■『2007 プロレスLOVE in 両国 Vol.3』
8月26日(日)両国国技館
試合開始16:00 観衆8200人
◆第1試合 トリプル・スレッド・マッチ30分1本勝負
○渕正信
vs
×荒谷望誉
vs
菊タロー
(9分52秒 首固め)
◆第2試合30分1本勝負
平井伸和、土方隆司、×櫛田雄二郎
vs
ハワイアン・ライオン、○ジョー・ドーリング、フィル・アトラス
(7分50秒 エビ固め※スカイハイボム)
◆第3試合30分1本勝負
×T28、真田聖也
vs
近藤修司、○“brother”YASSHI
(6分1秒 原爆固め)
◆第4試合 敗者チーム解散マッチ30分1本勝負
ミゲル・ハヤシJr. 、ペペ・みちのく、○エル・ノサワ・メンドーサ【メキシコ・アミーゴス】
vs
MAZADA、×YAMADA、TANAKA【サムライ・ジャパン】
(11分38秒 超高校級横回転エビ固め)
※サムライ・ジャパンが解散決定。
◆第5試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合60分1本勝負
○中嶋勝彦(第24代王者)
vs
×クリス・セイビン(挑戦者)
(18分21秒 片エビ固め※デスロール)
※中嶋が3度目の防衛に成功。
◆第6試合 スペシャル・タッグマッチ60分1本勝負
○グレート・ムタ、TAJIRI
vs
スコット・スタイナー、×諏訪魔
(15分2秒 体固め※月面水爆)
◆セミファイナル 世界タッグ選手権試合60分1本勝負
川田利明、×太陽ケア(第52代王者組)
vs
○小島聡、TARU(挑戦者組)
(24分37秒 片エビ固め※ラリアット)
※川田&ケアが2度目の防衛失敗、小島&TARUが第53代王者に輝く。
◆メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合60分1本勝負
×鈴木みのる(第35代王者)
vs
○佐々木健介(挑戦者)
(42分7秒 体固め※ラリアット)
※鈴木が6度目の防衛失敗、健介が第36代王者に輝く。

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【“プロレス界のカリスマ”蝶野正洋独占インタビュー『蝶野王国 2007 in 幕張』への思いを語る!】
9月1日〜2日に幕張で開催される「蝶野王国2007in幕張」の開催にあたり、“黒のカリスマ”蝶野正洋がイープラスの独占インタビューに答えてくれたのでお届けしよう。
(取材・構成:吉川義治)
「蝶野王国」は、新日本プロレス、「LOCK UP」、無我ワールド・プロレスリング(以下無我)という3団体のプロレスが行なわれるほか、トークショーやプロレス教室などのイベントも開かれ、屋台や露店も多数出展。プロレス観戦以外のイベントはすべて無料で、小中学生に限りプロレス観戦も無料となっている。
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>>【動画】蝶野正洋選手よりイープラス独占コメント到着!
――『蝶野王国』は話題性十分で、大掛かりなイベントですね。
蝶野 そうですね。本当はもう少し企画は大きかったんですけど、他の業種、証券と組んでやる以上は、ある程度で確実なラインでというのが第一ですね。イベントとしては2日間で1万5000人くらいを想定して、プロレスはその内、席の設定もあるけど、4000から5000人の観客動員を目指したい。
――記者会見に一般紙が多く来ていたように、話題としては証券会社とのタッグが一番と言えるかもしれませんが、蝶野さんとしては、イベントでもっともこだわっている点は何になりますか?
蝶野 やっぱり多くの人にプロレスを見てもらいたい。そのためにチケットの値段を安くして、小中学生にはタダで見てもらうと(中学生以下は当日のみ無料[要学生証・生徒手帳提示])。とにかく見せる環境を作るというのが俺の最大のテーマですね。
――3月10日の幕張大会を成功させて、選手ではなく、プロモーターの視点からプロレス界の問題点がいろいろと見えてきたわけですか?
蝶野 これは前から感じ取っていたことだけど、こちらがアンテナをいくら高くあげても、今はいろいろな娯楽がアンテナを高くしていて、さまざまな宣伝もしているので、お客さんにプロレスを届かせるのは難しくなっている。やっぱり生で観戦してもらう環境、生で商品を見てもらうという営業の仕方を考えないと。でもそれは昔やっていたことで、逆に昔に戻ると思うんですよ。情報が多すぎる分、近くで実際に手にとって見られることに価値観がって、そういう環境を整えることが俺は一番早い切り口だと思っているんですよ。やはり普通の人は値段で見に来るかを考えるはずですから。
――プロ野球、相撲にしてそうですが、宣伝もせずに他力本願でお客が来る時代じゃないですから。娯楽が多様化する中で、集客に苦戦するのはプロスポーツ全般の問題ですよね。
蝶野 だから地方の形態なんかは、たとえば仙台に行ったら仙台のタウン情報が欲しいわけじゃないですか。全国の情報も欲しいけど、やっぱり地域情報も大切であって、携帯やタウン誌は地域地域で何万人の顧客を持ってやっていると聞くし。やっぱり自分の住んでいる情報、間近にあるものへの興味は尽きないだろうから、プロレスも近くに行かないとダメですね。
――ただ、プロレスの興行形態は一昔前とは変わって、巡業は少なくなっていますよね。
蝶野 プロモーターがビジネスパートナーだったんだけど、プロモーターが少なくなってしまって…。業界の分裂でプロモーターもどの団体を商品として取引すればいいのか分からなくなってきているし。その中にはいい商品もあればハズレの商品もあるわけで。
――今回は、証券会社とスクラムを組む形になりますが、3月のプロモートと今回のプロモートは、根本は同じものになりますよね。
蝶野 同じですね。やり方として違うのは、ブースなどを含めた展開で1万人以上の規模で見せるという法方論の違いだけであって、いまプロレスだけで1万人となれば…千葉のマーケットでそれをやるのは無理。だから異業種のプロモーターとの合体というのも考えていて、プロモート業はプロレスの興行だけでなくいろいろなものがあるから、そういうところともコラボしていきたい。
――時代の流れというか、新日本も他業種のユークスが親会社になったことでビジネスに広がりが出てきているわけで、プロレスを広めるための方法論に関しては、今回の証券との合体がいい例で、従来の形というものが転換期に来ているんでしょうね。
蝶野 でもね、プロレス界はちゃんとした興行会社が中心であるべきで、本当はプロモーターが協会を作ればいいんですよ。たとえば中国地方に行くには、そこのプロモーターが、商品で新日本プロレスを年3回呼ぶ、全日本プロレスも3回、ノアも3回呼ぶというふうに、その地域の調整をしてくれればいいんですよ。今は東京からノアが中国地方に行くと、新日本プロレスもそこに行っている、全日本プロレスも行っているというぶつかり合いがあるでしょ。本当はセンターで手を結べばいいんだけど、多分それは難しいから。
――団体が集う協会なりのシステムがしっかりと構築されればいいんですが。
蝶野 そっちはなかなか上手くいかないから。だったら直販で行くのではなくて、卸先がちゃんとあるプロモーターという組織を根付かせる、作っていくということを考えていかないと。
――でもそれは決して新しい形ではなくて…。
蝶野 そう、昔からあったもの。やっぱりその地域の人たちに見てもらうのには、いろんな違うプロレス、大日本プロレスのデスマッチがあったりして、じゃあお客さんは最終的に何が好きなのかと。それでいいと思うんですよ。そこは団体同士の勝負。
――9月1日、2日の幕張大会がその始まりであり、そう公言する以上、地方のプロモーターにすれば興味津々の大会でしょうね。
蝶野 新日本と契約しているプロモーターは、利点で安く興行が変えるけど、今回俺なんかは高く買っているんですよ。新日本にしても他の2つにしても。その分、収益の部分が減ってくるけど、そこは度外視して、それくらいの仕掛けをしてプロレスに熱を作らないといけない。
――でも蝶野さんだからそういう仕掛けができるんでしょうね。他のプロモーターが今回参加する3団体を集めるとなれば、いろいろなしがらみが邪魔して、簡単には集められないでしょうから。
蝶野 俺は基本的には食える場所を作ってあげたい、チャンスをあげたいといういのがあるし。それぞれ一生懸命やっているわけだから、お客さんを掴んでもらいたい。
――しかし、ロックアップと無我をよく同日にラインナップできましたね。もう2度と目にすることはないと思われた藤波さん、長州さんの2ショットが、ひょっとしたら実現するかもしれないですね。
蝶野 俺も大丈夫かなと思っていたんだけど、菅林社長に聞いたら「いいんじゃないですか」と。じゃあ俺が藤波さんに話をしますからと。
――蝶野さんとすれば、最初からその2団体に声をかけるつもりでいたんですか。
蝶野 最初はね、本当は新日本で2日間と考えていたんだけど、初日に(中邑)真輔の結婚式が入っていて(苦笑)。だから頭を抱える中で出てきた発想なんだよね。とにかくいろいろなものを見せたい。プロレスだけでなく、さまざまなブースを作って、トークショーも開いて、プロレス市みたいな形で面白くしたい。
――今後、自身のプロモート興行で参加する団体の数を増やしていくという考えもありますか?
蝶野 増やしていきたいですね。今回やってみたら第2、第3の案が出てくると思うんですよ。前回の初めての興行で、千葉という厳しいところを経験して分かったのは、いままでやってきたことをもう一回やっていくと。だから基本に戻るということだと思うんですよ。ただ、ひとつ業界として考えないといけないのは、プロスポーツとして協賛者ありきというのは変わらないと思う。でも今は他業種の人たちを入れ込む間口がなくなってしまっている興行体制だと思うんですよ。そこをもう一回ちゃんと見つめ直せば多くの人たちがプロレスを楽しめるし、選手の人たちも多くの人たちの前で試合が出来ると。それはそんな難しいことじゃないと思いますよ。協賛者が入りやすいシステムというか体質を作らないといけない。
――話を総括すると、業界発展のために9月1日、2日の幕張のイベントは、システム的に原点に戻る大会ということですね。




