(構成・文:GBR編集長 熊久保英幸)
■波乱続きだったライト級GP、いよいよクライマックス!
3月からスタートしたライト級GPがいよいよクライマックスを迎える。決勝トーナメント(準決勝戦、決勝戦の2試合を1日で行う)に進出したのは、青木真也、宇野薫、川尻達也、エディ・アルバレスの4名。6・15横浜アリーナで開催された『DREAM.5 ミドル級GP 2ndROUND』のリング上にて公開抽選会が行われ、準決勝戦の組み合わせは青木VS宇野、川尻VSアルバレスに決定した。
これほど波乱に見舞われたトーナメントは過去の格闘技イベントを見渡してもなかったのではないだろうか? まず3月15日の『DREAM』旗揚げ戦でもあった開幕戦のメインイベントで、HERO’Sミドル級トーナメント2連覇を達成したJ.Z.カルバンと、PRIDEの象徴的存在となった青木が激突。両者は大晦日に開催された『やれんのか!』でも対戦が組まれていたが、カルバンの負傷によって試合が延期になっており、この時が“決着戦”になると思われていた。ところが、1R3分46秒、カルバンの放ったヒジ打ちによって青木が試合続行不可能となり、ノーコンテストになってしまったのだ。
トーナメント1回戦ということもあり、両者は完全決着をつけなければならなかった。そのため、4・29さいたまスーパーアリーナで開催された『DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦』で急遽決着戦が組まれ、青木が判定で勝利。しかし、5・11さいたまスーパーアリーナでの『DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND』との日程が近かったため、青木VS永田克彦の2回戦のみ6・15『DREAM.4 ミドル級GP 2ndROUND』にスライド、青木が勝利して決勝への最後の切符を手にした。
さらに、怪我の回復が間に合わず開幕戦に出場できなかった宇野薫が、主催者推薦枠で2回戦から登場したことが波紋を巻き起こした。もちろん宇野本人に罪はないのだが、対戦を組まれた石田光洋が激しく宇野を批判、両者の対決は因縁試合となり、5・11さいたまスーパーアリーナでの『DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND』で激突。結果は宇野が劇的な勝利を収めたものの、石田の盟友である川尻が凄まじい形相で宇野に準決勝での対戦を詰め寄り、一時は場内が騒然となった。
このように順風満帆ではなく、常に嵐に見舞われてきたライト級GP。やっと4名の足並みが揃ったが、最後まで何が起こるか分からない状況にあることは間違いない。
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