【見るぞ!ヤスカクが語る!0301リアルジャパン決戦見所特集!】初代タイガーvs長州、鈴木みのるvs石川雄規、リアル・ダーク登場他![リアルジャパンプロレス]
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【見るぞ!ヤスカクが語る!0301リアルジャパン決戦見所特集!】初代タイガーvs長州、鈴木みのるvs石川雄規、リアル・ダーク登場他!
(構成・文:安田拡了)

リアルジャパンプロレス第16弾興行『CHAOS』
3月1日(日)東京・後楽園ホール開場17:30開始18:30


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俺たちは闘うのが定めだった!

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リアル・ジャパンという団体は、その多様な人脈を駆使して、面白いカードを毎回提供してくれている。時には痛快で、また時には三沢光晴が登場したように仰天カードも飛び出す。今回(3・1後楽園ホール大会)も「ほう」と思いもよらなかったカードを出してくれた。「長州、高岩組vs初代タイガー、四代目タイガー組」だ。そしてもうひとつ。「鈴木みのるvs石川雄規」のシングルマッチである。この2試合とも闘うのが定めだったような…。きっと熱い試合になる!



初代タイガーが熱くなっている

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さあ、初代タイガーと長州力との闘いはタッグ対決となった。2004年のWJ横浜大会でタッグ対決をしているが、ほとんど闘っておらず、今回が事実上の激突になりそうで初代タイガーは「リキ・ラリアットがどのくらいのものなのか体感してやる! 思い切り食らって死んでもいい」と、熱い熱い。また長州も「顔見せ的な試合にはしない。インパクトを残す!」とタイガーの熱さに応える。まるで闘うのが定めだったかのような2人だ。
初代タイガーと組むのは、かゆいところに手が届く四代目タイガー。そして長州と組むのはフリーの高岩竜一だ。
高岩はZERO1を退団し、フリーとしての初仕事となるため、力が入る。しかも、このタッグ対決は両サイドとも息が合っている点が興味深い。つまり、四代目は初代タイガーを、高岩は長州の性格を知り抜いていることだ。
リアル・ジャパンの狙いは、長州と組ませることによって噴出する高岩の意気込みをファンに見せつけてやろうというもの。高岩もそれを十分に承知。本人も「長州さんと組むからには100のうち80くらいは出る気」と怪気炎。
しかし、高岩にそう意気込まれると黙っちゃおれないのが初代タイガーだ。ただでさえ長州とぶつかることで熱かったのが、体調もすこぶるいいのだろう。「四代目に電話した。今回は9:1で俺が行くからね」と関係者をハラハラさせていた。


トラウマからの脱出

 いまから18年前の1991年1月。UWFが崩壊解散した。そしてこの年、UWF出身のレスラーたちによって3団体が生まれる。前田日明はリングス、高田延彦はUインターを、そして藤原喜明が新UWF藤原組を設立する。この藤原のもとに集まったのが船木誠勝と鈴木みのるらだった。そして藤原組に新弟子として入団してきたのが石川雄規だった。
 石川は大学卒業と同時にフロリダのカール・ゴッチに会いに行くほどのプロレス好きだった。その熱意を喜んだゴッチの推薦でマレンコ道場の道場生としてプロレスを勉強した。そういう異色ともいえる経歴をもって藤原組に入ったのだ。
 新弟子となった石川は、毎日先輩たちに“かわいがられ”た。当然、“かわいがり”の筆頭は鈴木。半端ではなかったという。
 私は旧UWFの頃から取材しているが、あの頃のことを思い出すと、当時ゴッチは若手プロレスラーたちにとって特別な存在であり、ゴッチの指導を受けられるのは俺たちだけだという特権意識のようなものがUWF系の選手たちにあったと思う。石川はそういうものを飛び越してフロリダでゴッチに愛された。ひょっとしたら、それゆえに鈴木は嫉妬に近いまなざしで石川をとらえていたのかもと思う。ともかく石川は鈴木の“かわいがり”をふり返って、よくぞ耐えられたものだと苦笑いするしかない。
「入門したてで右も左も分からない。毎日ボコボコでしたよ。おかげで、精神的に鍛えられましたし、強くしてもらいましたけど。しかし、今回、鈴木さんと対戦することになって、新弟子の頃の思い出がトラウマになっているのではないか。鈴木さんの呪縛から逃れるためにも、是非、倒さなければならないと思います」
 なるほど、トラウマか…。
 しかし、あの頃、みんな夢を探していた。夢を掴み取ろうとして、必死にもがいていた時代だった。石川もそうだったし、鈴木もそうだった。夢と現実のギャップに胸を焦がし、目の前の練習を懸命にやることで一日一日を過ごすしかなかった。そういう日々の中で鈴木の“かわいがり”は青春の憂さ晴らしだったのかもしれないし、石川は耐えることで夢を掴み獲ろうとしていたのかもしれない。
藤原組時代に石川は鈴木とシングルを1回やっている。しかし、鈴木は「そんなのはいちいち覚えていない。誰も覚えてないよ、そんなの。記憶力はいいほうだけど何年の夏に何匹蚊を殺して、2匹目の蚊は何p何oだったなんて覚えてる? 覚えてないでしょ、一緒だよ」と暴言を吐いて石川を三流呼ばわりしたが、当時の新弟子扱いの潜在意識があるからだろう。
 石川にとって、まったく、いまいましい限りだろう。しかし、石川は黙っていた。やはり面と向かうと身がすくむのか? これが青春時代のトラウマってやつか。

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石川という男の価値の重さ

 そこで私は「先輩という意識があるから、黙っているんですか」とすかさず石川に聞いた。そう言われたたら、何かを言わねばならないのがプロレスラーという生き物だ。
 石川は言った。
「いやね、中学生の時は3年生は凄くでかい先輩に見えましたけど、39歳と40歳、40歳と41歳となるとあまり差はないんじゃないかと」
 違う道をたどってきたが、それぞれキャリアを積んでこの歳になっているんだから、もう新弟子のころではないということ。つまりは、もう16年前の関係ではないということをハッキリと伝えたのだ。面白い! ぜひ青春時代にケリをつけてもらいたい。
鈴木が船木らとともに藤原組を飛び出してパンクラスを旗揚げした時、石川はこれまで世話になった藤原に寄り添って離れなかった。それだけで石川という男の価値はとてつもなく大きい。飛び出した先輩たちと比べて“義”の点では勝っていたわけで、鈴木にとやかく言われる筋合いはないということを私が石川の義のために言っておかねばならぬ。
 石川という男は不器用だが、不器用なりに厚みのある16年間を過ごしてきた。鈴木もまたパンクラスでチャンピオンベルトを巻く時期もあったが、頚椎をやられて挫折を味わい、その中でプロレスのリングに上がってきて成功をおさめた。
 どちらも厚いキャリアがある。ことに16年前の新弟子石川雄規はトラウマから脱するために、青春時代にケリをつけるために全身全霊をかけたプロレスをしてくるだろう。おそらく、この辺のところがストロングプロレスを提唱するリアルジャパンがカードを組んだ最大の理由。現実の心のひだひだを延長させた、熱〜いドラマをお客さんに見せたいのである。


どんな技でも受ける石井を攻め立てよ!

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長州力の弟子・石井智宏が参戦することになった。相手は初代タイガーのスーパータイガージムからの弟子で、ここ20年は武道修行をしてきたベテランのスーパー・ライダーだ。
この試合のテーマとは何か。それは初参戦の石井をライダーがどのくらい攻め立ててくれるかということに尽きる。
石井は攻撃技はさほどではないが、実は誰にも負けないものを持っている。プロレスというのは、相手の技をどのくらい受けられるかが評価の分かれ道になるが、石井はどんなエゲツナイ技でも受ける。その覚悟を持つことで光っているレスラーなのだ。
ライダーが攻め立てれば攻め立てるほど、この試合は光が当てられていくはずだ。

王者としてのアレクの幅に期待

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第3代レジェンド王者になったアレクサンダー大塚が初防衛戦をスーパー・タイガーと行なうことになった。このベルトは大塚が生まれて初めて手にしたもので、それだけで愛着がある。昔からベルトの価値は巻いている王者の強さで重くなっていくといわれるが、大塚は真面目なだけにそれをひしひしと感じている。
プロレスラーとして総合にも出たり、いつの間にか「男盛」としてふんどしプロレスラーまでやったりして、幅のあるレスラーに成長してきた。スーパー・タイガーを相手にどう闘うか。ベルトを獲った時にあれだけ歓喜したのだから、王者ぶりをじっくり見せてくれるだろう。一方、スーパー・タイガーはプロレス3年目。このタイトル戦を「思った以上の力を発揮しないと」と焦り気味だ。だが、思い切っていけ。アレクは、十分、受け止めるだけのレスラーだ。なにせ苦節14年のキャリア王者なんだから。

“トンパチ”折原昌夫プロレスが異彩を放つ!

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折原昌夫と共闘を結んだタイガー・シャーク、ブラック・シャドウーはリアル・ダークというユニットを結成した。「本気を出して、リアル・ジャパンに(プロレスの)色を付けたいと思います。対戦相手がどうのこうのよりも、新しいチームができて、そのチームをうまくまとめていくという気持ち方が、僕はこれからの楽しみではあります」と意気込む。対するはグラン浜田、サミー・リーJr、ケンドー・ナカザキ組。前回、ブラック・シャドウーが浜田とタッグを組んでいたが、折原と水面下でつながって試合途中で浜田を裏切った。したがって今回は浜田の復讐戦となる。
この試合、サミー・リーJrが左肩負傷のために欠場を強いられていたが9ヶ月ぶりに復活。それを狙ったかのようなリアル・ダーク結成だったため、サミー・リーJrもかなりテンションが上がっている模様だ。
しかし、こういうテンションを小気味よく利用して、いらだたせるのも折原プロレスだ。「復帰第1戦で、また大ケガしなきゃいいけど」とカラカラと笑い、さらにいらだちを増幅させるのだった。なお、ナカザキはベビーフェイスに転向し、今回、サミーと組む。

リアルJ&バトラーツ若手混成対決!

第一試合はいつものように間下隼人と斎藤彰文のシングル戦かと思ったが、今回はお互いにバトラーツの若手と組んで、まさかのタッグ対決となった。パートナーを気づかい、タッチのタイミングの良し悪しが勝負を決めるタッグ。お客さんにプロレスを見せようとするのではなく、パートナーを気づかい気持ちを伝えるプロレスを見せつけてほしい。



 
 

 
 



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