、彼なりに覚悟の上で鈴木の毒を吸収したかったのだろうが。

そんなスーパー・タイガーを見抜いた鈴木が言った。

「こいつには毒が足りねえよ。正直言って、こいつをどうこうするつもりはない。そんなことをしたって面白くないから、俺なりのオモチャ。大人のオモチャだな」

当日の6月17日は鈴木の誕生日。リングでは鈴木なりのハッピバースデーのパーティーを考えているらしい。もちろん、パーティーというのは暴れ方のことだ。

さあ、タイガーの志願で鈴木の呪いも強烈になったようだ。心乱れる石川。長井の絶妙なアシストで乗り越えてほしい。鈴木の呪いをぶっこわせ。


◆この試合を猪木にぶつける!?

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第三試合はレジェンド・チャンピオンシップだ。王者のアレクサンダー大塚はバトラーツの澤宗紀の挑戦を受ける。大塚のバトラーツ時代には澤はまだ入門していなかったので、大塚は澤のニュー・バトラーツ精神を真っ向から受けることになるが、キャリア的にはずい分格下になる。

澤は「波風を立てる!」と意気込んでいるように負けて当たり前だから、プレッシャーなどはない。どんどん大塚を攻め立ててくることだろう。

そんな澤に対して、王者として風格が出てきた大塚。もたついてはいられない。

「絶対に負けられない。負けられないし、素晴らしい内容で勝ってみせる」と自分に言い聞かせるようなコメントをした。

えっ、と驚かせてくれたのが初代タイガーの発言だった。

「これからのプロレス界にとって一番何が必要なのか。こういう試合が必要じゃないですか、というのを猪木さんにぶつけてみたい大会にしたい。その意味で、この試合はぶつけられる試合になると思います」

そう言われては、一層の力が入るというものだ。大塚が「澤は自分よりも器用貧乏な男。そこそこやれてしまう」とわざと挑発すれば、ぐさりと心をえぐられた澤も「いろんな意味で僕は貧乏。ぎりぎりの戦いをしていきたい。毎回毎回引退のつもりで」と切り返す。

澤が器用を打ち消して、がむしゃらであればあるほど大塚も熱くスリリングなプロレスを展開しやすい。面白くなってきた。

初代タイガー発言で新旧バトラーツの激突に火が点いた!


◆勝手に作った新ベルトの思惑

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第二試合は折原昌夫の率いるリアル・ダークに、さんざん痛めつけられてきたグラン浜田が初参戦の稔、復帰を果たすサミー・リーJrと混成トリオを組んで激突。

しかし、会見で折原はとんでもないものを披露した。勝手に「リアル・ダーク・レスリング・チャンピオンシップ(R・D・W・C)」なるタッグベルトを2本持参。

「これから彼ら2人(シャークとシャドー)にベルトを巻いてもらって、強敵をどんどん当てていきます」 と言うではないか! 

通常、ベルトというのは団体の許可があって作られる。それを誰の許可なく勝手に作ってきてしまったのだから非常事態というしかない。

折原の考え方は初代タイガーの提唱するストロングスタイルを前面に打ち出していくものとは若干、違う。

天龍源一郎の教えを受けているだけにストロングはストロングでも強さだけではないものを打ち出していきたいという気持ちが強いのだ。ベルトを巻いて暴れまわって最終的に初代タイガーに公式なベルトとして認めてもらいたいという。

だが「R・D・W・C」ベルトと言っても悪の紋章のようなもの。いったい、誰が憧れ、欲しがるというのか。それがまず疑問だ。

ともかくベルトの価値というのは巻いているレスラーでどんどん高まっていくもの。リアル・ダークの暴れっぷり次第だろう。

「いまのプロレス界は会社が作ったものの中で選手が動いている。そんなのはプロレスじゃない。俺が知っているタイガーマスクや天龍源一郎の世代は、選手が動いて勝手に物事を作り、それを会社がうまくまとめていた。俺はそれをやる。それをしなかったら面白くならない。会社のためではなく、ファンのためにファイトしていくよ」(折原)

確かに1980年代のプロレスは選手がエネルギッシュに相手に挑みかかり、会社は面白がってマッチメークをしてプロレス全盛時代を築いてきた。折原はその動きに戻したいと思っているのだ。

勝手に作った新ベルト。その価値を高める第一段階。今回の相手は価値を高めるにはいきなり十分すぎる強豪となった!


◆前座の気迫は先輩の厳しい攻めから

新弟子の間下隼人、斎藤彰文がタッグを組んで大先輩のスーパー・ライダー、ケンドー・ナカザキの胸を借りることになった。

この試合について、とやかく言うことはない。間下と斎藤はがむしゃらに向かっていくだけでいい。前座試合というのは苦しい修行の場だ。スーパー・ライダーとナカザキも厳しい攻めをすればするほど、新弟子というのは成長する。間下、斎藤が技を出したところで蹴散らされることだろう。そこではじめてプロレスとは技ではなくて気迫だということが思い知らされるのだ。

間下、斎藤よりも、スーパー・ライダー、ナカザキの攻め方に注目したい。どれだけ厳しい攻めをすることができるかで、この試合の迫力が変わってくるからだ。間下、斎藤の新弟子に気迫が見えなければ、スーパー・ライガーとナカザキをブーイングすべし!

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